部下・新入社員に「会社を辞めたい」と言われたら…どう対応すべき?

部下・新入社員に「会社を辞めたい」と言われたら…どう対応すべき?

新入社員が辞めたいと言ってきたら… 部下の指導

部下や新入社員から「会社を辞めたい」と言われたら…。

  • どう対応すべきか
  • どんな言葉をかけて慰留するか
  • 退職を思い止まらせるか

に苦慮しますよね。

若手社員、特にまだ会社に慣れてない新人の時期というのは、なにかと精神的に不安定です。

「辞めたい」と言ってきた時にどんな言葉をかけるかで、部下の思いは大きく変わります。

退職したいと言ってきた新入社員、部下の若手社員を思い止まらせるために、上司が言うべき言葉言ってはいけない言葉を紹介します。


1:会社を辞めたいと言ってきた部下・新入社員に言ってはいけない言葉

 

それは困るな。忙しい時期なんだし……

 

辞めたいと言われて焦り、思わずこの言葉を言ってしまった人は多いんじゃないでしょうか?

「忙しい時期に困る」、確かにその通りなのでしょう。

しかし本当だからといって、それをそのまま言っていいわけがありません。

相手の理由や考えを聞かずに、こちらの都合を押しつけてしまっては話が続くはずがありません。

辞める当人にとって、忙しいかどうかは関係ないからです。

いま君に抜けられるのは困るんだよね

これも上のセリフと同じく、相手の理由を聞かずにこちらの都合を押し付けているパターンです。

  • 困るほど君は大事な人材
  • これからの活躍を期待している

と相手を気遣っているつもりなのでしょうが、やはり当人にとっては関係のないこと。

そもそもここで働きたくないから辞めたいと言っているのに、いてほしいアピールをしても意味がありません。

もう少し頑張ってみてもいいんじゃないか?

確かに部下の社員は社会人としての知識や経験はまだまだです。

上司から見たら特に新人など若手社員であれば、入ったばかりなのに辞めるという判断をするのは、確かに早すぎると思うでしょう。

仕事を続けることで知る面白さというのも、実際にあります。

ただ本人が辞めたいと思っていることを、理由もなくもっと頑張れと言うのは、やはり自分の考え方を押し付けることになってしまいます。

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2:仕事を辞めたいと言ってきた人にかける言葉は?

読んでいるうちに気づいた人もいるかもしれませんが、これらの言ってはいけない言葉にはある共通点があります。

大忙し

それは「相手の理由を聞かずに自分の考えを押しつけている」です。

    • 「今は忙しい」
    • 「辞められたら困る」
    「もう少し頑張れ」

これらはすべて上司、会社の都合であって、辞めたい当人にはなんら関係のないことです。

辞めたい人を思いとどまらせるには、まず当人が辞めたいと思っている理由を聞き出してから、その問題について話し合う必要があります。

辞めたいと言われたら、まずは落ち着いて、こう言葉を返しましょう。

新入社員
新入社員

辞めたいんです……

いい上司
いい上司
なにかあったのか?
辞めたい理由をちゃんと知りたいから話してくれるか

一方的に説得をするのではなく、まずは相手の理由を聞いた上で、辞めないですむ解決法を探っていきましょう。

実際に聞いてみて、辞めるのを止める落とし所が見いだせない場合もありますが、こちらの対応次第で変わる場合もあります。

ただ話を聞くとしても、上司と部下の関係ではなかなか本音は話しにくいもの。

ましてや辞めるという重い話はリラックスして話せるものではありません。

まずは場所を変え、会議室や喫茶店など他の社員の目がないところで話を聞くようにしましょう。

3:辞めたい理由を聞き出すには?

