圧迫面接|パワハラ・モラハラ対応に勝つ!キレるか辞退か? | はたらくす

圧迫面接|パワハラ・モラハラ対応に勝つ!キレるか辞退か?

面接・適性検査

『圧迫面接|パワハラ・モラハラ質問に勝つ!質問への対応例』では、あくまでシビアな選考のための“圧迫面接=追及質問”について述べました。

一方、それとは別に、企業体質を疑うような、ひどい質問をする企業や面接官がいるのも確かです。

採用面接官は会社の顔なので、組織的には選別された社員が任命されるが一般的です。

また、どんな企業も今は応募者であっても、不採用になった時点で“お客様”ということを肝に命じておくというのは面接官の常識です。

にもかかわらず、言葉遣いの悪い面接優位的立場を利用した高圧的な質問をしてくる会社は、結論的にいえば「こちらから辞退を申し出る」のが一番です。

なぜなら、たまたま行儀の悪い面接官に出会ったのではなく、企業体質そのものであり、入社してからそういった社員がいっぱいいる可能性があるからです。

この章では、応募者のプロフィールごとに、パワハラ・セクハラまがいの質問例と、入社すべきか辞退すべきかという対応についてお話ししたいと思います。


第二新卒や若手(20代)フリーターからの求職者などへの圧迫面接

圧迫質問例①

「学校出て何してたの?遊んでたの?」

「就活に失敗したの?」

<対応ポイント>

新卒でない、第2新卒や若手の転職希望者、特にフリーターや既卒で働いていない人には何かと風当たりが強くなります。

その典型的な質問がこの言い方です。

新卒時点で就職していないことを悪いことと思い込んでいる面接官がいるのです。

人それぞれ事情があるので、まずはその事情を聞くべきところを「遊んでたの?」は明らかに圧迫面接、あるいはモラハラ面接です。

その言葉に加えて、もし面接官の態度が横柄で高圧的なら、こんな会社は「辞退」した方がいいでしょう。

しかし、仮にまだ紳士的な態度が見られるなら、

「いいえ、家の事情で家業を手伝っていました」、
「公務員試験を受けるために、勉強しながら学生時代から続けていたアルバイトに専念していました」

など、何か特別な事情で就活をしなかった理由を用意しておいて切り返します。

資格取得のため、自由業など特別な仕事につきたくて自己啓発していた、などの理由は説得力があります。

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圧迫面接例②

「ウチが求めているタイプとはちょっと違うんだな~。」

「君はまだまだ若いから、これからもっと会社というものを研究した方がいいよ。」

「希望職種も営業職じゃなくて製造現場とかのほうが向いていると思うよ。」

「他社は受けていないの?」

<対応ポイント>

面接質問と言うより、すでに不採用にすることを決めているのに、ウダウダと説教を始める面接官がいます。

そして、“君はまだまだ若いから”とか“他社は受けないの?”なんていう質問は応募者からすれば余計なお世話です。

特に年配の面接官で、良かれと思って自分の子どもを諭すように説教する者がいますが、越権行為です。

相手が不採用を言う前に、こちらから「辞退します!」と言うべきレベルの会社です。

圧迫面接例③

「ウチの会社は優秀な男子社員がいっぱいいるから、結婚相手探しにはいいかもしれないよ。」

<対応ポイント>

若手の応募者の中でも、相手が女性だとこんなことを言ってくる面接官がいます。

今にも内定を出す雰囲気ですが、手放しで喜ぶわけにもいきません。

こういった会社は、企業体質が女性は男性の補助作業中心で腰掛け的に勤めるものだという体質です。

仮に入社したとしても、男性中心に回っている会社なので、断ったほうがいい会社です。

圧迫面接例④

「できるだけ長く働きたいっていうけど、女性はみんなそう言いながら結婚してすぐやめるんだから困るんだよね~。」

<対応ポイント>

これも女性を同じ“腰掛け就職”目線で見ています。圧迫面接例③と違うことを言っていますが、どちらの事例にも共通しているのが女性登用や女性活用のシステムが遅れている(もしくは、ない!)ということです。

働く上で男女の区別をしない会社は、面接時に“女性だから”的な質問は一切出てこないのが普通です。

こういう“ボヤキ”か“愚痴”だかよくわからないことを面接時に言われたら、こちらからストレートに「女性登用や活用について御社はどのように取り組まれていますか?」と逆質問するに限ります。

