選考を突破するエントリーシートの書き方③自己紹介と自己PRの違いに気をつけよう! | はたらくす

選考を突破するエントリーシートの書き方③自己紹介と自己PRの違いに気をつけよう!

エントリーシートの書き方3 応募・エントリー

どの企業も共通で多いエントリーシート設問は「自己紹介」や「自己PR」です。
名前や学校名といったプロフィールに続いて設問があります。二つとも問われることもあれば、いずれかということもあります。

この二つ、よく似ているのですが正確には違うものです。したがって、二つともあればしっかり区別して書く必要があります。それぞれの書き方について解説しましょう。


1. 「自己紹介」欄に書きたい一般的な内容

エントリーシート 自己紹介"

「自己紹介」は、ひと言でいえば客観的なプロフィール説明のことで、「自己PR」となると積極的に自分をアピールする目的が強くなるというのが二つの違いです。

まず、自己紹介としては次のような内容を記入するようにします。

(1)学歴から現在の所属学校の紹介

自己紹介は学校の履歴書をイメージするとわかりやすいでしょう。履歴書で言えば、名前・住所に続き、「学歴」「現在の学校・学科」から始まります。学歴は高校卒業のところからで十分です。

本業はやはり勉強なので、自己紹介では所属学部で終わらず、現在の専攻分野や研究課題はしっかり書きます。たとえば、

『〇年に〇〇高校を卒業後、現在の〇〇大学経営学部に入学いたしました。
専攻は経営学科のマーケティング論です。ゼミの担当教授は〇〇教授で、広告論で多くの著書を出しておられ、その教授の指導の下、現在卒論は「〇〇〇」を予定しております。』

(2)学校生活の主だったものを紹介

続いて、「主な学校生活」(クラブ活動・アルバイト経験)、「趣味・特技」といった項目に繋げます。

ただし、これらの項目はエントリーシートの後々の設問で尋ねられている可能性があるので、記述が被らないように注意します。いずれの内容も自己紹介では簡単に事実関係のみにし、成果や収穫などPRにつながる詳細部分は他の項目で述べるようにします。

『学校生活では「サッカー同好会」所属し、2年生から副主将を任されました。
学内活動では大学広報委員に任命され広報誌の編集委員も経験しております。アルバイトは学業に影響しない範囲で、飲食店でのアルバイトを2年続けております。旅行が趣味で年2回長期旅行を友人たちと開催して楽しんでいます。』

(3)表現を自由に任された「自己紹介」

企業によっては自己紹介欄で、「無地の用紙1枚で自己表現して下さい。」「表現方法は自由です。」あるいは「写真やイラストを使用してもかまいません。」というエントリーシートを時々見かけます。サービス系、流通系、マスコミ系などの企業に多い例です。

型にはまった自己紹介を嫌っているのがわかるので、この場合は遠慮なく自由に表現するといいでしょう。
「写真やイラストでも結構です。」とあれば、そのまま写真やイラストを織り交ぜ表現するのもいいし、系統図や図表などを使うのも方法です。

「面白い」「楽しい」「意外性」など、こちらも挑戦するぐらいのつもりで作成するといいでしょう。

スポンサードリンク

2. 「自己PR」は自己紹介を一歩踏み込む形

自分のプロフィールの中から客観的な事実を中心に、まずは淡々と述べるのが自己紹介とすれば、「自己PR」はそこから一歩踏み出して志望企業に自己をアピールするものです。

記入例(1)専攻科目で「自己PR」

前段の、学校での専攻科目の自己紹介を、さらに「自己PR」で踏み込むと次のようになります。

『自己紹介で述べたように、私は経営学部でマーケティング論を専攻しております。
ゼミの担当教授は広告論ではいくつもの著書のある有名な教授で、私は将来マスコミ関係の会社を志望していましたので、〇〇教授のゼミで勉強するのが夢でした。今回の貴社の応募に際し、ゼミで学んだ多くのことを必ず活かせると考えております。』

この例では、専攻科目が志望企業の業務と関連があるため、志望動機とも関連付けてこれまで勉強したことを仕事に活かせる、もしくは活かしたいとPRします。仮に専攻科目が志望企業の業務と直接関係がなくても、

『ゼミ活動で最後までやり遂げた粘り強さは、貴社での仕事に必ず活かせるものと考えます。』

と、視点を変えて別の意味でPRするといいでしょう。

記入例(2)クラブ活動で「自己PR」

サッカー同好会に所属していたことから、さらに踏み込んでPRする場合の記入例です。

『所属はサッカー同好会で、副主将をするかたわら3年間、合宿運営責任者として強化合宿の企画運営をしてきました。
同好会とはいえ、合宿は伝統的に厳しいものでしたが、30名の部員をひとつにまとめ落伍者を出さずに運営してきた私の自慢です。その結果、地域リーグ戦では昨年の秋、はじめて上位入賞を果たすことができました。』

