新卒応援ハローワークの評判は?就活に役立てるポイント | はたらくす

新卒応援ハローワークの評判は?就活に役立てるポイント

新卒応援ハローワーク 役立てるポイント 就活サポート

「新卒応援ハローワーク」は、職業紹介を行う厚生労働省のハローワークの新卒版と思って下さい。各都道府県に最低でも1か所以上設置されている公的機関です。

新卒応援ハローワークでは、「ジョブサポーター」と言われる専門スタッフがキメ細かな就職サポートをしてくれます。

また、一般のハローワーク同様、特に新卒向けの求人票を全国レベルで検索ができ、専門スタッフと相談したのち、応募を申し出ればその場で志望する企業に取り次いでくれます。

頼りになる公的機関の総合的なサービス体制を、以下、具体的に紹介しましょう。


1. 専門相談スタッフ「ジョブサポーター」の配置

新卒応援ハローワークには、一部統括する厚生労働省職員もいますが、学生と対面し個人個人に対応するのはジョブサポーターです。彼ら、彼女らがどんな人たちなのか紹介しましょう。

(1)元人事部OBなどのベテランが相談員

新卒応援ハローワークで学生相談に乗る「ジョブサポーター」は、企業の元人事・採用関係の仕事をしていたOBなどが配置されています。これまで採用選考する側から見ていた学生を今度は就活支援に回るわけなので、企業が期待する人物像や選考に対応するコツを的確に学生に伝えることができます。

また、企業最前線での長い勤務経験から、実際に紹介する企業の求人詳細について的確なアドバイスをくれます。学生には求人票に記載されている労働条件の内容は理解しづらいものがありますが、特に人事経験があるジョブサポーターはわかりやすく解説してくれ志望すべきかどうかのアドバイスをくれます。

新卒ハローワーク ベテランOB

(2)指名および予約制で内定までフォロー

就活の期間はけっこう長くなりがちですが、特定のジョブサポーターから継続してアドバイスをもらいたい場合は、指名して予約することができます。一発で志望企業の内定を取れば問題はないのですが、何度も挑戦をせざるを得ないことも多く、精神ケアを含めたアドバイスはありがたいものです。

いい情報ではありませんが、昨今、新卒者の3年以内の退職率は30%を超えると言われています。入社後のミスマッチで会社を転職したいとなった時は、新卒ではなく「既卒者」となりますが、その場合でも3年以内ならしっかりとフォローしてくれます。

(3)学校と連携したフォロー体制

新卒応援ハローワークの特徴で、学校と連携した就活生フォロー体制もひかれています。別途記事「キャリアセンター」でも紹介していますが、ジョブサポーターがそれぞれ担当する学校に赴き出張相談をしたり、逆に学校側が新卒応援ハローワークへ学生を誘導したりしてトータルで援助し合うシステムもあります。

●Uターン就職・Jターン就職

学校側が新卒応援ハローワークに学生を誘導する端的な例は、Uターン就職やJターン就職を考える学生への対応です。キャリアセンターは、地元の企業情報には強いですが、他府県の企業情報や求人情報はどうしても疎遠になります。そこで、全国ネットで求人情報網を持つ新卒応援ハローワークへ誘導し企業紹介やアドバイスを受けるといった対応もしています。

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2. ミニ企業説明会の開催から模擬グループ面接まで

新卒応援ハローワークは実際の個別相談の他、就活準備や就活支援として実施している説明会やセミナーもあります。代表的なサービスメニューを紹介しましょう。

新卒応援ハローワーク 模擬面接

(1)数社ごとの企業説明会を定期的に実施

企業説明会は、大手就職支援会社が開催する合同企業説明会や、各企業単独の企業説明会などいろいろありますが、新卒応援ハローワークでは都道府県に一か所ある特性を生かして、地元の企業を数社集めて定期的に企業説明会を開催しています。特に地元就職を考えている学生には重宝です。

地元の学校に在学し、地元の企業就職を考える学生に有効である他、他府県の学校に通っているがUターン就職を考える学生が帰省時に参加するということもできます。これは、一旦新卒応援ハローワークで求職登録をしさえすれば、全国同でサービスメニューを受けられるからです。

(2)模擬「グループ面接」会の開催

模擬面接の中でも、模擬「グループ面接」演習や、後段の模擬「グループ討議」演習は、場所と参加者・観察者のセッティングで運営が難しいのが現実です。学校のキャリアセンターでも実施していますが、同じ学校の学生同士なので臨場感が出ないという指摘があります。

