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派遣社員で妊娠したら?産休・育休を使って仕事を続ける方法

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派遣社員として働いているときに、妊娠してしまったら…?

「妊娠」ということだけでも不安なのに、これからの生活のこと、仕事が続けられるかどうかなど、考えることが多過ぎます。

そんな軽いパニックになっているとき、職場の上司にはすぐに相談できません。

「契約解除!」と言われ、数日後には収入がなくなってしまう可能性を考えてしまうからです。

職場の同僚の反応にも不安になるでしょう。

あくまで仕事上の付き合いのためプライベートの友人とは違います。自分に対する対応が変わり、仕事がしにくくなったどうしよう…などと心細くなってくるかもしれません。

職場の反応や対応が想像できるから誰にも相談できないでも派遣先や派遣元に相談しなくてはならない

こんな不安な気持ちを今日言おうか、明日言おうかと日々悩んで数週間経過してしまった、という状態ではありませんか?

結婚しているしていない、特定の彼氏がいるいないに関わらず、誰でも妊娠の可能性はあります。

いざ妊娠がわかったときに最悪の結果を取るのではなく、事前に知識を身につけていることにより、落ち着いた判断で対応できるよう、派遣社員でも堂々と取得できる出産や育児の権利について解説します。


1.派遣社員も使える妊娠・出産にかかわる国の制度

妊娠をしたら正社員であっても派遣社員であっても平等に、産休と言われる休みを取ることができます。

「産休」はよく耳にする言葉ですが、ネットや区役所などで調べるときのために、正式名称「産前産後休業(さんぜんさんごきゅうぎょう)」という言葉を覚えておきましょう。

1-1.産前産後休業(産休)とは?

労働基準法第65条の、出産前・出産後の妊娠した女性が就業先で休みを取得する制度をさします。

派遣社員という雇用形態にかかわらず誰でも産休を取得する権利を持っています。

これはどういった制度なのでしょうか。

企業側は社員の妊娠を知ったとき、自然分娩の6週間以内に出産する予定の女性を就業させてはいけないという規定があります。

この規定により、出産予定日がわかったら産前休業は出産予定日を含む6週間取得することが可能ということになります。

また出産日まで本人が働くことを請求した場合、かつ医師が支障ないと認めた場合は、女性は出産日まで働くことができます。

したがって、派遣社員でも産休を取ることができるということになります。

ただし登録している派遣元の規定により、取得できる期間や条件はさまざまなため、派遣元の就業規則を確認しましょう。

1-2.育児休業(育休)とは?

育休とは、子どもを養育するために、男女問わず最長で子どもが2歳まで育児休業を取ることができる、育児・介護休業法第5条~第10条の権利のことをいいます。

ただし、取得するには以下のような条件があります。

  1. 同じ事業主に1年以上継続雇用されている
  2. 子どもが1歳の誕生日を迎えても継続した雇用見込がある
  3. 子どもが2歳の誕生日の前々日までに契約満了しており、契約更新されないことが明らかではない

条件が合えば、労働基準法65条の産前休業が終わった後、子どもが1歳になる誕生日の前日まで育児休業(育休)を取ることができます。

派遣社員の場合多くは上の条件1と2に当てはまっていれば、育休を取得できるところが多いようです。

産前休業(産休)は女性しか取得できませんが、育児休業(育休)は男性も取得できるため、夫婦同時に育児が可能です。

男性の育休取得者は少しずつ増えてきています。また、男女とも平等に育休を取得できる派遣会社がほとんどです。

パートナーとよく話し合ってみましょう。

1-3.派遣社員が妊娠しても仕事を続けられる?

ここまでのお話しで、“派遣社員だから妊娠すると会社をクビになる”という不安はなくなったと思います。

妊娠がわかったら派遣会社の就業規則を確認し、自分の体調と相談しながら派遣元へいつから産休を取りたいのか相談しましょう。

妊娠していても体調が良く、出産ギリギリまで働いている女性もたくさんいます。

また妊娠初期は体調が悪くても、日にちが経つにつれ落ち着いてくる場合もあります。

いきなり産休を取る、または無理して働き続けるのではなく、派遣元や派遣先と相談しながら少しのお休みをもらうことは可能です。

妊娠しなくても体調の悪いときはありますよね?

