就活の基本は挨拶とマナー①|その動作とお辞儀は「見られている」ことを意識!

2018.12.20
就活の基本 挨拶とマナー① お辞儀

就活の基本は挨拶とマナー①|その動作とお辞儀は「見られている」ことを意識!

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就活の基本は「挨拶とマナー」と言っても過言ではありません。

言葉としての挨拶と、それに伴った動作・仕草全体が、いわゆるマナーとして就活には大切です。その理由は、就活を通じて常に企業あるいは採用担当者から「見られている」ということが根本にあるからです。

では、具体的にどのような場面で、どのように見られているのか順に解説していきましょう。就活においては、自身の立ち居振る舞いを細かいところまで自己チェックし、行動できる人が良い結果を得ることになります。


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1. 採用担当者から「見られている」とは?

「見られている」と言うと、ちょっと意識過剰になる人もいるかもしれませんが、あまり大層に考える必要はありません。「見られている」ということを意識することで、自然と背筋がきれいに伸びたといったように、肯定的に考え臨んで下さい。

(1)会社の中は視線がいっぱい

説明会や面接で呼ばれて企業訪問をし、一旦、会社の中に入ると採用に関係ある人からもない人からも、勤務する社員からの視線がいっぱいだということまず自覚して下さい。

もしかしたら、会社の玄関に入る前から見ている人がいるかもわかりません。社員からすると、リクルートスーツで会社訪問をしてくる学生には必ず視線が行きます。

その中から来年、一緒に働くことになる人が出てくると思えば、社員も少なからず興味を示し「あの人背筋が伸びていて好感が持てるね。」「通路ですれ違った人、不愛想な表情をしていたよ。」などと、事前評価を始めることがあります。それを逐次、人事部に報告するとは言いませんが、「見られている」のは間違いありません。

就活の基本 会社内視線が多い

(2)会社で「見られる」場面

面接だけが目的の会社訪問であっても、一旦、会社の玄関をくぐれば、十分に挨拶やマナーを意識して行動しなければなりません。受付での応対、通路歩行、面接の控え室、トイレなど気を付けなければならない場所はいくつもあります。油断してしまうと思わぬ失敗をすることになります。

    会社の通路を歩行中に、知り合いからケータイに電話が入り、くだらない話を大きな声で話しているのを見られた。
    エレベーターに乗る時、先に待っている人を追い越して先に入室してしまった。

などの例があります。会社内で出会う人すべてに挨拶をすることを意識していればこんなことにはなりません。

(3)人事は「見る=観察する」のが仕事

人事部の採用担当者は、ひと言で言うと就活生を「見る」のが仕事です。

見るとは、会社訪問、面談、面接を通じて「観察する」ことです。彼らの頭の中には「当社の社員になる人の挨拶やマナーはこうあってほしい。」という基準を持っていて、その基準に照らしながら志望学生を観察しています。

たとえば、

  • 職場では「朝夕の挨拶がしっかりできる人」
  • 仕事の指示には「反応よく返事ができる人」
  • 顧客の前では「にこやかな表情で接せられる人」

などマナーの基準を持っています。これらは、面接でできるかどうかを、いちいち質問するわけではありません。すべて、観察を通じて判断すると思って下さい。

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2. 良い印象を与える歩行・立ち姿勢

では、具体的な挨拶とマナーとして、綺麗な動作の原点となる歩行と立ち姿勢から順に解説しましょう。特に立ち姿勢がしっかりできていれば、挨拶の3パターン「会釈」「敬礼」「最敬礼」もスムーズに行うことができます。

(1)きれいな「歩行」は背すじ・骨盤・目線から

就活生は、社内通路を歩く時の歩行姿勢も注目されています。受付から控え室、控え室から面接室など社内を歩く時の歩行姿勢にも気を付けます。

また、面接室でも、入口から椅子まで数秒間歩きます。面接の印象は数秒で決まると言いますが、実は数秒間とはこの時の印象に他なりません。以下、歩行のポイントです。

①背筋を伸ばして歩く

背筋をピンと伸ばした状態は、家の壁でいいのでかかとを壁下につけてもたれると、感じ取ることができます。これを試した人のほとんどが、いつもより反り返った感じがしたと言います。これは、常日頃が前傾ぎみ、もしくは猫背になっている証拠です。

②おヘソの下(骨盤)あたりを意識して歩く

会社訪問などで緊張すると息が上がり、上半身に意識が行きがちです。おヘソ下あたり、もしくは骨盤あたりを意識し、下半身から先に歩くようにイメージすると重心が自然と下がって姿勢がよくなり、ゆったりした歩行になります。

③目線は真っすぐ前方におく。

上目でもなく、伏し目でもなく背丈に応じ前方に真っすぐ目線を置きます。この、「見る」ではなく「置く」という表現ですが、「見る」となると先にあるものを見つめてしまいますが、「置く」と意識することで目線は自然と柔らかくなります。

④いつもより2~3割速度ダウンでゆっくり歩く

これも緊張を和らげる効果があります。緊張時はどうしても「せかせか感」や「そわそわ感」が出てしまい、歩く速度が速くなりがちです。「2~3割速度ダウン」を心掛けると、出会う人に気付くことができ、また面接室への入室後も面接官の顔を認識することができます。そして、会釈をする余裕が生まれます。

