内定式と内定者懇談会。気軽な気持ちで…と言われても大切な参加する時の心得!

2018.12.19
内定式 内定懇親会 心得

内定式と内定者懇談会。気軽な気持ちで…と言われても大切な参加する時の心得!

「採用選考に関する指針」(経団連)に基づき、ほとんどの企業がそれまでの「内々定」を、10月1日をもって正式に「内定」として学生に通知します。
その通知の形として行われるのが「内定式」です。そして、引き続いて開かれるのが「内定者懇談会」です。

各企業はそれぞれ工夫を凝らして開催し、内定者を採用する人材として確保していきます。

学生からすると、長かった就活もやっとたどり着いたひとつの節目となり、ここまで来ればひと安心。あとは、気楽に参加するだけ?

いいえ、就活最後の締めくくりとして気を引き締めるとともに、新たに始まる社会人としての心得もありますのでしっかり読んで下さい。


1. 気軽なセレモニー形式の「内定式」

内定式は、式というだけありセレモニー形式で開催されます。会社代表か幹部の挨拶、内定をお祝いする言葉、役員紹介、企業を紹介するイベントなど、各企業工夫を凝らして行われます。

とは言っても、内定者の身分は学生のままなので入社式のような出発感、緊張感はさほどありません。

(1)社長あるいは幹部社員の挨拶

出席は社長や役員が出席するところもありますが、幹部全員が勢揃いとまで行きません。主に人事関係役員、採用に関わったスタッフがメインになります。

面接時は怖い顔をして前に座っていた人たちが、一転、ここではにこやかな表情で迎えてくれることでしょう。役員の挨拶も、やっと一段落した就活の労をねぎらうものとなります。

「残りの学生生活を思う存分楽しんでほしい」

「入社式まで健康に気を付け、間違っても卒業できなかったということにならないようにして下さい」

という話がメインになります。また、企業説明会とはまた違った、企業の近況の紹介もあります。

(2)入社式までの自己啓発の方法

人事担当者からは、入社式までの約半年間の過ごし方の説明があります。

就活のための企業研究は終わったが、当該企業の業界ニュースや経済環境は引き続きアンテナを張って情報収集をしておいてほしいなど、企業人として入社までの助走方法を教えてくれます。

思う存分学生生活を満喫して下さい、と言う一方で、今まで進めてきた業界研究や自企業についての知識を引き続き深めておくように指示をする企業もあります。

新聞、ニュースなどに常にアンテナを張っておき、来春に好スタートが切れるようにと引き締めの言葉が入ります。

(3)今後の相談と内定者としての自覚

一方、企業は内定式を済ませたからといって、彼らが絶対に内定辞退をしてこないとは思っていません。何らかの事情で内定辞退あるいは内定取消につながるのを心配しています。

そのため、進路変更、留年の可能性、事故や体調不良などあれば、すぐに相談するようにとの指示が出されます。

身分はまだ社員ではありませんが、企業に内定をもらっているという自覚も持ち、日々の生活行動には十分注意をするようにとの説明があります。内定後も入社するまで、企業側の採用担当者が引き続き窓口となって相談に乗ってくれます。

いずれにせよ、海外旅行その他であっても、音信不通にだけはならないよう注意しなければなりません。

内定式 内定者の自覚

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2. 「内定者懇談会」は相互コミュニケーションの場

内定式を終えると、そのまま解散になることもあれば「内定者懇談会」と名を打って内定者同士のコミュニケーションを図る目的で、さまざまな企画をする企業があります。

懇親パーティは参加自由の案内があるかもわかりませんが、今後のこともあり出席した方がいいでしょう。

(1)自己紹介とグループ交流

内定者懇談会の定番は、自己紹介とグループ交流です。

内定者同士は、ほとんどが初顔合わせのはずです。来春には同期生となり一緒に働くことになる仲間なので、メンバー同士の自己紹介があります。参加人数にもよりますが、多くなる場合は数名単位にグルーピングして実施されます。

また、自己紹介だけなら短時間で終わるので引き続き、グループ単位でテーマを与えて討議をさせ相互交流をさせられることもあります。

思わず選考中にやったグループディスカッションを思い出し緊張しますが、内定後は選考には無関係です。

(2)グループワークの趣旨とテーマ

内定懇談会でよく行われるグループ討議やグループワークは、メンバー同士の相互交流が目的なのでテーマは、「入社までにやっておきたいこと」「学生生活の総仕上げ」など柔らかいテーマが中心です。