派遣社員でも産前産後休業(産休)を取れることがわかったので、安心して今後のことを考えてください。

1-4.派遣社員と育児休業(育休)の問題点

また、働いている人なら誰でも育児休業(育休)を取得できることも説明しました。

しかしここで1つ派遣社員にとって難しい問題点があります。

それは労働者派遣法にある「3年以上働く派遣社員は、その会社の正社員にしなければならない」といういわゆる3年ルールです。

2017年現在では1つの派遣先に3年以上働くことができず、一般的には契約終了となることが多いです。

ここでは3年ルールについて詳しくお話ししませんが、派遣先で妊娠したタイミングと就業期間によって、育児休業(育休)を取得できる人とできない人がでてきます。

まだ働き始めてちょうど1年でしたら産休も育休も取得できる可能性が高いのですが、2年を超えていた場合妊娠とは関係なく、出産後に派遣先との契約が終了になってしまいます。

ここが派遣社員の育児休業(育休)を取得できるかできないかの難しい判断枠となってしまいますが、これは派遣社員なら誰でも同じルールになってます。

妊娠がわかった時点で育児期間の仕事をどうするか、事前に考えておきましょう。

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2.派遣社員で働いていたときに妊娠した体験談

「3カ月更新、長期更新予定あり。長く続けられる人」

筆者である私は派遣会社(派遣元)のこのような紹介から、お菓子メーカーで働き始めました。

しかし勤務6カ月目に入ったところで妊娠がわかり…

派遣をクビになるかも…

…とにかく、とても不安な気持ちになりました。

その派遣会社では更新月の1カ月前に派遣元の営業担当が次回更新の契約書を持ってきます。そのときに次の3カ月も働く意思があるかないかの確認をされるのですが・・・

ここで妊娠を報告すると、今月末で仕事が終了し、来月から無職にきっとなってしまうと不安になり、派遣元には結局言えず、次回の更新意思を伝えてしまいました。

このときすでに妊娠3カ月目に入っていて、次回更新後にはお腹も目立ってくることは想像ができました。

初めての妊娠で働き続けることができるのか、でも収入がなくなったらどうしよう?…

…この悩みばかりが行き来していましたが、数日間悩んだ末、結局は派遣元に妊娠していることを相談しました。

次回3カ月更新の書類にサインをしていたのですが、派遣元からはすぐに「今月いっぱいで終了」と言われてしまったのです。

この返事がくることをわかっていましたが、働いている派遣先企業を辞めなければいけないということに非常に大きな衝撃と悲しみがこみ上げてきました。

派遣先企業には同じ派遣スタッフがいたため、その同僚にも妊娠のことと、今月いっぱいで終了することを伝え、数日間かなり落ち込んでいました。

 

そんなある日、派遣先企業の女性の上司から新しい仕事を任されてしまったので、自分の妊娠を報告し、来月いっぱいで辞めるので新しい仕事を続けることができないと、初めて自分の口から報告しました

すると派遣先企業の女性の上司からはビックリしたような反応が返ってきました。まだ私の派遣元から何も報告を受けておらず、来月以降も更新してもらえる、そう認識していたそうです。

そのときに私自身は仕事を辞めたくないし、可能な限りこちらの会社で働きたいんです、ただ迷惑をかけると思い、辞めざるを得ないと思います、という意思を告げました

相談相手の上司が女性ということもあったと思いますが、「うちは全然かまわない。生れるギリギリまでいて、体調が悪いときには休んでもいいよ。生んだ後も代わりの人を入れてもらって、復帰したければ戻ってきてくれてもかまわない。あなたはどうしたいの?」という返事が返ってきたのです。

