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転職活動の行き詰まり|8つのハードルと突破の打開策
2018.09.12

転職活動の行き詰まり|8つのハードルと突破の打開策
「転職活動を始めたものの最近疲れてきた。」
「最近は、内定を取ることが目的になってきた。」
新卒の就職活動でもそうですが、長引いてくるとネガティブになりがちです。
今回はネガティブな気持ちの切り替え方や、転職活動で行き詰まる原因と打開策を紹介していきます。
1. 求人選び編
1)どこで行き詰まるか?
- どこに応募したらいいかわからない
- 年収アップできる求人がない
- 通勤が遠い、不便
2)打開策
- なぜ転職をしようと思ったのか動機を振り返り、企業選びの優先順位を考える
- 条件をつけすぎていないか検討をし、こだわりが多い時は3つまでに絞る
- 1項目でも希望条件に当てはまれば応募してみる
- 転職で年収アップできる人は、限られていることを知る
- 複数の求人サイトを確認する
- 転職エージェントを変えてみる
- スカウトサービスやダイレクトリクルーティングサイトを利用してスカウトやオファーレターをくれた企業に会ってみる
- 今まで興味のなかった業界や職種へ視野を広げてみる
応募したい企業がみつからない場合は、初心に立ち戻ってみると違った視点が生まれるかもしれません。
企業選びの優先順位や条件について再度検討しましょう。
また、転職したら年収アップすると思っている人も多いと思いますが、実際にアップした人は4割程度です。
※参考:厚生労働省『平成27年転職者実態調査の概況』
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/6-18c-h27.html
他には新たに求人サイトや転職エージェントを登録したり、別の角度から求人選びをしてみたりと、応募先の業界や職種を広げてみるのもひとつです。
ただし、視野を広げても転職動機や優先順位や条件から外れないように注意しましょう。
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2. 書類選考
1)どこで行き詰まるか?
- 書類選考で落ちる原因がわからない
- 受かる職務経歴書の書き方がわからない
2)打開策
- 求人をしっかり読んで、企業がどんな人材を求めているのかを読み解いてから書く
- 職務経歴書の経歴や実績、成果が一目でわかるように体裁を整え修正する
- 前職の業種、設立年などの会社概要を添えることで、前職での仕事内容を採用担当にイメージしてもらいやすくする
- 自己PRや志望動機は、使い回さずに応募先に合わせて書き直す
- 自分の強みをしっかりアピールできるように志望動機や自己PRを書き直す
- 転職エージェントやハローワークで添削してもらう
※参考:ハローワークインターネットサービス 履歴書・職務経歴書の書き方
(https://www.hellowork.go.jp/member/career_doc01.html) - 写真が応募先の職種に合っているか、見直す(ファッション系はスーツではない方がいいこともある)
- 古すぎる写真や、不採用になった履歴書からはがして写真を再利用せず、つど新しい写真に変更する
インターネット上に職務経歴書の見本が溢れているので、その見本をまねて書いている人もいるかと思います。
ただ、そのまま書き写すようなことはないようにしましょう。
個人個人の職務経験により、履歴書・職務経歴書の効果的な書き方は異なります。
基本的な書き方は同じでも営業職のAさんは実績を、第二新卒のBさんは学んだことをアピールするといったように個人個人でアピールする項目が異なります。
もちろん応募先企業によってもアピールする項目や内容が変わってくるので、見本をまねすることはおすすめできません。
求人と自身の強みのすりあわせをして自分専用の職務経歴書を作成しましょう。
自信がない人は、エージェントやハローワークで添削をしてもらうとよいでしょう。
3. 面接
1)どこで行き詰まるか?
- 面接で落ちる原因がわからない
- 質問にうまく答えられない
- 面接官との話がはずまない
- 熱意が伝わらない
2)打開策
- 落ちた時の反省をする
- 面接の練習をする
- 第一印象が重要なので、挨拶と自己紹介を笑顔でハキハキできるようにする
- 覇気がないと思われる人や、普段から冷静な人は少しテンションをあげる
- ビジネスマナーを見直す
- 受け答えが履歴書や職務経歴書と一致させる
- 応募先企業や応募求人の情報が不足している
まず不採用になったら、必ず反省をしましょう。
- どんな質問をされたか?
- どの質問でつまずいたのか?
- 受け答えが履歴書や職務経歴書の内容と食い違いがなかったか?
など、細かく振り返って、自分で受け答えがきちんとできなかった点を見直しましょう。
そのうえで、面接の練習を行なってください。
面接の練習なんか必要なの?と思っている人もいるかもしれません。
しかし、面接も自己アピールという一種のプレゼンテーションです。
いきなり本番を迎えても、うまく伝えることができないでしょう。
頭の中で考えるだけでなく、相手を持って練習することで様々な対策が取れます。
転職エージェント経由で応募している人は、エージェント相手に模擬面接を事前に行なっているため自信を持って本番に臨めます。
転職エージェント経由でない人は、答える内容だけでも声に出して練習すると自信を持って答えられるようになります。
また、ビジネスマナーは完璧だと思っている人でも、間違って覚えていることがあるので見直してみましょう。
さらに、企業情報が頭に入っていない人は「第一志望ではないな」と面接官に見抜かれてしまいます。
企業情報と求人内容は頭に入れておいてください。
4. 相談相手がいない
1)なぜ見つけられないのか?
