職歴の要約・自己PRのポイント|職務経歴書の書き方 | はたらくす

職歴の要約・自己PRのポイント|職務経歴書の書き方

職務経歴書の要約ポイント 履歴書・職務経歴書

フリースタイルな職務経歴書の中で、押さえておくべき要素が、職務経歴とその要約、そして自己PRです。

この3点がしっかり記載されていることが基本となります。

職務経歴書の全体イメージは、こちらからご覧ください。

時系列に仕事内容をまとめた「編年体形式」

業務内容やプロジェクトごとにまとめた「キャリア形式」

二つの書式の使い分けについては、「編年体」と「キャリア別」 どちらで書くのが正解かで解説しています。

ここでは、いずれの場合でも重要な要素である職歴の要約と自己PRについて、順に確認していきましょう。


1.職務経歴書の要約の書き方

まずは中央に「職務経歴書」と大きめのポイント数で書きます。右肩に、日付・氏名を書き、一行あけた中央に「職務経歴要約」とタイトルを入れ、続けて要約を記載します。

要約は、自分が応募先のニーズとマッチすることを、数行で伝えるためのものです。ここをしっかりと書くことで、採用担当者へのアピール度が高まります。

具体的には、求人広告から読み取れる「このような業務ができる人」という人物像にマッチしたスキルや経験をピックアップして、記載します。

例えば個人顧客への自社商品の販売力をアップするために、コールセンター部門を強化したいという企業であれば、次のように書きます。

薬品販売会社を経て、分譲マンション販売の会社で勤務しています。入社後配属された営業の仕事では、既存のお客さまからのご紹介が重なり、営業所でトップの成績を収めることができました。一昨年からは、営業部門での経験を活かしてコールセンター部門でのマネジメント業務に携わっており、お客さまのニーズをつかみ、販売につなげるための施策を立案・実行しています。

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2.職務経歴に盛り込む、3つのポイント

履歴書と同様に、正社員として在籍してきた勤務先は全て記入します。アピールできる内容がある場合は、正社員以外の職歴を書いても差支えありません。留学・再入学などの履歴については、省略します。

履歴書の職歴と異なるのは、「働いていた会社の状況「業務内容と心がけたポイント」「実績や評価」の3点を盛り込むことです。
具体的に見ていきましょう。

(1)働いていた会社の状況

会社の事業内容や、従業員数などの規模、どの部署でどのような役職についていたのかを書きます。

株式会社○○ ○○年4月~○○年12月
【事業内容】 マンション販売業(従業員数 約9,000名)○○年○月 お客さま満足センター課に配属(課員 17名・契約社員 100名)

(2)業務内容と心がけたポイント

具体的な業務内容や取引先などを記載します。
また、その仕事を行う上で心がけたり、工夫したりした点をピックアップします。

異業種への応募の場合は特に、その業務内容を詳しく知らない採用担当者でもイメージしやすいよう、担当していた業務内容についてイメージしやすいように詳しく書くとよいでしょう。

・マンション営業・管理の一元管理を行うコールセンターの立ち上げ・運営
・研修やスーパーバイズなどのオペレーターの教育・指導業務

(3)実績や評価

今までの実績や評価から、応募先で求めているスキルや経験とマッチする部分を抜き出し、そこを重点的に記載します。

・契約社員採用に際し、4人のプロジェクトメンバーの一人として1か月にわたる研修内容を企画・実施。コーチングや傾聴のスキルを取り込んだ話法例の作成や、お客様に寄り添うマインドの研修を担当しました。・「お客さまのご不満 解析委員会」の3人のメンバーのひとりとして、対応中に苦情となったり、アンケートでご不満と回答をいただいたりした案件の原因究明・再発防止に取り組みました。
これにより、当初は約200件/年あったご不満の声を、翌年には約100件/年に抑えることに成功しました。

また、関連する資格があれば、それもあわせて書き添えます。

3.自己PRにはエピソードを盛り込む

職務経歴書の自己PR欄には、募集先が求めている人材のイメージとマッチするような、具体的なエピソードを書くことが効果的です。

例えば求人広告に「自ら考え、工夫して仕事を改善していく意欲のある方」と書かれていたら、自分がそれに該当するか、それを示すための具体的なエピソードがあるかを考えてみます。

担当していた仕事のフローを見直し、集中していた繁忙日を分散させるようにしたことで、課のメンバーの残業時間が月に5~10時間程度減ったというような事例があれば、求められている「工夫して仕事を改善する意欲」があることを示す、好例となります。

また、課を横断して業務改善を行うプロジェクトに参加し、営業部門と経理部門との日報をIT化することで、タイムラグがなく業務が行われるようになった、などというエピソードも同様でしょう。

このように、職務経歴の中での業績には盛り込みにくい部分に焦点を当てて、アピールしていきます。

ただし、「メンバーの残業時間を減らすように努力をしました」「営業部門と経理部門とのやり取りがスムーズになるように心がけていました」のような、具体的なエピソードがないまとめ方では、読み飛ばされてしまう可能性が高いので、注意しましょう。


4.最後まで書き終えたら、全体のチェックをしよう

職務経歴書を書くというのは、自分が今までやってきた仕事を掘り起こし、今後の展望を確認するような作業です。きっと疲れたことと思いますが、一息をついたら、誤字・脱字や誤りがないか、必ず見直しましょう。

また、封入や郵送の仕方などに迷ったら、書く前に確認したい7つのポイントでご確認くださいね。

履歴書をまだ書いていない方は、以下の履歴書の書きかたシリーズへどうぞ。

住所・氏名など、基本のキホン!
基本項目こそ読みやすく丁寧に

こんなとき、どんな風に書けばいい?
パターン別 学歴・職歴のまとめ

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(構成・ライティング:なかおかともみ)

 

塚田 康祐 (株式会社サポルテ 代表取締役)

「人の無限の可能性を引き出す」がミッション。
経営者から管理職、一般社員までの全ての会社員を対象に、目標達成や人材育成をテーマとした研修を、年間200回以上実施している。

1959年 札幌生まれ。
人材ビジネス業界で13年間に亘って管理職を務めた後、2002年に『ビジネスコーチ』として独立。
2008年に人材教育会社 ㈱サポルテを設立する。

【所持資格】
中小企業診断士
CPCC(プロコーチ認定資格)
キャリアカウンセラー(CDA)
認定レジリエンストレーナー
肥満予防健康管理士
アンガーマネジメントファシリテーター

監修者 塚田 康祐をフォローする