エグゼクティブの転職理由。5つの建前と本音で見る、転職成功の条件

エグゼクティブ転職理由 本音と建て前

サラリーマンとして一定の成功を収めたエグゼクティブにも、転職する時期が訪れます。

多くは社長レースに敗れ他社へ転職するケースですが、しかし、エグゼクティブが転職する理由は、それだけではありません。

ここでは転職理由のタテマエとホンネ、転職を成功させるための条件を解説します。


エグゼクティブの転職理由:タテマエ

1.天下り

天下りとは一般的に公務員(高級官僚)が、民間企業、特殊法人などの役員や幹部クラスの役職で再就職することを意味しますが、民間企業でもそれを揶揄して、「天下り」と呼ばれる転職があります。

子会社・関連会社や一部の有力取引先への転籍がそれで、親会社の人事異動の一環として行われます。

最近では一旦子会社へ転出した後に再び親会社の役員に登用されるケースもみられます。

地域の販売子会社やシステム子会社などの場合は片道切符での出向(結果的に転籍)が多いようです。

2.任期満了

役員(取締役、執行役、監査役)には会社法と定款に基づく任期があります。

任期が到来した役員については、株主総会へ重任(再任)議案が提出されなければ自動的に退任することになります。

3.スカウト

経営者、営業マン、技術者としての能力を高く評価されている人は、外部からのスカウトで転職することがあります。

アメリカではスカウトを繰り返し受けて大企業のCEOに登りつめる人が多くみられます。

日本でも「プロ経営者」という言葉が聞かれるようになり、経営者層のスカウトも増えています。

このほか営業や技術のプロとしてスカウトされる人もいます。

とくに優秀な技術者の動向には、国内外の多くの企業が目を光らせています。

4.家業の承継

一般的に家業を継ぐ意思のある人は数年間のサラリーマン生活を経て30歳前後で実家に戻りますが、中には後継者難など予期せぬ理由から40代以降になってから継ぐ人もみられます。

世襲政治家が親の急逝に伴い後援会から呼び戻されて選挙に出るのと同じような構造です。

5.起業

とくに技術系エグゼクティブに多くみられますが、もともと興味のあったビジネスに満を持して取り組むため会社を辞める人もいます。

技術力に加え人脈も豊富になるまで起業を待つという戦略です。

こうしたベンチャー企業は注目度も高いため、資金調達や営業ルート開拓をしやすいというメリットがあります。

スポンサードリンク

エグゼクティブの転職理由:ホンネ

1.出世競争の敗退

大半の人にとって天下りで子会社・関連会社などへ転籍することは、出世競争からの敗退を意味します。

親会社の戦略の一環としてエース級の人材を子会社などへ転出させて経営再建や新規事業開発を推進することもありますが、そうしたケースは稀です。

トヨタ自動車の奥田元社長や帝人の安居元社長のように子会社から親会社に返り咲きトップに上り詰めた人もいますが、こうした人たちも天下り時点では出世が止まった人とみられていたはずです。

2.引責辞任

マスコミで派手に報道されるような不祥事や業績不振でもない限り、表面的には引責辞任するエグゼクティブはいません。

しかし実態としては、売上高の伸び悩みや新商品開発の大幅遅延などの責任をとって退任する人は少なくありません。

大半の人は役員としての任期満了や定期異動時まで勤めるため表面化しにくいですが、詰め腹を切らされている人は少なからず存在しています。

3.出世競争への嫌気

出世の階段を上れば上るほど競争は激しくなります。

このため醜い出世争いに嫌気がさして自ら降りる人も少なくありません。

島耕作のように出世に執着しないで大企業の会長にまで昇進してしまう人は天然記念物並みの珍しさです。

4.人に言えない私的問題

ギャンブル、アルコール、薬物、買い物、セックスなどの依存症、万引き、盗撮、痴漢(迷惑防止条例違反)などの軽犯罪、不倫など、人に言えない私的問題で辞任するエグゼクティブも少なからずいます。

報道された事例では、盗撮で逮捕された人、少女買春で起訴された人などがいます。いずれも地位のある人でしたが、ニュースに出るレベルになると会社に残ることは難しいでしょう。

