単独の企業説明会|質問&座談会の傾向と対策 | はたらくす

単独の企業説明会|質問&座談会の傾向と対策

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単独の企業説明会はいろいろな意味で合同企業説明会とは異なります。

もちろん、本題は「企業説明」です。

しかし実は、せっかく自社に興味を持って訪問してくれている学生をしっかり観察しておきたいということで、座談会や少人数制質問会などさまざまな「仕掛け=プログラム」を考えています。

企業によっては、それって「選考」じゃないのと思うようなこともあるかもしれません。

ここでは、それらの内容を具体的に解説し、そこでの振る舞い方やPRの方法、時によっては断り方についても紹介しましょう。


1. 企業説明が終わった後のプログラムに要注意

単独の企業説明会はだいたい2時間ぐらいの予定で開催されます。

20~30分の全体会社説明、質問タイムを20分とった後、座残会や少人数制ミーティングを約1時間程度といったところが多いです。

以下に内容を詳しく見ていきましょう。

(1)全体説明

全体の企業説明は会社案内パンフレットに沿って、以下のように説明されるのが一般的です。

  1. 会社の輪郭から始まり
  2. 事業内容
  3. 求める人材
  4. 教育制度
  5. 福利厚生

合同企業説明会などで予備知識のある人もおさらいとして聞いていけばいいでしょう。大切なことは、しっかりメモを取り、あとから予定されるであろう質問タイムに合わせ、質問点を決めておくことです。

(2)質問タイム

全体説明が終わると、質問タイムがあります。

50人を超えると質問対応に時間がかかるので、少人数に分かれリラックスした雰囲気の中で質問時間を設ける企業がけっこうあります。

学生側からすれば質問しやすくなる一方で、企業側からはひとり一人の顔が見えて観察しやすくなります。

(3)「座談会」「就活アドバイス会」「先輩を囲む会」など

「座談会」は単独の会社説明会後によく行われるミーティングの呼称です。

入社数年後のいわゆる先輩社員を集め、「先輩を囲む会」や「就活アドバイス会」といった言い方をすることもあります。実際に各部門の最前線で働いていて、しかも年齢の近い人たちと気軽に本音で話せる機会を作って会社を知ってもらおうというわけです。

参加者のプロフィールが事前にわかっているので、同じ学校の文字通りOB・OG社員が配置され、後々のOB訪問時の顔つなぎとすることもあります。また、女性ならではの働き方についての質問などを受けやすくするため女性だけのグルーピングをすることもあります。いずれにしろ、尋ねたい点は積極的に質問し、コミュニケーションを取ることが自分自身をよくわかってもらえることに繋がります。

単独説明会 座談会

(4)エントリーシートやアンケート記入

単独の企業説明会への参加には、事前のエントリーシートの提出で人数を絞る企業もある一方、説明会の席で終了間際にエントリーシートの記入やアンケートを求める企業もあります。「もし当社に興味があるなら…」という前提ですが、質問項目は自社への志望意志や将来の仕事について尋ねるものがほとんどです。

事前に書くエントリーシートはキャリアセンターで見てもらうなど誰かのチェックをもらうことが可能ですが、さあここで書いてくださいとなるとハッキリ言って戸惑います。一般的な項目の自己PR、学生時代に一番力を注いだこと、クラブ活動などは就職活動の必須ポイントとして短時間でまとめて書ける練習をしておいた方がいいでしょう。

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2. 選考を意識した座談会・質問タイムへの対策

座談会や少人数での質問会やミーティングは多少緊張しますが、企業側の観察時間なので逆に気を強くしてしっかりと自己PRしておきたいものです。本番の選考面接とほぼ同様に考え積極的に臨みましょう。

(1)簡単な自己紹介ができるように

参加総人数にもよりますが、座談会となると先輩社員など企業側が2~3名と、学生が数名で合計10名弱での開催が一般的です。

会社から出席者の簡単な自己紹介を求められるので、ポイント的な自己紹介ができるような心づもりをしておくといいでしょう。指示がなければ、名前・学校名・学部に加え、今回企業説明会に参加した理由などです。

もちろん、まだ企業研究レベルならば、参加理由は志望動機のような明快な答えは言う必要はありません。

「〇〇業界に興味がある」とか、「営業職をやってみたい」といったファジーな応答で十分です。「〇〇業界のどこに興味が?」「どんな営業職になりたいの?」など突っ込まれ、もし決めてなければ「今後さらに企業研究を深めた上で考えたい」と答えればいいでしょう。

(2)企業の本音と建て前

しかし、企業説明会と言いながら、企業によっては学生を早く取り込もうとして面接選考に近いことをしてくることがあります。

「一番の志望は?」と聞かれても、就活がまだ浅い段階から「御社が第一志望です」と言う必要はありませんが、少なからず興味ある会社なら

参加者
良い例

「ハイ、第一志望のひとつとして大変興味を持っています。」

と答えます。

「ハイ、第一志望です。」と建て前で答えてもいいのですが、企業研究があまり進んでもいないのにこのように答えるのはよくありません。自社のことをあまり知らないのに適当に言っていると見透かされてしまいます。

就活もある程度進んで合同企業説明会や単独の企業説明会の数をこなし、ほぼ絞り込んだ状態なら企業の誘いには乗っていってもいいでしょう。企業もそうですが、学生もうまく本音と建て前を使い分けるようにしましょう。

