フリーランスになりたい人が覚悟すべきこととリスク対策40 | はたらくす

フリーランスになりたい人が覚悟すべきこととリスク対策40

フリーランスになりたい 起業・独立開業

会社組織の中で働いていると、「独立して自由にできたらなぁ…」と思うことは多々あるもの。

そこで、独立した先輩みたいに自分もフリーランスになるぞ!と決意したものの、なかなかうまくいかない……。

フリーランスとなれば、そこは自己責任の世界です。一人で生産、営業、管理を担い第一線の担当者から社長の役割までこなします。身内として助けてくれる上司、同僚、部下は誰もいません。

その代わりに、すべて自分の裁量で仕事ができて利益は総取りです。

要するにサラリーマンと比べればハイリスクハイリターンの働き方になります。

フリーランスを目指す人には、自らのリスク許容力一層のリスク削減余地を十分に検討することが求められます。

フリーランスの法的な位置づけからメリット・デメリット、向き・不向きまで、決断の前に押さえておきたい注意事項を解説します。


フリーランスの法的位置づけ

1. 雇用契約で働かないこと

フリーランスは、民法第623条で定める雇用契約を結びません。

会社や他人に雇われて働く立場にないため、労働基準法、労働安全衛生法などの労働関係法令の適用対象外となります。

自由といえば自由ですが、なにかあったときの責任は、全部自分が被ります。

2. 請負・委任契約等により働くこと

一般的にフリーランスは民法第632条の請負、同第643条の委任・同第656条の準委任により働きます。

請負契約は、成果物の納品と検収を前提とした関係ですので、「なにかを作り」「それを納品する」という取り決めをして仕事をします。

また、委任契約の場合は、業務の依頼が目的達成のために受任者に一定の業務を依頼するため、決まった成果物がない場合もあります。

作業する時間などを取り決めて、その範囲内で仕事をすればOKです。

3. 個人事業主または個人会社経営者になること

フリーランスは社員、従業員、使用人等ではありません。

個人事業主または自分のために設立した会社の役員として請負・委任契約等に従い仕事をします。

このため毎年決算とそれに基づく税務申告を行う必要があります。

要するに自営業者です。

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フリーランスのメリット

1. 好きな仕事を続けられること

最大のメリットは好きな仕事を続けられることです。

サラリーマンは自分の好みや適性と無関係に異動・転勤・職種転換させられますが、フリーランスにはそうした心配がありません。

フリーランス メリット

2. 業務内容を選べること

引き受ける仕事の中身を自分で決められます。

フリーランスであれば、得意な分野を生かして仕事をするのが好ましいです。

少し極端な例ですが、外回りの営業が嫌ならば、営業コンサルティングやテレアポだけを仕事にすればよいのです。

3. 取引先を選べること

取引先も自分の判断で選べます。

例えば「水商売や風俗関連業はお断り」といったことができます。

4. 仕事の案件を選べること

取引先だけでなく、案件の内容によって引き受けるか選ぶことができます。

この案件は儲からなさそう、面倒なことが起きそう、と思えば断る自由があります。

4. 高収入の可能性があること

腕がよく営業に苦労しなければフリーランスの方が稼げます。

売れっ子アナウンサーがフリーになると収入が大幅にアップするのと同じです。

5. 勤務時間の制約がないこと

フリーランスはお客さんとの約束がなければ、時間を自由に使えます。

仕事をする時間は自分の都合で予定を立てられるため、朝・昼・晩、平日・休日を問いません。

6. 勤務場所の制約がないこと

仕事内容にもよりますが、通常は自分の好みの場所にオフィスを設置できます。

自宅やシェアオフィスもOKです。

また喫茶店などで仕事をすることも可能です。

7. 服装の制約がないこと

基本的に服装の制約はありません。

お客さんと会うときに失礼のない服装であれば問題ありません。

8. 一人で仕事できること

フリーランスは一人で作業をすることが多い仕事です。

自分の裁量で仕事を進められる点が魅力です。

9. 定年がないこと

フリーランスには原則として定年がありません。

スポーツ選手などには実質的な定年はありますが、大半の仕事は頭と体が動けばいつまでも続けられます。

10. 節税しやすいこと

所得税の確定申告または法人税申告を行うフリーランスは経費算入余地が大きいため、サラリーマンと比べ節税しやすいと言えます。

サラリーマン時代と同じ手取り額であっても、それはいろんなものを経費として買ったあとの収入なので、実質的には経費でいろんなものが手に入っています。

フリーランスのデメリット

1. 収入が不安定なこと

フリーランスの最大のデメリットは、収入が不安定なことです。

毎月の収入が変動するのは当たり前です。

下手をするとほとんど収入を得られない年もあります。

収入の不安定さは精神面でのプレッシャーにも繋がります。

2. 受注単価を叩かれやすいこと

フリーランスは相対的に弱い立場にあるため、クライアントから単価を叩かれやすいという問題があります。

同じ業務を請け負うのに、クライアントは少しでも低単価であるフリーランスに依頼しがちです。

3. 不規則な生活に陥りやすいこと

フリーランス 不規則な生活になりやすい

フリーランスには正規の勤務時間がないため、不規則な生活に陥りやすい面があります。

自分なりに仕事へ集中する時間帯を定めるとよいでしょう。

4. 公私の区別をつけにくくなること

フリーランスは自宅とオフィスを兼用する人が多いため、公私の区別をつけにくくなります。

それが経費削減や納税面でのメリットにもなりますが、常に仕事に追われる状態に陥りやすいというデメリットにもつながります。

