「起業したい!」と思ったら、事業計画に必要な27の検討事項 | はたらくす

「起業したい!」と思ったら、事業計画に必要な27の検討事項

起業までの流れ 起業・独立開業

起業するためには、さまざまな準備が必要です。

これをやりたい!という強い動機が必要なことは言うまでもありませんが、意欲があれば起業できる訳でもありません。

起業して事業を順調に立ち上げるためには、事前にやらなければならないことを整理しておくことが重要です。

ここでは起業を思い立ってから実際に事業を立ち上げるまでに必要なことを解説します。


1. 事業のイメージを固める

まずは、何の事業をするのか、どんなお客さんを相手に何を売るのかなど、一番肝心なことを決めていきます。

起業 事業イメージ

(1)商売のネタ

「何をするか」を考えなければ事業は始まりません。

飲食店、雑貨店、建設業、自動車整備、ウェブデザイン、経営コンサルタントなど商売のネタはさまざまです。

自分に向いていて利益がでそうなことを考えましょう。

(2)商品・サービスを生み出す方法

商売とは、何らかのモノやサービスを生み出してお客さんへ提供することです。

ラーメン屋であれば、調理した麺、具、スープが入ったどんぶりを出して始めてお金がもらえます。

その作り方を理解して身につけていなければ商売になりません。

(3)商品・サービスの売り方

商品やサービスを提供しても、売れなければ商売は成り立ちません。

店頭に商品を並べて対面販売するのかウェブサイトを立ち上げてネット販売を行うのか、売り方を考えた上で、場所や設備を確保し作業手順を定める必要があります。

(4)組織の運営体制

2人以上で事業を行うのであれば、組織の運営体制を考えることも必要です。

夫婦で営む飲食店の場合、夫が調理(生産)、妻が接客(営業、経理)を担当することが多いようですが、こうした役割分担を決めることが欠かせません。

スポンサードリンク

2. 事業計画を作る

経営の3大要素はヒト・モノ・カネと言われます。

それらをどうやって確保するかを考えていきます。

(1)誰が何をするのか

事業の3大要素は、生産、販売、管理です。

それぞれを誰がどのように担うかを考えることが重要です。

テーブル席のある飲食店であれば、セルフサービス方式にしない限り一人ですべての仕事はできません。

仕事の流れを踏まえ人の配置を検討する必要があります。

(2)何が必要な道具か

飲食店であれば調理器具、食器、テーブル、イスなどが必要です。

ただしテイクアウト専門店となるとテーブルやイスは不要となります。

必要不可欠なモノなくても何とかなるモノを分けることも大切です。

(3)何円あれば開業できるか

開業資金は少ない方がよいに決まっています。

しかし、あまりにもお金を出し渋りすぎて商売に悪影響が出ては元も子もありません。

ラーメン屋であれば食材と調理器具以外の費用はできる限り削ってもよいでしょうが、喫茶店の場合は居心地よい空間づくりも必要です。

商売の本質的な価値を考えてムダな費用を削ることが重要です。

(4)何円売れば儲かるのか

どんな大企業でも赤字が続けばいずれ資金がつきて倒産します。

事業を維持するためには、黒字経営が必須です。

「何円売れば利益を出せるか」という試算は極めて重要です。

これが理解しなければ目標を立てられません。

3. 事業主体を決める

個人で開業するか、法人を立ち上げるか。

開業時にどのくらいの規模感でスタートするのかによって検討しましょう。

(1)個人で商売する

一番手っ取り早く事業を始められるのは、個人の資格で商売を始めることです。

開業から1か月以内に税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出すればOKです。

会社組織でないとできない仕事は銀行業などごく一部です。

大半の仕事は個人開業が可能です。

(2)会社組織で商売する

対外的な信用力を高めたり始めから大きな規模で事業を始めたい場合は、会社を設立することが望まれます。

会社には合同会社、合名会社、合資会社などがありますが、株式会社がもっとも一般的です。

取締役1名、資本金1円で設立して徐々に役員や資本金を増やすことができます。


4. 事業資金をかき集める

商売の内容によりますが、一般に起業にはまとまった額のお金がかかります。

どうやってそれを用意するのか、さまざまな調達先がありますので、メリット・デメリットを踏まえて検討します。

起業方法 事業資金を集める

(1)自分の手元資金を投入する

事業に必要な資金は、まず起業する本人が出します。

例えば100万円を個人事業の元入金や株式会社の資本(資本金50万円、資本準備金50万円)として投入します。

(2)親類・知人に出資してもらう

自分のお金だけで起業できない人は、親類や知人に出資を依頼することになります。

お金を出してもらうためには、説得力のある事業計画の作成が欠かせません。

(3)親類・知人から借金をする

事業が傾いた場合、出資金(資本金)より貸出金や売掛金などの債権の方が優先的に弁済を受けられます。

また、貸出金には担保設定することも可能です。

このため出資はできないけれど貸付ならOKという人もいます。

(4)投資会社に出資してもらう

