仕事があまりにも大変で「仕事を辞めたい」と思ったり、
「辛い」「嫌だ」「疲れた」、
ひょっとすると「消えたい」「死にたい」と感じていたりするかもしれません。
そんな気持ちになるほどですから、きっと仕事で大変な苦労をなされているのでしょう。
仕事が辛い、そして、死にたいほど辛い思いをしているあなたに、心が休まるものの見方、考え方をご紹介します。
仕事辛い 死にたい…疲れた…消えたい…そんな時は…。
仕事が辛くて悩んでいる。
「会社辞めたい…」
「仕事が嫌」
「仕事ができない…」
「仕事辞めたいけど言えない…」
「相談できない」
「もう疲れた…」
「消えたい…」
「死にたい…」
そんな時は、別の見方、考え方について知ることがひとつの解決へのヒントになるかもしれません。
あなたが思っている状況は、必ずしもそう決まっているものではないかもしれません。
気づきのヒントをみていきましょう。
実は、あなたは優れた人なんです
1.優しい心の持ち主なんです
仕事を辞めたくなり、しかも「死にたい」と考えてしまうあなたは、「優しい心の持ち主」であると言えるでしょう。
そして、「繊細な心の持ち主」であるとも言えるでしょう。
仕事って、積極的にガンガン働く人ほど、仕事ができるように感じてしまいます。
優しいあなたは、積極的に行動する人と比べると劣っている、と感じてしまうのではないでしょうか。
でも、「優しさ」は立派な個性の一つ。いろんな個性の人がいるからこそ、社会はうまく成り立っているのです。
優しい人は、まわりの人の気持ちを考えてあげることが上手なのです。そんなあなたの存在は、貴重であると言えるでしょう。
2.一生懸命頑張る人なんです
仕事をしていて「死にたい」と考えてしまう人は、自分の限界を超えるほど頑張っている、と言えるでしょう。
上司やお客様に叱られて、へこんでしまい、立ち直れない気持ちになってしまうこともあるでしょう。
それでも、あなたは、たとえ立ち直れないほど落ち込んだ気持ちであったとしても、頑張って仕事をこなしています。
健気に頑張る姿に、まわりの人たちは、感心していることでしょう。
仕事では、結果を出すことも大切ですが、頑張ること、努力することも大切です。
「死にたい」と感じることは、見方を変えれば「いま、まさに頑張っている真っ最中」と言えます。
そして、あなたはたくさん頑張る「努力家」なのです。
だからこそ、悩んでしまうのです。
頑張る自分をほめてあげてください。そして、時には、一息入れて休憩することも大切です。
3.責任感を持って仕事をする人なんです
仕事を行っていて「死にたい」と思い詰めてしまう人は、見方を変えれば「責任感が強い」と言えるでしょう。
あなたは、仕事をしていて「まわりの気持ちに応えたい」という気持ちがとても強いのかもしれません。
その気持ちは、とても素晴らしいことだと思います。
そして、まわりの気持ちに応えたい、と頑張ったからこそ、責任ある立場で仕事をしている人もいらっしゃると思います。
ですが、責任ある立場に立ったがゆえに、さらに上司からの叱責、部下からの批判を受け、精神的に参ってしまうケースもあるのです。
それは決して珍しいことではなく、誰にでも起こりうることなのです。
そして、言葉にはしないけれど、責任感あるあなたの行動を陰ながら応援してくれる人も、少なからずいらっしゃるのです。
死にたいほどつらいなら、仕事は辞めてもいい
4.「仕事」=「人生」ではない
仕事の時間は、一日の大半の時間を占めていること、そして、仕事で生活費を稼いでいるのですから、「仕事」=「人生」であるように感じます。
そして、お金をたくさん稼ぎ、出世する人ほど、より人生を満喫しているように感じるかもしれません。
仕事をするうえで「死にたい」と感じるほど悩んでしまうと、仕事ができないことに悩むだけではなく、自分の人生も終わってしまうかのように感じられてしまいます。
いいえ。そんなことは、ありません。「仕事」≠「人生」。仕事は人生の一部でしかないのです。
「遊ぶこと」も「人生」の一部ですし、「食事をすること」も「人生」の一部です。
仕事をしている人の中には「仕事は、単に稼ぐためのこと」と割り切って仕事をしている人もいます。実際そんな人の方が多いもの、別にそれでいいのです。
あくまで余暇や休日を楽しむために稼ぐのです。
そんな人たちの発想を見習ってみると、気持ちが楽になっていくことでしょう。
5.辞めることは、逃げではない
仕事をしていて「死にたい」と感じるほどつらいのなら、辞めることも一つの方法と言えるでしょう。
しかし、「逃げの気持ちで仕事は辞めない方がいい」という意見もあることから、仕事を辞めることをためらってしまう人も多いのではないでしょうか。
でも、仕事を辞めることは、逃げではありません。
むしろ、仕事を辞めたくて、死にたいほど悩んでいるのなら、それは「今の環境を変えた方がいい」というメッセージなのかもしれません。
