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嫌いな先輩社員どうする?職場の嫌な人との付き合い方4タイプ別対策
2019.08.21

嫌いな先輩社員どうする?職場の嫌な人との付き合い方4タイプ別対策
会社で働く上で最も重要なのは、何より社内の人間関係ではないでしょうか?
仕事の中身や給料に満足していても、社内の人間関係に悩みがあれば毎日の出勤は憂鬱なものになります。
職場の人間関係の悩みのうちでも最もそれが深刻になってしまうのは、嫌な先輩社員がいる場合です。
業務であなたと関わることが多く、なにしろ相手は先輩ですから反論するのも難しい…。
職権や先輩グループの威光をカサに、無理難題を押しつけてきたり無視したり、まるで幼稚なイジメのようなことまでする人もいます。
なにしろ同じ社内にいるので、ずっと避け続けるというのも難しいです。
そんな職場にいる難しい先輩はどうするか、先輩社員のタイプ別の対策を紹介します。
あなたが充実した会社生活を送るために、重要な人間関係の問題が解消するお手伝いが出来れば幸いです。
嫌いな先輩社員の4タイプ
職場の嫌な人のなかでも、先輩社員というのは、関係から逃げるに逃げられなくて辛い思いをすることも多いです。
そんな嫌いな先輩のタイプを代表的な4つに分けてみました。
- 仕事に対して厳しすぎる先輩
- 威圧的な態度をとってくる先輩
- 無愛想で無視する先輩
- 嫌みやあなたの悪口を言う先輩
順に見ていきましょう。
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1.仕事に対して厳しすぎる先輩
仕事に対して異常なくらい厳しい先輩です。
言っている事は間違っていないものの技術的に無理な要求をしてきたり、ささいなミスでこっぴどく叱りつけたりするのが特徴です。
言っている事自体は正論なので反論も難しく、あなたがまだ仕事に慣れていない時には厄介な存在です。
注意程度の叱り方ならまだいいですが、怒鳴るように叱るタイプの場合は、あなたも委縮してしまうでしょう。
いくら能力が高い先輩でも、嫌なタイプの先輩に含まれます。
<キビシすぎる先輩の心理>
自身も過去に同じように厳しく指導されて成長してきた為に、後輩にも同じように接しています。
もっと遡ると両親のうちどちらかが細かいミスを逐一指摘したり厳しかったりした場合、こういう人になってしまいます。
本人としてはキチンといい仕事をさせるために鍛えているつもりなので、まったく悪気はないのですが、ちょっとシンドいです。
また、実際に仕事がデキる先輩で、過去の自身とあなたの今の能力を比較するタイプだと、なかなかその先輩の基準をクリアするのは厳しいものがあります。
“あの頃の自分はできたのに、なぜおまえはできないんだ”といった感覚を持っているため、あなたを必要以上に厳しくしかりつけています。
また、あなたの仕事の品質が低かったりミスをする事で、その先輩自身も上司から叱られるという理由で、あなたの仕事を厳しく指導している可能性もあります。
<キビシすぎる先輩への対策>
最も効果的なのは、あなた自身の仕事に対するレベルを上げる事です!