ベンチャー企業への投資(出資)をビジネスとする投資会社(ベンチャーキャピタル)に出資を依頼する手もあります。

高い成長性を期待できる事業計画を示せれば、出資を受けられる可能性が出てきます。

(5)金融機関から融資を受ける

会社組織でビジネスを起ち上げたり店舗経営を始めたりする場合、多くの方は金融機関から融資をお願いします。

きちんとした事業計画と資金使途を示せれば、融資を受けることができます。


5. 事業基盤を整える

いよいよ事業が目に見える形になってくるのがこの段階です。

(1)オフィス・店舗を構える

事業を行うためには、オフィスや店舗が不可欠です。

事業の内容に合わせて「安く」場所を確保することが大事です。

オフィスや店舗で見栄を張っても1円の売上にもなりません。

(2)機械・道具をそろえる

モノを造るのに必要な機械や、データを管理するパソコンなどの機器や道具をそろえることも必要です。

その時にも必要以上にハイスペックで高額なモノに手を出さないようにしましょう。

(3)社員やバイトを雇う

事業を行うためには働く人が必要です。

すべて自分一人で仕事をする前提でなければ、社員やアルバイト・パートを採用する必要があります。

6. 原材料の調達ルートを確保する

事業は自分だけで行うことはほとんどありません。

協力業者・取引先をどうするか?は大切です。

(1)店頭で買う

モノを売る仕事であれば、どこかで原材料を調達しなければなりません。

もっとも手軽なのは近隣のスーパーや商店ですが、飲食業などでは近場の店で買ったモノを出していることが知れ渡れば集客に悪影響を及ぼします。

(2)ネット経由で買う

現代はさまざまなモノをネット通販で買うことができます。

専門的な工具や部品も専門サイトで買えます。

(3)コネのある先から買う

いいモノを買おうと思えば、やはりコネが必要です。

一元客には卸さないという商売人は大勢います。

どこかで修行してから起業するなどして、人脈を作ることも重要です。


7. 販売先を確保する

なんといっても売り先が決まらないことにははじまりません。

本当にそこで自分の商品・サービスが売れるのか?よくよく考えておくことをおすすめします。

(1)店頭で売る

物販店や飲食店であれば、店頭販売がもっとも一般的な方法です。

店を構えて売るイメージを固める、販売する場所を確保することが大切です。

(2)ネット販売を行う

物販店であれば、ネット販売に特化する手もあります。

また、IT系のサービスであれば対面することなくクロージングすることも可能です。

飲食店でも店舗網の拡充だけでなく、レトルト食品や缶詰などのネット販売を手掛けて規模を拡大する道もあります。

(3)コネのある先に売る

ITを始めとする技術系の分野で起業する場合は、コネのある先と契約関係を構築することが重要です。

優秀な技術者でも知名度が高い人は限られるため、コネクション営業は重要です。

8. 業務運営体制を整備する

効率よく事業を運営していくためには、手順・マニュアルの整備がかかせません。

(1)商品・サービスを作る手順を考える

商品やサービスを安定的に提供できなければ商売になりません。

基本的な生産手順を定めマニュアルを整備することは重要です。

とくに人を雇う商売の場合は、「決まりごと」が不明確だとうまくいきません。

(2)商品・サービスを売る手順を考える

生産だけでなく、販売手順も重要です。

あまりにも極端にマニュアル化するとお客さんの反感を買いかねませんが、何の決まりごともなければ現場は混乱します。

(3)ヒト、モノ、カネの管理手順を考える

従業員の勤務管理、原材料や商品の在庫管理、売上の回収・原材料費の支払などの管理業務もおろそかにできません。

基本的な手順を定め記録をつけることが欠かせません。


起業には事業の立ち上げ計画が重要!

起業 事前準備

起業はひらめきや度胸がなければできません。

しかし何の計画もなく行き当たりばったりで事業を進めれば、いずれ破綻します。

銀行などから融資を受けたり、公的な補助金や融資制度の活用をしない場合でも、自分なりに事業計画書を書いてみることも必要です。

事業体制の整備に取り組む冷静な気持ちを維持し、緻密な計算と地道な努力で道を切り開きましょう。

 
起業に失敗しないために事前に確認しておきましょう。
脱サラ・起業・独立したい人が足元をすくわれないために会社を辞める前のチェック項目

独立・開業しやすい仕事は、
独立開業しやすい仕事20|脱サラ!独立できる仕事一覧

脱サラ成功しやすい自営業の特徴7 独立リスクの低~中~高の仕事!
“脱サラはハイリスク”…というイメージが強いです。一般的に、サラリーマンを辞めれば収入が不安定になることは避けられません。なんといっても毎月決まった額の給料がもらえるという以上の安定はありません。ただし、サラリーマンでは自由は多くありません。また、いきなり給料が倍になることもありません。でも、独立すれば、収入も自由度も青天井です。冷静に現状を分析して成功しやすい業種・形態を選び準備を怠らなければ、失敗の可能性は下がり成功の確率は上がります。脱サラで成功しやすい仕事の傾向について紹介します。

あなたが起業を決意したら、しっかり検討・準備をして、立ち上げ成功されますように。