(2)「立ち姿勢」

就活の基本 立ち姿勢

きれいな立ち姿勢は、あらゆる動作の原点となり、これが整っていれば次に続く「会釈」「敬礼」「最敬礼」も、自然ときれいになります。歩行で述べたように、どこか壁のあるところに力を抜いてもたれ、感覚を覚えます。その状態を維持し、一番いいのは、姿見のある部屋で正面と横からそれぞれチェックします。チェックポイントは次の通りです。

①両手は力を抜いて体に沿わせる

指先の持って行き先は、体の側面に沿い中指がズボンやスカートサイドの縫い目に合わせる感じです。

②肩の線が並行になっているか

両肩の線が並行かどうかを鏡で正面からチェックして下さい。意外と、左右どちらかに傾いていることがあります。ただし、会社訪問当日にこれを意識し出すと逆にぎこちなくなるので、あくまで日常生活で少しずつ習慣づけをしておきます。

③アゴを少し引いてみる

顔が上向き気味、下向き気味も印象はよくありません。もちろん、真っすぐが一番です。上向き気味の人はアゴを引くと治ります。また下向き気味の人は、壁に背中と後頭部を張り付けると自然と顔が真っすぐ前を向きます

④両足のかかとをつける

足元は、内股気味・外股気味、いずれも印象はよくありません。足元のクセを修正するのは難しいですが、立った時にかかとをくっつけて立つようにすれば正しい位置を知ることができます。

(3)正しい「立ち姿勢」から3つのお辞儀

就活の基本 挨拶 お辞儀

挨拶を体の動作で実際に示すのがお辞儀です。一般的に、頭を下げることがお辞儀、あるいは礼という理解です。これまではそれで十分でしたが、こと就活となると「頭を下げる」だけでは挨拶にもならないし、マナー的にも不十分です。状況により、3つのお辞儀を使い分けます。

次で詳しく述べますが、基本的に「会釈」が15度、「敬礼」が30度、「最敬礼」が45度です。

①「会釈」とは?使う場面は?

「軽く頭を下げる」というイメージが「会釈」です。「軽く」を角度で言うと、15度と思って下さい。まず、「会釈」する場面は、たとえば次のような時です。

  • 会社内の通路を歩行していて、社員とすれ違った時
  • 受付などで会社から何か参考資料を渡され、受け取る時
  • 面接でドアを開けた直後に「失礼します」と言いながらお辞儀する時
    (体が全部入室し、改まって行うのは、30度の「敬礼」)

いずれも、頭を深々(30~45度)と下げるにはちょっと重々しすぎる場合のお辞儀で、15度の会釈です。なお、角度とは頭を下げる角度ではなく、「腰を折る角度」なので間違わないようにしましょう。頭だけだと「ペコっ」とした軽い感じになってしまうので気を付けます。

②「敬礼」とは?使う場面は?

腰を折る角度が30度というのが一般的な「礼」あるいは「敬礼」です。軍隊などの敬礼とはまったく異なるもので、ビジネス場面では相手に対して敬う気持ちを表現してこういった言い方をします。イメージとしては「しっかり頭を下に向けて腰を曲げた」という感じです。場面としては次のような時です。

  • 面接室に入り、学校名と名前を言い終わり「どうぞよろしくお願いいたします。」と言いながらお辞儀をする時
  • 面接が終了し「本日はありがとうございました。」と言ってお辞儀をする時
  • OB訪問で初めて会って、「どうぞよろしくお願いいたします。」とお辞儀をする時

いずれの場合も、自己紹介時や感謝の気持ちを表す時に、しっかり前を見据えた後に頭を下げ、腰を折ります。動作にメリハリがつくように一番深く下げた時点で、一呼吸を入れてから頭を戻すようにします。

③「最敬礼」とは?使う場面は?

敬礼をさらに恭しく行うのが「最敬礼」です。45度という角度は実際にやってみると、前に倒れるかと思うぐらい深いお辞儀になります。深い感謝を示す時と、就活ではあまり考えたくありませんが、心からお詫びをする時などです。具体的な場面を紹介しましょう。

  • 役員面接や最終面接の終了後に、これまでの感謝と是非採用して下さいと言う気持ちをこめてお辞儀する時
  • 内々定もしくは内定通知を、直接顔を合わせてもらい、「ありがとうございました。」とお辞儀する時
  • 面接に遅刻し、「大変申し訳ございません!」と心からお詫びをする時

いずれも、絶対的なルールはありませんが、自分の気持ちを「形に表す」のがお辞儀なので、必要と思えば最も深いお辞儀の「最敬礼」をするものと理解して下さい。

日常から意識する事が面接の好印象に繋がる

挨拶とマナーのうち、動作は知らないうちに身に付いてしまった習慣です。キャンパスの中ではまったく気にならなくても、いざ就活となると知らないうちに見られていたというのが実態です。

就活の勝負どころは、志望動機や面接応対の中身であったりするのは当然ですが、あまり意識しないマナーや動作部分で優劣を評価されては残念でなりません。本文で述べたように、どの場所でもいいので今すぐ、全身を鏡でチェックすることをおススメします。

意識を変えれば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わるという言葉があります。就活を成功させる必須メニューとして、
次の「言葉」と一緒に、是非「動作とお辞儀」を振り返って下さい。

就活の基本は挨拶とマナー②|動作を引き立てる「言葉遣い」の秘訣は?

日ごろから練習して、面接で自然に好印象を与えられますように。

2018/12/19 2018/12/20

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