仕事から逃げ出したい!逃げた方がいい?逃げる場合どうすればいい?

仕事から逃げ出したい!

そう思うことは誰にでもあります。

仕事で大失敗をしたとき、大きなプレッシャーがかかったとき、自分に不利益なことが職場の人にバレてしまったとき……。

でも、実際に何もかも投げ出して逃げ出すことを実行する人は多くはありません。

逃げる=卑怯者」というマイナスイメージがありますし、誰しも後ろ指を指されたくありませんものね。

逃げずに踏ん張らなくてはいけないときもありますが、逃げなくてはいけないときもあります。

仕事から逃げなければいけないとき、逃げずに向かい合うべきとき、それぞれどんな状況なのでしょうか。見ていきましょう。


こんなときには迷わず仕事から逃げよう!

1. どう頑張っても苦手が克服できない時

力がないのに、無理して力仕事に励んできた。でも、もう体が言うことを聞かない・・・、
自分の成長のためと言い聞かせて、上司の叱責に耐えてきたが、これ以上は無理だ・・・、
毎日のように電話営業。朝から晩まで電話を続けても、一件も契約が取れない・・・。

一生懸命仕事をしているのに、成果がなかなか出ない場合があります。

苦手なこと、辛いことを克服しようと頑張るのは大切です。うまくいかないときに踏ん張ることで、成長することもあるからです。

でも、それによって心身ともに疲れ果ててしまっているときには、仕事を見直してみましょう。

辛いことが克服できないから退職するなんて「逃げ」のように思われがちですが、そもそもその仕事に不向きなのかもしれない。

もっと自分の力を生かせる道で再スタートを切った方がいい場合もあります。

長い目で見て、同じ状況が続くだろうと判断したら、退職を検討するのも一つの方法。

辛い時こそ、仕事を見直すいいきっかけと捉えていきましょう。

2. 過酷な労働で、身も心もボロボロの時

毎日続く長時間残業……。
毎日続く上司からの叱責やクレーム対応……。
体を酷使しすぎたらしく、腰や足がとても痛い……。

多少は無理をしてでも仕事をしなければならないこともあります。

家族や生活のことを考えると、簡単には仕事を辞められないという状況もあるでしょう。

でも、過酷な労働で身も心も疲れはてると、広い視野で物事も見る余裕がなくなります。

今日、明日、出勤をして、仕事をこなすのが精一杯という心境になってしまうかもしれません。

しかし、人間は体が資本体調が悪いのに過酷な労働が続くと、健康を損なってしまいます。

まだ判断力があるうちに退職を検討してみてはいかがでしょうか。

3. 体調不良がひどく、身の危険を感じる時

これ以上、働き続けると倒れてしまう。
休職しているけれど、復職しても状況が変わらないから、再び休職に追い込まれるかもしれない。
疲れきって、もう考える気力すらない

人間は本能的に危険を察知すると「逃げよう」と判断しますが、それ以上に体が疲れてしまうと、思考能力が薄れ、気力のみで行動することがあります。

そのような状況に追い込まれるまで、会社にとどまる必要はないでしょう。

本能的に危険を察知したなら、その判断を信じて行動する方が自然。

自分の置かれた状況と、体の声に耳を傾け、危険と思うならば退職を選択した方がいいでしょう。

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すぐに逃げ出さずに、一度は踏ん張ってみよう

1. 相当追い込まれていると感じる時

仕事から逃げ出したい!

