38歳男性の転職|厳しくなる40歳になる前に検討すべきこと

38歳男性の転職 30代

男性38歳ともなると、節目の年齢が近づいてきているのを実感する頃です。

このままいまの仕事を続けるのか、それとも40歳になる前に転職した方がいいのか、真剣に考え始める人が出てきます。

新卒後に就職した会社で順調にキャリアを積み上げてきた人もいれば、紆余曲折を経て今の仕事に就いている人もいて、これまでのキャリアは人それぞれですが、多くの人たちに共通する点があります。

それは40歳までに決めなければという無言のプレッシャーです。

昔から、四十にして惑わずという言葉もあります。

38歳という年齢は順調なキャリアを一層発展させることも、過去の失敗を挽回することもできます。

ここでは、さまざまな状況別に、38歳男性が転職を考える際の検討事項を紹介します。


転職経験がある・無い?による違い

1.転職経験のない人

最初はこれまで転職をしたことのない人が検討すべき項目です。

(1)業界の将来性

まず、業界の将来性を検討しましょう。

例えばエネルギー産業であれば、原子力発電が日本国内で再び大きなシェアを確保する可能性は低いと考えられます。

一方で、シェールガスなどの新たな埋蔵資源や再生可能エネルギーの増加が予想されます。

10年単位で業界の将来予測をすることが大切です。

(2)会社の将来性

60歳定年を見据えた場合、38歳は折り返し地点が見えてくる年ごろです。

このまま20年以上勤め続ければどうなるか(そこまで会社がもつか)を、自分なりに見極めることが重要です。

大企業の倒産や経営危機が表面化すると「有名大企業なので安心していた」という社員の声が必ず報道されます。

そういう他人任せの思考停止状態に陥ることは危険です。

(3)出世の見通し

38歳はまだ出世競争の初期段階です。

トップを走っていなくてもあきらめる必要はありませんが、最近は幹部候補生の選抜時期が早まっています。

昔は大卒社員であれば部長クラスまで、ほぼ同時に昇進できました。

このため傍流で実力を蓄えた人が会社の窮地を救って、そのまま社長にまで登りつめるケースもみられました。

しかし今は、非エリートが温存される余地が狭まっています。いまの時点で社内でのポジションはどうか、同期と見比べてみましょう。

(4)人事制度の変更見通し

  • 65歳への定年延長
  • 若年労働者の減少
  • 女性の積極活用
  • 外国人労働者の増加

これらにより、企業の雇用環境は15年前と比べ大きく変化しています。

そうした状況変化を踏まえ、今の勤務先の人事制度がどのように変化するのか(自分にとって望ましい方向に代わるか否か)を見極めることも大切です。

(5)転職リスク

給与水準
転職すれば給与水準は下がるかもしれません。

表面的には増えるようにみえても歩合の割合が高いとか管理職になり残業手当がつかないとかにより、実質的な減収になるケースもあります。

安定性
有名大企業の方が中小企業より安定しているという単純な図式はもはや当てはまりません。

もちろん自分自身の問題による変化、「やりがい」「成果報酬」重視した転職をすれば、身分や給与の安定性が低下する可能性はあります。

勤務時間・労働時間
とくに異業種へ転職すれば、勤務時間や労働時間が大きく変化する可能性があります。

深夜・休日勤務が増えたり残業時間が多くなったりして、体調を崩すリスクがあることにも注意しましょう。

社風・人間関係
社風や人間関係は職場により異なります。

同じ職場でも本社と工場や営業所とで雰囲気は異なるものですが、会社が変わればさらに大きな違いが生じます。

転勤や異動で新しい職場に馴染めなかった経験のある人は、転職も慎重に判断すべきです。

転勤
会社や職種により転勤の有無はかなり異なります。

いまの会社でまったく転勤した経験のない人であれば、転職候補先も転勤のない先に限定する方がよいかもしれません。

2.転職経験のある人

次に、転職経験がある人はどうでしょうか。

(1)業界の将来性

転職経験のある人も業界の将来性を検討することが大切です。

先行きの見通しが暗い業界であれば、抜本的に仕事を変えることも検討すべきです。

同一業界の中で転職してうまくいった経験のある人は自信を持っているでしょうが、それが仇になる恐れもあります。

(2)会社の将来性

転職未経験者と違い「大企業だから安心」と考えるウブな人はいないでしょうが、慢心していると突然会社が倒産するかもしれません。

しっかり会社の先行きを見通することが必要です。

(3)出世の見通し

大手商社の関連企業などでは、親会社からの出向者とプロパー採用者の間で、あからさまな待遇格差が存在します。

もちろん中途採用者の立場も微妙です。

こうした会社の場合は、一定の成果を上げた段階で次のステップを展望する方がよいかもしれません。

(4)転職リスク

給与水準
業界事情や自身の能力・実績により異なりますが、成功報酬の割合の高い業種・職種ほど慎重に検討することが大切です。

安定性
一般的に転職を繰り返すほど勤務先の安定性は低下します。

前向きな転職であれば大企業の担当者・中間管理職からベンチャー企業の経営幹部への転身が増えます。

しかし、後ろ向きの場合は一段と企業の格が落ちる先へしか転職できないからです。

風評
転職回数が多いジョブホッパーとみなされると、転職市場での評価は下がる可能性があります。

38歳までに3回以上転職している人は要注意です。

それぞれの転職について誰もが納得する理由がなければ、「困難に直面するとすぐにケツをまくるヤツ」とみなされる恐れがあります。

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希望する職種の「経験」がある、それとも未経験?