「うっ!」と詰まる会社は、期待しない方がいいです。

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30代半ば~40代女性の再就職者への圧迫面接

圧迫質問例①

「志望動機はわかったけど、歳が歳だから難しいよ。」

「けっこうウチは若い女の子が多いからね。」

「募集項目で年齢制限ができないので書かなかったけど、ウチは基本は30歳までなんですよ。」

<対応ポイント>


これはもともと採用する気もないくせに、わざわざ面接に足を運ばせておいて、年齢に対する嫌味を言うというのはもってのほかです。

“年齢制限ができない”から面接してやっている的な言い方は、会社の体質を疑わせます。

また、”ウチは若い子が多い“なんて表現は、社内の日常会話そのものが”若い子“とか”おばさん“という表現がまかり通っている証拠で、セクハラ体質のある会社と思ったほうが間違いないですね。

圧迫面接例②

「年齢的に正社員は無理だけど、あなたと同じ年代のおばさんがたくさんいるから、どう?」

「パート社員なら可能性がなくもないけど受けてみます?」

<対応ポイント>

「正社員は無理だけど・・・」というのは、いわゆる足元を見るというか、当初の募集要項(この場合は正社員)とは違うパート社員での採用提案してきているのですが、就職したい一心で「じゃあ、受けてみます。」と安請け合いしないことです。

また、「あなたと同じ“おばさん”がたくさんいるから・・・」は、完全にセクハラ体質なので絶対辞めた方がいい会社です。

また、一旦パート社員で働いた後に正社員への道もあるから、パート社員で受けてみませんかほのめかされることもありますが、こういう種類の約束はあまり信じない方がいいでしょう。

転職回数の多い応募者への圧迫質問

圧迫質問例

「履歴書を拝見したけど、これまでちょっと会社変わり過ぎじゃないの?飽きっぽいの?」

「あまり長続きはしないようだけど大丈夫?」

<対応ポイント>

転職回数が数回にまたがり、またいずれも1~2年のうちに変わっているとこんな嫌味な質問をする面接官がいます。

面接官側からすると転職回数の多さは気になるところだし、しかもどの会社も短期間だと心配なのは確かです。

しかし、だからといってこんな嫌味な言い方されたらたまりませんよね。

嫌な会社だなと思い、辞退するのは簡単ですが自分の引け目もあるので、ここは我慢して言い返す方法もありますよ。

<応答例とポイント>

はい、おっしゃる通りこれまで3社会社を変わっています。

しかし、これはそれぞれ理由があって、1社目のA社は採用時と入社後の労働条件の違い、B社はサービス残業の日常化、C社は通勤時間が1時間半でなおかつ早朝出勤が体力的にきつかったという理由です。

なので、おっしゃっているような飽きっぽいとか、辛抱が足らないというのでは決してありません。

ただ、結果として3社を転職したのは事実で、3社なりにいろいろな会社を経験し、私にとっては本当にいい経験となりました。

したがって、今回の御社の受験についてはもう後ろがないという一大決心で臨んでおりますので、ご選考、何卒よろしくお願いいたします。

転職回数の多い場合は、「今回の決意は固く背水の陣である」という主張をしっかりすることです。それから、前職の退職理由で嫌味な言い方をされても辛抱して、必ず会社の体制で退職せざるを得なかったということをためらいなく述べることです。

https://hatarakus.jp/not-long-lasting-work


その他パワハラ・セクハラまがいの質問例

その他パワハラ、セクハラまがいの質問を紹介します。

言葉遣いは、「言い切り型」にしていますが、仮に「です、ます調」であっても入社すべきでない圧迫面接例です。

(1)「(答えに詰まると)ヤル気あるの?
(2)「会社ってそんなことじゃ入社できないってわかってるの?
(3)「給与は募集要領に書いてあったけど、新米には最初から保証してないけどいい?
(4)「しばらく様子見てノルマできなかったらアルバイトのままだけどイイ?
(5)「この年齢でどうして結婚してなかったんですか?
(6)「子供は何人?頑張ったね!旦那は何の仕事ですか?
(7)「資格とかスキルとかなにもないんだね~?
(8)「趣味が書いてあるけど、仕事と全然関係ないよね?
(9)「君さえ良かったら、明日から来てくれる?