しかし辞めたいとは言ったものの、なかなか理由を言い出さない社員も多いでしょう。

また辞めたい理由は1つではないことが多く、本人の中でしっかりまとまっていないこともよくあります。

話し合い

そんな、なかなか言い出せない相手に向かって、話を急かしては絶対にいけません。

こちらもおちついた雰囲気で、このように話しかけましょう。

新入社員
新入社員

………。

いい上司
いい上司
辞めたいって言っていた件、
ゆっくりでいいから話を聞きたいな

会話では雑談が重要とはよく言われますが、こういう時は考えがまとまらなくなる恐れがあるので、控えるようにしましょう。

また説得したい気持ちはグッと抑えて、相手がすべて話し終えるまでは口を挟まないようにしましょう。

聞きながらうなずいて共感を示すのも、話している相手は落ち着くので、ぜひやってください。


4:辞めたい理由別のかけるべき言葉

社員が辞めたいと思う理由で多いのが、まず「やりたい仕事と違った」、次に「人間関係のストレス」になるそうです。

給与の問題に関しては、転職の理由としては多くあがりますが、新人や比較的若い年齢の社員の場合は納得して入っていることもあり、そう多くはないようです。

それではケース別にかけるべき言葉を紹介していきましょう。

まず「やりたい仕事と違った」と言われた場合、こう言葉をかけましょう。

仕事がイメージと違った

新入社員
新入社員

仕事がイメージと違っていて……

いい上司
いい上司
そうか。
どういう仕事がしたかったのか、詳しく話してくれないか

仕事がイメージと違うと言っても、特に新入社員の経験と知識では、そもそもその会社の仕事を詳しくイメージすることはできないでしょう。

その点を踏まえ、まずは彼がどういう仕事をしたいと思っているのかを、詳しく聞きましょう。

また会社側は往々にして、いろんな部署で経験を積んでほしいと考えるため、入ってすぐに希望の部署に配属されないことはよくあることです。

話を聞いたら、今の仕事をすることが先々にどういう意味があるのかを説明し、仕事をするモチベーションを上げるように勤めましょう。

人間関係のストレス

次に人間関係のストレスです。

新入社員
新入社員

先輩の社員と、どうしても折り合いが悪くて……

いい上司
いい上司
すまなかった。私も忙しくて気づかなかったよ。
どういうところで仕事がやりづらいのかな?

ここはまず、マネジメントができていなかったことを素直にわびましょう。

上司が頭を下げるということはなかなかないことなので、そうとうなインパクトがあるはずです。

また自分の味方になってくれたと感じ、心を開いて本音を話してくれるようになります。

また「仕事がイメージと違う」という理由と違い、人間関係は部署異動などで解決できる可能性は十分にあります。

しっかりと話しを聞き、うまい落とし所が見つかれば、辞めることを止められるでしょう。


部下を慰留するためには、どんな態度で接するのがいい?

入社2~3年めの社員や新入社員であれば、確かに経験も知識も少なく、仕事に対してしっかりした考えはまだ作れていません。

「辞めたい」と言い出したとしても、その理由を聞いてみれば学生気分の抜けないフワフワしたものであることが多いでしょう。

新入社員と上司

しかしだからといって、こちらでしょせん浅い考えと決めつけて無理に説得したり、ろくに話を聞かないようではいけません。

フワフワしたものであるからこそ、まだまだ話をして解決できる余地が十分にあるのです。

もちろんしっかりした考えを持っていて、この会社にいるべきではないと結論づけた新入社員もいることでしょう。

その場合は落とし所が見つからないのなら、それ以上、思いとどまらせることは難しくなりますが……。

とにもかくにもまずは、相手の話をちゃんと聞くこと。

その時には、決して上から目線にならないようにしましょう。

上司に退職を言い出す時というのは、ただでさえ緊張しています。

そこで居丈高な態度に出ては、まともに話をすることもできなくなってしまうからです。

同じ目線で問題に取り組んでくれる、という印象があれば話しやすくもなりますし、社員の会社に対する不満もやわらぐことでしょう。

辞めたがっている部下へ、アドバイスをするとしたら…

会社にとってなによりも大事なのが人材。

どんなに優れた設備や商材やスキームがあったとしても、それを動かすのはやはり人間です。

金の卵を大事に育て、将来は会社を背負って立つ人材になってもらいたいものです。

しかし、実は若い社員の離職率というのは非常に高く、調査によると入社3年で3割にものぼるそうです。

せっかく採用した人材にみすみすやめられてしまっては、会社にとっては大損害。

しかし新人クンを思いとどまらせる説得ができず、結局貴重な人材を失ってしまった・・・、という経験がある人というのは多いかもしれません。

ぜひ、ここで紹介したような対応をとって、会社のため本人のために、退職を思い止まらせるように説得してみてください。

もし、社員の悩みの原因が、人間関係であれば、次のようなアドバイスをしてみてはどうでしょうか。
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逆に自分が「辞めたい!」のに慰留されてしまった場合は、
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部下と上手にコミュニケーションをとって、せっかく獲得した金の卵を、ちょっとした対応のミスで失わないようにしましょう。