想像していない返事に涙があふれて止まりませんでした。

おかげで出産の1カ月前まで仕事をさせていただき、出産後は派遣会社を辞めることを決意し、派遣先企業は円満に退職することができました。

打ち合わせ

いま振り返ってみると、「どうしよう、どうしよう」と不安ばかりで自分の意思をしっかりと相手に伝えることができなかった未熟さが、自分を追い詰めたのかもしれません。

また派遣元の営業担当が男性ということもあり、具体的に相談できなかったこともあります。

ただ事前に産休や育休の知識を持っていれば、もう少し上手に物事を進めることができたかもしれません。

私の体験談をもとに、この3点をいま派遣で働いている女性たちに、伝えたいと思います。

  1. 派遣先ではしっかりと働き、信頼関係を作っておく
  2. 妊娠時の制度などについての知識を習得しておく
  3. 派遣元に言われるがままではなく、自分の意思をはっきり伝える。

同じ状況になったときに、ぜひ役立てて欲しいと願っています。

3.派遣社員が妊娠しても仕事を続ける方法

ここまで、派遣社員でも国の制度によって、妊娠から出産まで十分に保護されていることを理解できたと思います。

派遣社員だからと言って慌てずに、大切な出産のためにここで得た十分な知識を役立ててください。

妊娠しても恥ずかしがらず、いつから産休を取って出産後どうしたいのか、社会人としてきちんと派遣元と派遣先へ報告しましょう。

3-1.妊娠したら、いつ派遣会社に報告するのか?

妊娠後すぐではなくても全く問題ありません。個人的なことですから。

ただし、つわりなどによる体調不良がでたり、休む傾向が強くなってきたときにはすぐ派遣元へ相談が必要です。

体調に問題ないようでしたら安定期に入ってから報告しましょう。

3-2.妊娠に対する前例がない派遣会社だったら?

小さな派遣会社の場合、あなたの報告であたふたするかもしれません。

そのときには、産前産後休業(産休)や育児休業(育休)について知識を持っているあなたから、派遣会社に「他でも行っている当然の権利」を、教えてあげるくらいの余裕をもって柔らかく主張してください。

この他、日本全国に「労働相談窓口」、「労働相談情報センター」と呼ばれる期間があります。

職場の性差別、セクハラ、マタハラ、育児・介護休業などに関する相談窓口がありますので、不安に思ったらすぐに相談してください。

3-3.妊娠する前・した後にぜひやっておくこと!

妊娠前に派遣元に事前リサーチ!

  • 育休を取った前例があるか
  • 妊娠して育休取得した場合でも契約更新されるのか
  • 次の仕事を紹介してもらえるか

できれば派遣スタッフとして登録する前に調べておきましょう。

もちろんいまからでも遅くありません。


派遣社員でも妊娠・出産の制度を利用してしっかり働こう

体験談にもあるように筆者である私自身、妊娠したときは派遣社員として働いていました。

その当時、自分は派遣社員なので妊娠と同時に仕事を辞めざるを得ないのだろうと勝手に思い込んでいました。

これは、派遣社員という弱い立場で妊娠をしたときの周りの反応や仕事に対しての不安があったからだと思います。

現在日本では約129万人は派遣社員という非正規雇用として働いています。

派遣社員は給料や福利厚生の部分について正社員と比べると不安定です。

しかし、妊娠・出産については正社員とほぼ同じように国の制度が利用できること、知らなかったせいで不安に思ったり損をしないように皆様にご紹介したいと思い、記事を執筆しました。

出産・育児でもらえる国からのお金については、
正社員・派遣社員がもらえる出産給付金と育休給付金!

派遣社員という雇用形態にとらわれず、会社で働く社員の一人として当然の権利を賢く取って、幸せな出産・育児に向かっていく助けになりましたら幸いです。

あなたが希望の時期まで無事に働き、出産して、自分にとってベストなタイミングで仕事復帰できますように。

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