<パワハラ的な圧迫面接>

(1)(2)がそうですが、ストレス耐性を見るレベルではなく、完全に高圧的です。入社しても、仕事に関して「ヤル気あるの?」と言われそうです。

採用面接ではまさか「お前」呼ばわりはしないでしょうが、入社して社員となると、「お前、ヤル気あるの?」と檄が飛びそうなので、絶対に辞めた方がいい会社です。

<労働条件の変更をにおわす圧迫面接>

(3)(4)は募集要項に書いてある内容を、面接しながら変更提案をしていくものです。

明日からでもとにかく働きたいと思っている人の足元を見ています

募集要項の変更(悪化)を選考時にいろいろ言う会社は、はっきり言ってあやしい会社です。

<セクハラと「公正採用」ルールに反する圧迫面接>

(5)(6)は、セクハラ面接です。
「年齢と結婚」のことや、「頑張ったね!」なんて選考するうえで全く関係のない質問です。

もう1点が本人以外のことを尋ねるというのは「公正採用」のガイドラインに違反する質問です。

本来、こういった「公正採用」に関する基準やルールは、一般の企業なら「採用担当者教育」を実施したり、「公正採用選考人権啓発推進員」を設置して徹底しますが、それすらできていない程度の企業だという証拠です。

<精神的な圧迫面接>

(7)(8)は、典型的な圧迫面接で応募者には非常につらい言い方です。

ただ、一方で志望する会社に対して「気持ち」「意欲」「人間性」だけで勝負してもなかなか通用しないということでもあります。

仕事を探す以上、その仕事をする上でのスキル、興味、資格は求められて当然です。

「何もないね!」と言われ、圧迫を感じるより「再度出直して勉強をする!」という奮起の機会にしなければならないのかもしれません。

<即採用は、無圧迫の圧迫!>

(9)は、実はこんな例が意外とあるのです。

言ってみれば「無圧迫面接」です。

ひと通り書類を見て話し終わった後、「じゃあ、面接はこれで終わりますが、あなたさえ良かったら連絡してきてください」と、さらっと言われるのです。

「合格!」と言っているわけなので、それ自体はいいことなんでしょうが、でも本当にこの会社、入社してもいいものかというのが正直なところです。

働くには「雇用契約」があり、いろいろな労働条件をお互い確認して初めて入社になるのですが、そこの確認が、こちらから必要な会社がこういう会社です。

「ハイ、ありがとうございます!」と返事をする前に、給料、給料日、休日数、労働時間、残業届・・・確認しなければならないことは山ほどあります。

入社してからブラック企業だったと気づいたのでは遅いです。こんな対応をされた時点で怪しさに気づけるようにしましょう。

ブラック企業の見分け方については、
ブラック企業の見分け方。求人情報で判定し内定前に気づく8つのチェック方法

ブラック企業の見分け方|圧迫・パワハラ・セクハラ面接ならすぐ逃げる準備を!
いまやブラック企業は世間に公表されるようになりました。しかし、規模の小さい会社では、相変わらず実情を隠した面接や選考が行われ、入社して初めてブラックだったとわかるケースがいくつもあります。ですが、会社を訪問した際に、社内の様子や面接官の言動などを注意深く観察することで、怪しい点を発見することができる可能性が上がります。そんな「面接でわかるブラック企業の見分け方」を、お伝えしていきます。

圧迫面接で採用されたら?

圧迫面接パワハラ面接について、前編と後編にわけて解説してきました。

実際にはもっとさまざまな形で、応募者に“歓迎されない面接”が実施されています。

前編にあったようなシビアな視点での追及質問であれば、入社後にはやりがいのある会社生活が待っているはずですが、誰が聞いてもひどい面接を通過して入社した会社では、“面接での暴言”以上の待遇が待っている可能性があります。

これが、いわゆるブラック企業と言われる会社です。

ブラック企業である“きざし”は、採用時の面接官、あるいは面接官の言葉の中から嗅ぎ取ることができるのです。

「採用試験を受けている」立場だからと言って、面接官の暴言を我慢する必要はありません。

採用する気がないのに説教したり、足元を見て暴言を投げかけてくるような会社と関わるのは、時間の無駄です。

さっさと辞退して、気持ちを切り替えて次の採用試験に向かいましょう。

そして、もし仮にそれで採用されたとしても、そんな会社で何年、何十年と働きたいでしょうか?

自分の気持ちに聞いてみれば明らかでしょう。

圧迫面接|パワハラ・モラハラ質問に勝つ!質問への対応例
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他にも、面接の受け答えのコツについては、
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あなたが圧迫面接に負けず、ここで働きたい!と思える会社の内定をとれますように。