40代女性|履歴書と職務経歴書の書き方と例文|主婦の再就職

40代女性 再就職で正社員へのステップ2 主婦の再就職

40代主婦が正社員として再就職を成功させるために避けては通れないのが履歴書職務経歴書です。

また、職務経歴書の内容と面接の想定質問は別々にあるのではなく、確実に繋がっているということを意識しておいて下さい。

つまり、面接官が用意する質問は、職務経歴書から引っ張ってくることが多いということなのです。

ですので、書き方を工夫しておけば実際の面接で聞かれる質問を、自分の有利な方向へ誘導してくることもできるのです。

面接での基本的な質問にどう答えるのかの準備のためにも、職務経歴書で書くことをしっかり考えていきましょう。

(第1回:空白期間を乗り越える準備と心構え
(第3回:面接の質問対策

以下、具体的な例を元に解説します。


40代主婦の「履歴書」で注意しておくこと

職務経歴書に先立って、まずは履歴書で失敗しないための注意点です。

学歴・職歴

一般的に離職期間は短い方がイイといっても、まさか履歴書の特に学歴・職歴欄に偽りの年数を書くことは絶対にタブーです。当たり前ですが、この欄は必ず正しい情報を入れます。

しかし、それ以外についてはできるだけビジネス感覚を忘れずに書くようにします。

趣味・特技・資格欄

たとえば、「趣味・特技・資格欄」ではビジネスマン必須の「PCスキル」として「ワード、エクセル」レベルは書くようにします。少し遠ざかっていても、自宅のパソコンで復習した上で「できる」ことをPRするようにします。

また、インターネットを使ったSNSやWEB検索に日頃から慣れ親しんでいるというイメージも大事です。メールでのコミュニケーションやパソコンによる情報検索はビジネスマンの必須スキルです。

編み物、手芸、料理に自信があっても、主婦ならではの関心事は控え目にして、再就職のための履歴書に書く順序はパソコンスキルを先に書くようにします。

また、語学系の特技や資格もビジネス的には好感度が上がります。

写真

履歴書に貼る写真が、いかにも主婦という雰囲気の格好だとヤル気を疑われます。

服装はレディースのスーツ、もちろんオフィス用のメイクもして撮影にのぞみます。スマホではなくきちんと証明写真ボックスなどを利用しましょう。

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40代女性の「職務経歴書」の書き方

履歴書は学歴と職歴を、年度を追って示すことが目的なので、いわば目次のようなもの。実際に選考で重要なのは本章にあたる職務経歴書です。

特に主婦の再就職は、一旦仕事を離れたというハンディを克服する必要があり、そのために職務経歴書の書き方は採否を左右する重要な武器となります。

職務経歴書はその名の通り、これまでの仕事の経歴や担当した具体的な業務内容を書くことが主たる目的です。

ですが、ここへ新たに「自己PR」と項目立てをして、今回の再就職への意気込みを書きます。従って表題も、「職務経歴および自己PR書」とします。

自己PRの主旨は、以前勤めていた時の経験や保有スキルが、いま現在もブラッシュアップできており、即戦力として対応できる自信があるという内容です。

まずはこの自己PR書として使える具体的な文例を紹介しましょう。

前職の事務職では5年の経験があり、仕事内容は主に営業部所属で営業事務を担当していたとします。

具体的業務は以下の通りです。
(1)営業部員の勤怠管理(出退勤管理、出張申請および出張精算等)
(2)営業報告書作成(営業日報、月報、期報資料作成等)
(3)営業課長補佐(営業課長から営業マンへの伝達徹底事項の管理等、)
(4)営業課内会議のセッティング(資料作成、議事録作成等)
(5)顧客対応(来客応対、電話取次ぎ、顧客情報管理、冠婚葬祭対応等)

 

職務経歴書での自己PR例

(1)チームワークを意識した面倒見の良さ
・5年間上司の補佐として、所属営業マンと上司の連携に尽力した経験は、退職後の地域活動や学校行事でもまとめ役として評価されている。

(2)パソコンスキルはブラッシュアップを心掛けており今も自信がある
・前職ではデータ入力はじめ、社内外とのメール交信、資料作成などパソコンを使った業務を担当。退職後も家計管理や住所録管理、各種挨拶状発信記録、インターネット購入、SNSなどパソコンを日常的に使いブラッシュアップできている。

(3)体力に自信がある
・高校時代のクラブ活動ではインターハイ出場の実績もあるスポーツウーマンである。現在も時間を見つけランニングしたり、体力維持に余念がない。子育てや家事そのものが体力勝負なので自信がある。

