選考を突破するエントリーシート書き方④「ガクチカ」学生時代最も力を入れたこと記入例! | はたらくす

選考を突破するエントリーシート書き方④「ガクチカ」学生時代最も力を入れたこと記入例!

エントリーシートの書き方4 応募・エントリー

「学(ガク)生時代に最も力(チカラ)を入れたことは何ですか?」という質問を略したのが「ガクチカ」。

単なる自己PRではなく、「ガクチカ」というからにはそれなりに説得性のある内容が求められます。

この質問は、面接手前のエントリーシートでも頻出の問いかけです。記入のポイントと例文をみていきましょう。


1. 何を取り上げるかで印象は大きく変化

「ガクチカ」は、学生時代のどの場面を取り上げるかで読むほうの印象は大きく変わります。
また、「自己PR欄」とは一線を引いて取り上げる内容を吟味します。取り上げる基準は、「学生時代にしかできないこと」がベスト。

すでに述べたように、この設問への記入内容は後々、面接の中で書いた以上のことを突っ込んで聞かれると覚悟した方がいいでしょう。

したがって、大して「力を入れていないこと」を作文をして大層に書いてしまうと、あとあと後悔するので注意しましょう。取り上げるなら、実際に熱っぽく語れるようにしたいものです。

(1)学生ならではの「勉学」を強調

エントリーシート ガクチカ 勉強

「学生時代にしかできないこと」という意味では、勉学について記述するのがひとつの正面突破の方法です。

専門科目や専門ゼミなどで、一生懸命勉学に励んだという「ガクチカ」は、学生ならではのテーマなので好印象に繋がります。ただし、後段述べますが、具体的に裏付ける詳細も必要です。

特に理科系では、学生時代の知識・情報が志望企業の職種や専門業務と関連する場合が多いので、どれだけ専門的知識を習得したかをしっかり記述するようにします。取り組んだ研究テーマが何か、研究プロセスや結果などしっかり裏付けを取って書くようにします。

(2)得意学科や成績など履修状況の説明

勉学を「ガクチカ」とする場合は、具体的内容として得意学科、現時点までの成績といった履修状況をある程度述べて説得性を持たせることが必要です。

まず現時点での成績で「優秀」とされる科目数の割合や得意とする学科名と成績、それがなぜ得意なのか、といった詳細を記述しておきます。

また、就活時点で「卒論」に取り組んでいなくても、取り組む予定のテーマなどは準備段階として書いておくといいでしょう。

成績以外でも、専門研究の一環として他大学とのゼミ交流、インターンシップ、留学経験など勉強熱心さを補完する要素があるとより説得性が出ます。面接では必ず詳細について聞かれるので、適当に書くと失敗します。

(3)「ガクチカ」で勉強を取り上げた記入例

『大学時代、最も力を入れたのは◯◯学の勉強です。履修が必須の専門科目はすでに履修済みで、成績の方も「優」の割合が9割を超え私としては満足しています。
中でも◯◯論には特に力を注ぎました。…(詳細を述べた後)…すでに卒論の準備も進めており、自分なりに納得のいく卒論を計画しています。

また、昨年春には、地域の5大学のゼミ交流会を私なりに企画し得ることの多い交流会にすることができました。』

このように「ガクチカ」で勉強を取り上げることは良いことですが、面接に進んだ時、面接官によっては注意したいのが次の質問です。

面接官
面接官

「じゃあ、勉強ばかりしてたってこと?」

……これで返答に困らないように、他の設問項目で趣味や遊びといった人間形成部分もバランスよく記述するようにしましょう。

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2. 充実した「課外活動」への挑戦

学生生活は当然、勉強以外にもさまざまなステージがあります。通常のカリキュラム以外の、いわゆる課外活動の中で力を入れたこと、頑張ったことを取り上げ充実した学生生活をPRする方法を紹介しましょう。

(1)学内活動の代表である「クラブ活動」をアピール

エントリーシート ガクチカ サークル活動

代表的なものがクラブ活動、サークル活動です。

自由に使える時間をたっぷり使ってクラブ活動に精を出したことは、今しかできない学生生活の充実度をアピールするにはもってこいのテーマです。ただし、これを「ガクチカ」としてエントリーシートで訴える志望者が大変いるのも事実です。

したがって、「ガクチカ」と納得させられるためには、クラブ活動の活動状況が大きく影響します。

もっとも納得性があるのは、クラブ活動の目的に向かって努力内容がしっかり述べられ、しかるべく戦績・成績や成果を出したというストーリーです。また、その結果に対して自分自身が果たした役割が大きかったということを忘れず記入します。

(2)クラブ活動を「ガクチカ」とするポイント

クラブ活動を、自信をもって「ガクチカ」と記述する場合は、次のようなポイントを押さえる必要があります。

  • クラブ活動での役職(役割)が活動を左右する力を持っている。
  • クラブ活動での役職(役割)を自覚し困難を克服した。
  • クラブ活動の目標や目的の達成を目指し、メンバーの協力を取り付け、方向付けをした。
  • チームあるいは個人として誇れる成果や成績を残すことができた。

役職は部長や副部長などに越したことはありませんが、なくても目標達成に果たした「役割」が記述できれば大丈夫です。

また、成果や成績は、「〇〇大会優勝」「〇〇発表会で過去最高の動員」など華々しいのに越したことはありません。しかし、仮に「〇〇大会8位」であっても、たとえば創部2年目の目標が10位入賞だったので大きな成果となった、などのストーリーが描けるようにします。

(3)「学外」に出て幅広い活動に挑戦

学生生活は学内にとどまらず、幅広く学外での活動に挑戦したことを「ガクチカ」として取り上げることができます。

ボランティア活動、アルバイト、社会人との趣味交流、海外留学、資格取得への挑戦などです。これらを取り上げる場合に必要なポイントは「理由」あるいは「目的」、そして「得たこと」です。

