「就活」の失敗が原因で引きこもりになってしまった……。
面接を受けても受けてもすべて落とされ、落ち込んで立ち直れないと感じてしまったり、絶望感が原因で引きこもりに。
就活で不採用になるのもつらいですが、引きこもることもまた、つらいですよね。
「分かってはいるけれど、引きこもりからなかなか抜け出すことができない」と悩んでいませんか。
あせりを感じている中では、なかなか動き出せないものです。。
引きこもりから抜け出すために、まずは、あなた自身が考えたこともなかった新しい考え方に触れてみませんか。
少し見方を変えるだけで、悩みがちっぽけなものに感じるかもしれません。
就職の失敗は、たいしたことじゃない
会社員が全てじゃない
「社会人になること」=「会社員になること」。
大多数の人は、こう確信しているのではないでしょうか。
会社員になれば、毎月必ず給料をもらうことができるので、安定した生活を送ることができますよね。
また、社会的な立場も安定します。
しかし、社会人になることは、必ずしも会社員になることとは限らないのです。
もし、会社員でなければ、脱落してしまった負け組かというと、決してそうではありません。
会社員というと安泰の代名詞のようにも感じられますが、大企業に入ったとしても将来のことは決してわかりません。
例えば、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンクは、今後、3行合計で約3万2000人ものリストラを行う予定です。
安定的と言われる銀行でも、何が起きるかは予測できない時代です。
逆に、大学にも進学せずにひとりで好きな仕事で起業して成功する人が次々と現れている時代です。
数年先には何が起こるか分からない。
その時点での“勝ち負け”が、数年後も同じように“勝ち負け”を示しているかというとそうではないのです。
単に、組織に向いていないだけ
就活がうまくいかないということは、見方を変えれば、「単に組織に向いていないだけ」なのかもしれません。
これまで長い間学生として生活していれば「組織で活動するのが当たり前」と感じているかもしれません。
でも、社会人は必ずしも組織で仕事をする必要はありません。
ただ、個人で仕事をするということは「独立」して仕事をすることになるため、ハードルが高いですよね。
現在では、インターネットが広く普及していることもあり、ネットを活用して自宅で仕事をすることも可能です。
スキルと頑張りによっては、十分な収入が得られる場合があるのです。
発想を変えれば、個人でも仕事を行うことは可能です。
自分の興味のある分野を掘り下げてみることが、個人でできる仕事のヒントにつながるかもしれません。
人生のレールは、単なる幻想
良い人生を送るためのレールがあると信じている人もいます。
良い学校に入り、良い会社に入れば、安泰な生活が送れる……。
でも、実際には、良い学校を卒業しても、良い会社に入れるとは限りません。
良い会社に入ったからって、良い生活が送れるとは限りません。
なぜ思ったように人生が進まないということが起きてしまうのでしょうか。
そこにあるレールは、一般的な常識や考え方をもとに敷かれただけのものであって、あなた自身でレールを引いたわけではないからです。
実際の鉄道を見てみると、レールにはいろいろな幅があります。
車輪の幅に合ったレールでなければ、電車は走ることができません。
同じように、人生に敷かれたレール(一般的な常識)と、自分自身の車輪(自分の考え方)が一致しなければ、人生を駆け抜けていくことはできないでしょう。
自分のレールは、自分で引くのです。
つまり、自分に合った生き方をするということが大切なのです。
自分の気持ちと行動が一致すれば、自分らしい人生が送れるはずです。
就職に失敗してしまった原因は?
