転職時に持病を伝えるべきかの判断基準とは!?隠すと経歴詐称?

転職時持病を伝える 判断基準

転職時に持病を伝えるべきかの判断基準とは!?隠すと経歴詐称?

転職時に持病を伝えると選考にマイナスになりそうで不安。

友達はわざわざ伝える必要はないというけれど、本当に隠したままでいいのか悩んでいる。

持病を伝えないのは経歴詐称になるのか?

転職エージェントを利用する時は、病気のことをいうことで求人を紹介されなくなるのか?

転職時に持病を伝えるべきか、否かの判断基準や持病を抱えながら転職活動をする人が疑問に感じていることをQ&A方式でご紹介します。


転職時に持病を抱えている人が疑問に感じていることを回答します!!

    持病を伝えなければならない基準は?
    そもそも企業はどうして健康状態を選考中に確認をするのか?
    選考中や内定後に健康状態を調査されることはあるのか?

などなど、あなたが疑問に思っていることを回答していきます。

Q1.なぜ企業は持病を確認するのか?

企業は、社員が安全に働けるように配慮しなければならないと労働契約法第5条により定められています。(安全配慮義務)

例えば重度のハウスダストによるアレルギーがあったのに、ほこりっぽい倉庫での作業を命じてアナフィラキシーショックを起こした時、企業は社員に安全を確保する配慮をしなかったために労災認定だけではなく、損害賠償請求をされても仕方がありません。

このような事態を防ぐために健康状態を確認して、特別に配慮をしなければいけないことがないのかを確認します。

Q2.持病を伝えるか伝えないかの判断基準とは?

持病が仕事に影響「する」「しない」が基準になります。

例:前々職での介護業務で腰痛があるため事務職を希望して面接を受けた場合。

面接官
面接官

「事務職ですが宅配便の荷物を受け取る仕事があるため、重たい物を運んでもらうことがありますが大丈夫でしょうか」

あなた
あなた

「はい、大丈夫です。以前、介護業務で腰を痛めているので、荷物の重さによっては他の方にお手伝いをお願いすることがあると思います。」

面接官
面接官

「それは大丈夫ですよ。重い荷物は、男性社員にお願いしてください。」

面接官が質問した意図は「事務職だけど雑務もお願いしますよ」ということ。

つまり、事務以外の仕事は嫌だという人は採用しませんよ、という意味なので腰が悪くても雑務が嫌でなければ合格の可能性があるということです。

Q3.どんな時に持病を伝えるべきか?

  • 休日に病院へ通院できないため、有給または欠勤しなければいけない
  • メインではないが特定の業務に従事できない

例:ハウスダストによるアレルギーでハウスダストの多い倉庫作業ができない、てんかんで車の運転ができない、など

前職を上記の病気理由で退職した
→完治している、経過観察で通院している、症状を抑える薬を服用している、と状況をハッキリ伝える。

うつ病や精神・神経系などの人に分かりにくい病気の時は、診断書を出しても構わないと伝えるのもよい方法です。

Q4.健康状態を履歴書や面接で質問された時どう回答するべきか?

「良好」と回答しましょう。

良好とは下記の項目に当てはまる人です。

  • 持病があっても業務に支障がない
  • 生理痛が重い、貧血気味など1日休めばよくなる体調不良がある
  • 前職を体調不良で退職したが回復した
  • 自覚症状はないが、健康診断でひっかかる人(肝機能数値が悪い、高血圧、高脂血症など)

Q5.持病と仕事の能力どちらを重視されるのか?

仕事の能力を重視します。

一方で、採用側も「能力を最大限に発揮しながら長く働いて欲しい」という気持ちがあります。

そのため、健康状態が選考に影響しないとはいい切れません。

選考時には「持病はあるけれど、他の人以上に自分は活躍できます」とアピールすることが大切です。

Q6.持病を隠すのは経歴詐称になるのか?