そう思うときは、精神的にも、体力的にも相当に追い込まれている状況なのでしょう。

それが責任感プレッシャーによるものならば、ここはもうひと踏ん張りが必要な場面もあります。

逃げる」ことが、自分自身を守ることになるのか、「逃げないで向かい合う」ことが自身の成長につながるのか、問題をよく見ていくことが大切です。

2. 仕事で大失敗

営業車で車を運転中に交通事故を起こしてしまった……。
自分の余計な一言が原因で、1億円相当の契約がキャンセルに……。
不必要にメールを開いたら、社内のパソコンが全てウイルス感染……。

これほど大きな失敗でなくても、仕事でトラブルを起こしてしまうと「恥ずかしい。逃げ出したい」と感じてしまいます。

責任感の強い人ほど、自分自身を責めてしまい、「社内の人に迷惑をかけてしまった。合わせる顔がない。もう会社にいられない」と思うのかもしれません。

しかし、自ら不正を意図的に起こしたのではない限り、仕事上の失敗は時間の経過とともに、「貴重な経験」へと変わっていきます。

逃げ出したい気持ちを抑えて、様子を見てみましょう。

3. 長時間労働、休日出勤が続く

毎日残業が少なくとも3時間、終電間際までの残業もザラにある……。
週末も満足に休めない。

こんな状況では、逃げ出したくなりますよね。

休日に休めない、就業時間の後にゆっくり休むことができなければ、体も心もリフレッシュできません。

その長時間勤務は、ずっと続いていくものですか? 残業を減らせるような工夫はできないのでしょうか?

体が辛くなって仕事に支障が出るようなら、逃げ出してしまう前に上司にまず相談してみましょう。

残業の少ない部署に異動できる可能性もあります。退職の検討は、そうした手を打ってからでも遅くありません。

4. 毎日のように激しく叱責される

「何でこんな簡単なことすらできないんだ?新入社員以下だな!お前は!」
「また、同じことで失敗しやがったな!この給料泥棒が!!」
「いつになったら1件目の契約を取ってくるんだ?契約を取るまで帰ってくるな!」

このような叱責が続くと、あまりにも辛いですよね。

「明日も、激しく叱責されるのだろうか?」という不安があると、会社に行くのも憂うつです。

上司が叱責する理由は、自分の成長を考えてのことなのか、上司自身の不安な気持ちをぶつけているだけなのか、どちらなのでしょう。

自分の感情をぶつけるだけの理不尽な叱責は「パワハラ」に当たります。

会社に窓口があれば相談してみてもいいでしょう。

中小企業で上司=社長というところで、相談窓口がない場合には、退職を覚悟の上で直談判するのも一つの方法です。

5. 社内での不倫がバレてしまった

不倫は避けたいもの。特に社内不倫は、意外な形でバレやすく、止めておいたほうがいいですよね。

でも、起こってしまったことは仕方がありません。

社内不倫が発覚してしまうと、降格人事となるケースが多く、さらに、まわりの社員から後ろ指を指されることになるかもしれません。

会社によっては、居づらいと感じることもあるでしょう。

降格人事であっても割り切って会社に残るというのも一つの選択肢ですが、新しい会社で新たなキャリアを築くというのも一つの方法。

この際、気持ちを切り替えて、どんな仕事をこれからしていきたいのか、そのためにはどの道が最善なのか考えてみましょう。

逃げるのはダメなこと?

逃げる」という言葉に対して、マイナスイメージを抱いている人がほとんどではないでしょうか。

日本人ならではの勤勉さも手伝い、「逃げるのは卑怯」、「責任逃れ」というイメージを抱いているのでしょう。

でも何かから逃れること全てがダメなわけではありません。「逃げる」ことについて考えてみましょう。

1. 逃げる=卑怯?

「逃げるなんて、卑怯だ!」と良く言われますね。

これは、逃げられることを苦々しく思う人の考え方が反映された言葉であって、逃げる側の考え方はどこにも反映されていません。

逃げることが卑怯かどうかは、ケースバイケース。

ゆくゆくは自分自身のためになるのであれば逃げない方が良いですし、危険を感じる時は、さっさと逃げた方が良いでしょう。

逃げる、逃げないは、あなたの自由なのです。

2. 逃げていたら成長できない?

