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仕事辞めたい、でも辞めて失敗したくない人の14の確認事項
2020.03.02

仕事辞めたい、でも辞めて失敗したくない人の14の確認事項
仕事を辞めたいと思った時に辞めるのは簡単ですが、辞めてから「ああ、失敗だった…」と後悔したくないですよね。
転職、再就職が上手くいかなくなってから悔やんでも手遅れです。
辞めたくなった時にはいきなり退職願を出すのではなく、一度冷静になって、辞めるべきなのかどうかをよく考えてみる必要があります。
「会社に行きたくない」「仕事を辞めたい」と思った時には、本当に辞めるのか考えるだけでなく、会社を辞める場合には退職時期も重要です。
ここでは、会社を辞めるかどうかを自分で判断するためのチェックポイントを紹介します。
仕事辞めたい…その前に何を考えておくべき?
仕事を辞めたいと思ったからといって、すぐに「辞めます!」といっていいのでしょうか?
- 会社に残っていれば得られる筈のもの
- 辞めて失うもの
- 辞めて得られるもの
を秤にかけて検討しましょう。
具体的には、
- 「仕事を辞めたい」理由をいまいちどしっかり確認しよう
- 辞める判断の前に、いまの会社について振り返っておきたいこと
- 仕事を辞めたら、どんな将来が待っている?
- 会社を辞めてから、すぐに迫ってくる未来のことは?
- 会社を辞める相談を誰かにしてみた?
・・・順を追って見ていきましょう。
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「仕事を辞めたい」理由は?
1. 仕事を辞めたいと思った理由ははっきりしてる?
あなたが仕事を辞めたいと思った理由はなんでしょうか?
辛い、しんどい、人間関係が嫌………なにか強烈に辞めたい理由はありますか?
それともいろんな不満が複数ある感じでしょうか?
まずはそれを自分で整理してみましょう。
そして、どうなったらそれが解決といえるのかを考えておきます。
ただ漠然と会社が嫌だからと辞めてしまうと、次にまた働いた時にも同じ問題が起こる可能性が高いです。
2. 辛い仕事が原因で鬱、体調を崩している?
精神的に追い詰めるパワハラや、無茶な残業を強要するブラック企業が問題になっています。
身体にせよ心にせよ、仕事が原因であなたが体調や精神の健康をひどく崩しているなら、辞めることをおススメします。
うつになってまで働く必要はありません。
仮に入社したばかりで慣れていないのが体調を崩す理由でしたら、慣れるまで無理せず休みをとりながら様子をみた方がいいかもしれません。
しかし、仕事にも慣れて一人前であるにも関わらず体調を崩してしまうような仕事であれば、むしろさっさと辞めてしまうべきです。
3. 仕事を辞めたい理由だったことは、新たな職場なら解決できるの?
例えば給与に不満があり、同じような職種でより給与の高い会社を見つけたのであれば、辞めて転職しても問題はありません。
いまの職種とは違う職種へキャリアチェンジ出来る場合も同様です。
気をつけなければいけないのは、例えば人間関係が嫌で辞めたいと考えているような場合です。
というのも、新しい職場で人間関係を良好に築ける保障はどこにもないからです。
もしかすると、もっと嫌な先輩や上司がいるかもしれません。
ひょっとすると、今の職場でコミュニケーションをとる努力をした方が、職場に慣れている分、問題を解決しやすいということもあるかもしれません。
会社を辞める判断の前に、心に留めておきたいこと
4. 仕事を辞めたいと思ってどれくらい経つ?
あなたがいまの仕事を辞めたいと思うようになって、どれくらいの期間が経ったでしょうか。
一時的な感情の高まりで辞めてしまうと後で後悔します。
再就職する大変さや今後の生活の安定を考えると、仕事を辞めるというのは軽いことではありません。
逆に、もう何か月も前から思っていて、その気持ちが変わらないのであれば、これから先もあなたの気持ちは変わらないでしょう。
その場合はいつまでも悩まず、辞めることを真剣に考え具体的な手順を考えるべきです。
5. いまの会社の良い点を見なおしてみた?
例えば、辞めたい理由が人間関係にあったとして、それはそれで立派な理由です。
しかし一方で、給与などの待遇面は同業他社と比べても良いもので、転職してもこれ以上を望むのは難しいと思われるようなケース。
あるいは、逆に社内の雰囲気や人間関係、仕事のしやすさなどはとても良く職場内で友人もいて、それには不満がないけれど、給料が安すぎる残業が多過ぎるなどの場合。
いまの時代、人間関係の良い職場というのは、世間の会社の中では貴重な存在に含まれます。
それを手放してホントにいいですか?