持病を隠すのは経歴詐称にはなりません。

ただし、休職期間や職業に就かずに療養していた期間を隠すのは経歴詐称にあたる可能性があります。

また、雇入時に健康診断の既往歴で持病を隠すのは病歴偽証にあたるので、正しく告知をして医師に就業して問題がないことを健康診断書に明記してもらいましょう。

※経歴詐称とは例えば高卒以上を募集しているのに中卒を高卒と偽る、または営業経験者を募集の求人へ営業未経験者が営業経験があるように偽って応募をすること。

Q7.持病を調査されることはあるのか?

調査会社を使用して調べることはしません。

ただし、職務経歴を確認するために前職へ就業状況を確認することはあります。

また、調査ではありませんが労働安全衛生法に基づいた雇入時の健康診断項目に既往歴があるので、ここでの結果により持病があるかの確認をします。

雇入時健康診断の結果により雇用の取り消しといった不利益を生じさせてはいけないことになっており、健康上の異常が見つかった時は医師と人事担当者、配属先の上司で業務に従事できる方法を話し合います。

Q8.転職エージェントには持病を伝えるべきか?

持病を持っている場合、転職エージェントには伝えるようにしましょう。

転職エージェントは企業側がどのような人を選びたいのか?という情報をもっています。

また、転職成功のサポートをする仕事柄、どのように持病を伝えればいいのかも知っていますし、伝えなくてもよいのか?という判断もできます。

状況によっては「企業様が心配されるのであれば診断書も出せますよ」という伝えにくいことも伝えてくれます。

こういう時こそ転職エージェントを有効活用してください。

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実例!持病のある人はこんな時に内定取り消しや退職に追い込まれる

転職 持病隠す 

健康上の理由で内定者の不利益になるようなことは認められていません。

また、病気を理由に退職へ追い込まれることは認められていませんが、実際には会社の規定などにより内定取り消しや退職になってしまった方もいます。

ここではその一例をご紹介します。

1) 転職時に持病が判明して内定取り消しになった例

中古車販売店でアルバイトとして働いていたA君は、働きぶりが認められて正社員登用されることが決定。

この中古車販売店では、通常の雇入時健康診断に加え色覚検査結果の提出を求めていました。

これは、車の色を正確に認識できないと業務に支障があることに加え、お客様のご自宅へ車を納品する際に、信号機の色を正しく認識できないと事故を起こす危険性があるためです。

A君は健康に自信があったので当然正社員になれると思っていましたが、色覚検査で自分が色覚異常者であることを初めて知りました。

色覚異常は、自分では気づきにくく、色覚検査で初めて本人が知る場合があります。

軽度の色覚異常であれば補正メガネを使用することで業務に支障が出ないこともありますが、この企業では専門医からの指摘により就業規則で「色覚異常のある者は採用しない」と定めていることから、規則に則り内定取り消しになりました。

業務に支障が出る病気の場合は、内定が取り消しになってしまうこともあるということを頭に入れておきましょう。

2) 転職時に持病を隠して入社して退職になった例

Bさんは転職エージェントを利用して広告会社の営業として入社しました。

実はBさんは、転職エージェントにも雇入時健康診断でも既往歴に先天性の心臓病を隠して入社していました。

しかし、入社から3ヶ月後に取引先からの帰り道で心臓発作を起こして緊急搬送されてしまい、心臓病を隠していたことが会社にバレてしまいました。

試用期間中であったことと長期療養が必要と医師から告げられたため、入社時に利用した転職エージェントと本人の3者間で話し会いの結果、自主退職になりました。

この場合は、もしかしたら試用期間中でなければ休業という選択もあったかもしれません。

どちらにしても何かあった際に会社に対応してもらうために、外回りなど体に負担のある仕事を希望していて、大きな病気を持っている場合は伝えておいた方が良いでしょう。

業務に支障がなければ聞かれない限りいわなくてもOK

持病は業務を行う際に支障が出なければ、応募書類や面接で質問されない限り伝えなくても大丈夫です。

もし、質問された時は「健康状態は良好です」と回答します。

通院や退職理由の都合で持病を伝える時には、業務に支障がないことをハッキリ伝えることを忘れずにしましょう。

なお、雇入時健康診断で告知をしないと病歴詐称になるので注意してください。

「持病があっても採用したい」と採用担当者に思わせる選考結果を出せるように万全の体制で臨みましょう。

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持病があってもやりがいのある仕事につけますように。

2018/12/21

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