単独の企業説明会|予約の確認と事前に準備しておくこと | はたらくす

単独の企業説明会|予約の確認と事前に準備しておくこと

単独企業説明会 日程チェックと準備 企業研究

いくつもの企業が参加する「合同企業説明会」とは別に、1社が単独で開催する企業説明会があります。

「〇〇社企業セミナー」「△△社就職セミナー」といったタイトルになることもあります。

企業を比較検討する段階の、いわばまだ余裕のある合同企業説明会とは違って、単独の企業説明会は志望する企業の絞り込み段階に入ります。気持ちとしては「就活の本格化」という意識を持った方がいいでしょう。

企業側としても自社だけの単独開催なので、確実に予約を取った上で単なる説明に終わらない、より「学生の人物観察」を意識した説明会にしてきます。

したがって、参加する学生としてはしっかりした意図をもって日程をチェックし、参加準備もフェーズを上げて臨むことが大切です。


1. 単独の企業説明会と合同企業説明会の決定的な違い

合同企業説明会に何度か参加し、企業の説明会とはこのようなものだと思い込んでいるとしたら、大きな誤解があります。先に、単独の企業説明会と合同企業説明会の違いについて説明しておきましょう。

(1)事前に予約の必要な単独の企業説明会

決定的な違いのひとつは、予約の有り無しです。

合同企業説明会では予約なしで参加でき、たとえば2日間あって初日が無理なら2日目に行ったり、午前中がだめなら午後の都合のいい時間に参加するという、いわば余裕のある日程選びでしたが、単独の企業説明会はそうはいきません。

基本は事前予約(企業によっては、プレエントリーという表現)が必要です。

しかも、参加希望者に関する情報として簡単なプロフィールをホームページで登録したり、エントリーシートの提出など求められます。その上での予約なので、日時をしっかり押さえた上で予約しなければなりません。

(2)合同企業説明会以上の心構えと準備

日程確保の次に、心構えも合同企業説明会以上に整えておく必要があります。

合同企業説明会では、ブース訪問した企業が自分に合わないと感じたら、その場を離れて違う企業ブースを訪問することができますが、単独の企業説明会では平均約2時間前後、しっかりとその企業と向き合うことになります。

ということは、単なる興味本位で参加しても時間のムダで疲れるだけです。対象企業への興味や関心がそれなりにないと、いったい何しに来たんだろう?という結果になります。

具体的に説明会がどんな内容で進められるかを後段に述べますが、自分なりにテーマを持って事前研究した後に参加した方がいいでしょう。

(3)合同企業説明会からの誘導だと安心

自分なりのテーマを持っての参加という意味では、合同企業説明会から誘導・案内されて出席する単独の企業説明会だと安心です。合同企業説明会での予備知識を持ちながら参加するので、座談会や質問会などでは初めての参加者より少し有利と言えます。

もちろん事前知識さえ持てば、ダイレクトに単独企業説明会に参加しても問題はありません。

合同企業説明会を経由して参加すると、説明を担当していた人と再会することがあります。もしかしたら、向こうが覚えてくれていたという幸運に出会えるかもしれません。

いずれにしろ、参加希望する企業には強い興味や関心を持っていることが大事で、仮に合同企業説明会で勧誘されたとしても、あまり興味のない企業なら参加する必要はありません。

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2. 単独の企業説明会情報の収集の仕方

単独企業説明会 情報収集

就活を合同企業説明会からはじめるやり方がある一方、企業自体が合同企業説明会には参加せず自社単独の説明会からスタートする企業もあります。次に、具体的な企業説明会情報の収集方法について紹介します。

(1)頼りになる就活ナビサイトの活用

単独の企業説明会の開催状況は、目的の企業が決まっていればその企業のホームページから調べるのが一番です。

まだ絞り込みのできていない段階では、インターネットの就活ナビサイトが的確に収集できます。たくさんの就活ナビサイトの中で、最も大手は、「リクナビ」と「マイナビ」の2大サイトです。

ちなみに、リクナビの掲載企業数は約30000社、マイナビでは約24000社なので、パッと思いつくような名の知られた企業はほぼ網羅されていると言っていいでしょう。

企業ごとの採用情報の中で、逐次、説明会の開催情報がアップされており、企業名検索はもとより開催日時・業種・エリアから絞り込み検索がかけられるようになっています。

https://job.rikunabi.com/2019/company/(リクナビ:説明会受付中企業数などの概要ページ)
https://job.mynavi.jp/2019/(マイナビ:説明会予定企業数などの概要ページ)

もちろん両サイト以外にも多数の就活サイトがあります。中には理系専門や職種を絞り込んだもの、各地の自治体や公的機関のサイトではエリアを絞り込んだものなど、就活生のニーズに合わせた説明会の案内をしています。