1.経験職種への転職を希望する人

続いて、経験のある職種で、転職を希望する場合です。

(1)職種の将来性

ITやAIの進展に伴う省力化少子高齢化の影響などを考慮して、職種の将来性を検討しましょう。

例えば薬剤の処方箋の作成や調合を行う内科医、薬剤師の仕事は大幅に減ることが予測されます。

事務系でもすでにシステム化が大幅に進んだ経理部門では、数十年前と比べ人員数が激減しています。

(2)自らの実績

38歳であれば相応の実績を積んでいるはずです。

これまでの実績を具体的にアピールできなければ好条件の転職は困難です。

採用する側も所管部署の管理職が必ず面接するはずなので、その人を納得させなければなりません。

(3)自らの成長性

過去の実績を説明することも大事ですが、同時に将来の成長性(伸びしろ)について納得させることも重要です。

分かりやすく言えば、珠算1級でもパソコンを使えない人は採用されにくいということです。

(4)自らの変化対応力

職場の変化
業界や職種が同じでも、職場が変わればうまく適応できない人がいます。

移籍先で活躍できないプロスポーツ選手がいるのと同じです。

自分が多少の環境変化に動じない人間かどうか改めて見つめ直しましょう。

収入の変化
転職すれば必ず収入も変化します。

  • 基本給
  • 成果報酬
  • ストックオプション
  • 退職金
  • 年金

いずれもが増加する企業へ転職できるケースはまれです。

前向きな転職であっても、どこかでリスクを取ることになるはずです。

生活の変化
転職すれば、少なくとも勤務場所と通勤ルートは変わります。

場合によっては通勤時間が長くなったり、それを避けるために転居したりすることもあります。

仕事の内容は大きく変わらなくてもこうした生活の変化が負担になる恐れがあります。

2.未経験職種への転職を希望する人

最後に、未経験の職種に転職する場合です。この場合は年齢が年齢だけに、より慎重な対応が求められます。

(1)職種の将来性

未経験の職種へ転職する際には、その将来性を見極めることが極めて重要です。

「手に職をつければ安心」と考えて簿記、税理士、社会保険労務士などの資格を取得して経理や人事の専門職を目指す人もいます。

しかしIT化、AI化の進展により管理系人材に対するニーズが構造的に減っていることを認識すべきです。

(2)自らの潜在能力

ほとんどの企業は、38歳の男性転職者に対し即戦力として働くことを期待しています。

未経験職種へ転職する人は、座学などにより基礎的な知識やノウハウを身に着けたことに加え、その職種に対する適性を示し潜在能力が高いことをアピールすることが重要です。

(3)自らの変化対応力

仕事の変化
当然ながら仕事内容は以前と比べ大幅に変わります。

まったく経験したことがない作業や下働きも抵抗なく受け入れられることが不可欠です。

転職先によっては20代の年下の先輩にこき使われることも覚悟しなければなりません。

収入の変化
未経験職種へ転職すれば、最初の収入は大幅に減る可能性があります。

それを乗り越え大きく成長して稼ぐ自信がなければ、未経験の仕事は避ける方が無難です。

生活の変化
勤務場所、通勤ルート、勤務時間、住居など生活面に大きな影響を及ぼす変化が生じる可能性もあります。

一念発起して職人を目指すような場合は、住み込みで修業に励むことになるかもしれません。

家庭の変化
転職により収入が大幅に減れば家族の生活にも影響が生じます。

妻がパートに出たり子供の習い事をやめさせたりすることもあり得ます。

最悪の場合、妻子との別居や離婚に発展することもあります。

35歳で未経験職種に転職しようという場合の解説は、
35歳で未経験の職種に転職するには…【面接】受け答え例5

https://hatarakus.jp/35-year-old-career-change-inexperienced

38歳の転職は将来性を見据えた慎重さが必要

38歳転職 検討事項

38歳の男性はおおむね15年以上の社会人経験を積んでいます。

多くの人は課長などの末端管理職や重要案件を担う上席の担当者として働いています。

このため世の中の動き、会社の状況、仕事内容などを多面的に理解しており、転職についても慎重に判断できる見識を持っていると考えられます。

しかし一方で、他業種の実情経営層の実態などまだ垣間見ていないこともあるはずです。

また家庭面では、これから結婚したり幼い子供を育てたりする人も大勢います。

38歳男性は働き盛りであると同時に未知のことも少なくなく、25~30年程度の就業期間が残されていることも踏まえて、論理的かつ客観的に自らの転職問題を考えることが大切です。

39歳、40歳となれば転職はより難しくなります。

特に40代の大台に突入してしまうと、格段に転職は難しくなります。
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あなたが40歳までに転職を成功させられますように!