(4)計画性と臨機応変さを兼ね備えている
・前職の営業事務は、定例会議や月来報告など日、週、月、年といった定例業務や定例報告をこなしてきており、計画的な業務の組み立ては自信がある。
一方、顧客の突発的な注文や変更など、営業事務ならではの臨機応変な対応に慣れている。これはもともと私自身の行動特徴であり退職後も全然変わっていない。

(5)パート勤務経験あり
・子供の小学校入学を機に、(株)スーパー◯◯で2年間パート勤務経験がある。レジチーフを任され新人指導も経験する。繁忙期や繁忙時間も会社に迷惑かけることな出勤し勤務を全うする。
・勤務成績も上位クラスのA評価を2年間もらい、後半の1年は同期より先に時給アップしてもらう。

前職を退職後7年間のブランクがあるが、上記内容に加え持ち前の粘りと向上心で必ずや御社の即戦力として活躍できる自信がありますので、何卒採用の程、よろしくお願い致します。

書類選考がある求人募集の場合、職務経歴書は、いわば予選通過のための大きな武器となります。

たとえ書類選考がなくても、職務経歴書に書かれていることについては面接で突っ込んで聞かれるのは間違いないので、再就職成功のポイントは職務経歴書にあると言っても過言ではありません。

自分の職歴・スキルを積極的にPRし、40代女性としての特性もプラスアルファ的に補完していきます。

40代主婦の「職務経歴書」の例文

それでは、あらためて実際の書類の順番にそって、職務経歴書の文例を紹介します。

1.職務経歴

これは履歴書の職歴と基本一緒ですが、職務経歴書の中では「仕事」といえることは全て書き出し、ブランクがあるものの充実した会社(社会)経験があったことをアピールするようにします。

まずは新卒時に就職した会社での仕事内容です。記憶が少し古くなるかもしれませんが、「そんな昔のこと」と思わず書きます。

転職経験がある場合は、そこでの仕事内容も詳しく書きます。

順調にキャリアップしていた場合は、新卒で入社した会社での業務よりも、主婦になる直前の仕事の方がスキルもあがり責任のある仕事を任されていたはずです。

人によってはここがメインで打ち出すべきポイントもたくさんあるかもしれません。

仕事の実績、どんな成果を上げたかを思い出してしっかり書き上げましょう。

<記入例>

○○年3月 〇〇大学経済学部卒業(経済学科経済政策専攻)

〇〇年4月 〇〇株式会社(食品総合商社)入社 ※注① 
営業本部営業3課統括係配属:営業事務を担当(営業マン8名を2名で補佐。営業資料作成、顧客フォロー、営業会議準備、出退勤管理、営業課内庶務全般)

〇〇年1月 株式会社〇〇〇〇〇(食品メーカー)入社 ※注② 
営業企画部配属:商品開発およびマーケティング業務を担当(市場調査資料の作成、製造部門との工程管理、広報資料の作成、販売パンフレットの制作)

〇〇年3月 結婚のため退職

〇〇年9月 スーパー△△入社(パート勤務) ※注③ 
総務部購買課:店内各売場で使用される備品全般の在庫管理(補充、発注、各コーナーへの配置)

〇〇年5月 二子誕生で退職

〇〇年4月 〇〇小学校子供会役員(三役・会計)安全登校指導世話役 ※注④ 
長男が3年生の時、子供会役員のクラス代表に選ばれ三役であった会計を担当する。
また、全校生徒の安全登校を指導する世話役に選ばれる。

<※注①>

新卒時の就職については、学生時代の就活までさかのぼり、当時の職業意識の高さを強調して、

求職者
『就活中は、金融、損保などいくつか内定をもらっていた中で、第一志望だった食品総合商社の〇〇株式会社に入社いたしました。

食品流通を川上と川下両面から俯瞰できる食品商社に大変興味があったのが志望理由です。最初の配属先は営業本部で、主な業務として・・・を担当しておりました。』

求職者
『新卒での営業本部配属はあまりなく、周囲から期待もしていただいたのですが、業務を通して商品づくりに興味を持つようになり、商品開発のできる食品メーカーに転職しました。』

…といったように面接での答弁を想定しながら“盛り付け”ていきます。もちろん、ウソはだめですが自己PRを前提に一歩踏み出して書くことが重要です。

数少ない会社経験なので、業務内容はできるだけ詳しく思い出して書きます。「事務一般」「電話応対」「来客応対」などと書いてしまうと、書類整理係の事務員イメージしか残りません。