「理系」「IT職種」「デザイナー職種」「〇〇県」などのキーワードとともに検索すると単独の企業説明会情報に行きつきます。

(2)身近で親切なキャリアセンター

就職ナビサイトは就活にとってなくてはならない情報源ですが、身近な情報源としてキャリアセンターは別の意味でさらに強い味方です。

なによりキャリアセンターには専門相談員を配置しており、インターネット検索をあまり得意としない人は、フェイス・ツー・フェイスで有効な企業説明会情報を聞くことができます。

キャリアセンターが何より心強いのは、それぞれの学校に応じた就職実績のある企業情報をデータベースとして持っているということです。また、学内で実施予定の「学内企業説明会」情報があり、先輩OBから生きた就活情報を聞くことができます。

企業側も学校と有効な関係になって、優秀な人材の推薦を期待している場合もあります。

(3)「第一志望群」の心づもりで情報収集

このようにして単独の企業説明会情報は簡単に得ることができますが、たくさんあり過ぎてどう選べばいいのか困る時があるかもわかりません。

しかし、企業研究の段階で唯一無二の第一志望の企業説明会を選ぶ必要はまったくありません。あくまで「第一志望群」との考え、日程が取れる限り選んでいけばいいでしょう。

また、単独の企業説明会はある程度の期間、暫時開催されているので、ひとつの企業の説明会に参加し進捗を見ながら、別の企業も並行して探していくという方法がベターです。

これを繰り返すことが、企業説明会での上手な立ち回りを体得したり、自分に一番合っている企業を見つけたりすることになります。

3. 企業側の単独企業説明会にかける準備と期待

単独企業説明会 企業側の準備

単独の企業説明会で企業が事前に予約を取るということは、説明会ではさまざまな準備をして学生を迎えることを意味します。

ここでは、企業側がどんな準備をし、何を期待しているのかを紹介します。それを知っておくことで、参加する心づもりがより理解できると思います。

(1)参加者数やメンバーを見ながら場所を確保

単独の企業説明会の会場は、多くは自社内の場所を使って実施されます。また、どこかの会場を貸し切ったとしても、会場設営や運営は自社だけでやることになるので説明会の企画意図に沿った説明会にすることができます。

全体説明のできる大部屋、小グループに分けてミーティングができるような中部屋、数名での質問会・相談会など自由自在です。

(2)説明会の時間は2時間程度

単独の企業説明会は約2時間程度で実施されます。

ただ、2時間説明ばかりかと言うとそうではありません。むしろ相互コミュニケーションによる「学生の観察」が目的で、座談会を企画する企業や少数面談会などを実施する企業があります。そのため参加人数やメンバーの顔触れを見て、部屋割り準備などを行います。

(3)単独企業説明会で学生と応対する人の準備

合同企業説明会では、多くても2~3名の人事・採用担当者だけで学生対応をしますが、単独の企業説明会では参加人数に合わせて運営スタッフを柔軟に張り付けることができます。ここは重要なポイントで、前段述べたように「学生をより観察」するための布陣を敷くわけです。

参加人数へのシフトの他、たとえば、女性を多く採用したい企業が小グループに分けて質問会などを開催する時、女性の先輩スタッフを集めるなどします。

また、専門職種や理系の技術系職種などでは、習得スキルのレベルを見極めるため現場の専門職をミーティングに参加させたりすることがあります。

(4)提出書類から事前に情報収集

単独の企業説明会では予約に加えて、事前の提出物(主にエントリーシート)を求めるため、企業はここからさまざまな情報を事前に集約して自社の企業説明会に臨みます。

もちろん、提出されたエントリーシートには目を通し、たとえばシートの質問項目から「将来やってみたい仕事」を拾い出し、当日のグルーピングの参考にしていたりします。

また、自己PRや自己紹介の中に特徴的な内容の人がいれば、当日の面談や質問会では、「〇〇さんは英語力が凄いんですね!」といったように逆質問が飛んでくる可能性があります。

企業説明会なので説明を受ける一方だと思い込んでいたら間違いで、提出したシートなどに書いた内容はしっかりと覚えておくようにしなければなりません。


単独の企業説明会はより「観察される」意識をもって参加する

ここでは、同じ企業説明会とはいえ合同企業説明会とは大きな違いがあることを中心に紹介しました。

予約が大前提であり、またエントリーシートなど事前に提出する書類もあって、企業側の準備もより「学生の観察」にシフトした体制になっていることを理解してもらえたでしょうか。

本来、会社説明会は文字通り「企業側からの説明」が目的ですが、何らかの興味や関心があり自社の説明会に来てくれた学生に対して、企業が何の関心も示さず帰してしまうことはありえません。

したがって、学生側も予約をし参加する意志を明確に出した時点で「観察されている」ことをハッキリと意識し、なおかつ志望度が高い企業なら積極的なPR活動を行う場が単独の企業説明会だと理解して下さい。

次の記事で、さらに説明会の中で行われるプログラム例を具体的に解説しましょう。

単独の企業説明会|質問&座談会の傾向と対策