ここをしっかり押さえて記述すれば同じ内容でも他者と差をつけることができます。理由や目的を書く時のポイントは、前段に述べた「学生時代にしかできないことへの挑戦」です。そして「得たこと」については、これまで経験しなかった「人的な交流」により、自身の成長につながったといった流れがあればより訴求できます。

3. 学外活動における「ガクイチ」の記述例

(1)精神的な自立を目指した海外留学

『私が学生時代に最も力を入れ、かつ得たものが大きかったのは2年生の時のアメリカ短期留学です。入学時から、学生時代しかできないことをやろうというのが私の決心でした。

資金準備と事前調査を綿密に行い、オリジナルの留学を組み立てました。

目的は語学とアメリカ文学の研究でした。留学先は敢えて田舎でのホームステイにし、遊びにならず目的に集中できるような環境を選びました。この留学では当初の目的以外にも、精神的な自律性と挑戦心を養うことができました。』

(2)社会勉強として見聞を広めたボランティア

『私が学生時代に最も力を入れて取り組んだのはボランティア活動です。卒業後一般企業に就職する前に、できるだけ広く社会を見て見聞を広めておきたいと考えたのが動機です。

〇〇市の「まちづくり推進ボランティア」を通じ地域社会に深く入って行き、さまざまな人たちと交流ができたことが最大の財産となりました。

学校での机上の学習ももちろん意味がありますが、学内では絶対得られない、年代を超えた交流は私の生き方に影響を与えてくれました。』

(3)アルバイトを通じて得た社会人のプロ意識

『私が学生時代にもっとも力を入れたのは、さまざまな人たちとの人的交流です。特に私が貴重な体験として力を入れたのは、学習塾の臨時講師のアルバイトの時です。

塾運営に携わるさまざまな立場の方との交流を自らすすんで行った結果、アルバイトだからという言い訳を一切させない、プロ意識の持ち方を徹底して学ぶことができました。

社会人と学生の違いをまざまざと体得できたのは、学外での交流があればこそ、と考えています。』


4. 設問を変えて尋ねる「ガクイチ」に注意

「あなたが学生時代に最も力を入れたことは?」という設問が、もっともオーソドックスな「ガクチカ」の尋ね方ですが、少し観点を変えて尋ねられることがあるので紹介しましょう。

(1)「学生時代にやり残したことは?」

この設問は学生時代の充実度を尋ねており、未練なくやり遂げたかどうかを聞いていますので、基本的には「ありません。すべてやり切りました。」と満足感を示すのがベターな答え方です。

しかし、この設問の裏には、「じゃあ、あなたがやったことを教えて下さい。」という意味があるのでスペースを使い、次のように続けます。

『やり残したことはありません。いろいろなことに挑戦しましたが、私がもっとも力を入れたのは…』

と続けてガクイチを説明します。

また、あまり燃え尽き感を与えてもいけないので、『早く就活を終えて、卒論に全力を尽くしたいのと、引き続き残っている課題を完成させたいと考えています。』と残された1年間を充実させたい気持ちを表現するといいでしょう。

(2)「これまでの学生時代を振り返り、最も苦労したことは?」

学生時代が充実したものであってほしいと期待を示す一方、「ガクチカ」に信憑性を持たせるため設問です。つまり、「苦労知らず」で楽観的なタイプではないかどうかを尋ねるため、あえてこんな設問が来ることがあります。これは、「ガクチカ」の裏返しと考えていいでしょう。つまり、それほど頑張ったことなら、必ず苦労が伴うものだというところから尋ねています。

まず「ガクチカ」で最も頑張ったことについて述べて、続いてその達成や完成のために「苦労したこと」を記述するといいでしょう。そして、これもセットですが、「それをどのようにして克服しましたか?」という手順や流れを記述することでストーリー立てをしていくことになります。後段に、記述例を紹介しましょう。

(3)「学生時代に苦労したことは?」の記述例

『私が学生時代に最も苦労したのは、2年生の時に所属クラブチームが2部リーグ落ちになったことです。

2年生の秋に副部長になり、部活の運営をほぼ任された直後だっただけに非常にショックが大きく、しばらく落ち込みました。

一方、部員間のいざこざが原因で部員数が半減するなどクラブの存続自体が危ぶまれる事態になったことです。

その危機的状況を克服できたのは、翌春の新人の積極勧誘をクラブ員全員の総意で取り組んだこと、そして、その勧誘行動を通じてメンバーが一丸となれたことです。

また、翌年、副部長から部長になり部内改革に取り組みました。
新人の意見を部活運営に反映させることでした。今では、彼らが大きな戦力となり昨年度は見事1部リーグの返り咲きを、3位入賞で果たすことができました。』


就活に必須となった「ガクチカ」

就活生の間ですっかりキーワードとなったのが「ガクチカ」です。

「ガクチカ」を実際に書き出すと、材料がない場合はどうしても無理が出ます。約3年間過ごしてきた学生生活を振り返った時、どうしてもテーマに困ることがあります。
そんな時は、入学時の新鮮な気持ちに振り返り、学生時代の自分史を辿ってみてはどうでしょうか。

一方で、「ガクチカ」はどうしても、「成し遂げたこと」「達成したこと」と解釈しがちですが、最悪の場合「現在進行形」として、「現在力を入れていること」で書いてみる方法もあります。

これを機会に学生生活の目的を再構築し、『就活を早く終えて卒業までには完成させたいと考えています。ご選考、よろしくお願いいたします。』と、アピールしてはどうでしょうか。

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