選考を突破するエントリーシートの書き方②面接へつなげる上手な文章の鉄則! | はたらくす

選考を突破するエントリーシートの書き方②面接へつなげる上手な文章の鉄則!

エントリーシート 上手な文章 応募・エントリー

エントリーシートは企業に提出する最初の応募書類と心得ましょう。熟考に熟考を重ね、できるだけ時間を費やして書くようにします。
ここでは基本的な書き方を理解してもらうとともに、ステップが進んだ場合に密接な関係のある面接質問も意識した書き方を解説します。


1. 準備を整え余裕をもって作成

企業が提出を求めている白紙のエントリーシートを前にして、さあ何を書こうかと考える書き方はハッキリ言って間違いです。

まず手元には「自分」を整理したノートがあり、エントリーシートで求められている設問と見比べながら書いていかないと良いものが出来上がりません。その手順について説明しましょう。

エントリーシート 自分を整理

(1)「自分」を整理しておく

「自分を整理する」と聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、これはエントリーシートに限らず就活には必須の準備です。いわば、これから〇〇業界に売り出そうと企んでいるタレントが、どんな能力を持っているかをしっかり整理することに他なりません。

エントリーシートの項目で必ず聞かれるのは、「あなたの特徴」「あなたのPRポイント」「あなたの歴史」など、すべて「あなた」に関する情報です。答えはひとつ、「私はこういった人物であり、御社にぴったりの逸材です」以外にありません。整理はそのために行うものです。

(2)設問ごとにキーワードを準備

具体的な整理の方法は、さまざまな設問項目に自分を紹介したり、PRするキーワードを作ったりすることです。そこで、一般的なエントリーシートで求められる設問項目にしたがって、キーワードの例を挙げてみましょう。

①自身の特徴・性格・PRポイントについての設問

    ■人間的魅力…積極性、協調性、我慢強い、粘り、感受性、親和性、信頼性
    ■人間的スキル…コミュニケーション能力、分析力、要点把握力、問題点把握力
    ■趣味・特技…業務に関係した趣味、保有資格(含・挑戦中)、人的ネットワーク

②これまでの学生生活についての設問

    ■専門科目…研究・テーマ、卒論予定のテーマ、ゼミ発表会、他大学交流など
    ■クラブ・サークル活動…役職、戦績・成績、活動状況など
    ■アルバイト…立場と役割、チームワークなど

③就活の軸や方向性などについての設問

    ■コミュニケーション能力を活かせる仕事…サービス業・流通業など
    ■緻密さ・集中力・分析力を活かせる仕事…製造業・IT関連・金融業など
    ■企画力を活かせる仕事…広告企画・宣伝・マスコミなど

④入社後の希望や夢についての設問

    ■企業内での立場…リーダー、マネジメント、新規事業への挑戦、海外勤務など
    ■企業内での職種…顧客に信頼される営業職・販売職、下支えに徹する事務職など
    ■仕事を通じての夢…新規事業への挑戦、海外派遣、資格取得など

⑤業界や自社の志望理由についての設問

    ■成長性…事業拡大、新規事業度、製品開発力など
    ■収益性…効率経営、主力ビジネス、業界シェアなど
    ■企業風土…企業理念、現場第一主義、顧客第一主義など

このように設問項目別に自己を売り出すさまざまなキーワードが考えられます。

ワードのひとつひとつは深い意味を持ちますが、それを自信を持ってアピールや説明のできるや根拠・理由が必要です。

さらに、面接で質問された場合、最低でも2分前後でスピーチできるようにイメージしておくことです。

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2. 実際に書き込む時のポイント

エントリーシート 書き方 ポイント

ここでは、具体的に書き込む時のポイントについて解説します。

述べたように、エントリーシートは企業と学生のコミュニケーションのツールなので、キーワードを押さえていたとしても、言いたいことが的確に企業に伝わるように書かなければ意味がありません。そのためのコツを紹介しましょう。

(1)結論から先に書く

結論から先に書くということは「わかりやすさ」の鉄則です。

たとえば、「あなたの長所をPRして下さい。」と設問にあり、専門ゼミでの研究発表会の例を挙げ、プレゼンテーション能力を書きたいとします。

この時、所属ゼミがどんなゼミで、自分の研究テーマが何であるかといったように、そもそも論から書き始めると非常に長くなります。尋ねられていることは「長所」なので、1行目は「私の最もPRしたい長所は『プレゼンテーション能力』です。」と書き出します。