5.家庭の事情

子供の不登校・引きこもり、妻の依存症、親の介護など家庭の事情で辞任せざるを得なくなる人もいます。

とくに要介護の親族を抱えている人は、仕事との両立が困難になるケースが少なくありません。

また経済的に余裕のあるエグゼクティブの場合は、次の仕事(精力を傾けること)として介護などに取り組むこともあります。

エグゼクティブ転職を成功させる条件

1.基礎財産の確保

転職はさまざまな環境変化を伴う行為であり失敗するリスクがあります。

いまの会社で優秀な人が、他社でも活躍できる保証はありません。

プロ野球選手でも移籍先で活躍できない人がいますが、サラリーマンの場合はより大きな環境変化に直面するため失敗する可能性を十分に考慮することが大切です。

転職がうまくいかなくて失業したり再度転職したりしても困らないだけの財産的基盤を構築しておくことが大切です。

2.住宅ローンの完済

エグゼクティブの中には、高収入・高支出」体質の人もいます。

年収2500万円なのに趣味や娯楽に多額のお金をつぎ込みローンを組んで自宅を購入しているような人は、一旦家計を見直してから転職を考える方が無難です。

住宅ローンは大きな足かせになります。

これがなければ、それほど多額の収入を得なくても十分に生活できます。

しかし毎月20~30万円程度の返済額があれば、簡単に収入を下げられません。

転職に失敗するとともに家を失いかねないので、慎重に対応しましょう。

3.子育ての完了

子育ての完了時期を繰り上げることはできないため、それまで待ってから転職すればリスク許容量が大きくなり選択肢の幅が広がります。

とくに起業を考えている人にとっては、住宅ローンや教育・養育負担がない状態か否かはビジネスの展開に大きく影響します。

4.配偶者の協力

収入や社会的地位が向上する転職であれば配偶者に反対されるケースは少ないかもしれませんが、起業・脱サラなど大きなリスクを伴う場合や海外赴任など転居が必須になるときは、配偶者が賛成しない可能性もあります。

配偶者に協力してもらえるように、家庭内での説明責任を果たし根回しすることも大切です。

5.現職の円満退社

エグゼクティブの転職では豊富な人脈の活用が期待されています。

その中には、一般的に前職との関係も含まれます。

前職でケンカ別れした人は有力な営業・協力先を失っているだけでなく、誹謗中傷などの攻撃に晒される可能性を抱えることにもなります。

また営業秘密を持ち出したとして訴えられるリスクもあります。

内心は兎も角として、少なくとも表面的には円満退社することが重要です。

6.チャレンジ精神

多かれ少なかれ転職にはチャレンジが伴います。

天下りの場合でも隠居を決め込んだりせずチャレンジすることが大切です。

天下り先で一念発起しさまざまな改革に挑み「中興の祖」と呼ばれる経営者も少なからず見受けられます。

そもそも大半のエグゼクティブはお金には困っていない(そうした状況を整えた上で転職している)はずなので、チャレンジしなければもったいないでしょう。

7.柔軟な発想

良くも悪くも新しい職場には、今までと異なる慣習や課題があります。

それらを自然体で受け入れることが大切です。

とくに天下りした人は、「親会社の方が偉くて優秀」という固定観念を持たないことが重要です。

どんな組織(人)にも長所と短所があります。

親会社の長所を子会社に植え付けることだけに意識が傾き、子会社の長所を見失うことがないように気をつけましょう。

8.謙虚な姿勢

平社員でも社長でも組織人としては謙虚な姿勢が重要です。

王様でも恐怖政治を行った人と民意を大切にした人では、後世の人々の評価が大きく異なります。

エグゼクティブはすでに功成り名を遂げた人なので、熱心に自己アピールする必要はありません。

戦略的にも謙虚な姿勢で新しい部下に接する方が望ましいはずです。

嫌われるより好かれる方がいいに決まっています。


エグゼクティブも謙虚な姿勢で転職することが大切

エグゼクティブ転職 謙虚な姿勢

出世欲が旺盛な人であれば、新卒で入社した会社で社長、会長、相談役を歴任することが理想で、その前に会社を去ることは負けを意味すると考えているかもしれません。

しかし客観的にみればエグゼクティブと呼ばれる地位を得た人は例外なくサラリーマンの成功者です。

その事実を客観的かつ適正に評価して謙虚な姿勢で転職すれば、新たな職場でもうまくいく可能性が高いのではないでしょうか。

 
また、自分で転職先を探す場合は、転職エージェントなどに相談してみるのもいいでしょう。

そして、ある程度以上の年収の人を対象にした会員制の転職サービスを利用するのもひとつの方法です。
>>>選ばれた人だけの会員制転職サイト BIZREACH

こちらに登録すると、企業の採用担当者から直接のスカウトや、ヘッドハンターからのオファーが届きます。

中には年収2000万円の求人特集などもあります。

エグゼクティブとしての転職を考えている人は、メールアドレスとレジュメを登録しましょう。
 
BIZREACH

ビズリーチで転職を成功させた人について詳しくは、
年収1000万円以上の報酬でやりがいのあるポジションが得られる転職サイト

 

あなたがエグゼクティブとしての転職を成功させることができますように。