旦那が「会社を辞める」と言い出した!
夫から「転職したいんだ…」と相談された!
ちょっとびっくりしますよね。…というかとても不安です。
しかし、夫も20代から無我夢中で走り抜けて気づけば40代。
自分のキャリアについて見つめ直す時期がやってきて、転職したいと思ってしまうケースは多いのではないでしょうか。
あるいは不本意な形で転職をせざるを得ない方もいらっしゃると思います。
独り身ならまだしも、家族がいる場合は一家を支えることが多く、一人だけでは解決できない問題が降りかかってきます。
ここでは筆者夫妻の転職活動を通じ、妻として夫にどのように接したかをお伝えできればと思います。
【この実体験記の筆者夫妻について】
趣味を通じて知り合い、結婚5年目、子供なし。3年半の別居婚を経て同居。現在夫婦二人暮らし。
筆者:私(妻):40代前半兼業主婦。大学卒。フルタイムで勤務し、残業もすることがある。
夫:妻より3歳年上。大学院修士課程修了後、大手企業に技術職にて入社。結婚前に海外赴任歴あり。
夫から突然「会社辞める」とメールが!!!
「僕。会社辞めることになった。君の住む街に行く」
残業中の私に一本のメールが入ったのは夏のある日のことでした。
新卒で勤務してからもうすぐ20年になる会社を辞めると言い出したのです。
自慢ではありませんが、バブルの時代なら3高(高学歴・高収入・高身長)ともてはやされるであろう逸材。
大手企業に就職し順風満帆だったキャリアを捨てて、別居婚を解消すべく私の住む街に来ると言い出したのです。
動揺する私に「もう決めたから」と選択の余地を与えない夫。
静かに同意するしかありませんでした。
この時から、3か月にわたる転職活動が幕を開けるのです。
当時、私は一般企業で派遣社員として働いていましたので当面の工面はできましたし、夫も貯金をそこそこ持っていたため、当面のお金には不自由しませんでした・・・・・の筈でした。
しかしながら、そんな妻にも契約終了の連絡が。順調だった夫婦の懐事情は一気に苦境に陥るのです。
夫の転職活動がスタート
主人は以前、機会があればと考え、高収入者向けの転職サイトに登録をしていました。退職前の夫の年収は約650万円。
地方都市で暮らしていたので、比較的高収入です。目標は800万円。妻である私が暮らしていたのは都市圏でしたので年収アップを目論んでのことでした。
転職活動を始めたことをサイトで伝えると、大手企業を扱う転職エージェントから引く手あまたでした。
彼はほかの転職サイトには目もくれず、そのサイトからくる転職オファーに返事をする日々が続いたのです。
正直のところ、このころは安心してみていられる状態でした。ですから妻としては何も干渉することもなく、夫が報告してくれる進捗を見守っていれば安心できました。
夫との接し方1:夫が口を開くまで待つ
エージェントとの顔合わせが進み、企業からぜひ会いたいと返事が来るといよいよ面接へ進みます。
通常、エージェントはピンポイントで必要な人材をスカウトしてきますので、企業の傾向に合わせた模擬面接を行ってくれるところが多いようです。
こうすれば好印象になりますよ、書類選考に通ったんですから必要な逸材なんですよ、などと鼓舞をしてくれます。
しかし、帰ってきた夫の表情は浮かないものでした。
ここで、妻の立場としては笑顔で「大丈夫よ」や心配そうに「どうだったの?」と声をかけたくなってしまいます。
ところが、ここで私は声をかけるのをあえて控えることにしました。
夫が口を開くまで待つことにしたのです
こちらからむやみに口を開いてしまうとせっかくの相手の本音が聞けなくなってしまう可能性があるからです。本音を話したくなったら自然と話してくるものです。それを待つことにしました。
夫との接し方2:感情を否定しない
重い口を開いた夫は、面接の様子を切々と語り始めました。
どんな内容で、こんな能力を試されたなど。
話し始めたらこちらの勝ち。ひたすら話を聞きました。
この時に気を付けたのは聞き役に徹して感情を否定しないこと。