また、ゲーム感覚を取り入れ「伝言ゲーム」「無人島脱出ゲーム」など楽しくやれるものが選ばれます。
ただし、リクリエーションゲームではないのであまりハメをはずしたり、ふざけた態度になったりしないように注意しましょう。

もちろん採用選考の意図はありませんが、グループワーク、グループ討議を通じて人事配置の参考にされる可能性は十分あります。これについては、後段、解説します。

内定懇談会 グループワーク

(3)食事会やパーティでのふるまい方

多少緊張する自己紹介やグループワークが終わると、簡単な食事会がセットされていることがあります。時間的に夕方のセットだとオードブルでの立食パーティの可能性もあります。

酒席は得意な人もいれば、もともとお酒の飲めない人もいて得手、不得手がありますが、飲み方やパーティでのふるまい方は見られます。

学生の飲み会のノリで酔いすぎると必ず失敗します。

「今日は内定のお祝いだから遠慮なく飲んでね。」

と言われても、度を超えずに楽しく飲むのがフォーマルな席での付き合い方です。内定者同士の交流に加え、役員や人事担当者が参加しての全体交流となります。

3. 内定者懇談会の別の目的

先に少し触れましたが、内定者懇談会のグループ交流会や食事会は内定者同士の交流目的の他、企業サイドや人事サイドの目的もあることを覚えておいて下さい。

(1)面接とは違った人物観察

内定を出した後なので、今さら人物評価も要らないのではと思いがちですが、いろいろな意味で、採用時に見た観点とは違う観点で人事部は観察しています。

採用選考時は独特の緊張もあるし、面接ではある程度準備してきた応答が多いです。しかし、内定者懇談会での自己紹介やグループ交流での言動は、飾らない自身を見せるからです。

自己紹介では、採用目的の内容とは違い、意外な特技や趣味がある、グループ交流でも人付き合いの得手、不得手がよく見えてきます。グループディスカッションとは違ったリーダーシップを発揮する人もいます。

特にパーティでは、お酒が入りリラックスして違ったキャラクターを見せることがあり、人事担当者はしっかり観察します。

内定懇談会 人事 観察

(2)配属先を考える人事担当

採用担当者は、自社に適した人材であるかを基準に観察をしますが、人事担当者は配置転換や人事異動の観点で人物評価をします。

つまり、来年入社後の正式配役の時に役立つ情報を得ようとします。それは、この内定者懇談会のいろいろな場面から始まっています。

内定者懇談会では、人事担当者は内定者に近づき積極的に声掛けします。たとえば、パーティの席で突然、

「 ○○君は営業を希望していたけど、本当にそう思っているの?」

と笑顔で人事担当者から話しかけられたとします。

「いや〜、あの時は、最初は営業職からスタートすると言われていたのでそう言いましたが、私の一番やりたい仕事は企画業務なのです。」

こんな正直な生の声を内定者懇談会では聞きたがっているのです。

(3)内定辞退のチェック

内定者懇談会では、参加した内定者全員が就活の終了宣言をしたかというと、そうとは言えません。中にはタイミングによっては、内定辞退を考えている学生もいます。

民間企業の就活ピークは過ぎていても、まだ採用選考中の企業もあるし、公務員試験や公的機関に挑戦中の人もいます。

これらの人は、一旦、内定懇談会に出席しておき別の志望先が決まればこの会社は内定辞退をするつもりでいます。

人事担当者はグループワークや食事会の席を回りひとり一人に話しかけながら本当に就活を追えたかどうかを確認しています。

「〇〇君は、面接では△△社も志望していたけど結果はどうだった?」

「今日の立食パーティの雰囲気はどう?こういうのが民間企業では取引先とけっこうあるんだよ。民間企業ってけっこう面白いでしょ?」

企業にすれば、10月1日付けで確保できた内定者全員が、来春の入社に無事こぎ着けられるかどうかが最大の関心事でもあるのです。


内定式や内定者懇談会は楽しい!

内定をもらい、内定者全員が顔を合わす内定式や内定者懇談会は楽しいものです。これまで厳しい表情だった採用スタッフが、にこやかな表情で握手を求めてくれたりすると正式内定の実感が湧いてきます。

また、来春同期となる内定者との初顔合わせは新鮮で、新しい友達がたくさん増えたようで入社が待ち遠しくなるのもこの時期です。

後段に述べた配属への人物観察は気になるところですが、あまり神経質になる必要もありません。多少気に留める程度で、これからはむしろ残り半年間の学生生活の充実に集中するように心掛けるといいでしょう。

2018/12/19

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