<※注②>

転職あるいは社内での異動で業務が変わった場合は、さらに詳しく書くようにします。

社会人としての経験をある程度積んでからの仕事ですので、新卒の頃よりスキル・成果ともに上がっているはずです。

遠慮せずにどんな仕事を任されていたのか、どんな実績があったかを記入しましょう。

業務の幅が広がっていれば、それもアピール材料になるでしょう。

転職した場合は、キャリアップのため、あるいは結果として新たな仕事をすることで成長したと言えるように、転職することによってなにが実現されたかを整理しておきます。

求職者
『次の職場でもやりがいを持って大変楽しく仕事をさせていただきました。新しいジャンルの製品開発に関わったときには部門が社内で表彰されました。

働くことの喜びを感じながらさらにキャリアをと考えていていたのですが、〇年後、結婚を機に退職いたしました。再雇用制度もあったのですが、機会を逃し今に至っております。』

結婚して退社という理由もしっかり話しておきましょう。

<※注③>

パート勤務も大事な職務経験です。パート勤務はお手伝い的なニュアンスが強いのですが、「品出し」とか「補充」とから書いてしまうと完全な「作業」に終わってしまいます。

「在庫管理」という表現は、何も仰々しく言ったのではなく、限られた在庫スペースと購入資金で効率よく備品(商品)を回転させるという、ビジネスの基本を知った上での表現です。

正社員雇用の選考では、このビジネスセンスの有無は採否に大きく影響します。

仕事にはどんな業務であっても、目的・目標・効率が問われるので、「たかが備品(商品)の出し入れ」的な発想にならないように気をつけなければなりません。

求職者
『スーパーでは、販売部門で使用する備品類の在庫管理を任されておりました。欠品は結果的にお客様に迷惑をかけることになり、備品を単品ごとに使用状況をよく見て発注業務を行っておりました。』
<※注④>

会社勤務以外での「仕事」としてよくあるのが学校関係の役割、地元自治会の役員、趣味・ボランティア団体等での世話役といったものです。

もちろん、会社勤務での仕事とはレベルが違いますが、組織やチームのために頑張る姿勢やなんらかの貢献意識は、自信をもってPRします。

求職者
『学校子供会の役員は、誰かがやらなければならなかったのですが、周囲の推薦もあり会社経験が比較的長かった私がやることになりました。

それまであまり活発でなかった子供会を様々なイベントで盛り上げ、学校からも評価されました。』

2.職務経験を通じて得た知識やスキル

次に能力・スキル面について書きます。

(1)事務能力

求職者
『会社経験で得られた事務能力は以下の通りです。特に最初の会社では、事務職の役割と責任について厳しく指導されました。

業務計画 :与えられた目標に対して達成までの計画を組み立てることができます。

遂行・修正:目標が変更になったり中止になっても臨機応変に対応できます。

改善提案 :事務の効率化、無理無駄排除の提案ができます。』

(2)コミュニケーションスキル

求職者
『◯◯会社時代:入社5年目で、係長補佐に就任。営業事務職をやりながら係長を補佐する。
係長から発信される情報を営業マンに伝達、また営業情報を集約し係長へ提供。

スーパー〇〇時代:職場チームは主任以下パート、アルバイトで10人で構成されていました。女性メンバー中心の中で年長でもあり、前職経験のある私が日常業務の運営をほぼ任され、みんなのまとめ役になっていました。

特に女性が多い職場で在りがちな問題の解決には、上司から相談を受けることが多く、その意味では信頼されていました。

職場通達や方針の徹底、メンバーの出退勤管理・調整など、職場の要として行動してきたのでコミュニケーションスキルには自信があります。』

(3)パソコンスキル

求職者
『業務経験を通じ、ワード、エクセルは平均レベル以上に使用できます。

食品総合商社時代に習得したパソコンスキルは、スーパー勤務時代に、他の正社員以上のレベルでした。

バージョンアップへのブラッシュアップ対応はスーパー時代に実施できているはずですが、今回の転職に当たりパソコン教室で復習をしてまいりました。

また、自治会活動、友人達との趣味活動ではパソコンやインターネット活用で対応することが多く、周囲からは重宝がられています。その他、パワーポイント、フォトショップなども基礎知識があります。』