リラックスできるはずの家庭で愛する妻に否定されたら、転職活動自体否定してしまうのと同じこと。むしろ共感するように心がけたのです。
結局面接まで進むものの、なかなか良い結果が得られない状況がいくつか続きました。
エージェント経由ですと不採用の場合も理由を開示してくれる場合が多いそうです。
夫の場合、多かったのが、「求める専門分野が違った」「マネジメント経験が不足」などの理由で会社の求める人材とは異なっていたとのことでした。
同時に「人は良かったんだけど」という感想も返ってきたそうです。
つまり、夫という人格は否定されていないということなのです。それなのに妻に否定されてはせっかくの気持ちが途絶えてしまうのです。
夫との接し方3:せかさない
自己都合で退職した夫は失業保険を給付されるまでに時間を要しました。
その一方で転職活動が長期戦となりそうだったのです。
幸い退職金がありましたので生活はできました。
一方、後に転職活動を始めた妻である私が先に転職先が決まってしまったのです。喜ばしいことではあるのですが、ある日つい、夫にこんな一言を言ってしまったのです。
「今日は面接ないの?」
転職活動を始めてはや2か月。エージェントからのオファーも減ったこと、私が短期決戦で面接をこなしてきたこともあり、つい言葉に出てしまいました。ひどく反省しています。
私も転職活動をしてきて、早く決めなきゃと焦っていた気持ちを押し付けてしまいました。夫は怒りませんでしたが、ひどく傷ついたと思います。
焦って仕事が見つかるわけではありません。焦ることは志望動機がないのにやみくもに応募して時間をするのと同じことです。
反省した私は夫の行動を再び見守ることにしたのです。
夫との接し方4:最後は夫に任せる
転職活動を始めて3か月、失業保険をもらうようになった夫は転職活動実績を付けるためにハローワークの求人にも応募するようになりました。そして、2回目の訪問時、運命を変える求人に出会ったのです。しかしこのことは妻である私は知りませんでした。
通常、紹介状をもらい履歴書を送るタイプの求人が多い中で、この会社はハローワークでの紹介後、インターネットで応募するタイプのものでした。夫は私の寝ている間に履歴書を作って送っていたのです。
すると、その会社から翌日には「明日会いたい」と早々と一次面接の連絡があったのです。
そして面接が終わったころに、メールを確認すると夫からのメールが。
「突然ですが、明日から働くことになりました。」
なんと、一次面接のつもりで行った面接で内定をもらったうえ、すぐに入社するかの決断を迫られていたのです。私に相談する余地はありませんでしたが、不思議と腹が立ちませんでした。夫は夫の意思で自分の道を決めたのですから。
夫は40代の大人です。一人の人間です、その人が納得して決断をしたわけです。反対の理由はありません。
結局夫は転職前に比べて収入は減りましたが、専門性が生かせると喜んで働いています。それだけで私は幸せになれるのです。
夫の転職を見守ってわかったこと
これで40代夫婦の転職成功例の話はおわりです。
夫の転職活動経験を通じて妻として心がけてきたことを4つご紹介しましたが、これらのことは夫婦の日常生活を充実させることにも応用することができると思います。
転職体験記ですので多くを語りませんでしたが、転職活動中に夫が私の住む街に転居してきたことで別居婚も無事解消されて夫婦にとってプラスになる要素が増えました。
当たり前のようですが、最後に会社を決めるのは家族ではありません。夫本人です。
最近は家族の反対で転職したい会社を諦めるということも珍しくないようですが、働く本人が幸せな決断をすることが家族にとっての幸せであると私は思います。
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夫が「仕事辞めたい」と言い出したときに慌てずにしっかり話し合うには・・・
→「夫が急に「会社を辞めたい」と言い出したときに慌てない方法」
あなたのご主人の転職がうまくいきますように。