辞めたい理由はあるけれど、辞めることによって失うものがあまりに大きくはないか、いま一度考え直してみましょう。
6. 会社を辞めたら失うものがある筈
会社勤めであれば、まず、いま貰っている給料です。
あなたのポジションによりますが、10数万円から数十万円まで、もちろんボーナスもあるでしょう。
それらが、仕事を辞めることによって入ってこなくなります。
会社から支給される交通費は定期券になったり、人によっては社宅や寮などの住むところ、家賃補助がある人もいることでしょう。
それらも失われます。
お金だけに限りません。
職場での人間関係は、嫌な人もいたかもしれませんが、あなたにいい影響を与えてくれる人もいたかもしれません。
キャリアも中断してしまいます。
せっかく入った会社の年功序列から外れてしまいます。
これらは、なかにはまた別の仕事をすることで手に入るものもありますが、いまよりもいい条件でそれが得られるかどうかは未知数です。
いつ辞めると得なのか?
7. 会社を辞めるのに損なタイミングじゃない?
どうせ会社を辞めるなら、少しでも得なタイミングで辞めるべきです。
ここで関わってくるのは、ボーナスや退職金です。
例えば後一ヶ月頑張ればボーナスがもらえるのであれば、ボーナスをもらってから辞めた方が得です。
勤務年数によっては退職金も関わってきます。
どちらも会社ごとにシステムが異なりますが、少なくともボーナスが出る会社で、ボーナス直前に辞めるのはちょっともったいないです。
仕事を辞めても大変だけど、それはわかってる?
8. 転職して仕事自体をする気持ちは持ってる?
会社を辞めたからといって、普通の人はもう仕事自体をしなくてよいかというと、そういうことはありません。
辞めた後に別の仕事を探し、新たな会社で働いて生活費を稼いでいかなければならないのです。
このため、単に働くことが嫌で辞めたいと思っているのなら、いま勤めている会社を辞めたとしても何の解決にもなりません。
もしも「働いたら負けかなと思ってる」という意味で辞めたいと思っているのなら、ニートへ一直線です。
それは軽率過ぎます。
「働きたくない」という気持ちはわかりますが、後で後悔することになってしまいます。
9. 辞めた後の手続きの手間について理解してる?
会社を辞めた後は、様々な手続きが必要です。
- 国民健康保険への切り替え
- 失業手当の申請
- 再就職へ向けた履歴書や職務経歴書の準備
- 時期によっては確定申告
など、こうした手続きや準備が必要になってきます。
役場や税務署に足を運んだり、そもそも新しい仕事も探さなければなりません。
こうした面倒で手間のかかる必要な手続きの数々があることを、意識しておいた方がいいでしょう。
「こんなに手間がかかるなら、仕事を続けた方がマシだった…」そう考え直す人もたくさんいます。
退職後の手続き、失業保険、国民年金、健康保険については、
→「退職後の手続き。失業保険・国民年金・健康保険はどうする?」
10. いまほどの会社にまた入れるの?
あなたの今の会社が、一部上場企業、最近話題のベンチャー企業、あるいはそれなりに規模が大きく安定している会社だった場合、辞めてしまうと同じレベルの会社にはなかなか就職できません。
特に伝統的な大企業の場合は、中途で採用するケースが少ないです。
辞めたいからにはあなたなりの不満はあるのでしょうが、給与も昇給率もボーナスも安定し、福利厚生の制度も整っている企業に勤めている場合、簡単に辞めてしまうのは勿体ないです。
…と家族や親戚からは多分言われるでしょう。
こんな状況の人は転職しない方がいいかも…
→「転職しない方がいい人5例…「いまの仕事が○○だったらやめとけ」」
次の理想的な転職先が決まっている場合は別ですが、先の見通しもなく優良企業、または公務員などを辞めた場合は、いまと同等の待遇で働けないかもしれないことは覚悟しておかなければなりません。
辞めた場合は今と同じ待遇は期待できない、それを前提にした上で、辞めるかどうかを考えてみてください。
会社を辞めた後、どうする?
11. 退職後、収入ゼロでどれくらい生活できる?
仕事を辞める最大のデメリットは収入が一切なくなることです。
そもそも生活するために仕事をしてきたわけです。
その仕事を辞めた時、収入ゼロの状態、いまの貯蓄だけでどれくらい生活できるかを考えてください。
失業保険の給付金は自分の意思で会社を辞めた自己都合退職の場合、雇用保険の加入期間(勤めてた期間)で所定給付日数が決められます。
10年未満で90日、10年~20年未満120日、20年以上で150日です。
さらに自己都合退職の場合は失業保険の給付を受けるまでに、3ヶ月間まつ必要があります。
そもそも3ヶ月分の貯蓄もないということであれば、失業保険が下りる前に家計が破綻してしまいます。
あなたは大丈夫ですか?
