【第二新卒】大手への転職は無理じゃない。成功と失敗のポイント

2019.01.22
第二新卒 大手企業への転職 ポイント

【第二新卒】大手への転職は無理じゃない。成功と失敗のポイント

第二新卒が大手企業をめざすのは無理なのでしょうか?

いいえ、第二新卒で大手への転職は可能です。

大手だからこその人材戦略があり、むしろ第二新卒に照準を合わせた採用活動を行う企業が多くあるからです。

ここでは、大手企業への転職に成功する方法と失敗しないポイントを紹介しましょう。


1. 第二新卒でも大手を目指せる理由

第二新卒の応募には、大手はちょっと敬遠するのではないかと思っている人に、決して無理ではないという理由を紹介します。

⑴なぜ第二新卒でも大手を目指せるのか?

一番大きな理由は、現在の「第二新卒」という人材意識は、過去と大きく変わってきていることです。

過去には働くことがイヤで新卒時に就活すらせず、卒業後も無為に過ごしてきた人たちも第二新卒として括られていた時代がありました。

しかし現在では、能力も意欲もあるのに、新卒時の就活のミスマッチで悩んでいる新社会人を第二新卒ということが増えてきています。

また再就職の考え方もできるだけ若くて早い時期に、いまよりもやりがい・はたらきがいのある職場を探すという、積極的第二新卒が主流となっています。

新卒で就職した社会人の約30%が3年以内に離職していくという数字が物語っています。

この傾向を、多様な人材採用の意欲の高い大手企業が見逃すわけがありません。

⑵大手企業からみた第二新卒とは

大手企業からみた第二新卒をもう少し詳しく見ていきましょう。

大手企業が昨今の第二新卒に求めていることは、ダイバーシティ(Diversity=多様性)です。

新卒での一括採用は求める人材像が同じため、どうしても同じような人材がそろってしまいます。

そのため大手として将来の多岐にわたる事業展開を模索する中で、新卒以外に焦点を当てた採用は人材のダイバーシティをめざす上で重要な戦略なのです。

中でも第二新卒は、多少なりとも企業経験をもつ若年層として多様性が期待できるという特徴があります。

前職の退職理由と将来への思いを聞く中で、様々なスキルを持った人材を見つけようとします。

⑶第二新卒は厳しいと言われないために

一般論で「第二新卒に大手への転職は厳しい」といわれることがよくあります。

それは、前段に述べた前向きな就労意識や転職意識を持たない人たちに向けられた言葉です。

大手が積極的かつ前向きに第二新卒に触手を伸ばしている状況の中では、ひるまずに挑戦すれば大手への転職も可能です。

そのためには自らの強みやPRポイントを上手に整理し、企業の求める多様性のどの部分にマッチするかをしっかり見極めて挑戦することが大切です。

成功に向けた具体的なポイントを次に紹介しましょう。

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2. 大手企業へ転職を成功する方法

第二新卒で大手企業の転職に成功する方法と、実際に大手企業がどのような第二新卒の募集を行っているかを紹介しましょう。

⑴成功へのポイント3

大手企業への成功ポイントは次の3つです。

いずれも「ちょっと働いていた期間があるだけに、考え方が新卒とはちょっと違うぞ!」と思わせられることがポイントです。

①転職へのこだわりある理由をPR

第二新卒の再就職では、なぜ早々と転職をしようと考えたのかを必ず質問されます。

答える時に、大手の場合必ず意識しないといけないのが「新卒とは違う何かがある」と思わせることです。

間違っても、たとえば、前職の労働条件面の不満や、ささいな人間関係に関する転職理由は一切言わないようにしましょう。

また、いかにも新卒が言いそうな「御社は安定性があるから」とか「業界のリーダーだから」といったありきたりの内容もダメです。

「自分のやりたいことが、前職では実現できそうにないと考えたため転職を決意しました。」

すると、向こうは「あなたのやりたかったこととは何?」という質問にいかざるをえなくなります。

そこで、「大手の御社だから(業界のリーダーだから)実現できると考え志望しました。それは…」と続けるようにします。

ポイントとなる「やりたいこと」は、多少ニッチなことでもかまいません。

できるだけ、こだわりにある内容に絞り熱っぽく語ることがポイントのひとつです。

②生き方や働き方も語れるようにする

志望理由などで「やりたいこと」について語ると、必ず「なぜそれをやりたいの?」という質問が来ます。

このとき、大手企業の求める人材の多様性を思い出して下さい。