クラブやサークル活動を使っての自己PRは、切り口がいろいろあります。「役職・役割」「成績・戦績」「活動状況(団結場面、チームワーク)」など、自分が得意とするところを取り上げ頑張って来たことをPRします。

記入例(3)アルバイト経験を「自己PR」

飲食店での2年間のアルバイト経験から、さらに踏み込んでPRする記入例です。

『学生時代の経験の中で、2年間務めた飲食店のアルバイトは私自身を大きく成長させてくれたと考えます。
仕事は夕方5時から約5時間、お店が最も忙しくなる時間帯のホール担当でした。お酒の出る店なので、特に酔客からの急がせるオーダーや接客クレームが日常茶飯事でしたが、持ち前の粘り強さで我慢強くやり遂げられたと自負しています。』

限られたスペースでの自己PRなので記述は端的に表現します。しかし、いずれ面接段階に進むと、「どんなクレームに対してどんな風に対応したの?」「そこで得られたことは?」といった質問が必ず来るので面接シフトの心づもりはしておくようにします。

3. 性格・スキルなどについて「自己PR」

自己PRのポイントは、学校生活に関するものだけではありません。これまで生きてきた中で自分自身が自覚している性格的な特徴や、いわゆる強みやスキルに関するPRも忘れてはいけません。

記入例(1)性格的な長所の「自己PR」

『私の性格的な長所として自己PRしたいのは次の点です。
1つ目は、「負けず嫌い」という点です。同じように努力しても、結果が劣っているとわかったらそれは努力不足というのが私の考えです。
2つ目は、「積極性」です。何事も、まず一歩踏み出すこと、思い悩むよりまず手を上げることが信条です。
3つ目は、「ストレス耐性」です。困難を困難と感じず、粘り強く対応すれば必ず前に進めると考えます。』

性格的な長所を説明する言葉はいろいろありますが、一番自分にフィットする言葉を選び書くようにします。「やさしさ」や「おもいやり」といった平易な言葉でも全然かまわないので、自分の言葉として書くようにします。これも、面接質問にも必ず登場しエピソードなどを尋ねられます。

記入例(2)持ち前のスキルの「自己PR」

性格的な長所は「ヒューマンスキル」という言い方がされますが、ここでは「テクニカルスキル」といって、業務や作業をやりこなす時の技能(スキル)をPRします。

たとえば、複雑に絡んだ事柄から大事なことを見抜く、「要点把握力」「状況判断力」「分析力」などいろいろなスキルや強みをPRします。

『私が自慢できる力は、「要点把握力」です。ゼミ討議では、参加者が発言している内容の要点をしっかり把握し反論できるなど、担当教授からも褒められた経験があります。

また、アルバイトでは複雑かつ煩雑な業務も、みんながなかなか慣れない中でポイントを早く掴んで行動に移せるなど、是非、PRしたい点です。』

記入例(3)人間関係の中での「自己PR」

『私が是非PRしたい点は、人間関係の中での長所です。ひとつは、「状況感受性」です。
サークル活動のメンバー間に何か問題が生じた時など、いち早く不協和音を感じ取り、改善に向けて努力してきました。

親しい仲間や友人からは、チームワークになくてはならない存在と言われています。また、サークルのリーダーを支えるにはメンバーとしてどう動けばいいかという「メンバーシップ」の発揮できる存在と自負できます。』

企業の中では、組織のためにどんな役割ができるかがよく問われます。その意味で、「状況感受性」「リーダーシップ」「メンバーシップ」「協調性」「コミュニケーション力」などの強みは、人間関係をうまく回せるPRポイントなので是非、アピールしたい点です。


「自己紹介」や「自己PR」で印象付ける

エントリーシートで記入を求められる設問の中で、名前や学校名の次に出てくるのが「自己紹介」や「自己PR」です。採用担当者が読み始める最初の項目なので、ここでの印象が最後まで読んでもらえるかどうかを左右することにもなります。

「自己紹介」「自己PR」を書く切り口はいろいろありますが、以降に続く他のPRポイントの目次の役割をすることを念頭に置き、冒頭からしっかりと印象付けるようにしましょう。

「自己紹介」や「自己PR」は、自分のことなのでつい簡単に書けてしまいそうですが、意外と時間がかかります。

しかし、あれこれ工夫をして整理し熟考の上書いておくと、面接本番でも必ず役に立つので是非参考にして下さい。

選考を突破するエントリーシート書き方④「ガクチカ」学生時代最も力を入れたこと記入例!

次の記事では「ガクチカ」学税時代に最も力を入れたことの記入例を紹介します。