英語ができないのに海外勤務を命じられたら……?すぐ対処できる13の方法

海外で働く

英語ができないのに、外国企業との交渉を任されたり海外赴任を命じられたりしたら不安ですよね。

TOEIC○○○点とかいう以前にそんな試験を受けたことがない!もちろん英検○級も持ってない!

……しかし、

そんなに大きく心配する必要はありません。

英語ができない英会話力のない人でも立派に海外ビジネスを進めることはできます。

英語ができないにもかかわらず、外国人とのビジネスや海外出張・海外事業を任された人がすべきことを13項目にまとめ、紹介します。


英語よりも、もっとも大切なこと

対策1:仕事の能力アップを図ること

まずもっとも大切なことは、仕事の能力を高めることです。

多くの企業では語学力ではなく仕事の能力を踏まえ、海外案件の担当者を決めます。

この点で国内ビジネスと何ら変わりはありません。

とくに海外現地法人の工場へ派遣される人は、各分野のリーダーになれる能力を持っていると判断された人物です。

英語ができても原材料調達、製造、品質保証などに関するノウハウスキルがなければ役立ちません。

逆に専門的な能力が高ければ現地社員にも尊敬され、英語ができなくてもコミュニケーションを図れる余地が広がります。

対策2:自分の英語力を周知すること

英語ができないことを恥じる必要はまったくありません。

日本人であれば英語ができないのは当然です。

アメリカ人は英語、メキシコ人はスペイン語、中国人は中国語しかできない人が大半なのと同じです。

周囲の英語を話す人たちに自分は英語ができないこと(正確には自分の英語力レベル)を理解してもらい、必要以上に英語会話のプレッシャーがかからないようにすることも大切です。

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英語はこうやって乗り切る

対策3:必要最低限の英単語を暗記すること

実は、仕事で使う英語はある程度決まっています。

例えば工場では、製品・部品、原材料、機械の名称、機械の操作方法などに関する単語を知っていれば、かなりのコミュニケーションが可能になります。

実際の作業を見せながらポイントとなる単語を述べれば、大抵のことは伝わるはずです。

後は、hello, thank you, good, OK, good byなど、中学1年レベルの超基礎単語を駆使するだけです。

対策4:定型文を準備すること

単語と同じように仕事で使う文章もある程度は定型化されています。

とくに工場の製造ラインや経理、人事総務などの内部管理事務では、決まった言い回しを多用しているはずです。

よく使う文章をいくつか頭に叩き込んでおけば、コミュニケーションの円滑化につながります。

英語以外の言語を使う!

