大学中退で就職できない人が内定を得る5つの対策 | はたらくす

大学中退で就職できない人が内定を得る5つの対策

アイキャッチ 大学中退

事情があって大学中退し、就職活動を行っているがなかなか就職できない……。

大学に在籍して就活をする場合は、新卒採用の情報やノウハウが大学のキャリアセンターはじめ、さまざまな新卒の就活サイトで教えてくれますが、中退の場合はあまりありません。

しかし、「企業が探しているのは良い人材」という1点については、就職希望者が新卒、既卒、あるいは大学中退とさまざまな背景があっても、何ら変わるものではありません。

大切なことは、「大学中退」をどう理解し、どう自己PRするか。これがわかれば就職できないと悲観することは一切ありません。

大学中退者の就活について紹介します。


1.「大学中退で仕事がない!」は本当か?

大学を卒業していても大変な就活。まして中退では自分が働きたいと思えるような仕事はないと考えてしまうかもしれません。

しかし、けっしてそんなことはありません。

大学中退でも大丈夫だという理由を企業側に立ってみてみましょう。

①仕事能力と学歴は無関係

「企業が探しているのは良い人材」というのをもっと具体的にいうと、「募集している職種の仕事ができれば(できる可能性があれば)良い」に尽きます。

逆にいうと、新卒、中退問わず、学歴だけで推測してきっとこの仕事ができるに違いないなんていうことは不可能に近いものがあります。

職業訓練専門学校で専門技術を学んだ人でさえ、すべての人が合格するかといえばそんなことはありません。

つまり、企業は会社にふさわしい人を選ぶ時、仕事能力と学力を切り離して考え、いわば別物であり、また無関係なものであるということをよく知っています。

②学歴のみに頼ると失敗すると知っている

確かに履歴書を見た時、「〇〇年4月 〇〇大学入学 卒業」という欄に目が行き、人物評価のひとつの目安にするのは間違いありませんが、これだけで採否が決まることはありません。

企業の採用担当者は、これだけに頼る危うさを知っているので、面接を通過して人物確認を行います

履歴書

〇〇大学卒業だからきっとこんな可能性があるかもしれないと思い、面接もそこそこにして採用に踏み切ったけれど、想像とは違ってガッカリした、失敗したという経験を持っている採用担当者はたくさんいます。

③入学したことに価値をもつ場合も

逆に、入学はしたけれど卒業せずに「中退」となっている履歴書を見て、大学中退だからという理由だけで面接もしないと決めつける採用担当者も意外といません。

中退の理由は千差万別なのはよく知っており、きっとなにかあったのだろうと思い、だからこそ面接でしっかり尋ねてみようと思うのが普通です。

日本の大学がよく言われる、「入学は難しいが、卒業は普通にやっていればそう難しくはない」ということもよく知っています。

仮に、多少なりとも大学のブランドにこだわり、基礎能力をそこから推し測ろうとする会社なら、入試をクリアして入学できたことにそれなりの評価をする企業もたくさんあります。

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2.大学中退の理由をどう説明するか?