オンオフの区別もつきにくくなり、休みなのに電話やメールに追いかけられるということにもなりがちです。

5. 孤立しやすいこと

一般的に一人で仕事をする時間が長くなるため孤立しやすい面があります。

人付き合いに煩わしさを感じる人はよいでしょうが、寂しがり屋の人にはツライかもしれません。

6. 身分保証がないこと

フリーランスは雇用契約で働く訳ではないため、第三者による身分保証がありません。

非正規雇用で働く従業員よりもさらに不安定な身分です。

7. 社会的な信用力が低いこと

一流スポーツ選手など一部の人を除けば、フリーランスの社会的信用はサラリーマンと比べかなり劣ります。

クレジットカードや住宅ローンなどの審査に落ちる確率が高くなります。


フリーランスに向いている人

1. 孤独を恐れない人

フリーランスは基本的に一人で仕事をするため、孤独を恐れない(好む)人に適した働き方です。

一人でいることが好きであったり、相談しなくても自分で調べて解決できる力が必要です。

2. 組織に縛られたくない人

よくも悪くも組織の規律に縛られることが嫌い(苦手)な人はフリーランスに向いています。

上司に命令されたことをやる方が楽だと思う人はサラリーマンを続けましょう。

3. 自制心の強い人

クライアントを除けば仕事の成果や勤務態度をチェックする人はいないため、自制心が弱ければフリーランスとしていい仕事はできません。

一日の中の仕事をする時間を決め、その通りに動くなど自制心が強くなければ、納期に間に合わないなどの問題が起こります。

フリーランスに向いている人

4. 独創的な人

フリーランスには独自性の発揮が求められる仕事が多いため、独創的な人の方が適していると考えられます。

5. 粘り強い人

フリーランスは、誰かの成果にぶら下がって給料をもらうことができません。

仕事をとって売掛金を回収するためには粘り強さが欠かせません。

6. 手に職のある人

経営企画、総務などのゼネラリストとして育ってきたサラリーマンは受けられる依頼が少ない可能性が高いです。

営業、生産、開発、研究などのスペシャリストの方がフリーランスとして独立しやすいと言えます。

7. 資格のある人

法律、会計、ITなどの資格を有している人の方が「売り」が明確になるのでフリーランスの看板を掲げやすいでしょう。

8. 経済的な不安が少ない人

フリーランスには経営的に失敗するリスクがあります。

少なくともサラリーマンが失業する確率よりはるかに高いため、経済的な不安が少ない人の方が独立しやすいと言えます。

9. 持ち家で生活している人

フリーランスになると住宅ローンを借りにくくなります。

また自宅を改装して仕事場にする可能性もあるため、持ち家で生活している人の方が適しています。

10. 扶養家族がいない人

経済的リスクが大きいことを踏まえれば、扶養家族が多い人より単身者や夫婦共働きの人の方がフリーランスになりやすいはずです。


フリーランスに向いていない人

1. 寂しがり屋の人

常に人に囲まれながら仕事をしたい人は、一人で仕事をすることが多いフリーランスは向かないでしょう。

2. 自己規制が苦手な人

フリーランスは、塾や予備校に通わず自宅で勉強する浪人生と同じです。

自己規制が苦手な人には、世話を焼く人がいる会社勤めが適しています。

フリーランス 自制心

3. 他人に流されやすい人

フリーランスには頑固さも必要です。

他人に流されやすい人は、商売の軸が定まらないので失敗する確率が高まります。

4. 依存心が強い人

フリーランスは独立独歩で仕事をする人です。

誰かに助けてもらいたいという潜在意識が強い人は、組織の中で生きていく方が無難です。

5. 保守的な性格の人

とくに大企業や官公庁に勤めていて保守的な考え方が染みついている人は、フリーランスに向きません。

収入が不安定で社会的な信用力が低い状況を受け入れられないはずです。

6. 特技のない人

平凡なサラリーマンが独立して仕事をすることは困難です。

何らかの特技・特長がなければサラリーマンを続けるべきです。

7. 営業・交渉が嫌いな人

特定分野で相当高名な人でない限り、黙っていても仕事の依頼が途絶えないということはありません。

営業や交渉が大嫌いな人は、組織の中で定型業務に就く方がよいでしょう。

8. 定休日・長期休暇が欲しい人

フリーランスは、自分の裁量で勤務時間を設定できる一方で明確な休日がありません。

定休日や長期休暇が欲しい人にとっては、サラリーマンの方が働きやすいと考えられます。

9. 経済的な余裕のない人

フリーランスはサラリーマンより失業リスクが高いため、経済的に余裕のない人はチャレンジしない方がよいでしょう。

10. 住宅・教育費負担が大きい人

住宅や教育には毎月一定の費用がかかります。

少しでも月収が減ると支払いに窮するという人には、安定収入のあるサラリーマンが向いています。

フリーランスになって自由に稼ぐ!

ライター、編集者、カメラマン、スタイリスト、ITエンジニアなどには、「フリーランス」と名乗る人が少なくありません。

何となく個人で自由に動き回っている人というイメージが浮かぶものの、実態はよく分からないと思っている人も少なくないのではないでしょうか。

見てきたようにフリーランスは自由ですが、仕事の責任は自分が負わねばなりません。

名声を得られることもありますが、失敗すればそれも自分に降りかかります。

その覚悟ができる人、そして実際に独立開業して生計を立てるメドがつく人でないとフリーランスになるのはおすすめできません。

もっとも、長い人生、失敗してもまたそこから這い上がることもできます。

やらずに後悔するよりはやって後悔する方がいい、というのは多くの成功者が語っていることです。

 
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あなたがフリーランスとして成功しますように。