雇用保険⑨|求職者支援制度|職業訓練受講給付金の受給について | はたらくす

雇用保険⑨|求職者支援制度|職業訓練受講給付金の受給について

雇用保険⑨ 求職者支援制度について 失業保険・離職票

求職者支援制度」とは、雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度です。

雇用保険を受給できない求職者の方[※1]に対し、

  • 無料の職業訓練(求職者支援訓練)を実施し、
  • 本人収入、世帯収入及び資産要件等、一定の支給要件を満たす場合は、職業訓練の受講を容易にするための給付金(職業訓練受講給付金)を支給するとともに、
  • ハローワークが中心となってきめ細やかな就職支援を実施することにより、安定した「就職」を実現するための制度です。

[※1] 雇用保険の適用がなかった方、加入期間が足りず雇用保険の給付を受けられなかった方、雇用保険の受給が終了した方、学卒未就職者や自営廃業者の方等


1. 求職者支援制度について

なんらかの理由で雇用保険を受けられない人が、無料の職業訓練を受けることで、早期の就職を目指します。

また、一定の要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金(詳細は下記に)を受給することができます。

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2. 求職者支援制度の対象者

次のような理由で、雇用保険を受給できない方が対象となります。

  • 雇用保険の受給が終了した方
  • 雇用保険の受給資格を満たさなかった方
  • 雇用保険の適用がなかった方
  • 卒業後、就職をしたことがない方
  • 自営業を廃業した方

3. 訓練の種類

大きくわけて、次のふたつのコースがあります。

(1)基礎コース(2~4か月)

パソコンの基本的な使い方を学ぶなど、初心者のためのコースです。

(2)実践コース(3~6ヶ月)

つぎのような、より専門的な知識や技術を身につけるためのコースです。

  • IT系:Webサイト制作、プログラミング、アプリ制作など
  • 経理・総務系:経理、簿記など
  • 医療・介護系:医療事務、介護など
  • 理容・美容系:エステ、アロマセラピー、ネイルなど

開講されているコースについては、こちらの求職者支援訓練 認定コース情報から確認することができます。


4. 職業訓練受講給付金とは

(1)職業訓練受講給付金の受給資格

以下の全てを満たす場合、職業訓練受講給付の受給資格が発生します。

訓練の開始日から一か月で区切った期間ごとに、受給資格があることが必要です。

  • 収入が8万円以下であること
  • 世帯(*1)の収入が、25万円以下であること
  • 世帯(*1)の金融資産が300万円いかであること
  • 現在居住している土地・建物以外に、土地・建物を持たないこと
  • 訓練の全ての実施日に、訓練を受講していること
  • 世帯の中でほかにこの給付金を受給して、訓練を受講しているものがいないこと
  • 過去3年以内に、失業等給付等の不正受給をしていないこと
    (*1)同居または別居で同一の生計の、配偶者、子、及び父母を指します。

(2)職業訓練受講給付金の受給の要件

職業訓練受講給付を受給するためには、次の手続きが必要です。

  • 住所地を管轄するハローワークで、就業支援計画を作成し、就業支援を受ける。
  • 月に1回ハローワークに通所し、前月の出席状況等を届け出る。

(3)職業訓練受講給付の受給金額

  • 職業訓練受講手当
    訓練の開始日から一か月で区切った期間ごとに、10万円
    (但し、日数が28日未満の期間については、3,580円×日数)
  • 通所手当
    ハローワークで認めた交通費
  • 寄宿手当
    月額10,700円(通所が難しく、寄宿を余儀なくされる場合のみ対象)

5. 求職者支援制度の手続きの流れ

  1. ハローワークに求職申し込みを行い、訓練コースを選んで、受講申し込みの手続きを行う。
     職業訓練受講給付を申し込む場合は、同時に行う。
  2. ハローワークの受付印が押された受講申込書を、訓練を実施する機関に提出する。
  3. 訓練を実施する機関で、面接・筆記等の試験を受ける。
  4. 合格したら、訓練開始日の前日までに、ハローワークで就職支援計画書を受け取る。
     職業訓練受講給付の審査結果が該当だった場合は、その必要書類も受け取る。
  5. 受講開始後、原則として月一回、ハローワークが指定する日に通所し、職業相談を受ける。
     職業訓練受講給付を受給する方は、支給申請を行う。

※雇用保険についての記事全体まとめ(目次)

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