スポンサードリンク
転職軸とは?ブレない転職軸で転職を成功させよう!
2018.12.21

転職軸とは?ブレない転職軸で転職を成功させよう!
転職活動をするからには、転職活動を成功させたいですよね。
「転職エージェントに任せておけば大丈夫でしょ」と思っている人は大間違いです。
自分で転職軸を作っておかないと転職活動が長期戦になればなるほど妥協して、転職が失敗に終わります。
転職軸の重要性と転職軸の作り方をご紹介します。
1. 転職軸とは何か
1)転職軸とは?
転職軸とは一言で表すと『転職活動のゴール』のことです。
転職活動をスタートする時に「次はこういう会社に入りたい」というイメージがあると思います。
そのイメージを明確に言語化して条件のそろった会社へ入社できたら、転職活動が成功したと言えるでしょう。
新卒の就職活動で苦戦した人も多いと思いますが、転職活動で応募した1社目で入社できる人はほとんどいません。
転職活動が長期化するにつれ、どうしても希望条件を下げてしまいます。そんな時、転職活動の原点へ戻してくれるのが転職軸です。
転職軸とは、転職活動の原点であり、目標であり、ゴールとも言えるでしょう。
2)転職軸がないとどうなるのか
では、転職軸がない転職活動はどうのようになるのでしょうか。
- 転職先をなんとなくのイメージで探して応募をする
- 転職活動がうまくいかずあせる
- 転職先での仕事内容、勤務地、会社の規模などを妥協して、いろいろな会社へ応募する
- 内定の出た会社へ就職
- 入社後にミスマッチを感じて、また転職を考える
- 1へ戻る
このように、転職軸が定まらない転職活動は、理想の会社を探して転職活動を繰り返す原因になります。
いまの時点で、転職軸が分からないという人は、以下の転職軸の作り方・決め方でバチッと設定しましょう。
スポンサードリンク
2. 転職の軸の作り方
1)今の会社の不満と転職先の希望条件を洗い出す
転職活動を行うきっかけになった原因についてしっかり考えましょう。
多くの人は、いまの会社に不満があって転職を決意したのですから
「現状が××だから○○してほしい」
と、この型に当てはめて思いつく限り書き出してみましょう。
また、取引先や社内のうわさ話、マスメディアで見聞きした内容から思いついた嫌な会社と希望する会社の条件をどんどん書き出してみてください。
2)転職先の希望条件を振り分ける
転職先の希望条件をMUST要件・BETTER要件・NEGATIVE要件の3つに振り分けてみるましょう。
- MUST要件:絶対に譲れない条件
- BETTER要件:できれば欲しい条件
- NEGATIVE要件:現状の不満や絶対に嫌な条件
転職軸は、やりたいことや欲しいもの希望条件だけではできません。
ポジティブな条件軸とネガティブな条件軸の両方が合わさってできあがります。
3)当てはまる求人があるか探してみる
複数の転職求人サイトで、MUST要件・BETTER要件に当てはまる求人があるのかを探してみましょう。
希望に合う条件の会社が転職市場にあればそのまま転職活動を続けますが、合うものがなければ要件を引き下げることも必要です。
ここで理想と現実のギャップを埋めておかないと、いつまで経っても転職先がみつからない原因になります。
時折、転職エージェントに

