グループディスカッション|テーマ(課題)をどう進める? | はたらくす

グループディスカッション|テーマ(課題)をどう進める?

グループディスカッション 課題の取り組み 採用選考

グループディスカッションのテーマ(課題)にはどんなものがあるのでしょうか?

これは、会社や仕事をイメージした実践的なテーマと、現実から少し離れたものなどさまざまです。
参加メンバーに有利、不利が起こらないよう、しかも誰もが興味を持って討議できるものから出されます。また、討議をすることが目的なので、正解がないものが多くなります。


1. グループディスカッションのテーマ(課題)への取り組み方

(1)よく使われるテーマの例

①実践的なテーマ

  • 自社の事業関連…「新規事業には何がいいか?」「当業界の10年後は?」
  • ビジネス関連…「働く意味とは?」「リーダーの条件とは?」

②社会生活に関連したテーマ

  • 社会情勢…「有効な少子化対策は?」「首都は移転させるべきか否か?」
  • 身近な話題…「社会人と学生の違いは?」「パン食派かご飯派か?」

③アイデアや空想的なテーマ

  • アイデア…「東京オリンピックの開会式の盛り上げる策は?」「新しい国民の祝日は?」
  • 空想…「1億円の有効な使い道は?」「無人島に持って行くべき3つの道具は?」

(2)テーマを見て一喜一憂しないこと

どんなテーマが出されるかは、企業の特徴が反映されます。
志望学生に討議をしてもらうなら、自社やビジネスに関することがいいと思う企業は「①実践的なテーマ」です。

討議に入りやすく、またある程度の知識レベルも見たい企業は「②社会生活に関連したテーマ」の傾向になります。
アイデアや着想力を重んじる企業は「③アイデアや空想的なテーマ」となります。

いずれの場合でもテーマを見せられた時、「知識がある」「馴染みがない」などで一喜一憂する必要はまったくありません。

あまり知識がなくても、発言者の意見をよく聞き上質の意見を引き出すのもスキルだし、全体意見をうまくまとめる力を発揮すれば、評価を上げられるというのがグループディスカッションです。

(3)テーマ解決のキーワードは「コンセンサス」

仮に、卒論のテーマが「少子化問題」で、出されたグループディスカッションのテーマとピッタリだったとしましょう。途端に勝ち誇った気分になり、他者に教えるかのように持論を展開したとしたら、間違いなくその人の評価は下がります。

なぜなら、グループディスカッションのテーマは解決の方法ではないからです。

グループで討議する時、最も大切なキーワードがあります。それ「コンセンサス」です。
コンセンサスとは、意見の一致を意味します。つまり、グループ内の「合意」に向けた働きかけがどうだったかが最も評価されます。

相手を論破することが目的ではありません。出された結論が、グループメンバーの総意として全員に支持されてこそ高得点となります。

グループディスカッション コンセンサス

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2. 討議前にするテーマ整理のポイント

どのように進行されるか、そして狙いは何か、どんなテーマかがとりあえず頭で理解できたでしょうか。次は、討議前のテーマ整理の方法を解説しましょう。この整理は、良質な議論で意見交換をする時に非常に役立ちます。

(1)テーマを自分なりに整理してみる

たとえば、テーマの事例にあった「自社の新規事業には何がいいか?」を元にして、具体的に説明しましょう。

<新規事業から見た軸>

    ①新規事業の目的をどうする?
    「業容拡大?」「ライバル社との差別化?」「低迷する本業にとって代わる?」

    ②新規事業の方向性は?
    「現事業の延長線上?」「まったく異なる事業内容?」「モデルはあるの?」

    ③新規事業の計画化年数は?
    「緊急性の有無は?」「余裕の戦略で10年計画?」

<現在の自社の状況から見た軸>

    ①余剰人員の活用が必要な状況は?
    ②社員にチャレンジ精神が欠けている状況は?
    ③本業の行き詰まり感のある状況は?
    ④余剰利益の投資先が必要な状況は?

この2つの軸を見ながら、たとえば「ライバル社のキャッチアップを目的に、自社の最大の強みである〇〇事業を補完する△△ビジネスが最適な新規事業では?」という仮説を自分なりに立てておくと議論しやすくなります。

(2)討議時間を念頭においた整理

テーマ事例で挙げた「1億円の有効な使い方」では、こんな切り口からの整理をすることができます。

    ①有効って、誰にとって有効なの?
    ②使う人は会社?個人?私たち?
    ③使う目的は、投資目的?遊興費?

「整理」の例を2通り書きましたが、大きな問題があります。それは、討議をする制限時間です。与えられた時間は30分だが、前半のメンバー自己紹介と最後のまとめ時間を除くと、実質20分で討議できる範囲はどこまでかという問題が出てきます。

そこで考えるのが、討議時間を前提にしたテーマの絞り方です。新規事業のテーマでは、『ライバル社のキャッチアップ目的』に絞って討議しようとか、1億円のテーマでは、『私たちの人生への投資目的』に絞ろうといった「テーマ整理」をすることができます。

グループディスカッション テーマの整理

自分なりに整理してからディスカッションに臨む

グループディスカッションを始めるにあたり、企業側の狙いや流れについて説明しました。特に、グループディスカッションにとって「コンセンサス」という言葉が大変重要ということを覚えておいて下さい。

ゼミやクラブ仲間との話し合いとはまったく異なるのがグループディスカッションで、しっかりした心構えと準備が必要です。簡単そうに見えるテーマも、実際に話し込んで行くと深いものがあります。

制限ある討議時間を念頭に置いた上で、与えられたテーマをまず自分なりに整理することからスタートしましょう。それが終わるといよいよディスカッションの開始です。

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