【就活】内々定後、さらに良い企業への就職を目指す場合の対応は? | はたらくす

【就活】内々定後、さらに良い企業への就職を目指す場合の対応は?

内々定後の就活 内定

「内々定後に行う就活」とは、一見矛盾した言葉です。

しかし、実際は第一志望でない企業からの内々定だった場合もあるし、まだ第一志望を決めずに数社の就活を今後も行った上で最終決めたい場合もあります。

もちろん一旦「感謝」はするものの、果たして今後の納得の行く就活はどうすればいいのか、違った意味で悩ましいものです。

内々定後に、さらに良い企業への就職を目指す時の対処法を紹介します。


1. 最後まで納得のいく就活方法

新卒での就活は、一生に一度限りであるのは言うまでもありません。

いくら、新卒の入社後の離職率が上がっていると言っても、転職を前提にした安易な企業選択はありえません。あくまで納得のいく就活にするためには、以下のことについて考えてみましょう。

(1)選ぶ就活から「決める就活」へ

ある1社からはじめてもらった内々定は非常に嬉しいものです。

これまで、たくさんの企業の中から自分なりに「企業選び」をした結果で、場合によっては、失礼ながら「滑り止め」だったかもわかりません。いずれにせよ、意中の1社から内々定をもらうことはひと安心です。

しかし、今後どうするか、これまでとは違った就活が再出発します。

これまでが「選ぶ就活」だとすれば、今後は「決める就活」です。内々定をもらった企業に決めるのか決めないのか、決めないとすれば今後の就活はどうしていくのか、作戦を練りなおさなければなりません。

(2)最後まで「第一志望」を貫き通す

内々定をもらったが、第一志望の企業(候補含む)が別にある場合は、内々定をもらった企業に、第一志望の企業の結果がわかるまで待って欲しいとお願いしたいのが正直なところです。

果たして、待ってくれるのでしょうか?

内々定を出した企業として、あまり良い気がしないのは当たり前です。

そこでひとつの方法は、他社を受けていることを黙っていることです。第一志望の企業から、後日内々定をもらった段階で辞退を申し出ることです。

内々定をくれた企業にとってはショックですが、就活の中ではありえない話ではありません。もちろん、企業からは「当社が第一志望ですよね?」と念押しされているはずなので、罪悪感が残ります。

(3)正直に他社状況を伝える

他社の志望状況を黙っていて最後に告白して感じる罪悪感が嫌なら、 内々定をもらった時点で一旦感謝を述べた後、他社の志望状況を正直に話すことです。

気分的にはこの方が楽です。そして、別の企業の結果がわかる予定日を伝え、それまで内々定を承諾する返事を待ってもらいます。

この時、

面接官
面接官

「今ここで返事をもらえなければ、内々定は出さない。」

と言われたらどうでしょう。

これが、別記事に解説しますが「オワハラ」(就活を終わらせるためのハラスメント)
と言われるもので、企業のいわば反則行為です。あからさまな時は、職業選択の自由を主張してキャリアセンターや労働局に相談することができます。

オワハラ 反則行為

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2. 内々定後に会社を決める新たな基準

内々定をもらったが、他企業との兼ね合いで最終どんな決断をすればいいのか、悩ましいところです。
しかし、この段階に来て採用担当者の人間性や、企業の持っている体質が顕在化して、これらが企業選びの基準になることがあるので紹介しましょう。

(1)内々定は信頼関係が前提

企業側からみる「採用」、学生側からみる「就職」は、信頼関係の上に成り立ちます。

ところが、就活最前線では企業間の「人材の争奪戦」になったり、「優秀な人材の囲い込み」といった気持ちが先走り、企業と学生の信頼関係が崩れてしまったりすることがあります。そこで起こることは、就活生の気持ちを無視した単なる人材の取り合い合戦です。

これは、1人の採用担当者の責任ではなく、企業のもともと持っている人材への考え方が背景にあり、採用したらこっちのものだと思っているかもしれません。内々定を出した時の言い方や態度から、企業の従業員への接し方、社員の扱い方に良くない体質が出てしまうことがあります。

(2)愚痴で本音を言う採用担当者

面接官
面接官

「せっかく長い時間をかけて内々定を出したのに、迷っているってどういうこと?」

面接官
面接官
「君に内々定を出すために、他の何人の人が不合格になったかわかります?」

自社の内々定を受けかねている態度を見て、さも、内々定を出してあげたのにと言わんばかりのこういった言葉や態度は、企業の横柄さや傲慢さが垣間見えます。

企業を代表して人物評価をする採用担当者は、企業の中ではある意味で選ばれた人たちのはずです。模範的な言葉遣いや態度が求められ、人材採用に対する真摯な考え方を持っていなければならない人たちからのこういった発言は、企業の体質を推し量ることができます。