…と言われても、いきなりは無理ですよね。
そこで、レベルアップするために努力している姿を、しっかりとその先輩に見せつけてやりましょう。
もちろんそれは見せつけるフリではなく、本当に努力する必要があります。
- 「少しでも早く仕事を覚えたい」
- 「一つでも多くの仕事をできるようにしたい」
- 「そのために勉強して、現場でメモをとり」
- 「帰っては、努力している」
その姿を、先輩社員に見せるのです。
あなたの仕事への強い熱意を見せる事で、見込みのある人間と思わせる事ができます。
この手のタイプは、相手がやる気を見せれば自身の指導方法についてもしっかり考えねばと思うようになります。
そうすると、むやみやたらに怒鳴ったりすることは減り、あなたのレベル、あなたに合った指導方法をとってくれるようになります。
<このタイプの先輩への具体的対処方法>
- 積極的に質問し、教えられた事もメモをとる。なぜ、どうしてと言った理由まで聞くと熱意が伝わる
- 仕事用のノートを自身で作成し、会社に置いておく
- 質問する時は、もじもじして申し訳なさそうに聞くのではなく、ハキハキとした口調で堂々と質問する
- 例えもっと効率のいい方法を見つけても、はじめのうちは教えられた事をそのまま忠実に守る
あなたがどれだけ仕事に真剣なのかを、いかに先輩社員に伝えられるかが勝負です。
これらの方法をとる事で、あなたが真剣に仕事に取り組んでいる事と、その熱意を伝える事ができますよ。
2. 威圧的な態度をとってくる先輩
あなたにだけ偉そうにしたり、何かと威圧的な態度で突っかかってくるタイプです。
ミスをしたわけでもないのに、あなたにそういった態度を見せる先輩がこれに当たります。
こうしたタイプの先輩社員は、誰にでもではなく、誰か特定の相手にだけこうした一面を見せます。
言ってみればこれは職場内のいじめとも言えますね。
あなたとしては、こんな対応をされる事に心当たりがなく、解決手段が分かりづらい点が厄介です。
<威圧的な態度をとる先輩の心理>
あなたが先輩以上に仕事ができる場合は、嫉妬が原因であなたをいじめている可能性が高いです。
この場合、1の先輩とは逆に、あなたが仕事でデキる社員ぶりを見せたり、その先輩の至らないところをフォローしたりすると、気持ちを逆撫でしてしまいます。
かといってミスをすると、それを執拗に責めたり怒鳴ったりします。
また仕事を抜きに、お互い人間的に合うか合わないかの相性があります。
先輩側からすると、あなたとはソリが合わないと思っているためきつくあたる可能性もあります。
どちらにしても社会人としては、あまりにも幼稚な理由であなたにそういった態度をとっています。
先輩という立場を悪用して、いわゆる憂さ晴らしをするためにあなたをいじめており、本人も少しその自覚を持っていますが、それを悪いこととは思っていません。
<威圧的な態度をとる先輩への対策>
あまりにもその対応がひどい場合は、一人で悩まずに他の先輩や上司に相談するべきです。
例えばあなたがミスしてそれをしつこく責めてくるなど、度を超えているにしてもあなたの仕事内容がきっかけなら、上司の対応も難しいでしょう。
しかし、あなたに何も非が無ければ何も悩む必要はありません。
少なくとも、その場で大ケンカをしてしまうよりも、上司に相談して被害を訴えた方が賢明です。
会社としてもいじめは大きな問題ですし、あなた自身が何か行動を起こすのは、会社の対応を見てからの方がいいでしょう。
上司がしっかりと対処してくれれば問題は解決します。
仮に会社が何も対応してくれなければ、激しく口論をして、嫌でもこの事を社内で問題にさせるという方法もあります。
また、あなた自身で解決し、最終的にその先輩社員とも良好な関係を築きたい場合は、何を言われても平然として、決して委縮したり怯える仕草は見せず、気にもしない態度を見せましょう。
それを守りつつ、会話の際には先輩の事をおだてる事を意識するといいですね。
こういう高圧的な態度に出る人は、人間的にはとても幼稚です。
根源的な部分で自分に自信がないのです。
だからちょっとおだててしまえば、意外にも簡単にいい気分になってしまうものです。
表現は悪いですが、幼稚な性格を巧みに利用してあなたがコントロールしてしまう事で、表面上良好な関係が築けます。
<このタイプの先輩への具体的対処方法>
- 他の先輩社員や上司にこの事を報告、相談する。改善されなければ、何度でも訴える
- 怖がっていると調子に乗ってくるため、全く気にもしていない強気な態度で接する
- 先輩をおだてていい気分にさせる