応募者
「高い給与がもらえて、英語なし、人間関係が良好で責任の重くない仕事ができる会社はありませんか?」
という相談をしてくる人がいますが、相談された側からすると「仕事をなんだと思っているんだ」という気持ちになります。もちろん本人には言いませんが・・・。
また、「もっとキャリアアップしたい」「やりがいのある仕事がしたい」という向上心にあふれた理想を持つ人の中には、いまのスキルでは手の届かない理想を描いている人もいます。
このように、転職軸を固める前には理想と現実のギャップを埋める必要があります。
【検証方法】
- 大手や中堅の求人サイトをいくつかピックアップする。
- MUST要件・BETTER要件・NEGATIVE要件に当てはまる応募できる求人を探す。
- 応募できる求人数が少ない、またはヒットしない場合はBETTER要件またはNEGATIVE要件を減らして検索する。
- 転職活動ができそうな応募できる求人数(職種にもよるが5~10件)がヒットするまで行う
人によっては1回で多くの求人がヒットするかも知れません。
しかし、人によっては「ここまで条件を下げないといけないのか」と思う人や、検索しても応募できる求人が見つからない人は、MUST要件・BETTER要件・NEGATIVE要件を見直す必要が出てくるでしょう。
ただし、職種や業界によっては求人が滅多に出ないこともあるので、そもそも転職市場に求人が多いのか少ないのか調べてから見直しを行いましょう。
<補足>
求人数の少ない月と多い月によって検証結果が異なります。
検証作業を行うオススメの時期は、春採用の始まる2月下旬から3月末まで、秋採用の始まる6月下旬から8月末までの期間です。
4)60歳までの未来年表を作る
人生は仕事がすべてではありません。
プライベートも充実しなければ豊かな人生を送ることもできませんし、仕事を頑張ることもできません。
ここでは、60歳までのキャリアプランとライフプランを作成します。
まずは、キャリアプランとライフプランを別々に作成し、2つを合わせて細かいところを60歳から逆算しながら修正していきましょう。
例えば、40歳で首都圏に戸建てを買う(7,000万円相当)とライフステージに記入した場合、キャリアプランで書いた40歳で年収600万超えは適正なのかを検証します。
年収600万が少ない場合、40歳になった時の年収を上げるために30代で何をするべきなのか、を考えて英語のスキルアップを図るために、「雇用保険の教育訓練給付金制度を使って英会話スクールに通学する」と書き加える。
このように、論理的に考えて疑問に思うところを調べて修正すると、あなたの未来年表が出来あがります。
細かい作業が苦手な人は苦痛かも知れませんが、未来のことをあれこれ考えるのは楽しいですよ。
楽しみながら作成してください。
5)今の時点でどうするべきかを導き出す
苦労して作成した未来年表を見て、現在の時点では何をするべきなのか答えが書いてあるはずです。
そこに求人検索をした結果を足して答えを導き出しても良いです。

「未来年表では転職することになっているけれど、希望する転職先にはいまのスキルや経験が不足しているから、いまは転職しないでおこう。」
このような結論でも構いません。(この場合は転職時期を未来年表で修正しましょう。)

「いまの職種でスキルアップや昇進を目指せる企業へ転職するつもりだったけど、35歳までには出産したいから、いまから女性が働きやすい職場でスキルアップもできる企業を探そう」
このように希望条件が増えることもあります。(この場合は求人検索をし直してみましょう。)
転職活動をする時、独身者の場合はキャリアプランを軸に考えてしまいがちですが、ライフプランという視点を持つと、結婚するには年収が少ないから転職を考えなければならなかったり、転職した後にマタハラで退職を余儀なくされることが少なくなります。
6)転職軸を完成させる
ここまでの作業を終えると5)の作業が終わった時点で転職軸は出来上がっています。
転職軸を元に転職活動を始めましょう。
転職をする時には、求人サイトだけではなく転職エージェントを使うと自分が希望する職場環境があるのか、会社の福利厚生の詳細などを応募前に確認することができます。
ただし、転職エージェントの中には強引な人もいます。
「この企業は絶対にオススメです。応募しないともったいないですよ。」とプッシュされても、相手のペースに乗らずに転職軸にある条件を1つ1つ確認して、希望に合わない時は「この条件はMUSTなので今回の求人は応募しません」と断りましょう。
転職をしない決断をした人は、ここまでの作業でいまの会社で何をするべきかがわかったと思います。
「希望の転職先へ応募できる経験とスキルを身につける」という目標ができた人もいるでしょうし、「英会話スクールに通学して英語のスキルアップを目指す」人もいるでしょう。
転職をしない人は、目標を達成できるように実行に移していきましょう。
くれぐれも目標を立てて終わり、にならないように気をつけてください。
転職軸を作ることで転職を成功へ
転職するのにここまで準備しないといけないの?と思ったでしょう。
今の時代、働く人が少なくなってきているとはいえ企業側の求めるスキルは年々上がってきています。
つまり、何度も転職をしてその度に仕事を覚えていては、次に転職したくてもスキル不足で応募さえできない状況も予測されます。
転職を繰り返さないためにも時間をかけてしっかり転職軸を作り、転職を成功させましょう!
学歴を気にしているなら、
→「「高卒 資格なし」で転職するには?正社員で高収入の仕事に就く方法!」
やりたい仕事がみつからないなら、
→「「やりたい仕事がない」…… 別にそれでもいいんです!」
あなたの転職軸が明確になり、転職が成功しますように。
2018/12/21