3.志望動機

志望動機も大切です。

単に収入が必要だから…というホンネは横に置いておいて、ビジネスで通用する書き方をしましょう。

① 御社の事業内容に興味

求職者
『中堅食品スーパーとして、地域に根ざした営業展開をされ、品揃えや品質、価格については地方スーパーの中では高い評価を獲得されておられます。

地域に住む住民・消費者としての立場も踏まえて、御社の営業活動に貢献できればと考えます。』

② 募集職種への興味

求職者
『今回の募集の販売事務職は、御社の営業や販売体制を支える重要な職種と考えます。

また、事務とはいえ、販売最前線をフォローする事務職として、これまでの地域住民の視点、主婦感覚を活かせると考えます。』

③ 事務職として志望理由

求職者
『前職時代の営業事務経験と、業務を通じて得たコミュニケーションスキル他、私の特性である協調性、積極性、リーダーシップを生かせる職場と考え志望しました。』

4.自己PR

先にも紹介しましたが、自己PRでは、職務の経歴だけでなくこれまで培ってきた自分の特徴・長所をアピールします。

職務経歴では、ある程度実績のある事例を書きましたが、新卒で就職後2、3年で退職し、取り立てて言うほどの仕事経験がない人もいます。

こういった場合は、極端に言えば、体力勝負の会社で「病気をしたことがない」というのも大きなPRポイントになり、この「自己PR」という項目で主張します。

40代の女性として、これまでの生活経験や家庭人としての特記事項があればここに書くといいでしょう。

ただし、子育てや家庭人としてプロとであるというのは、保育園や学校関係の仕事ならいいのですが、一般企業ではあまり意味がありません。

むしろ、ここでは子育てや家庭の束縛がなくなり、よほどのことがない限り仕事に専念できる環境であることをPRしておくことにメリットがあります。

① 長所

求職者
『何事にも積極的に取り組む。計画性があり、プライベート生活でも自分なりに決めた目標に対してコツコツと積み上げていくタイプです。

協調性は学生時代から、周囲の人たちから評価してもらっていました。いざとなるとみんなの先頭に立ちリーダーシップを発揮でき、頼れる存在と言われています。』

② 体力および健康面

求職者
『学生時代に陸上部に所属、インターハイ出場経験あり。今でも週に2、3回欠かさずランニングをしており、体力には自信があります。

また、これまで大きな病気をせず健康面でも自信があります。』

③ 家庭環境と今後の意欲

求職者
『小6と中2の子供がいますが、手がかからない年齢であり通常勤務が十分可能。学校イベント的なものは夫と2人で対応できるので負担になることはありません。

今後キャリアアップしてなくてはならない人材となり、末永く御社にお世話になりたいと考えています。』

5.趣味・特技・資格その他

この「趣味・特技・資格その他」も単なる付け足しでなく、面接場面を想像しながら作戦を立てて書きます。

今回の事例はスーパーの販売事務職希望ですが、こんな趣味・特技があれば面接時の会話が弾みます。

求職者
趣味:ショッピング、料理、食べ歩き、グルメ仲間のブログ運営特技:ムードメーカー、ランニング資格:運転免許、秘書検定2級

これだけ並ぶと、どこかちょっと質問してみようという気になります。

単なる「ら列」ではなく、スーパーという志望先に“縁がつながる話材”という意味で、ショッピングはもちろん“買物上手な主婦”“食材にはそこそここだわる人”という印象を持ってもらうことができます。

もちろん、何の趣味もない人が嘘を書いてはいけませんが、転職をしようと考えた頃から少しずつ趣味や興味の幅を広げておいても十分間に合います。

秘書検定2級は、大学時代に取った資格でそんなに難しい資格でなかったとしても、さりげなく書いておいて色どりを添えておくといいでしょう。

これについて質問を受けても、『いや~大した資格じゃないんです~。』と言わないためにも、ちょっと古いテキストを引っ張り出して見ておくことをおススメします。

面接官
面接官

『特技はムードメーカーとありますが、何でしょうか?』

と質問されたら、しめたもので

あなた
あなた

『はい、学生時代から友達仲間の間でいつも言われていました。

旅行に行ってもいつも先頭切って騒いでいました。学校のママ友の間でもよく言われます。』

とPRポイントを用意しておきます。


職務経歴書は面接の台本!しっかり書きましょう。

冒頭に書いたように、面接での応答を意識しながら職務経歴書に“仕込み”をしていくという意味がわかっていただけたでしょうか?

少し注意点として、「40代女性」であることを意識しすぎるあまり、40歳女性の特性(メリット面)を職務経歴書でことさら強調し過ぎてしまう、という人がいます。

現在、正社員として働いていて、転職したいという人にも見られる傾向です。

しかしこれはあまり得策ではありません。

なぜなら、企業が望んでいるのは、中途採用として普通あるいは普通以上に力を発揮してくれる人材で、そのターゲット層がたまたま40代女性なのです。

むしろ、男女問わず、既存の他の社員と同格に活躍してくれる力を期待しているので、そうした特性は事実関係程度におさえ、業務に直接関連があるスキルや実績などを打ち出していくのがいいでしょう。

 
続いて、この職務経歴書をもとに、面接で想定される質問と応答例、さらに「40代主婦」だからこそいかにも質問を受けそうなことを取り上げ、実践的に使える応答例についてみていきます。
40代女性の面接での質問対策|アラフォー主婦が再就職を勝ち取る!
 
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あなたが早く再就職に成功しますように。