- あなたの方が実力的に能力が上でも、相手の事は先輩としてきちんと立てる
- いくら嫌いでも、絶対にケンカはしない(ただし会社が何も対応してくれない時には口論するのは有り)
その先輩を会社の中で処分してほしいか、普通に接する事ができる良好な関係を築きたいか、あなたがこの先輩社員に対して最終的に何を望むかで、対処方法が決まってきます。
3. 無愛想で無視する先輩
- 挨拶をしても無視される
- 他の社員とは会話するのにあなたに対してはまともに向き合って会話してくれない
- あなたに声を掛けるのは、仕事の指示などの最低限の言葉だけ
というタイプです。
直接スゴく嫌な事をされたわけではない事を考えると、揉め事を起こすわけにもいかない。
こちらとしては仲良くやっていきたいと思っているのに無愛想であなたを無視してくる先輩社員は、だんだんとすれ違うだけでもちょっと憂鬱な気持ちになるようになってしまいます。
<無愛想で無視する先輩の心理>
あなたにとっては話しかけづらい嫌な先輩社員ですが、あなたを特に嫌っているわけではありません。
こういったタイプの人間は、そもそも人付き合いが苦手な場合がほとんどです。
あなたと上手く接する事ができないし、業務さえ出来ていればそれ以上には深く関わる必要もないといった考え方を持っているために、基本的に無視や無愛想な態度をとっているのです。
あなたと先輩社員との年齢の差、先輩社員とその先輩が仲良くしている社員との年齢の差、このあたりに注目すると、いくつかの特徴が見えてきます。
先輩社員にとって近い年齢の社員は、年代的にも共通点が多く話しやすいでしょう。
あなたと先輩社員の年齢が離れていれば、年代が異なるために接しにくいのです。
また、その先輩と接している年月にも関係があります。
何年も同じ職場で働いていれば、仕事や業績での喜怒哀楽を共有したり、お酒の席や社員旅行などで意外な一面を見せ合ったこと。
さまざまな思い出や共通の記憶を共有しているため、仲間意識が芽生えています。
しかし、新しく職場のメンバーになったあなたには、そうした感情をまだ感じていないのです。
あなたの事を明らかに嫌っている場合は、先輩の立場を活かしてあなたに辛く当たる事ができます。
それをしないでただ無愛想で単にあなたを無視しているのは、相手もまたあなたの事が苦手な証拠です。
もしくは、仕事仲間に対しては心を開く必要がないと考えている、頑な考えの持ち主ですね。
<無愛想で無視する先輩への対策>
無視されるからと言ってあなたもまた同じ態度をとっていては、いつまで経っても関係は改善されません。
そこでまずは、毎日の挨拶は必ずする事を心がけましょう。
例え相手が挨拶にすら反応しないとしても、めげずに挨拶する事を続けることです。
相手の性格を考えると、あなたの方から積極的に声を掛ける事が大切ですが、一つ注意点があります。
ただ単に、仕事に対して異常なほど真面目で、余計な話はしたくないという考えの持ち主の可能性があります。
その場合、仕事中に話しかけてしまうのはマイナスイメージにつながります。
その為、声を掛けるのは休憩時間や、出勤時の仕事開始前の時間がベストです。
口実でも構わないので、会社近くにコンビニや本屋があるかを尋ねるなど、当たり障りのない質問で接していく事で、徐々に先輩社員も心を開いてくれるでしょう。
会話をしてこない相手に対しては、このような答えることが必須となる質問で声を掛けるのがおススメです。
<このタイプの先輩への具体的対処方法>
- 一言も声を掛けない一日は作らないようにする。このため挨拶は必ずする
- 積極的に声を掛けるのはOKだが、あまりプライベートに突っ込んだ話題はしないようにする
- 雑談をする時は、相手の返事が必須となるように、何らかの質問をするべき
- 固い人間の可能性を考えて、仕事中に雑談による声掛けはこちらからは絶対にしない
- 一気に話題が広がって仲良くなる可能性のあるネタとして最適なのは、スマホの使い方やアプリネタがおススメ
人付き合いに苦手な先輩社員があなたと普通に会話するようになる為には、共通の話題が必須です。
ささいな事でもいいので、共通点を見つけるといいでしょう。
誰もがやっているような事で言えば、上記で紹介したスマホアプリのネタがおススメですよ。
4. 嫌みやあなたの悪口を言う先輩
ネチネチと嫌みや悪口を言う先輩社員は、一言で言うと人間として性格の悪いタイプですね。
こうしたタイプの先輩社員は、仕事のレベルで見てもそれほど高くはありません。
なんとなく同じようなレベルの人間で集まって人の悪口やうわさ話を言い合う、そんな人は学生時代でもいませんでしたか?