続いて、「具体的には…(ゼミの紹介)」「是非話したいエピソードは…(ゼミでのプレゼン例)…」、と続けることで最後まで詳細を読ませることができるというわけです。

(2)必要に応じて項目を立てる

よくあるオープン設問で、たとえば「所属クラブの活動紹介をして下さい。」とあったとします。この場合、物語のようにとりとめもなく内容を書くことは不適です。

提出された多くのエントリーシートの中から目を留めてもらい、しっかり読んでもらうためにはPRしたい部分について、「項目立て」をする方法があります。

  1. クラブ概略と私の活動目標
  2. 私の役割と具体的活動内容
  3. 活動成果と今後の私の課題

項目立ては、自身がPRしやすくするための方法です。クラブの歴史や大きさは、自分の役割や具体的活動に関係があるなら書きますが、直接関係のない内容は省略するなどしてメリハリを付けます。

(3)記入スペースに合わせて箇条書きにする

「自身のPRできる長所を述べて下さい。」とあれば、「1.積極性」「2.協調性」「3.感受性」といったように箇条書きにし、後ろに説明文を付けると理解しやすく、また読みやすくなります。

1.積極性

どんな場面でも、自分が先にできることはないかと思うようにしています。また、思うだけでなく行動に移してこそ思いは実現できると考える点が長所です。

2.協調性

グループあるいはチームとして行動する時、常に全体の目的を念頭におきます。その上で、他のメンバーと歩調を合わせることができるのが私の長所です。

3.感受性

人間関係を潤滑に進める基本は、言葉だけでなくできるだけ表情や仕草から相手の気持ちを察するようにすることで、私にはそれができるところが長所です。

記述スペースから記述できる文字数を計算し、余裕があれば具体的なエピソードを書くとより解りやすくなります。

3. さらに気を付けたい書き方の基本

学生の立場で書く書類は、ビジネス文書にあまり慣れていないというのが実態です。これはある程度は仕方のない面もあります。

しかし、提出先の相手は間違いなくビジネス最前線で働く人たちで、出された書類を細かい点まで自分たちの価値観で判断します。以下に、さらに気を付けたい点を紹介します。

(1)基本は手書きで誤字・脱字に注意

パソコンからダウンロードしたエントリーシートには、指示がない限り手書きをおススメします。

文字は綺麗に書くに越したことはありませんが、企業が見るのはむしろ「丁寧さ」です。文字ひとつひとつを丁寧に書き込んだかどうかは見ればわかります。

中でも誤字・脱字は、ビジネスの世界では「これくらい仕方ないよね」とは言ってくれません。「提出する前に読み返したの?」というのが常套句です。

手書きの場合、1文字が間違っていると修正液等で修正したくなりますが、面倒と思わず書き直しするのがベストです。そのため、下書きしてから清書するという手順を踏むことも必要です。

(2)PC作成やWEB提出時の注意

エントリーシート WEB応募 注意点

PC作成やWEB提出が可能な場合は、キーボード入力なので1字のために全体を修正する必要はありませんが、誤字や変換ミスは間違いであるのは確かなので、入力後にしっかり読み直すことに変わりありません。

また、PC作成だからよくあるミスで、訂正前の文字がそのまま残っていたりすることもあるので、違う注意が必要です。

WEB上での提出には、「〇〇字以内」という文字数制限がある場合もあります。手書きの場合は字の大きさで多少変えられますが、WEB上だと多すぎる余白は逆に目立ってしまうので、書きたい内容を文字数に換算してからスペース内にほどよく収まるように注意して書くようにしましょう。

(3)誰かにチェックを受ける

エントリーシートは、設問に対する答えの文章量がそこそこあるので、的を外さずに答えているかどうか、誰か他者の目で見てもらうことが大切です。

見る人が変わると、意外と間違いを見逃していることに気付くものです。提出前は時間を惜しまず、他者チェックを習慣化するようにしましょう。

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エントリーシートへの回答はじっくり作戦を立てる

エントリーシートの各設問は、実際の面接で聞かれる質問とよく似ています。しかし、ふたつの決定的な違いは、エントリーシートが推敲して書き上げる時間があり、また他者にチェックしてもらえるのに対し、面接質問は当然ですがその場での即答が求められるという違いです。

つまり、エントリーシートへの回答はじっくり作戦を立てやすいということです。もちろんウソは絶対いけませんが、自分自身をよりよく理解してもらうために、上手な書き方は研究しすぎることはありません。

選考を突破するエントリーシートの書き方③自己紹介と自己PRの違いに気をつけよう!

次の記事以降で、基本的な設問ごとに具体的な書き方をさらに紹介していきますので、是非参考にして下さい。