筆記試験と適性検査を優位に通過するための傾向と対策

2018.12.17
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筆記試験と適性検査を優位に通過するための傾向と対策

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就活で採用選考といえば、まず面接を思い浮かべますが、新卒の場合は筆記試験や適性検査を実施する企業が多くあります。

ここでは面接での人物評価とはまた違う観点で選考のふるいにかけられます。

気になるのは、選考全体の中でそれらがどれぐらいの比重を持っているのか、また選考方法の一つである以上、優位に通過するための対策はどうすればいいのかといった点です。

筆記試験と適性検査は同時に実施されることが多いので、一緒に考えたくなりますが、実は選考上の意味合いは大きく異なります。


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1. 筆記試験の位置付けとタイミング

「当社の採用基準は、人物本位です。」と言いながら、選考が進んでいくと筆記試験の案内がきます。

試験当日の説明では、「中学卒業程度のテストと簡単な検査なので肩の力を抜いて臨んで下さい。」といったアナウンスがあります。これはどんな意味を持っているのでしょうか?

はじめに、筆記試験の位置づけとタイミングについて説明しましょう。

(1)選考に占める筆記試験の比重

ほとんどの企業が説明する「人物本位」はある意味、間違いありません。

たとえば傾向として、「筆記試験の結果は少し物足りないが、人物は素晴らしいので合格!」は十分ありえますが、「人物はイマイチだが、筆記試験の結果は素晴らしいので合格!」はあまり聞きません。筆記試験重視があるとすれば、専門知識やスキルを重視する職種です。

筆記試験は中学卒業レベル?

実際の試験は本当に中学卒業レベルなのでしょうか?

これも当たっています。一般に企業が利用する筆記試験で多いのが、SPIと玉手箱です。どちらも知識レベルは中学卒業程度です。ただし、難しいのは、時間の割に処理しなければならない量が多いという点です。

(2)勉強レベルより処理能力や一般常識

つまり、SPIや玉手箱 のような、既存の筆記試験を使う企業は、これまで学校で勉強してきたレベルを確認するものではなく、処理能力や基礎能力を見ているのが特徴です。

また、企業によっては、「一般常識」という観点から筆記試験を行うところもあります。これは、学校での勉強より社会勉強に近いものです。

「一般常識」というのは、企業によってそれぞれの常識が決まるといっても過言ではありません。

貿易主体の企業は、貿易戦争や為替変動は一般常識です。アパレル企業は、ファッション流行語が一般常識です。言い方を変えれば、「当社(当業界)を志望するからには、これぐらいの常識用語は説明できるよね。」というのが筆記試験の狙いです。

(3)筆記試験の実施タイミング

基礎能力を見るにせよ一般常識を測るにせよ、結論から言えば筆記試験は「足切り」目的で使われることが多いです。

多くの企業は、第一次面接でおおよその人物評価と同時に行います。

筆記試験が優先なら、それを先にやって足切りすればいいはずですが、多くの企業では人物評価と合わせて見ることができるタイミングで行われます。

筆記試験を行わない企業

筆記試験を行わない企業もあります。

しかし、ある程度の学力がないと心配なので、代わりに学校での成績にこだわります。この学校の在学生でこの程度の成績なら学力的に大丈夫と読む場合もあるし、逆に不安に思っている場合もあります。いずれにしろ、面接の中で勉強度合いをチェックされる可能性があります。

(4)筆記試験の対策はあるか?

よほどの専門職採用でない限り、知識力や基礎能力重視の採用はありません。

とはいえ、適当にやっていた結果、筆記試験で足切りされてしまっては元も子もありません。そこで、取るべき対策としては、受験勉強と同じです。

SPIでも玉手箱でも、傾向と対策本が出ていますので設問に慣れることです。

どちらの試験も設問にクセがあり、まったく不慣れなまま臨むのと、出題傾向、出題パターンを知った上で試験に臨むのとでは大きな差があります。

また、一般常識についても、業界および企業の特徴をつかみ筆記の練習をしておくことが大切です。これも傾向と対策本が出ているので最低でも一冊は読破します。特に時事関連知識は、筆記に限らず面接質問でも出題の可能性があります。

筆記試験 対策

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2. 適性検査の位置づけとタイミング

SPIや玉手箱では、いずれも筆記試験と適性検査がセットになっているので同時に実施されます。

その中の適性検査とは、就活生の性格や行動特性を見るもので、検査結果から自社への適性、あるいは募集職種への合致度の参考にします。

(1)どこまで参考にするのか?