あなたに嫌みを言ったり、他の社員にあなたの悪口を言うのは、自身に矛先が向くのを防ぐのが目的です。
あなたをターゲットにして周囲に批判する事で、自身の仕事の出来の悪さを隠す事ができますからね。
先輩という立場を利用していつつも、実際には気が弱いタイプなのです。
<嫌みやあなたの悪口を言う先輩の心理>
他の優秀な先輩社員に比べて明らかにレベルが劣っており、本人もそれを自覚しています。
“いつまで経ってもダメなヤツ”なんてレッテルを貼られている可能性すらあります。
本人はそんな自分のレベルの低さを気にしており、何とか状況を変えたいと考えています。
本来なら自身のレベルを向上させる事を考えますが、このタイプの人間は自身のレベルを上げるのではなく、後輩の出来の悪さを他の社員に愚痴る事で、自身を目立たなくさせているのです。
“あいつ今日もこんな事をしたんだよ”のような愚痴を言って周囲を共感させれば、その先輩社員のレベルの低さをその場で指摘される事もないので、それが狙いですね。
自身のレベルを上げず後輩を批判する時点で、明らかに性格の悪い人間です。
例えあなたの方がレベルで上回っていても、先輩の立場を利用すればいくらでも嫌みは言えます。
逆らえない事を分かっていてネチネチと嫌みを言い、あなたが仕事に来たくなくなったり、もっと批判できるようなネタが作れるようになることを願っています。
それはもちろん、あなたがその先輩のレベルを潜在的に上回っている事を、自覚してしまっているための嫉妬が原因です。
<嫌みやあなたの悪口を言う先輩への対策>
まず嫌な先輩社員が周囲にあなたの悪口を言っている場合ですが、その周囲の社員の中で少しはマトモそうな人がいれば、その人にこの事を相談してみるべきですね。
そこであなたにとって納得できる指示や助言をもらえれば、それを実行すればいいですよ。
実際に悪口を聞かされている社員が、あなたにとって嫌な先輩社員の事をどう思っているのか、意外と周囲にいる人たちからも嫌われていたり、そういう態度に問題があると思っているかもしれません。
それを知るためにも、実際に悪口や愚痴を聞かされている人間に相談するべきです。
相談の結果、それでも一向に状況が変わらなければ、次に嫌みを言われた時に思い切って文句を言うのもありですよ。
いくら先輩社員が相手でも、この場合は先輩の立場を悪用したいじめです。
そのため、あなたが文句を言い返す事は少しも悪くありません。
相手もあなたが文句を言ってくるのは予想外ですね。
ただし、
- “嫌みの内容に関してあなたに一切非がない事”
- “いくら腹が立っても絶対に手は出さない事”
反論をする時には、この二つの条件は絶対に厳守してくださいね。
元々こうしたタイプの人間は集団でイジメをするいじめっ子と同じで気が弱いので、あなたが強くそれに反論する事で、態度を急変させてヘラヘラと接してくる可能性も高いです。
そうなれば先輩社員もそれ以降は、あなたに嫌みを言うのをやめて普通に接してくれます。
それはもちろん、反論がきっかけで改心したわけではなく、あなたの強気な反論を恐れているのが理由です。
<このタイプの先輩の具体的対処方法>
- 悪口を言われている場合は、実際に悪口を聞かされている社員に相談する
- あなたに非がない理不尽な嫌みを言われたら、思い切って強気になって反論する
- 理不尽な嫌みや明らかにいちゃもんに近い文句を言われた時には、おとなしく謝罪するのはNG
- あなたを人間として好きになれば対応が変わる事もあるため、雑談の会話を仕掛けてみる
- 先輩社員よりも格上の先輩や上司に相談する。場合によっては人事部へ。
ケンカ腰のように聞こえてしまうかもしれませんが、ナメられてはいけません。
いくら後輩だろうと怒る時は怒るという事を、しっかりとその先輩社員に知らしめなければなりません。
逆らえない者に意地悪をするのは、いじめっこと同じ心理です。
思い切って怒鳴るくらいの勢いで反論すれば、状況は変わりますよ。
相手の態度でタイプを判別すれば対処方が見えてくる!
どんな会社にだって嫌な先輩はいるものです。
なので、それを理由に転職していたらキリがありません。
あなたが結婚し子供が産まれた時、いじめに対してどんな教育をするでしょう?
大抵の場合、“両親や先生にきちんといいなさい”と教えますね。
実は大人の会社生活においてもこれは全く同じです。
先輩だから逆らえない、そんな事を考える必要はありません。
明らかに先輩の方が悪ければ、その時はしっかりと抗議する姿勢が大切です。
あなたが毅然とした態度を見せる事で、嫌な先輩社員も心を改める可能性があります。
あなたのハキハキした姿に共感を得て、むしろ仲良くなれる事だってあり得ます。
ただ一つ言える事は、“我慢して耐える”事だけは絶対に止めてくださいね。
心にも身体にも良くないですし、今回紹介した解決策を参考にして、楽しい会社生活を送れるようになってくださいね。
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先輩や上司との人間関係を改善して、あなたの仕事がもっと楽しくなりますように!
2019/08/21