まず大学中退に至った理由を整理しましょう。

多くの人に納得してもらいやすいことだけでなく、自分の弱点や力不足だった点を改めて認識することも大切です。

「就職できない」「就職できた」の差は、中退理由の説明の仕方にあります。

面接のときに話す「中退理由」を、好意的に感じてもらう方法について説明します。

「中退せざるを得なかった」という説明

履歴書に「〇〇大学中退」と書かれたことに対して、書類段階で不採用となることはあまりないというのは書いた通りです。

加えて、履歴書の中退年度のすぐ下か志望動機欄に、中退理由をワンポイントで書いておくと尚いいでしょう。

問題は、書類選考を通過した後の面接での「中退理由」の述べ方です。

大学中退の理由を尋ねられた時、最も適切な答え方は「中退せざるを得ませんでした」です。

この言葉の裏には「本当はもっと勉強したかった」という本音があります。

当然、家計上のひっ迫や家庭事情などを言わなければならないので準備しておく必要があります。

<中退せざるを得なかった理由>

  • 家計上、金銭的な問題
  • 家族や自分の病気などの家庭事情

①経済的理由

もっとも一般的で就職活動の際に不利にならない理由は、経済事情の悪化です。

最近は奨学金返済に苦労する人も増えており、経済事情の悪化による中退はやむを得ないと考える人が多いはずです。

②大学の学部や文系・理系のミスマッチ

次の理由が、自発的中退です。あくまで前向きに熟考した後「大学中退という道を選んだ」という言い方です。

たとえば、入学後、大学の選び方を間違っていたと気付いたというミスマッチの理由です。文系・理系の選択間違い、学部選びの失敗、通学の問題などです。

ただ、この理由は、新たな大学選びや転学などの選択肢は考えなかったのかと聞かれることを予想しておかなければなりません。

ここで、①の経済的理由と兼ね合わせて、好きな勉強は実社会や独学や資格取得でやろうと思ったなどの理由を用意しておきます。

<自発的中退>

  • 学部選択の間違い、失敗
  • 進学よりも独学、資格取得への方向転換

◆ 専攻分野の変更希望

例えば理工学部へ入学した後に医療への関心が高まり医師になりたいと思えば、医学部へ編雄・再入学しなければなりません。

こうした志を持って中退したものの、さまざまな事情で希望が叶わず就職活動を始める人もいます。

◆ 不本意入学

東大に入る夢をあきらめられず早稲田を中退して受験勉強を再開したものの、合格できなかったという人が就職活動を始めるケースもあります。

あまり印象はよくありませんが、気持ちは理解されやすいでしょう。

③勉強自体に興味を見いだせなかった

根本的に、大学の学問そのものに何の興味も見いだせなかったという理由があります。

高校卒業後の就職を希望していたが、周囲の友人などほとんどが大学進学をする中、家族からも進学を勧められ何の目的も持たずに入学したが、〇年間、やはり何の価値も見いだせなかったことを伝えます。

勉強

そして、大学は所詮学問であり、机上の理論ばかりで何ら魅力を感じることができなかった、そしてより早く実社会で仕事をしたいと思ったという理由をアピールします。

<大学への興味損失>

  • 目的を持たない進学に疑問
  • 机上の理論の魅力激減

◆ 職人などへの転身希望

職人など大学教育を必要としない職業へ就くことを夢見て中退したものの、夢破れて一般企業へ就職するというケースも考えられます。

この場合、ケガなど夢を叶えられなかった理由を説明できることが重要です。

◆ 趣味・アルバイトにハマる

趣味やアルバイトへのめり込み過ぎて中退する人は昔からいます。

演劇や音楽活動をしている人や塾講師を務めている人にありがちなパターンです。

そのまま趣味やアルバイトを本業にできなかった人は、遅まきながら就職活動をすることになります。

④学業不振により興味がなくなる

①~③は、うまく表現することで「せざるを得ない」あるいは「前向きな姿勢」として、それなりの説得性はありますが、難しいのは「学業不振」「人間関係」などのいわば挫折から断念したという理由です。

案外、本音のところであるかもしれませんが、中退理由では言わなくてもいい理由、あるいは言ってはいけない理由になります。しかし、これ以外に理由が見当たらない時は慎重に言葉を選び、ニュアンスを変えていう必要があります。

「学業不振」は、入試で最も希望していた専門学部に行けなくて、結局あまり興味のあるジャンルでなかったという②の理由とミックスし、そのことが勉強に身が入らず学業不振となったと説明します。

ただし、挫折したと捉えられる可能性があるので、「御社なら、自分の好きな専門的な業務(職種)に携われると考え応募した」と言えるぐらいのこだわりを伝える必要があります。

◆ 学力不足、留年による中退

最近は学力試験を受けず、推薦やAO入試で大学へ入る人が増えているため、理系学生を中心に基礎学力の不足が深刻な問題になりつつあります。

対外的には言いにくい理由ですが、大学教育についていけなかった理由を見つめ直すことは大切です。

⑤人間関係などのしがらみや挫折

中退理由に「人間関係」を持ち出すと、事情をあれこれ述べても圧倒的に不利になります。

大学のような狭い世界で人間関係に悩むようだと、社会人になった時はもっと難しい局面があるので、通用しないと判断される可能性があるからです。

どうしても言いたい場合は、たとえば①の経済的理由と併せて以下のようなストーリーを作成します。

  • アルバイトで学費稼ぎに精を出す時間が増えた
  • 普通ならできていたクラブ活動や授業を通じた人間関係づくりがほとんでできなかった
  • たまに授業に出ても孤立することが多かった

◆ ハラスメントによる人間関係の悪化

  • ストーカー
  • アカハラ
  • パワハラ
  • セクハラ

もっとも、上記のようなハラスメントなどの深刻な被害により通学困難となった中退者に対しては、多くの人が理解を示してくれます。

スポーツ推薦で入学した人が、ケガなどの理由で体育会の退部とともに中退せざるを得なくなったケースも広い意味でのパワハラに含まれます。

しかし、聞き様によっては言い訳がましく聞こえてしまうこともあります。本当はそんな人間関係では孤立するタイプではまったくないというところを、高校時代の他の強みやアルバイト先での活躍などで挽回するネタがあるといいでしょう。

3.大学中退にも価値はある!