逃げてばかりいたら、成長できない」とも良く言われますよね。

確かに苦手なことをすべて遠ざけて仕事なんてできないですし、逃げ続けていたら、いつまでたっても苦手は克服できません。

たとえば、営業先にシビアで口うるさい取引先の担当者がいたとしましょう。苦手な営業先だけを避けて通るわけにはいけません。

しかし、その担当者に指摘されることに根気よく対応していけば、鍛えられて、どんな営業先でも対応できる柔軟性を持つトップ営業マンに成長できるということもあるかもしれません。

時には、逃げないことも必要なのです。

3. 逃げるのは「責任逃れ」?

逃げることが「責任逃れ」となってしまう場合があります。

自分自身を守るため、自分が傷つきたくないがために、自分が負うべき責任を他の人に押し付けてしまう人がいます。

責任逃れをした人は、気分的に楽かも知れませんが、責任転嫁された人はたまったものではありません。

また、責任転嫁の当事者でなくても、責任転嫁は周りから見ていると見苦しく感じられるものです。

責任ある立場にある時ほど、責任逃れは避けなければならないことです。

4. 逃げるほどに、追いかけられる

このいい例は、犬から逃げると、必ず追いかけられるという構図。

犬などの動物に対して背中を向けて逃げることは「私の負けです」ということを認めることになります。

そのため、犬はここぞとばかりに追いかけてくるのです。

人間同士の関係でも、逃げるとつけ込まれることがあります。

追いかけられないために、堂々と振舞うこと。恐れの意識を出さずに、胸を張っていれば付け込まれることもありません。

「逃げる」こと語録

① 「逃げるなよ 自分の運命から逃げるんじゃねーぞ」『名探偵コナン』

時限爆弾の仕掛けられたバスに乗っていた灰原は、自分が死ぬことが周りのために最善だと判断してバスに残ります。

その時、体を張ってバスから灰原を救い出した時にコナンが放った言葉です。

犠牲になるくらいなら、自分の人生を生きる方がよっぽど大切、ということをコナンは言いたかったのではないでしょうか。

② 「逃げると言うことは 必ずしも負けることではない」櫻井翔(タレント)

「逃げる」ことが「負ける」ことを意味するように感じている人も多いと思います。

しかし、逃げることは必ずしも負けることにはつながりません。

逃げることも立派な戦略の一つですし、時には自分自身の身を守るためでもあります。

③ 「逃げるが勝ち」

勝ち目のない戦いや、勝ったところで得にならない戦いは、始めからしない方が良いという意味。

戦っている時に逃げると「卑怯者!」と言われがちですが、生き延びることを考えるなら、逃げることも立派な戦略です。

「逃げるが勝ち」に似た中国の故事に「三十六計逃げるに如かず(しかず)」というものがあります。これも「困った時には逃げることが最善」という意味として使われています。

④ 「勇気ある撤退」

撤退すべきか、撤退せざるべきか、ギリギリの段階において、ようやく撤退することを決定したというニュアンスの言葉。

本当は戦い続けたかったけれど、今後のことも考えた上での撤退の判断という意味を含んでいます。

撤退した時点では判断が正しかったのかどうか、すぐには分かりません。でも、自分自身の下した決断に対して自信を持つことも大切なことです。

⑤ 「津波てんでんこ」(岩手県などの三陸沿岸などに伝わる言葉)