就職活動そのものが苦痛だった
就職に失敗してしまった原因として考えられることは、「就職活動そのものを苦痛に感じた」ということです。
就職活動で苦痛に感じてしまう理由としては、「いろいろな会社を受けても、全ての会社に落とされてしまう」ということではないでしょうか。
1社や2社落とされるだけならまだしも、10社も20社も面接を受けて、すべて落とされてしまうと、強靱な心の持ち主ですら心が折れてしまうことでしょう。
また、「面接での自己アピール」が苦手な人も多いですよね。
人前で話すことが苦手であるほど、面接が苦痛に感じてしまいます。
面接で思うように自分の思いを伝えることができず、結果的に落とされてしまうことになります。
「ここまでつらい思いをして就職しなければならないのか?」という気持ちになるかもしれません。その気持ちは痛いほど分かります。
高望みをしていた
就活が失敗してしまう原因のひとつとして「高望みしていた」ということが挙げられます。
就職するなら、大企業や公務員などの安定的な職業、総合商社や広告代理店など人気の高い業種を目指したい……。
しかし、大企業や人気の高い業種は、それだけ優秀な就活生が集まりやすい。
募集人員が増えるわけではないので、厳しい競争を勝ち抜かなければ、その会社には就職することができないのです。
就職活動そのものが苦痛に感じたり、面接を苦手に感じたりする人が、人気の高い企業にエントリーしても、なかなか良い結果が得られません。
大企業や人気の高い企業だけを目指すよりも、たとえ規模が小さな企業であったとしても、自分のスキルを活かしやすい企業に入社する方がいいかもしれません。
実は内定がもらえていたのに、納得できなかった
「就職に失敗した」と言っている人の中に、実は内定をもらえていたというケースもあります。
内定をもらえていたのであれば、はたから見れば就職に成功しているように見えます。
しかし、「入社したいと思っていた会社からは内定をもらえなかった」と考えているとすると、就活は失敗ということになります。
内定をもらえていたということは、就活や面接の方法が間違っていなかった、ということになります。
しかも、内定を出した企業から求められていたということなのです。
こう考えると、自分に自信を持ってもいいと思いませんか? 自分自身を過小評価しすぎないことも大切です。
引きこもりは改善できる!
就活で失敗したダメージが尾を引き、社会が信じられないと感じてしまうと、外の世界との接触を断ちたいと感じることもあるでしょう。
「外の世界との接触を断ちたい」という気持ちが現実化して、実際に引きこもってしまうこともあります。
一旦、引きこもってしまうと、外に出ることがつらくなり長期化してしまうこともあります。
引きこもり生活がこれ以上長くならないように、生活習慣を改善しながら、一歩外に出る生活を目指してみましょう。
早寝早起き 規則正しい生活をする
引きこもりの改善に大切なことは、「早寝早起き」をすることです。
なぜ早寝早起きがいいのかと言うと、朝は前向きな気持ちで物事を考えやすいからです。
逆に夜に考えごとをしていると、堂々巡りの思考になってしまいがちなんです。
できれば、日付が変わる夜12時前に眠ることができるとベストです。
また、家族と一緒に生活している場合、朝早く起きるだけで、家族が安心します。
引きこもりは夜型のイメージがあるので朝早く起きると、家族は「引きこもりが治りつつあるのかも」と感じるかもしれません。
しかも早朝に起きることができれば、外にはほとんど人がいないので、少しだけ散歩に出かけることもできます。
朝の空気は、とても気持ち良く感じられますよ。
朝起きたら、身だしなみを整える
朝早く起きることができたら、身だしなみを整えましょう。
引きこもり生活だからと言って、パジャマのままで過ごしていませんか?
顔すら洗わずに、一日を過ごしていませんか?
男性の場合、無精ひげが生えたままになっていませんか?
引きこもり生活のときは、着替えることや顔を洗うことすらおっくうに感じてしまうことが多いですが、ここは、習慣づけてみましょう。
着替えるだけで、気持ちを切り替えやすくなりますし、顔を洗うと、なんだかスッキリとした気分になります。
こうやって、気分転換をすることが大切です。
たとえ家の中で一日を過ごすとしても、メリハリを付けることをはじめてみましょう。
外に出る習慣を付ける
可能であれば、外に出る習慣を付けてみましょう。
人と会うことに対して苦手意識を感じているなら、人の多い日中の時間帯ではなく、早朝や夜間など、人の少ない時間帯に外に出る方法もあります。
特に早朝は人が少ないので、外で人に会いたくなければ早朝がおすすめです。
また、気持ちが滅入っているときほど自然に触れると、気持ちが落ち着きやすくなります。
例えば、木々の多い公園を散歩してみたり、大きな河川敷がある川に行ってみたりしてみると、なんだか自然に癒やされるような気がしますよ。
どんな働き方をすれば良い?