死にたい気持ちを抑えて仕事をし続けると、うつ病を発症してしまうケースも見られます。
そこまで自分を追い詰めて仕事をするくらいなら、次の仕事を探しはじめるのが良いかもしれません。
いまの仕事を辞めても大丈夫なんです
6.辞めても仕事は見つけられる
「会社を辞めると、次の仕事が見つからないのでは?」という考えが頭をよぎります。
自分のやりたい職種にこだわる、収入にこだわる、正社員にこだわる、など、次の仕事に対してこだわりを持つと、仕事は探しにくいものです。
一方で、ハローワークや転職サイトで仕事を探してみると、実にたくさんの仕事が並んでいることが分かります。
正社員にこだわらず、パートやアルバイトの仕事を行う方法もあります。会社によっては、派遣、パートやアルバイトから昇進して正社員になれるケースもあります。
「辞めたら、次の仕事がない」というのは、あくまで限定されたものの見方です。それよりも「もっと自分に合った職場は世の中にある」という考えを持つことが大切です。
精神的に楽な仕事というのも世の中にたくさんあります。
→「精神的に楽な仕事ベスト30のんびり働ける気楽な仕事は?」
7.会社を辞めてもお金を稼ぐ方法はある
「仕事を探すためには、求人を探すこと」と考えがちですが、会社に就職することだけが仕事をすることではありません。
フリーランスとして生きていく方法もあるのです。
フリーランスは安定しないし、何よりも自分で会社を立ち上げるのが大変、という考え方が一般的です。
しかし、今はネットが広く普及している時代。これを活用しない方法はありません。
ネットを利用して稼ぐ方法としては、データ入力や文章の執筆などの「クラウドソーシング」があります。
ブログ・ウェブサイトの作成ができれば、「アフィリエイト」などで広告収入を得ることもできます。動画を投稿してYouTubeからも収入が得られます。
また、オークションサイトを利用して商品の仕入れ、販売を行う「オークション転売」もあります。
得意なこと、好きなことを行い、夢中になって仕事を行うのです。
まずは副業として始め、軌道に乗り出すと、会社員以上の収入が得られるケースもあります。
最初は、収入を稼ぐことを考えすぎず、好きなことに徹する、という発想で行うことが大切です。会社での辛さを忘れることができるかもしれません。
お金のことは脇に置いて作業に没頭し、利用者の気持ちを考えてサービスに徹することが、収入アップの秘訣です。
初心者でも在宅でもできるネットビジネスは、
→「ネットで副業したい初心者向け。在宅ワークで出来る仕事は?」
本当に辛いときは、無理をするのを休んで、まずはゆっくりとできる環境をつくりましょう。
いざとなったら働かなくてもいいんです
8.働かなくても生きていく方法はある
働くこと自体が辛くて死にたい…。
そのくらい気持ちが沈み込んでしまっていたら、しばらく仕事から離れてみましょう。
会社に休職を申し出てみてはいかがでしょうか。
心療内科などでキチンと診断を受け、うつ病などと診断されたら、会社を休んでしっかり治療することが大切です。
休職制度と、休職中の収入については、
→「休職したいと思ったら…休職の理由、休職中の給料は?」
また、休職制度がつかえない場合、退職することになるかと思います。そして、退職すると、生活費のことが心配でしょう。
そんな時に、誰か頼れる人はいませんか? 実家、配偶者の実家、親、あるいは子供、親戚。
ここは、背に腹は変えられません。なんとか泣きついてでも頼ってみましょう。
また、友人などでもあなたを助けてくれる人がいるかもしれません。
そんな人もいない、そして生活に困窮してしまったら、最後は行政です。生活保護という手段が用意されています。
生きていくことができなくなるということは、いまの日本では起こりえないのです。
仕事は、もっと楽にしてみてもいい
いざとなったら仕事を辞めてもいいという気持ちになると、少し気を楽にして無理せず働けるようになります。
9.できる仕事から片付けてみる
仕事があまりにもつらく「死にたい」と感じる時は、精神的に落ち込んでいることが原因で、よけいに仕事がうまく進みにくいものです。
そして、仕事がうまく進まず、精神的にますます落ち込んでしまうケースも見られます。
しかし、精神的に落ち込んでいても、仕事が全くできないわけではありません。簡単な仕事であれば、十分に処理することができます。
まずは、簡単にこなせる仕事を処理して、仕事に弾みを付けてみましょう。
簡単にこなせる仕事を確実にこなすと自信が付きますし、何よりも仕事に弾みが付くことで勢いがでてきて、さっきは難しそうに感じた仕事も処理できるようになります。
まずはなんでもいいので、自分に自信を付けてみましょう。
10.頑張らなくても良い
一生懸命な人ほど、「仕事は頑張らなければならない」と思ってしまうものです。