しかし、新卒応援ハローワークがセットする模擬グループ面接は、対象がいくつもの学校にまたがる登録学生になるので、参加者の学校が偏ることはまずありません。つまり、実戦さながらに実施できるのが新卒応援ハローワークの特徴です。指導観察するジョブサポーターの人数も、複数名の専門官を配置し多面的に見てくれます。

(3)本番さながらの「グループ討議」セミナー

模擬グループ面接以上に運営や指導が難しいのが「グループ討議」です。グループディスカッションや、略してGDともいわれます。採用選考する企業側からは、初対面同士の学生が事前の筋書きなしで議論するので、本来学生が持つポテンシャル(保有能力)を推し測れる絶好の選考方法です。

討議テーマも事前にはわかりません。正解のないテーマが用意され、いかに限られた時間にメンバーの総意として妥当な答えを出さなければなりません。参加者の発言を聞き逃さず、終了後に参加者にコメントをフィードバックをするので、観察者=指導者はそれなりのキャリアが求められます。あまり実施する機関や団体がないだけに重宝するメユーです。

3. エントリーシート添削・模擬面接から「折り入っての相談」まで

就活で頭を悩ます要素はいくつもあります。ここではエントリーシート、模擬面接、そしてイレギュラーなことへの対応まで、親身になって相談に乗ってくれる内容を具体的に紹介します。

新卒応援ハローワーク エントリーシート

(1)エントリーシート添削は実践対応

エントリーシートの記入は、書くのが苦手な人には厄介な通過点です。履歴書のように統一されたフォーマットや質問項目がなく、志望する企業それぞれに異なった書式に頭を悩ませがちです。しかし、ジョブサポーターにとってはお手の物で、自分がかつて優劣をつけてきた経験から的確に添削をしてくれます。

あまり国語的な文章添削より、得意なのは企業受けのする表現です。たとえば自己分析欄があったとして、短所として「マイペース」と書いたとします。国語的にはまったく問題はありませんが、むしろ自己PRとして長所の記入に変えるよう指示します。彼らは自分の良いところをしっかりPRできる人を採用してきたからです。

(2)模擬面接から圧迫面接対応までニーズ優先

模擬面接もジョブサポーターは面接マナーなど基礎から指導してくれます。面接マナーでは、服装身だしなみ、礼・会釈の仕方、発声方法、足の組み方まで、模擬面接を通じその場で身に付くまで教えてくれます。また、具体的な面接質問は提出したエントリーシートに基づき、業種・職種に応じて実践的に実施されます。

また、圧迫面接は本来あってはならないのですが、あえて面接される人にプレシャーがかかるように強い語調で質問するなどニーズに応じて練習台になってもらえます。基本は予約ですが、明日急に面接に呼ばれたという時も臨機応変に対応できるよう、ジョブサポーターが配置されています。

(3)こんな「折り入っての相談」にも対応

就活は学生にとっては初めての経験で、さまざまな不安や初体験に出会います。圧迫面接、オワハラ、内定取り消し、労働基準違反などは、選ぶ企業側の方が優位的立場にあるからこそ起こる現象です。その都度の「折り入っての相談」は、公的機関である新卒応援ハローワークだからこそしっかり対応できることがたくさんあります。

特に労働法規に抵触する問題となると、労働局の管轄下にあり前面に立って解決に当たってくれます。さらに、心身障害がある人の職業紹介も厚労省管轄の専門機関と連携できる体制になっている点は非常に心強いものがあります。


新卒応援ハローワーク就活生の力になってくれる公的機関

新卒応援ハローワークは、最寄りの施設を簡単にインターネット検索で調べることができます。最初は、自分の学校名はじめプロフィールを書いて登録することで「ハローワークカード」を発行してくれます。

次回以降は、このカードを見せるだけでエントリーシート添削でも、面接相談でもその都度応じてくれます。全国ネットを活かせるので、どこの都道府県の新卒応援ハローワークを使っても情報を共有してくれ、就活サービスを受けられます。

就活準備や支援メニューを受けるだけでももちろん問題はありませんが、民間にはあまりないサービスとして、具体的な新卒求人企業への応募紹介ができるのが新卒応援ハローワークでもあります。

参考:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000132220.html(厚生労働省:「新卒応援ハローワーク」)

次の記事では、新卒応援ハローワークを使って「新卒求人企業への応募」について具体的に紹介しましょう。

新卒応援ハローワークの使い方