大学中退者と高卒者は同じではありません。

自分の希望や能力・適性に合った就職先を見つけるためには、大学中退の価値を分析することも必要です。

(1)偏差値

大学中退者の就職活動において入試の偏差値はあまり役立ちません。

高い偏差値が威力を発揮するのは塾や予備校くらいです。

(2)教養課程の修了

教養課程を修了していれば、短卒扱いとして採用される可能性があります。

また、働きながら通信制大学などへ再入学した場合も過去の取得単位を持ち越せます。

(3)専門科目の単位取得

とくに理系の場合は一定の専門科目の単位を取得していれば、高卒・短卒・専門学校卒者よりも能力が高いと判断してもらえる可能性があります。

(4)取得資格

大学中退のハンディを帳消しにする上でもっとも効果的な方策は資格の取得です。

弁護士(司法試験)、公認会計士などの難関資格だけでなく、宅地建物取引士、情報処理技術者などの資格でも一定の基礎能力をアピールできる材料になります。

(5)人脈

名門の体育会で4年間過ごしたものの、単位不足で退学したとか大規模なイベントサークルの中心人物だったとかの経歴を持つ人は、人脈が大きな武器になり得ます。

(6)アルバイト経験

小売・外食産業、販売代理店、塾・予備校などへの就職を展望した場合、アルバイト経験がセールスポイントになる可能性が大いにあります。

実際にこうした業界では、アルバイトから正社員になる人が少なくありません。


4.自分の適性に合った職種を探す

自分に適した職種を考えることも重要です。

就業経験の乏しい大学中退者には難しいかもしれませんが、人材紹介会社の支援などを受けながら自分なりの見解を整理しましょう。

(1)営業系

一般的に営業系の仕事はもっとも就職しやすい(間口が広い)と考えられます。

  • 社交性
  • 押しの強さ
  • 根性
  • 愛嬌
  • 体力
  • プレゼン力
  • 記憶力

など、営業に必要な要素の中で自分に備わっているものを見極めて、より適した業界を探すことが大切です。

(2)内部管理系

内向的、実直、几帳面な性格の人は、経理、総務、法務などの管理業務に適性があると考えられます。

こうした人は関連資格を取得して基礎能力をアピールできるように備えることが重要です。

(3)技術系

技術系の場合は、専門的な知識・ノウハウ・スキルとそれらを身につけるための強い興味が重要になります。

自分の好きな分野の難易度の高い資格を取得すれば、学歴の弱点をかなりカバーできます。


5.大学中退した人の自己PR

ここまで大学中退の理由や自分の適性などについて検討してきたら、いよいよ次は自分のアピールで攻勢にでる段階です。

①中退後何をしてきたか

面接で必ず聞かれる質問が「中退理由」ですが、その前後で聞かれる必須質問が自己PRです。

中退の理由は一旦わかったとして、さて「あなたは何ができますか?どうぞPRして下さい。」というわけです。

これに対して、面接官が一番聞きたいのは中退してその後何をしてきたか(何をしているか)のPRです。

二次面接

大学をやめる場合、学費などの経済的理由なら前期か後期かのキリのいいところでやめるだろうし、次の生活設計もあるはずだから、ある程度の計画性があるはずです。

普通なら、すぐアルバイトに精を出しながら就活を行っていたり、専門性を身に付けたいために専門学校に通っていたなど、中退後の経歴が履歴書に書かれているはずです。

しかし、中退した日から今まで空白期間があったとしたら、無計画感を察して面接官はそこを必ず尋ねてきます。

つまり、中退後に何を計画し、何をしてきたかは注目されるということで、自己PRではここの答え方は重要です。

②そこで何を学んだか

仮に、毎日の生活費稼ぎにアルバイトに精を出していたのなら、早く一人前の社会人になれるようアルバイトとはいえ、

  • 協調性やチームワーク
  • ビジネスマナー

などを一生懸命になって学んだ、と言えなくてはなりません。

また、専門的な知識習得をめざし、この〇年間、資格取得や語学勉強に励んでいたというなら、その結果「来年は取得試験を受ける予定である」といった志望会社に売り込める成果部分が必要です。

③自分の生き方は何か

最後に、自らのこれからの生き方を語れるようにしておくことも必要です。

中退により学歴を捨てた分、別の形で自分磨きに生きようとしているなど、中退をした理由とストーリーがつながる将来設計が語れるようにしておきます。

たとえば、

  • 経済的理由で中退したのは、早く一人前になって親を安心させるのが当面の目標であった
  • 早く実社会で働きたいため中退し、社会人になったのち、こんなことが(〇〇〇)したい

というように、ストーリーを作っておきます。

大学での勉強の積み重ねもなく、実務的なスキルもないとなれば最後は自分自身の人間的魅力しかありません。

積極性、協調性、チャレンジ精神、粘り強さなどこれまでの過去のエピソードと重ね合わせて将来の夢を語れることが正面突破のやり方です。

大学中退でも就職できる5つの対策

<まとめ>

  1. 大学中退したことをハンディキャップとして無理やり背負い込む必要はまったくありません。
  2. 大学中退だけの理由で、就職できないことはありません。理由を明確にしておき、面接などでしっかりPRすることが大前提です。
  3. 中退の理由や事情はいろいろあるとしても、基本は「中退せざるを得なかった」といえる理由には、説得力があります。
  4. もしくは他の理由だとしても「前向き」に捉えて中退した、と言える必要があります。「挫折」と思われかねない理由は、できれば言わないようにします。言う必要がある場合は、内容をしっかり整理しておきます。
  5. 自己PRが大事で、将来の夢やこれからの生き方を語れるようにしておきます。自分として売り込める人間的魅力をPRします。

 
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