【就活】「内々定」と「内定」の違い。

2018.12.19
内々定と内定の違い

【就活】「内々定」と「内定」の違い。

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最終面接が終わると、いよいよ結果待ちです。期待して待つ言葉は、もちろん「内定」の一言に尽きます。

しかし、ここで告げられたのが「内々定」だとしたら、「え?内定ではないの?」と、気になるのが「内定」との違いです。

内々定と内定にはどんな違いがあるのか、内々定から内定まで何か待たなければならないことがあるのでしょうか。
企業があえて内々定という言葉を使う理由を正しく理解しておきましょう。


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1. 内々定と内定の違いは簡単

企業は「内定」と「内々定」を微妙に使い分けています。

たとえば、最終面接後に連絡があり「内定と思ってもらってけっこうです。」と言われたらどうでしょう。「内定と言いたいが、もう少し待ってください」というのが本音ですが、なぜそんな遠回しな言い方をするのでしょうか。

(1)内定を出せるのは10月1日以降

経団連(日本経済団体連合会の略。日本の主な企業が参加する連絡団体)が出している、「採用選考に関する指針」というのがあります。

これは、新卒学生の採用に関する加盟各社の取り決めをしたものです。内定と内々定の違いは、この指針に基づきます。

参考:経団連「採用選考に関する指針」 http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/015.html

企業は少しでも早く良い人材を採用したいと思い、卒業する前の早い段階から学生の採用活動をしようとします。

しかし、この動きがあまり早すぎると学生の勉強の妨げになることが予想されるため、こういった指針を毎年作り、採用活動の開始や内定を出す時期に制限をかけています。

近年は、『採用内定日の遵守』として、『正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。』となっています。
つまり、4年生の10月1日までは正式内定を出せないことを意味します。

ちなみに、正式な選考活動は、「卒業・修了年度の6月1日以降」です。ここから9月30日までに採用が決まれば、一旦、「内々定」という言い方をします。

(2)「採用選考に関する指針」の対象外も

「採用選考に関する指針」は述べたように、経団連が決めた取り決めなので、逆に言えば経団連に加盟していない中小・ベンチャー企業や外資系企業は、指針とは関係なく動いています。これらの企業では「内々定」という概念はありません。

「内定」の正しい意味は、来春の卒業時点での入社を間違いなく約束したという意味です。

「内々定」と言われたら、「10月1日に正式の内定を出します。」という言葉とセットで聞くようにすると間違いありません。「内定と思ってもらって大丈夫です。」という言い方は、10月1日以前なのでこういった言い方になります。

(3)「内々定」をもらってから内定まで

このように内々定は、あくまで形式的なルールに従っているために内定とはいえない事情が企業側にあってこの言い方をしています。そのため、決定が覆されることはまずありえません。

選考段階の面接や提出した資料で、虚偽の内容があったなど特別な事情以外は大丈夫です。
内々定をもらった企業が第一志望であれば、当然、感謝の気持ちを即座に述べ、入社の意志を企業に伝えるのが最初の礼儀です。

企業は、内々定を快く受けてくれたとわかれば、今後のスケジュールを学生に説明します。通常は、「10月1日に正式に内定式を行うので予定をしておいて欲しい。場所、時間、式の詳細は後日知らせる。」というのが一般的なお知らせです。

内々定から内定まで

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2. 「内々定」が出されるタイミング

では、内々定はどのようなタイミングで出されるのか説明しましょう。

それは、最終面接が終わってしばらくして出す、というのが一般的です。

企業によっては最終面接の席で出す場合もあります。また、最終面接後に再度呼び出し、あらためて意思確認をした後に内々定を言い渡す企業もあります。

(1)最終面接後に内々定を連絡

最終面接は文字通り、いろいろな選考の結果からトータルに判断を下すための面接です。

企業の最終決定者である社長や幹部クラスが面接し、これまで積み上げて来た選考結果も踏まえつつ、「採用していいかどうか」を最終決定します。採用決定は、そのまま内々定として人事部の担当者から本人へ電話連絡されます。