- 転職についてそうできる間柄の人がいなく孤独
- 仕事仲間には、転職活動をしているのがバレそうで相談できない
2)打開策
- 転職経験のある人に相談
- 転職エージェントやハローワークの担当者に相談
- 家族や友人に相談
心境や状況を理解してくれるのは、転職経験者です。
現在の職場外に転職経験者の友人がいればよいですが、いない時は口の堅い社内の転職経験者に相談してみましょう。
より的確で客観的なアドバイスをしてくれるのは、転職エージェントやハローワークの担当者です。
冷静かつ的確なアドバイスをもらうことができる一方で心境の理解を求める人には、担当者によってはやや事務的に感じられ物足りなさを感じるかもしれません。
転職に対して、転職経験関係なく家族や信頼できる人に相談してみましょう。
話をするだけでも気持ちが軽くなります。
5. 精神的に辛い
1)どうして辛くなるのか?
- 不採用が続くと自分を否定されている気分になる
- 転職活動が長くなると、受かる企業がないのではないか?と自信がなくなる
- 受かるイメージがわかない
- 資金がなくなってきた
2)打開策
- 転職はご縁なので「不採用=縁がなかった」と考える
- 縁がなかっただけで、自分だけが悪いわけではないと考える
- 友達と会って自分の強み弱みなど客観的に教えてもらう
- 自己分析や企業分析をやり直す
- セミナーに参加をして視野を広げる
- 現職のメリット・デメリットを考えて、転職の必要性を考え直す
- 転職したい理由や目的をもう一度振り返る
- 友人の仕事について教えてもらって視野を広げたり、仕事の大変さを共有して励まし合う
- 自分のダメなところばかり見ずに、よいところを見直して自信を持つ
- 期限を決めて休んで旅行や遊びに行ったり趣味に没頭したりするなど、リフレッシュする
- ヘアスタイルやメイクを変えたり、スーツやネクタイを新調したりするなど、気分転換する
- 資金難はハローワークで受給できる手当を申請する
※参考:ハローワークインターネットサービス 就職促進給付
(https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_stepup.html) - 単発のアルバイトや派遣をやる
不採用になると「自分にスキルや経験がないから」「自分のどこがいけないのだろう」など落ち込みやすくなります。
しかし、転職も「縁」がなければ採用されません。
ですから、不採用通知がきたら「縁がなかった」と割り切って考えるようにしましょう。
長期戦になってきた時は、気分転換をするのがおすすめです。
ただ、期限を区切らずに休んでしまうとダラダラしてしまう可能性があります。
そのため、「旅行期間中だけは転職活動のことを忘れる」や「今日から2週間は転職活動を休む」と期間を決めて気分転換しましょう。
特に8月は採用活動が停滞しやすいので、8月に休むのもおすすめです。
資金難に関しては、ハローワークや市役所に相談するか、8月に短期バイトや派遣で資金を集めるのもよいですし、土日のみのアルバイトや派遣を行なうのもよいでしょう。
6. 体力的に辛い
1)どうして辛くなるのか?
- 仕事をしながら転職活動をしていると仕事終わりに転職活動をしなければならない
- 休日も転職活動の情報収集や書類作成、面接対策に当てなければならない
- 精神的な疲れが身体にでてくる
2)打開策
- スケジューリング方法を変える(次項参照)
- 休肝日ならぬ休転職日を作る
- 前項で紹介したリフレッシュ方法を取り入れて精神的な疲れを解消する
- 転職エージェントを利用する
毎日仕事と転職活動を行なっていれば、休む時間が減るため疲れるのは当然です。
求人サイトの更新日は決まっているので、求人サイトの更新日を転職活動日に当てて、残業をしないと決めて仕事をするのもひとつです。
また、転職サイトでは希望求人のメール配信サービスもあるので、気になった求人がある時にだけ転職活動を行なうようにするのもよいでしょう。
他にも、転職エージェントを利用すると面倒な作業を代行してもらえるので、身体を休める時間を確保することができます。
7. スケジュールがうまくいかない
1)どこで行き詰まるか?
- 仕事が忙しく面接を入れられない
- 面接を入れても仕事が入ってしまう
2)打開策
- 手帳をバーチカルタイプに変えて時間ごとにスケジュールを把握、または週間レフトタイプの手帳で事前に面接が入れられる日をメモしておく
- 時間が変更になりやすい業務を把握して、その業務が入りそうな週は面接を入れない
- 繁忙期が決まっているのであれば、その時期は面接不可と伝える
- 転職エージェント利用して効率的に転職活動を行なう
8. 前職を辞めることができない
1)なぜ辞めることができないのか?
- プロジェクトの責任者やリーダーを任されて辞められない
- 今の仕事が終わるまで、退職してはいけないと言われた
- 内々定が出たので、退職願を出したら引き留められた
2)打開策
- プロジェクトの責任者やリーダーの代わりはいくらでもいる
- 退職の自由は民法627条1項で認められており、退職を引き留める権利は会社にはない
- 退職願は取り下げ可能なので退職届を出す(退職届は撤回不可)
- お世話になっている上司には、早い段階で転職希望、退社の意思があることを話しておく
転職活動のハードルをクリアしていくために
転職に失敗しないようにするには、妥協せず転職活動を行なうことです。
そうなれば自然と転職活動期間が長期化してしまうので、転職活動が辛くなることもあるでしょう。
しかし、ここでくじけてしまっては今までがんばってきた意味がありません。
本記事で「この方法いいな」「こんな方法があるのか」「思い切って休んでみよう」と思った人は、ぜひ実行してみましょう。
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2018/08/05 2018/09/12