東日本大震災で有名になった言葉ですが、「津波が来たら、何も持たず、誰にも連絡せず、各自バラバラに高台へ逃げろ」という意味です。

一人で逃げることは自分勝手じゃないかと思われがちですが、一人で逃げることは、「共倒れを防ぐ」ということを意味しています。

また、この言葉を事前に理解していれば、「いざという時は、どこに逃げようか」ということを自発的に考えるようになるため、危機意識が高まる効果が期待できるのです。

逃げることが重要であることは、大自然が教えてくれます。


もし本当に逃げたいなら、用意は周到に

逃げたいからと言って、単純に仕事を辞めてしまう、急に休んでしまうと責任放棄になります。

会社に残された人に迷惑をかけないように、用意周到に手を打っておきましょう。

準備しておくことで、辞めた後に会社から追及を受けたりすることもなく、自分自身の気持ちにけじめがつきます。

1. 提出物は全て提出しておく

退職するのであれば、提出物はすべて提出しておくこと。

退職すると決めたら、提出物を出してから辞められるように準備を始めましょう。

普段から自分が担当している書類などを溜め込んだりせずに処理しておくと楽ですよ。

提出物をきちんと出しておけば、「今日が期限の書類が出せなければ、会社が損害を被る。損害賠償を請求することもありうる」などという連絡を会社から受けることもありません。

2. 片付けられる業務は片付けておく

提出物だけではなく、業務もできる限り片付けておきましょう。

普段から前倒しでどんどん業務を処理しておくこといいですね。

辞める時だけでなく、普段から指示された仕事を速やかに処理しておけば、上司に叱責されることも少なくなっていくでしょう。

「逃げたい」と思っていた仕事も、意外に速やかに済んで、職場も居心地が良くなるかもしれません。

3. 保険証や社員証など、返すものを用意しておく

退職するにあたって、会社に返さなければならないものを準備しておきましょう。

保険証社員証、そのほか会社によって返却が必要なものが異なります。就業規則で確認しておきましょう。

4. 会社から受け取るものを確認しておく

逃げるように会社を辞める場合、会社から受け取るべき書類を受け取っていないというトラブルが多く見受けられます。

源泉徴収票、離職票、年金手帳などを会社から受け取る必要があります。

源泉徴収票がなければ翌年の確定申告ができず、税務署に相談しなければならなくなってしまいます。

また、離職票がなければ、失業保険をもらう手続きを進めることができません。

5. 退職届を用意する

退職する時には、「退職届」を用意しましょう。

退職届に似た書類に「退職願」がありますが、退職届退職願は違いがあります。

退職届は、退職を届け出たら、撤回することができません。

一方で退職願は、退職を願い出る書類ということで、退職の撤回が可能です。

つまり、退職の意志が完全に固まっているなら、退職届が有効です。

退職届を上司に提出して、さっさと逃げ出したいという気持ちがあるかもしれませんが、基本的には会社の退職ルールに従いましょう。

6. 断固として辞める意志を持つ

中には、退職届を受け取りってくれない会社もあります。

退職届を出せなければ、辞めるに辞められません。

人手不足が深刻化していることもあり、会社側も従業員の引き留めに必死です。

しかし、逃げたいほどに会社を辞めたいなら、断固として退職する意志を持ちましょう。

会社の必死な引き留めに有効となるのは、「退職する」と決めた固い意志です。


自分の身を守るため、「逃げる」という判断も必要

日本人の考え方として「逃げることは良くない」という風潮があります。

しかし、「逃げたい」という気持ちは、自分自身を守る本能とも言えます。

危険を察知しているから、「逃げる」という判断をするのです。

逃げることで自分自身の身が助かることもあります。一方で、踏ん張ってピンチを乗り越えることで成長することもあります。

仕事上で「逃げたい」と思ったら、自分にとって逃げた方がいいのか、逃げない方がいいのか、問題と向き合ってみましょう。

もし、過酷な労働で行き詰っていたり、将来的にも成長が見込めないのに心身ともに酷使し続けなければならない状態であれば、迷わず「逃げる」ことを選んでも構わないのです。

自分自身のプラスになるのはどちらなのか、広い視野で向き合ってみることをオススメします。

厳しいノルマ、上司からの叱責、お客様からのクレーム、今日も残業、休日出勤…。 仕事をしていて「もう嫌だ!」と感じることは多いのではない...

あなたがいまのピンチをうまく抜け出して、楽しく仕事ができるようになりますように。