確かに、仕事を頑張ることは大切なことです。しかし、頑張りすぎると気持ちが張り詰めすぎ、ついには脱力感に襲われてしまうことがあります。
それが「死にたい」と感じる状況と言えるでしょう。
仕事ができる人は、いつも頑張っているんだろうなぁ・・・、と思うかもしれませんが、仕事ができる人の仕事ぶりを観察してみると、頑張る時はもちろん頑張っていますが、息抜きしている時は、しっかりと息抜きしていることが分かります。
例えば、仕事ができる人は、休憩時間になったら真っ先に休憩に入る、というケースがあります。
この行動をとっている人を見ると「もう休憩しているの?」と、いぶかしく思いがちですが、効率よく仕事をしていくために、仕事が完成間近でも、ちょっと行き詰まっていても、ここはいったん休憩をとっているのです。
こうした行動は、「残業をせずに早く帰る」ことも同じです。しっかり休めば疲労の蓄積を防ぐことにつながります。
また、仕事ができる人は、常に「どうすれば楽に仕事ができるかな~?」と考えているのです。
楽に仕事をする、というのは手抜きをすることではなく、効率よく仕事を進める、という意味です。つねに「業務改善」を考えているともいえます。
ちょっと見方を変えれば、楽をして段取りよく仕事をする方法は、いくらでもあります。
仕事ができる人から、楽をして段取りよく仕事ができる技術を盗んでみましょう。
11.60点の仕事で十分
「死にたいほどつらい」と考えている時は、仕事の仕上がり度合いは、「60点」でも十分です。この数字は、合格点とはとてもいえない極端に低いように感じるかもしれません。
ですが、「死にたいほどつらい」と感じている時に100点満点を目指すと、精神的に苦しい状態であることから大きなミスをしてしまい、「30点」の仕上がりになってしまうことがあるのです。
頑張る人ほど「100点満点」の仕事を目指そうとします。完璧主義です。
仕事の仕上がり度合いは、100点満点にこしたことはありませんが、そもそも、仕事をしている上では、100点満点になることは少ないのです。
なぜなら、仕事を完成させたとしても、いろいろな人からの意見によって「ここはもう少し改善した方がいい」「細かいようだけど、ここは修正した方がいいね」など、指摘を受けるからです。
世の中で売られている商品もサービスも、なんらかの改善点はまだまだありますよね。ということは、誰も100点の仕事などしていないのです。
仕事のレベルが上がるほど、さらに課題が増えていきます。そのため、仕事で100点を取ることは困難と言えるのです。
それなら、自分の中でやれるだけの仕事をやってみましょう。それが60点の仕上がりでもかまいません。
見方を変えれば、仕事とは、与えられた作業を処理するだけでも十分なのです。
抜け出す気づきを得るために
話を聞いてくれる人に相談してみる
「死にたい」と思うほど悩んでいる時は、目の前が真っ暗になってしまうことでしょう。しかも、「もう、どうにもならない!」と思い詰めてしまいがちです。
でも、自分一人で悩んでいませんか? 自分の頭の中でだけでは、答えが見つかりにくいものです。
友人など、話を聞いてくれる人に相談してみましょう。話をするだけでもずいぶんと楽になるものです。
また、友人には相談しづらい、と感じてしまうなら、ネットを活用する方法もあります。
今では携帯電話やスマートフォンで、多くの情報を得ることができます。自分と同じような悩みを抱えている人は大勢いますので、ネットで調べてみるのも良いでしょう。
さらに、ネットには「Yahoo!知恵袋」のような、悩み解決サイトもあります。複数の人から回答がもらえますし、そこで的確な回答がもらいやすいです。
自分一人で悩みを抱えず、相談することで、状況が大きく変わることがあるのです。
あなたは、とても頑張り屋さんなのです
自分のことを認めてみる
「仕事が辛い」さらに「死にたい」とまで思い詰めてしまう人は、見方を変えれば、一生懸命に頑張る人、と言えるのです。
ですから、自分自身を過小評価する必要はありません。むしろ、自信を持っても良いのです。
そして、いつも完璧である必要もありません。人間は、ちょっと抜けているくらいでちょうどいいものなのです。
あなたは、あなたのままで十分。あなたには、あなたならではの個性があるのです。
「私は、今のままで十分」という考えが心を楽にしていくことでしょう。
そして、いまの仕事があまりに辛いのであれば、あなたにもっとあった仕事に転職を考えてみましょう。
パワハラ上司の下やブラック企業にずっと居続けなければいけないなんてことはないのです。
真面目で頑張り屋さんのあなたなら、もっといい職場でいま以上にきっと活躍できるはずです。
仕事が辛いときの考え方についてはこちらも、
→「仕事つらい、辞めたい…でも辞められない…7つの考え方」
もっと自分にあった仕事を見つけるには、
→「「自分に合う仕事探し」一覧」

あなたが仕事の悩みを解消して、楽しく毎日を過ごせますように。