対策5:周囲の人に日本語を教えること

自分が英語を話そうとするだけでなく、周囲の外国人に日本語を覚えてもらうことも重要です。

特に海外の現地法人や支店には日本からさまざまなスキルやノウハウを移入するため、外国人に日本語を覚えてもらう方が円滑に仕事を進められるはずです。

例えば「コシ」を理解できなければ、うどん職人は務まりません。

手酢、ガリ、酢締めの意味を知らなければ、生魚を提供する鮨店のスタッフとしては不適格です。

こうした用語は経験を通じ日本語で覚えてもらうことが一番です。

多くの海外工場でカイゼン(改善)が通じるのも同じことです。

対策6:ボディランゲージを活用すること

とくに製造ラインで働く人は、作業をやってみせるなどボディランゲージを活用することが大切です。

実地で作業をみせれば大抵のことは通じます。

また、業務マニュアルには絵を多く使い、視覚的にイメージしやすくすることも重要です。

非常口の標識のように絵で分かる要素が多ければ、言葉によるコミュニケーション不足をかなり補えます。


ツール・環境を整える

対策7:翻訳ソフト・アプリを活用すること

最近ではさまざまな翻訳ソフトやアプリが開発されているので、それらを活用することも考えましょう。

主語や述語を省略しない、長文を用いない(複雑な構文にしない)、受動態を使わないといった点に注意すれば、かなり正確な翻訳を期待できます。

いくつかの例文で翻訳の精度やソフトのクセを把握しておけば、大いに活用できるのではないでしょうか。

対策8:ネイティブと遊ぶこと

外国語の習得にもっとも効果的な方法はイマージョン法だといわれています。

イマージョンとは「浸す」という意味です。つまり外国語漬けの環境で生活するということです。

一般的に小学校から高校にかけて国語を除くすべての授業を外国語で行う教育法として知られていますが、もっとシンプルな方法でも実践されています。

例えば、相撲の外国人力士やクラブやパブで働く外国人女性は、日本人に囲まれた環境で生活することにより短期間で日本語を身に着けています。

同じように英語ができない人でも英語漬けの環境に置かれれば、短期間で大幅に英語力が向上します。

そこまでできなくても英語ネイティブの外国人と一緒に趣味を楽しんだり飲みに行ったりする機会を多く持てば、必ず英語力が高まります。

対策9:洋楽を聞き流すこと

洋楽を大量に聞くというのもイマージョン法の一種です。

ビートルズで英語を覚えた受験生やAFN(在日米軍のラジオ放送)を毎日聞いていたら英語ができるようになった長距離トラックのドライバーもいます。

CNNのニュース番組を英語学習に活用している人もいますが、ある程度の英語力がないとニュースを長時間視聴することは困難です。

それよりは好きな洋楽を聞き流す時間を増やす方が効果的です。

対策10:洋画・海外テレビを観ること

日本語吹き替えのない洋画や海外のテレビドラマなどを観ることも英語の勉強になります。

ただし字幕を読んでしまうと英語があまり頭に入らなくなるので注意が必要です。

字幕に気を取られないようにするという意味では、スポーツ中継の視聴がよいでしょう。

対策11:語学学校に通うこと

もっとも王道の勉強方法は語学学校へ通うことです。

海外赴任を命じられた場合は会社が指定する語学学校で研修を受けるケースが一般的です。

会社の指示がない場合は、人事部に研修を受けられるように交渉しましょう。

英語がまったくできず仕事や生活に重大な支障が生じた場合の責任を人事部が取ってくれるのかと脅してでも、研修を受けられるようにすべきです。


でも、英語が必要なときには…

対策12:通訳を確保すること

仕事の内容や職位にもよりますが通訳の確保も検討しましょう。

専任者の採用は難しいでしょうが、困ったときに助けてくれる人を押さえておくことは重要です。

一人に何でも通訳を頼むと煙たがられるので、いろいろな部門に通訳を頼める人を確保しておきテーマに応じ依頼する人を使い分けることが大切です。

対策13:重要業務に英語を使わないこと

仕事に慣れれば、英語ができなくても日常業務に困ることはあまりなくなるはずです。

仕事で頻繁に使う単語や言い回しを覚え足りないところはボディランゲージで補えば、概ね円滑に仕事を進められます。

もっとも、契約や人事(採用、昇進、降格、解雇)など重要かつ厳密な定義が求められることに対処するためには高度な英語力が欠かせません。

英語があまりできない人は、こうした業務には日本語だけで対応することが望まれます。英語での文章作成や口頭説明が必要な場合は、英語力がよくできる人に翻訳や通訳を依頼すべきです。

大体通じれば構わないという訳にはいきません。

英語ができなくても、仕事はできる!

大多数の人にとって英語は仕事の本質ではなく道具にすぎません。

モノを作る・売る、取引を記帳する、代金を支払う、勤怠管理を行うといった仕事があり、それらを海外で行ったり外国人を相手にしたりするときに英語という道具を使うことがあるに過ぎません。

英語ができなくてもよい仕事をする人には需要があります。

外国人が鮨屋を探すときに店員の英語力よりも職人の腕や目利き力を気にするのと同じです。

英語を使う環境で仕事をしていれば必ず英語力は向上します。今、英語ができないことを気に病むことはありません。

それよりは仕事の能力を高め、多くの人に認められるように努力することが大切です。
 

「ホントは海外で働きたかったんだ」という人は、これを気に英語を勉強してキャリアアップにつなげることもできます。
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あなたが海外での仕事をしっかり勤められますように。