最終面接に要する日数によりますが、1日で終了すれば、早ければ即日、遅くても最終面接日の翌日には連絡されます。

大量採用で最終面接が数日に及んだとしても、結果をあまり引き延ばすことは学生にもよくないのと、早く学生を確保する目的もあって、早めに通知されることが多いです。

(2)再度呼出し意思確認の面談

一般的なのは(1)ですが、最終面接を終えた直後に連絡があり、

人事
人事

「昨日の最終面接のことでお聞きしたいことがあり、明日お会いできますか?」

という電話がかかることがあります。

何だろうと思って行ってみると、当社への入社意思を再度確認したいというわけです。内定辞退対策を慎重に行うためです。
最終面接でも、第一志望はどこですかと尋ねているにもかかわらず、もう一度呼び出し意思確認後に内々定を出そうとする企業です。

「御社が第一志望であることに間違いがありません。」

と断言すると初めて、昨日の最終面接の結果、内々定を出してくれます。

(3)最終面接で内々定出す

最終面接の席で、いろいろ質問をする中で第一志望確認を確認し、内々定を出す企業もあります。

人物評価や適性評価はこれまでの面接や検査のステップですでに済ませ、ほぼ内々定は決まっていて、あとは社長や役員に面通しをするだけの場合です。

あえて、社長や役員の前で、「間違いなく御社が第一志望です!」と宣言させるのです。
この場合、堅苦しい面接スタイルにせず、円卓を囲んだり応接で飲み物を飲んだりしながら面談をする感じになることがあります。

社長や役員から、

「友達は、みんな就職先は決まったの?」

という雑談から始まり、

「○○さんは、これからどうしようと考えているの?」

「当社としては、○○さんには是非来て欲しいと思っているのだけどね〜。」

と、柔らかく詰め寄る感じです。

3. 第一志望企業から内々定をもらった時のマナー

(1)入社後の好印象にもつながる行動

内々定を出す決心は、企業にしてみれば将来にも影響しかねない人材の確保という一大決心です。また、そこまで大層でなくても、生涯給与を考えると大きな買い物の決心です。

内々定の通知を受けたら最初に示すべきは感謝です。直接口頭で告げられる場合は、深く頭を下げお礼をしっかり述べます。ここでの礼儀は来春入社後の好印象にも繋がります。

同時に、学校のキャリアセンターへも内々定(内定)の報告をし、カウンセリングでお世話になった人へ感謝の気持ちを示すようにします。
学校にすれば、内々定の実績として残るので次年度以降に当該の企業を志望する人へ、さまざまな資料をデータとして提供することができます。

(2)後輩にも及ぶ学校と企業との関係

学校と企業の関係は、学生が知らないところでつながっていて、持ちつ持たれつの関係なのです。

内々定をくれた企業へのお礼と、学校への内々定報告をきちっとすることはこの信頼関係を継続するものです。今回の内々定も、「あの学校の学生なら大丈夫だ。」「OBの推薦もあるから安心だ。」という一面もあります。

一方、学校からすれば「あの企業には安心して学生を送れる。」「当校の学生には高評価を持ってくれている。」という安心感があります。1年後あるいはそれ以降、後輩が志望したいと言ってきた時、昨年入社のOBとして学校・企業双方から推薦され、縁を繋ぐ役割を果たすかもわかりません。

起業と学校のつながり

(3)同時並行の他社選考を辞退

一方、第一志望企業に内々定が決まった時点で、就活を並行して進めていた他企業へは、他社から内々定をもらったことを報告するとともに、今後の選考をすべて辞退するのがエチケットです。

面接の約束があったにもかかわらず、連絡せずに日程キャンセルすることはマナー違反です。

就活がピークになると、当然掛け持ちで就活している企業があるのは当然で、辞退せざるを得ないところが出てきます。

もしかしたら、第二志望、第三志望の企業にも、第一志望と言ってきたかもわかりません。この事情は、辞退連絡をされる企業もある程度承知しており、やむを得ないことと理解してくれます。


内々定と内定の違いを理解しよう

内々定と内定の違い、内々定をもらう時のタイミング、そしてもらった時の対応やマナーについて説明しました。一番入社したかった第一志望の企業からの内々定なら、いずれ内定となりこれで就活も終了ということになります。

しかし、実際には内々定をもらった企業は第一志望ではなかったり、まだまだ決めかねていて就活を今後も続けたかったりという人は現実にたくさんあります。

次の記事では、「内々定後も続けたい他社の就活方法」について紹介します。

【就活】内々定|内々定後、さらに良い企業への就職を目指す場合の対応は?

第一志望ではないとしても、一旦内々定をくれた企業へはしっかり感謝しつつ、しかし、最後まで納得できる就活にするためにはどうすればいいのかを解説しましょう。

2018/12/19

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