引きこもりの人が特に困ってしまうことは、「仕事ができないために、収入が得られない」と言うことではないでしょうか。
引きこもってしまうと、働き始めることに高いハードルを感じてしまうものですよね。
それでは、どのような形で働き始めれば良いのでしょうか。
自宅で引きこもりながら仕事をする
「引きこもると働けない」とは限りません。
「引きこもりながら、仕事をする」方法を考えましょう。
例えば、現在ではネットが広く普及していることもあり、ネットを通じて仕事を探すことができます。
例えば、「クラウドソーシング」です。
クラウドソーシングでは、ライティングやWEB制作、プログラミングなどの仕事が掲載されています。
WEB制作やプログラミングは、専門的な知識が必要となりますが、ライティングは、幅広いジャンルの中から選べるので、自分の得意分野の記事を書くことができます。
また、アフィリエイトブログを運営する方法もあります。
自分の得意な分野に特化して記事を作成できれば、好きなこと、興味のあることがそのまま仕事につながるので、積極的に取り組めることでしょう。
読者層を想定し、ターゲットを絞りながら、読者の心に響くような内容にしてアクセス数を増やし、収入へ結びつけていきましょう。
パート、アルバイトとして働き始める
でも、自宅で仕事をしようとしても気持ちが散漫になってしまって、なかなか仕事をすることができない、と感じる人は多いのが現実。
いきなり正社員としてフルタイムで働くことはためらってしまう、という人は、パートやアルバイトで働きながら収入を得る方法があります。
引きこもりの人は、「人と接することが苦手」と感じるかもしれませんが、それなら人と接することが少ない仕事を選んでみてはどうでしょうか。
例えば、工場のラインの仕事や警備員、新聞配達などがあります。
中でも、新聞配達は早朝の時間帯の仕事なので、新聞を配達していても人と会うことはほとんどありません。
このように人と接することが少ない仕事もいろいろとあります。働きやすそうな仕事からスタートしてみましょう。
第二新卒として就活を再開する
パートやアルバイトとして働く経験を積み、心に余裕が出てきたら、第二新卒として就活を再開すること検討してみましょう。
「もっと収入が欲しい」という気持ちや、「興味がある仕事をやってみたい」という気持ちや、まわりから「正社員として就職したら?」というアドバイスを受けることも、就活再開のきっかけになるかもしれません。
ニート、フリーター、既卒などの若者の正社員就職支援に特化した
「DYM就職(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)」
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「第二新卒AGENTneo(首都圏、京阪神)」、
「ハタラクティブ(東京、神奈川、埼玉、千葉)」
といった就職・転職サービスなら、就職のさまざまなサポートが受けられます。
自分の心と相談したうえで、働いてみたいと感じたときに就活を再開すると良いでしょう。
引きこもっている今は、「人生の転換点」
就活に失敗することは、つらいことではありますが、見方を変えれば「人生の転換点」のひとつとも言えるのではないでしょうか。
人の人生はそれぞれです。
就活に成功すればそれで人生の成功が決まったかというと、そんなことはありません。
長い人生の中で見ると、就活はほんの小さな点のひとつ。
そう考えると、「就活の失敗は、人生の失敗ではない」という結論にたどり着くことでしょう。
引きこもっているいまは「人生の転換点」。
少し視野を広げていままでとは違った考え方を持つと、新しい人生を送れることでしょう。
思い切って新たな一歩を踏み出してみませんか。
引きこもってしばらくたってから仕事を探すには、
→「引きこもりからの仕事探し。不安があってもできるおすすめの仕事は?」
大学を中退した人の就職は、
→「大学中退でも就職が大丈夫な理由!自己PRで内定を得る3つの工夫」
あなたが心の痛手から立ち直り、一歩外の世界へ歩み出せますように。