ここでも、新卒の言いそうな「昔からやりたいと思っていました」とか、「好きだから」という答えは印象的な答えとは言えません。

多少の社会人経験があるのですから、「自分の価値観に合う」「私の生き方にも通じる」と、自分の経験と結びつけた言い方にしましょう。

面接官は「あなたの価値観とは?」「生き方ってなに?」と聞き返してきます。

多少青臭い話でもいいので、自分なりの生きざまとか、働く意味とかを語るようにします。

③働いた経験から価値観をPR

働く価値観について語るのは難しいかもしれませんが、冒頭述べたダイバーシティ=多様性に通じるところなので、ちょっと自分なりに参考本を読んで勉強しておきます。

「前職の在職期間は短かったのですが、働くとはどういう意味かを前職で体得することができました。働くとは、みんなと協働で創り上げることだと思います。それが顧客満足に繋がると信じています。(前職では、…だったため残念ながらできませんでした。)

最初は、最前線の営業職を希望しますが、認めていただいた暁にはチームをまとめる仕事を是非やりたいと考えます。」

⑵「新卒扱い」での採用に照準

第二新卒で大手をめざす時、成功につながる可能性の高いのは、第二新卒を「新卒扱い」として募集している企業を探すことです。

実際、この方法で第二新卒を募集する企業が増えています。

ただ、注意しなければならないのが、志望企業のホームページで探す時は、「新卒」の欄をクリックすることです。

すると、「応募資格」とか「対象者」という項目があるので、ここに、たとえば2019年が新卒なら「2015年~2019年の間に卒業・もしくは卒業見込みの学生」と書かれていたら、第二新卒や既卒者でも対象になります。

自分はもう新卒ではないから、「新卒」の項目は見ずに、「キャリア採用」や「中途採用」を見てしまいがちです。

また、「第二新卒」という項目がないから対象じゃないと思ってしまうことがありますので見落とさないようにしましょう。

⑶トヨタ、博報堂、日立の例

①トヨタ自動車株式会社

以下は、トヨタの2019年の新卒向けのHPで紹介された内容です。

採用データでは、応募資格として次のように書かれています。

    <国内大学(修士・学士)、高等専門学校>
    2015年4月から2019年3月までに卒業(見込)・修了(見込)の方

これは、たとえば通常の卒業だと3月なので、2015年度生は2016年3月卒業に既卒となっており、応募資格があります。つまり、卒業後3年弱を経過している人も対象者としていることになります。
参考:トヨタHP:採用データスケジュール(http://toyota-saiyo.com/recruit/data.html)

また、HPの「求める人物像」では次のようなフレーズがあります。

    <求める人物像>
    就職とは社会をつくる側になること。これから始まる社会人生活を通じて、あなたはどんな社会をつくっていきたいですか。社会にどんな影響を与え、責任を果たしていきたいですか。

面接などでこのフレーズを引用し、社会人経験のあることを強調して自分なりの考えをしっかりいうようにすれば、新卒との差別化をすることができます。
参考:トヨタHP:求める人物像(http://toyota-saiyo.com/recruit/)

②株式会社博報堂

博報堂は、「第二新卒」という言葉をしっかり打ち出しています。これはHPにある2017年度の「第二新卒採用について【期間限定】」というお知らせです。

応募資格として、

  • 4年制大学卒業以上
  • 就業経験が有り、社会人経験2~5年目程度の方。業界経験不問。

とあります。

一般に言われる第二新卒を募集したものです。

また、人物像は、「強固なパートナーシップを築き、クライアントの持つ様々な課題を解決するためのコミュニケーション戦略の立案・実施などのプロデュース業務に力を発揮したい方を募集します。」とあります。

前職の業界は不問なので、まさに、就業経験から学んだ「コミュニケーション能力」などを積極的にPRするといいでしょう。
参考:博報堂HP(http://www.hakuhodo.co.jp/employment/recent/)

③株式会社 日立製作所

日立のHPに掲示された、2019年の採用情報です。募集要項では次のように紹介されています。

    <募集対象(国内大生)>
    高等専門学校または、大学学部・修士・博士課程を2019年3月末までに卒業(修了)見込みの方、 および既に卒業された方で新規卒業予定者と同等の枠組みでの採用を希望される方
    (職歴の有無は問いません)