そして、この給付期間が新しい仕事を探す猶予となるわけです。
あまりにも猶予が短ければ生活できなくなるか、借金を背負う危険性があります。
それでも辞めたいのであれば、先に新しい仕事先を探してから辞めるなど、手順そのものを考え直す必要がでてきます。
そんな危険を冒すくらいなら仕事を続けようという選択肢も生まれます。
12. 再就職先の見込みはある?
いくら辞めたいだけの理由があっても、今後のことを何も考えずに辞めてしまうのはあまりにも無鉄砲です。
- 今後はどういった職種につきたいか
- その職種の求人はあるか
- 今のあなたのレベルで入社できるか
など、次の仕事に向けてのビジョンを明確に描き、調べておかないと予想外の壁に阻まれてしまうことがあります。
例えば工場を辞めて事務系の仕事を希望したとしても、いざ求人をみたら経験者や情報処理の資格を持っている人だけを募集していて面接すら受けられない、なんてこともあり得ます。
こんなはずじゃなかったとならないためにも、今後のビジョンを明確に描き、それが可能かどうかを調べた上で辞めるようにしてください。
ちなみに会社を辞めてから何も働いていない期間が長いと、再就職の面接の時にそのことを尋ねられます。
うまく説明できる理由も必要になります。
会社を辞める判断は、自分の独断?
13. 会社を辞めることを誰かに相談した?
自分が働いてるんだから自分で決める!というのは当然そうです。
しかし、あなたに家族がいれば、仕事を辞めるというと心配することでしょう。
あなたが稼いでくる収入を当てにして生活している場合、誰にも言わず勝手にやめてくると家庭内で大きく揉めることにもなりかねません。
辞めたいと言ったら反対されるかもしれませんが、反対されることを黙ってやってしまったらもっと大変です。
最終的に決めるのはあなたですが、事前に言っておくことはしておいた方がいいでしょう。
家族以外に相談する場合は、会社とは関係のない友人がお勧めです。
会社の同僚などに話すと、特に明確な理由がなく引きとめようとしたり、結局会社に残ることになった場合、ちょっと面倒です。
誰かに話すことで、自分が見えていなかったいまの仕事を続けるメリット、辞めるデメリットが見えることもあります。
これは最終チェックと思って、誰か親しい人に相談してみましょう。
14. 転職力診断はもう済ませた?
会社を辞めても、収入を得るためにはまた働かなくてはいけません。
その時に、いまよりもいい会社へ転職、あるいは再就職できるでしょうか?
自分がいま勤めている会社を辞め、転職する場合、自分の求人市場での価値はどのくらいなのでしょうか?
これがわかっていないまま会社を飛び出してしまい、後で辞めるんじゃなかった…と思う人はとても多いです。
そんな後悔をする前に、自分の【転職力】を調べておきましょう。
転職サイトなどに登録すると、無料で自分の転職力診断テストを受けることができます。
詳しくは、
→「転職診断テストで転職の失敗を防ぐ!自分の市場価値を知るには?」
実際に転職するかどうかは自由なので、まずは、自分が他の会社ではどのくらいの評価なのかを把握して、会社を辞めるかどうかは、それから考えましょう。
<仕事を辞めるのは簡単!でも辞めるともう戻れない>
仕事を辞めたいと思ったら、その願いを叶えるのは簡単です。
しかし、後で辞めなければよかったと後悔しても、もう遅いのです。
このため、仕事を辞めたいと思った時には、辞めたい理由や辞めて大丈夫かを自己診断でチェックして、本当に辞めるべきかどうかをしっかりと考えて判断してくださいね。
仕事を辞めたいというのは、報酬や仕事の内容というよりも、感情の問題かもしれません。
そんな時には気持ちを落ち着かせるために、
→「「仕事を辞めたい…」。 そう思ったら考えておきたい7つのこと」
また、会社に残るメリットも確認しておきましょう。
→「会社辞めたい時…会社に残る5つのメリット&辞めるデメリット」
実際、辞めることは退職願を出せば可能ですが、次に働くアテはありますか?
辞めてから後悔しないために、そして、もうすでに一回辞めて次の会社もまたすぐに辞めたいと思っている人は、辞めグセがつきかかっているのかもしれません。
そんな方は、
→「仕事が長続きしない…仕事が続かない人のための12の対処法」
あなたがもっと楽しい仕事に就けますように。
2020/03/02