免許・資格や趣味・特技でアピールするコツ|履歴書の書き方 | はたらくす

免許・資格や趣味・特技でアピールするコツ|履歴書の書き方

履歴書で免許・資格や趣味・特技をアピール 履歴書・職務経歴書

学歴・職歴や志望動機という山場を書き終えると、つい気を抜きがちな履歴書の右下側の欄。
しかしその中にも、採用担当者にアピールするポイントが潜んでいるのです。

特に、簡単に考えがちな免許・資格や趣味・特技の欄は、差をつけるチャンス
最後まで気を抜かず、しっかりと書ききりましょう。


1.履歴書の免許・資格欄

(1)免許・資格を取捨選択する

記載できる資格が複数ある場合は、応募先が求めていることに沿った免許や資格かを考え、取捨選択します。

また、TOEIC250点というような、レベルが低いと感じられるものや、例えばショコラアドバイザーや温泉ソムリエのように、一般的には趣味性の高いと思われる資格など、そぐわない資格を記入することで、かえって心証を悪くする可能性もあります。

このような資格については、後述する特技欄に記入する方がベターです。

(2)免許・資格を記載する優先順位

免許や資格は、次の項目に沿って優先順位を決定します。

①応募内容や業種に沿っているもの
②資格取得の難易度が高いもの
③取得年月がより新しいもの

(3)免許・資格の具体的な書き方

免許や資格は、正式名称を記載しましょう。取得した年月が古いものから記載します。
年月欄には、合格証や資格証明書等に記載されている取得年月を記入しましょう。

また、認定や取得、合格など、それぞれの免許や資格によって表現が異なります。運転免許であれば、「取得」となりますし、日商簿記検定であれば「合格」となります。
証明書等や公式HPで正しい表現を確認しておきましょう。

試験に向けて勉強中の資格を、受験予定年月を添えて記載することも可能です。また、資格自体の認知度が低いものについては、特記事項の欄にどのような資格であるかの補足説明を入れてもいいでしょう。

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2.履歴書の趣味・特技欄

(1)趣味と特技の違い

趣味は、専門ではないが楽しんでできる「好きだからいつもやってしまうこと」であり、特技は、好き嫌いにかかわらず「本人が自信をもってできる特定の技能」を指します。

採用にあたっては、経歴や実績、資格が重視されるのはもちろんですが、他の社員ともうまくやっていけることも、採用にあたってのチェックポイントとなります。
趣味・特技の欄は、その人の人柄や日常生活がにじみ出る部分です。

話の糸口として趣味や特技の話から始める面接官もいます。趣味の話で盛り上がり、面接がスムーズに進むケースもありますし、逆に、それほど得意ではないことを書いてしまい、答えに詰まってしまうケースも見受けられます。

尋ねられたら、気持ちよくその話ができるようなことについて記載するのが、コツと言えそうです。

(2)趣味欄の書き方

趣味の欄は、特に仕事につながるようなことを書く必要はありません。普段から興味を持っていること、プライベートな時間によくしていることなどを記載します。
よく書かれるのは、音楽や映画鑑賞、読書などですが、記載するスペースが多いようであれば、具体的なジャンルや、最近鑑賞した(読んだ)作品名、アーティストや俳優・作家の名前を書いてもよいでしょう。

またスポーツの欄があれば、自分が行っているスポーツやトレーニングについて書きましょう。記載欄が広ければ、所属しているチームや所有資格、始めた時期や頻度などを書くのも、よいアピールとなります。
特に行っているスポーツがなければ、好きだったり、鑑賞したりしているスポーツについて書くとよいでしょう。

(3)特技欄の書き方

特技欄には、自信があり、得意なことを記載します。
語学やITのように客観的に伝えやすいものは「旅行者の案内が可能」「辞書を引きながら小説が読める」などのイメージしやすいレベル感や、使用できるソフト名とそれを使ってできる作業などを、具体的に盛り込んでいきましょう。

また、前職で得意だったこと、ほめられたことなどで、職歴に書くのが難しいようなことがあれば、それを書きましょう。
例えば、キャンペーンのチラシ作りが得意で、いつも引き受けていた、お客さまの名前と顔を覚えるのが早く、いち早く名前を呼びかけては喜ばれていた、などのようなことです。

免許・資格欄には書けなかった、趣味性の高いと思われる資格も、こちらに書きましょう。

なお「得意な学科」などの欄がある場合は、学生時代の得意な学科を上げてもいいですし、学んだことと関連した資格などを記載してもよいでしょう。

3.履歴書の自己PR

自己PR欄には、志望動機や免許・資格・特技などの欄がなくて書けなかったり、書ききれなかったりしたことを盛り込みます。
会社の募集内容に沿って、この人を採用したら、会社でこのように活躍してくれる、と、採用担当者が感じられるようにアピールしましょう。


4.特記事項・本人希望・その他など

募集要項に複数職種の記載がある場合は、どの職種に応募したいのかを明記します。

(1)希望勤務地

募集している勤務地が複数ある場合は、通勤可能な勤務地に配属されるのが通常ですが、特に希望する勤務地がある場合は、その旨を記載してもよいでしょう。

(2)給与

退職時の給与額を記載する欄がある場合は、前年の源泉徴収票を確認し、手取りではなく、税込み年収を記載します。

また、給与の希望額を記載する欄がある場合は「前職考慮」などのように、交渉の余地を残す書き方をしたほうが無難です。具体的な数字をあげた場合、書類の段階で足切りをされる可能性もあるからです。

(3)出社可能日

出社可能日は、すでに離職していていつからでも働けるのであれば「即日」、在職中であれば、無理なく退職できるスケジュールを考えて「決定後○か月以内(現職の退職後)」などのように、記載しましょう。

退職後、切れ目なくすぐに働くスケジュールを立ててしまいがちですが、仕事の変わり目には、身辺整理などが発生することもある。余裕を持ったスケジュールを組むように気をつけましょう。

ただし「決定後3か月以内」などのように、あまりに間が空きすぎると、募集側の採用スケジュールと合わなくなる可能性もあるので、注意が必要です。


5.最後に全体のチェックをしよう

履歴書を書くというのは、自分のそれまでの仕事人生の棚卸し、その時点での総決算のような作業です。きっと疲れたことと思いますが、一息をついたら、誤字・脱字や記入誤りがないかを、必ず見直しましょう。

続けて職務経歴書を書く方は、「編年体」と「キャリア別」 どちらで書くのが正解か職務経歴と要約・自己PRのポイントへ。

封入や郵送の仕方などに迷ったら、書く前に確認したい7つのポイントでご確認くださいね。

 
(構成・ライティング:なかおかともみ)

塚田 康祐 (株式会社サポルテ 代表取締役)

「人の無限の可能性を引き出す」がミッション。
経営者から管理職、一般社員までの全ての会社員を対象に、目標達成や人材育成をテーマとした研修を、年間200回以上実施している。

1959年 札幌生まれ。
人材ビジネス業界で13年間に亘って管理職を務めた後、2002年に『ビジネスコーチ』として独立。
2008年に人材教育会社 ㈱サポルテを設立する。

【所持資格】
中小企業診断士
CPCC(プロコーチ認定資格)
キャリアカウンセラー(CDA)
認定レジリエンストレーナー
肥満予防健康管理士
アンガーマネジメントファシリテーター

監修者 塚田 康祐をフォローする