「既に卒業された方で新規卒業予定者と同等の枠組みでの採用を希望」というのが、まさに第二新卒を「新卒扱い」として募集することを明記しています。職歴の有無も問われていないので、職歴の長短や、経験値も気にせず応募できるということです。
参考:
日立HP(http://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/recruit_info/guideline.html)

別ページでは、日立のダイバーシティの考え方が紹介されています。

    「性別・国籍・職歴・年齢・性的指向・価値観といった違いを『その人がもつ個性』」と捉え、それぞれの個性を尊重し、組織の強みとなるよう生かすことで、個人と組織の持続的な成長につなげることが日立のダイバーシティ&インクルージョンです。」

第二新卒に限らず、あらゆる多様性に言及していますが、狙うべきは「個性を尊重し、組織の強みとなるよう生かす」という点です。

特に自分の「価値観」をPRすることで多様性を求める企業にふさわしい人材だということを強調しましょう。
参考:日立HP:「「働く」を支援する取り組み」
(http://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/recruit_info/diversity.html)

3. 失敗しないポイントはココにある

大手企業が第二新卒を歓迎しているにもかかわらず、企業の思いにマッチせず、残念ながら転職に失敗する人がいます。

失敗した人の原因をさぐりながら、どこが失敗の原因だったのか、そして失敗しないポイントを紹介しましょう。

⑴大手を選んだ理由を明言する

「転職する以上は、できるだけ有名で安定性のある大手企業をめざそう」という理由だけでは失敗しています。

まして、前職の労働条件や福利厚生と比較し、圧倒的に条件の良い大手を希望したとなればこれも必ず失敗します。

自分の胸に納めておく分にはかまいませんが、ひと言でも発すると不合格です。

大手企業の担当者は、自社が大手であることを知っており、志望者が大手に望んでいることを見透かしています。

その中で、「なぜ当社を選んだの?」という質問には、「彼は他の応募者とはちょっと違うぞ」という答えを期待しています。

したがって、大手企業を選んだ理由は、述べたように自分の個性や価値観のPRに尽きます。

⑵大手が好む自己PRの方法

大手企業は、誰もが自社にプライドを持っています。

したがって、自社に応募してきた人はそれにふさわしくスケール感のある人であってほしいと望みます。

しかし、一方「理想や夢ばかりでは困る」というのが本音です。

具体的な自己PRとしては、まず企業のプライドに同調し夢を語ります。

「前職の企業では、自分の夢ややりたいことを実現できなかった。御社の昨今の事業内容は本当に素晴らしく、そんな御社でやりたい夢を実現したい。」

しかし、次はしっかり足元を見て、「最初から大それたことができるとも思っていない。どんなこともコツコツと積み上げることが大事と考えている。」と現実的な話をします。

その点、「自分は前職でもそうだったが、まじめにコツコツと頑張ることには絶対的な自信を持っている」と、前職での仕事ぶりをPRします。

⑶大手が多い転職サイトを選ぶ

大手への転職をめざしての行動として、進路指導してくれるアドバイザーやそれなりの情報提供者は絶対必要です。

そのためには、転職サイトや転職エージェントへの登録は必要です。

しかし、転職サイトやエージェントを選び間違うと、就職情報会社によってはどうしても手ごろな中小企業への勧誘が来ないとも限りません。

あくまで大手企業を狙うという意志をしっかり持って、紹介内容も大手企業が多い転職サイトを選ぶことが重要です。


「第二新卒だから大手企業に転職できない」は間違い

第二新卒と言えば、大手には厳しいという先入観をもちがちですが、決してそうではないという理由を解説しました。

大手企業は第二新卒を戦力として歓迎すると同時に、しっかりとした転職意識と自分なりの考えをもっている応募者を待っています。

大手への転職成功へ第一歩は、新卒時の延長で志望動機や自己PRを考えるのではなく、「多少なりとも社会人経験のある人材」であり、「新卒とはやはり違う」と思わせることです。

次の記事では第二新卒の人向けの「志望動機」の書き方について紹介します。
【第二新卒】履歴書や面接で使える志望動機の書き方のコツ

 
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といった就職・転職サービスを利用するのもひとつの方法です。
 

あなたの魅力を生かして希望の企業に転職できますように。

2019/01/22

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