たとえば、商社へ応募したとします。募集職種もほとんど営業職だった場合、会社および募集職種への適性は、下記のようなものが思いつきます。

    「誰とでもすぐに親しくなれる」
    「好奇心が旺盛で新しいことに興味を示す」
    「何事にも積極的で行動的である」

適性検査の結果、このようなタイプを示す結果が出ていれば、おそらく適性があると判断されるでしょう。

しかし、企業の求める人材がすべて同一タイプばかりを求めているかと言うと、実は一概に言えない点も多くあります。

人材はひとりの個性で仕事をするのではなく、いわゆる「ハイブリッド=異種混合」の中で育つと言われます。また、営業マンは常に好奇心満々で饒舌で行動的かと言うとそうでもなく、沈思黙考で非常に人の話を聞くのが上手な営業マンがたくさんいるという面があります。

(2)適性検査と人物評価で総合判断

適性検査も筆記試験と同様で、テスト結果から単独で評価することはありません。

実際に対面した面接での印象と被らせて評価するので、第一次面接・第二次面接と適性検査をセットにする場合が一般的です。面接印象と適性検査の結果が必ずしも一致しない場合もあるし、一致はするが自社タイプではないという判断もあるからです。

たとえば営業職がピッタリの適性結果であっても、アパレル商社の採用担当が面接をした結果、「ファッション製品を扱う当社の営業職タイプではない。」と言い切るようなことがしょっちゅうあるからです。つまり、参考にするが決定打にはならないというのが適性検査の扱い方です。

(3)適性検査の受け方と対策

ここまで述べてくると、適性検査は結果がどう出ようと、最終企業が適・不適を判断するのでどうしようもないと思うかもしれません。

実際、求められる適性検査結果をイメージしてたくさんある質問に即答していくのは難しいものがあります。あまり作為を感じさせる回答を頻繁に行うと、いびつな結果になるともいわれるので注意しましょう。

ただし、「なりたい自分をイメージ」して回答することは可能です。

アパレル商社の営業マンになりたいのに、「新しいモノやコトに興味を示すことがあるか?」と聞かれ、「いいえ」や「あまりない」という答えは本来ありえません。また、「粘り強い方ですか?」と聞かれ、「いいえ」と答える営業マン志望はいません。

3. 筆記試験・適性検査で優位になる取り組み

就活での筆記試験で、全体評価に占める割合は「参考程度」というのが多くの企業です。

一方、筆記試験が苦手と言う人はたくさんいます。だからといって、ほおっておくことは危険です。前述してきたように、自分として納得できる範囲の対策は必ずしておきましょう。

(1)志望企業の実績研究

第一に考えなければならないのが、志望する企業の筆記試験、あるいは適性検査の扱いがどの程度かということです。

これは就活ナビサイトで過去情報を調べたり、キャリアセンターで客観的な実績を教えてもらったりする方法があります。また、先輩OB訪問で生の声を聞き、どの程度の時間を割いたかを尋ねるといいでしょう。

筆記試験はナーバスになると、本来の就活目標を忘れ受験勉強のようになってしまいます。中学や高校のテキストを引っ張り出して勉強するというのは効率が悪すぎます。

対策書籍1~2冊で十分なのでまずは傾向を把握しておくのがいいでしょう。OBから「気にすることないよ。」という情報が一番安心できるかもしれません。

(2)適性検査は「自己分析」を活用

性格や行動特性を見る適性検査は、自分で自分のことを考え質問に答えるので、「書いた通りの結果」が出てくるのは当たり前です。

自分の性格や行動特性がどういうタイプなのか、一度「自己分析」をして、参考に持っておくといいでしょう。キャリアセンターなどで見てもらうことができます。

    「人見知りすることがある」
    「他者と話すのがどちらかと言えば苦手だ」
    「自ら進んで話しかけるより他から話しかけられる方を好む。」

といった、いくつかの質問に「はい」と答えれば、出てくる結果は想像できます。その上で、「ありのまま」の自分で受けるのか、性格は変えられるという前提で「なりたい自分」になりきって受けるのかで結果は変わってきます。

(3)一般常識は日々の新聞に馴染む

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「常識」は一朝一夕では得られません。しかし、就活の筆記試験などで求められる一般常識は、そんなに難しいものも求めていません。

どちらかと言えば日々の積み重ねが大事で、最近話題になっている言葉や知識から問われるものが多いです。最近の話題と言えば、一番良いのは新聞です。社会現象、経済知識、流行などを毎日、ニュースや記事として慣れ親しんで行きましょう。

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筆記試験や適性検査は「参考程度」

筆記試験や適性検査は、面接とは違った緊張感があります。
就活は、試験やテストとは関係なく、人物中心に見てほしいと期待しているので、結果がどのように評価されるのか心配でどうしても緊張してしまいます。

本文でも述べましたが、いまからさかのぼり勉強部分に時間を割いたり、自分の適性をあれこれ考えたりするのは就活の目的ではありません。実際に会社に入るといろいろな仕事があり、また人的環境、職場環境も一律ではありません。

臨機応変に仕事や仲間と向き合い、仕事とともに成長していくのが現実です。企業もそれをわかっているので、入社前の学生時代に検査したもので、入社後のすべての価値を決めようとは思っていませんので安心して下さい。

採用を決定する最後の決め手は、「元気で前向きなタイプのようなので、きっと頑張ってくれるに違いない」というのが原点だということを覚えておけば大丈夫です。

2018/12/17

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