(3)企業説明会での「よい質問」と「NG質問」

一方で、強く入社を希望している第一志望の企業説明会では、就活が前進するように積極かつ慎重にチャンスを活かしていかなければなりません。

よい質問

その意味では、座談会のある企業説明会は絶好のPR機会です。先輩への積極質問としては次の質問が適切です。

参加者
良い例

「先ほどのお話から、すごく生き生きと頑張ってらっしゃる印象を受けるのですが、先輩が〇〇社を選ばれた一番の理由は何でしょうか?」

 

参加者
良い例

「今のお仕事にすごくやりがいを持っておられるように感じました。御社ならではの社風とかあるのでしょうか?」

 

参加者
良い例

「是非、先輩と同じ〇〇職として御社への入社を希望しているのですが、もっとも心掛けなければならない就活の方法についてアドバイスいただけますでしょうか?」

特に、学校のOBとわかれば、「後日OB訪問をさせていただくことは可能でしょうか?」と続け、今後のつながりが欲しいことをアピールします。

NG質問

逆に、ついうっかりのNG質問がありますので紹介しておきましょう。

参加者
悪い例
「〇〇先輩が今の会社を選ばれ、良かった点と失敗だったと思う点を教えて下さい。

(良かった点と失敗だった点と一対にして、つい質問してしまうのが「失敗だったと思う点」です。まったく余計で、わざわざ失敗談を聞いてどうするの?と質問のセンスを疑われます。)
 

参加者
悪い例
「〇〇様は、もう一度就活をするならやはり今の会社を第一志望にされていたのでしょうか?」

(テレビ等の取材的インタビューと勘違いしてこんな聞き方をしてしまうことがあります。答えによってはシャレにならないことをわざわざ質問するセンスを疑われます。)

3. 提出物やアンケートでも選考を意識

企業説明会が終わった直後に求められるエントリーシートやアンケートは、今後のその企業への想いを述べるものと考えて下さい。したがって、是非、採用選考に進めてほしい時ははっきりと提出物で意志表示をします。

(1)終了後に提出するエントリーシートの書き方

エントリーシートは言葉通り、エントリーという言葉で受験意志を示しています。自己紹介や自己PR欄では、今回の説明を受けさらに御社を志望する気持ちが高まった旨や、自分自身が御社に向いていることを強調するようにします。

クラブ活動やアルバイトなど、自分が学生時代に力を入れ得たことを書く場合も、文章の結びの部分で「この得た力を御社に入社して貢献したい」と結べば印象よくなります。

説明会が終了しても、受験意志が固まらない場合もあるかもしれません。たとえば他の企業説明会と比較してみたいとか、ピンと来なかった場合も考えられます。

その場合は、プロフィールなど一般的な項目はしっかり書いておき、今後につながる部分は「さらに企業研究を深めたい」と書いておき、縁が少しでも繋がっているようにしておきます。

単独企業説明会 エントリーシートの書き方

(2)アンケートの書き方

企業説明と一連のプログラムが終了した後、アンケートが配られることがあります。

エントリーシートより柔らかく、「今回の説明会で良かった点」「もっと聞きたかった点」など記述する項目や、「志望する気持ちが高まったか?」「OB訪問を希望しますか?」など今後に繋げる気があるかどうかを尋ねています。

その企業と積極的にコンタクトを取っていきたいと考える時は、「御社は第一志望なのでOB訪問を希望します。」とか「先輩の〇〇様のお話が一番良かったのでもっとお話が聞きたい」など、アンケートと言えど、強く意思表示するようにしましょう。

(3)選考されていると感じた時

何度か述べてきたように、説明会と言いながら早く学生を取り込みたいと考える企業の中には、なるふりかまわず明らかに「採用選考」をしてしまうところがあります。学生も企業もある意味納得づくならいいのですが、他社研究をさせようとしない企業はブラックの可能性があります。

やり方が強制的に感じ、よくない企業風土を感じた時はハッキリ断るようにします。

企業説明会とは名ばかりで懇親会や飲み会への勧誘をされた時は、その時点で辞退すれば全然問題ありません。それでもしつこく勧誘してくる場合は、一番いいのはキャリアセンターに相談することです。


内定への切符をもらえる可能性もある単独の企業説明会

冒頭述べたように、単独の企業説明会への参加は就活の本格化を意味し選考を念頭においた企業も多くあります。良縁として良い企業に出会えば、早い時点から内定への切符をもらえるかもしれません。

しかし、それが本当に良縁なのかどうか、時期を見ながらさらにもっと良縁を探すのが就活の賢いやり方です。

そもそも企業説明会の目的は「企業研究」です。内定欲しさに早々と決めるのではなく、じっくりと見定める余裕が必要です。見定める基準は、時間の許す限り多くの企業を研究していくことに尽きます。

企業説明会に参加した企業数の平均が20社、30社というデータもありますが、大切なのは自分が納得できるまで同業種、異業種含めて比較検討することが大切です。

 
企業説明会の準備と心構えについては、
単独の企業説明会|予約の確認と事前に準備しておくこと

 
あなたが企業説明会でうまく質問や座談会をこなせますように。