(3)脅迫まがいの企業姿勢

面接官
面接官

「あなたの○○学校と当社はこれまで良い関係で来たけど、君が当社に決めてくれないと、これからは学校との関係を見直さなくてはならないかもしれないね。」

面接官
面接官

「他社を受けているのはわかったけど、ずっと第一志望と言って来てくれたから信用して内々定を出したのに裏切るの?」

仮に他社から内定をもらえず、最終的にこの企業しか選べないとしたらどうでしょう?果たしてこのような脅迫じみた迫り方をする企業に入社する気が起こるでしょうか。仮に入社したとして、働きやすい企業になるのでしょうか。

たまたま、内々定をためらったから聞けた企業の本音と言えます。

3. 就活生の立場に立ってくれる企業とは?

内々定後に、真に就活生の立場になってくれる企業とはどんな企業でしょうか。

それは、一緒に悩んで相談に乗ってくれるスタンスの企業です。就活生が正直に他社で選考中であることを伝えた時に、信頼関係に基づいて相談してくれる企業こそ、最後には選ぶべき企業と言えます。

(1)時間を区切って約束してくれる

就活生の立場に立てる企業は、企業内の従業員に対しても公平で思いやりのある姿勢が伺えます。内々定を出したが就活を続行すると言う学生に対しては、他社の状況を聞いて、時間を区切って最終決断を待ってくれる場合が多いです。

「第一志望の〇〇社の最終結果がわかる〇日に、当社に入社意志があるかどうかを教えて下さい。もし、その時連絡がなかったり第一志望の企業に行かれるという返事なら、内々定を辞退されたりということにします。また、それ以前に当社に決めようと思った時は遠慮なく連絡下さい。それでいいでしょうか?」

一見突き放したようですが、これを言える企業が就活生にとってはベストです。この時、約束を守って必ず連絡することです。仮に、第一志望に落ちてその企業に内定確定となっても暖かく迎えてくれる企業です。

(2)他社の客観的な情報を提供

他社の就活状況を尋ねられた時、たとえば第一志望がライバル社であることを正直に言ったとします。

普通は気分のいいものではありませんが、良識ある企業(採用担当者)は素直に受け入れた上で、就活生の言い分をよく聞き就活生が信じているライバル社情報が正しいかどうかについてコメントをくれます。

これまで自分なりに企業研究をしてきたはずですが、同じ業界の他企業の社員から聞く情報は新鮮なものがあります。

客観的な事実を示しながらライバル社の長短を丁寧に教えてもらうと、これまで一面しか見ていなかったところが多面的に見られるようになります。最後は、「どちらの企業を選ばれるか、最終は〇〇さんの判断に任せます。」と告げられます。

内々定 他社の情報提供

(3)自社の長所・短所を教えてくれる

また、他社の長所・短所は言いやすいとしても、自社との比較で教えてくれる企業は、真に就活生の立場に立ってくれる企業です。

特に、自社の短所をいう時は聞き逃さないようにしっかり聞きます。自社の内々定を是非承諾させようとする企業は、自社の短所をあまり強調しません。しかし、就活生の立場に立つ企業は、たとえばこのような話し方をしてくれます。

「実は私(採用担当者)自身も、当社の組織至上主義が一番嫌いだったので、正直言って私も第一志望ではありませんでした。しかし入社後感じたのはまったく反対の、個人を大事にする企業風土でした。」

「当社の短所は、伝統を重んじるあまり革新性がなかなか発揮できないことです。私が採用担当になったのは、是非私と一緒になって風通しの良い企業づくりをする人材を探して来いと言う会社トップのミッションがあったからです。」

杓子定規な言い方ではなく、一緒に働きましょうという「協働感」が伝わってきます。


内々定から内定までは「企業を決める就活」の時間

内々定から内定までの間は、ひとつの企業の中では時間待ち的な意味しかありませんが、本当に行きたい企業を決めかねている就活生には、最後の「決める就活」の時間とも言えます。

紹介したように、企業によっては内々定後に辞退されないよう早く取り込むことに躍起で、ややもすると嫌な言葉をかけられることもあります。しかし、このときこそじっくり企業を観察できる好機とも言えます。

次の記事では、さらに「オワハラ」や辞退に伴うマナーやトラブルについて紹介しましょう。

【就活】内々定|内々定の連絡と思ったらオワハラ?事例と対処法

内々定に惑わされず、自分の納得いく企業を選びましょう。