これから起業するなら、業種・仕事を選ぶ4つの条件 | はたらくす

これから起業するなら、業種・仕事を選ぶ4つの条件

これから起業するなら 起業・独立開業

これから起業するなら何をすべきでしょうか。

まずビジネスである以上、売上と利益確保を見込める事業を探す必要があります。

その上で自分の能力・適正に合っていて意欲的に取り組むことができるビジネスで勝負することが大切です。


成長産業を探す

成長産業では確実に需要が見込めます。

よいモノやサービスを提供できれば営業活動に苦労せずにすむというメリットがあります。

1.成長産業の見極め

(1)ITなどの新技術分野

誰でも思いつく成長産業は、ITなどの新技術を活用した分野です。

  • AI(人工知能)
  • 創薬
  • 再生可能エネルギー

などさまざまな分野があります。

多くの人が着眼していない(競争が激しくない)ものの、実用化できれば大きな需要が見込まれる分野で起業のネタを見つけられればベストです。

(2)既存技術の応用分野

既存技術の応用や改善により、新たな産業を興すことも考えられます。

カメラのフィルム製造を祖業とする富士フイルムは、フィルム(皮膜)に関するノウハウやスキルを活用して医療用品や化粧品などを製造しています。

このように今まで手掛けてきた仕事を他分野で応用できないか検討してみましょう。

2.成長戦略

(1)商品・サービス開発

どのようなビジネスであれ商品やサービス開発が欠かせません。

品質、価格など他社と差別化できる点を考えることが大切です。

まったく新しい商品やサービスだけでなく、既存のモノに少し手を加えるだけで劇的に売上が伸びることもあります。

(2)知的財産戦略

知的財産権に対する戦略を考えることも大切です。

工場を持たないファブレス型のビジネスであれば、特許などにより権利を守ることが欠かせません。

一方、自社で中枢部分の生産活動を完結できる場合は、敢えて特許申請などを行わず社内で情報を囲い込む戦略も考えられます。

(3)営業・販売戦略

成長産業でよいモノやサービスを提供できれば、あまり営業・販売戦略を考えなくても顧客の方から近づいてきます。

ただし独占販売契約ランセンス契約などを締結する際には、自社に不利な条件がないかよく検討することが不可欠です。

契約を疎かにするとノウハウや販売ルートを盗まれることになりかねません。

(4)提携・M&A戦略

ベンチャー企業が新しいことに成功すれば、多くの企業が同じ分野に参入してきます。

後発企業に負けないためには、業務提携やM&Aにより短期間で規模を拡大する戦略を考えることも重要です。

自ら大企業の傘下に入る手もあります。

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成熟産業で競争する

最塾産業への新規参入はあまり難しくありません。

すでに一定規模の市場が確立されているため、会社を立ち上げれば比較的容易に顧客を見出せます。

ただし競争が激しいため、儲からずに早期撤退を余儀なくされる恐れもあります。

1.絶対なくならない産業の見極め

(1)衣料関係

人が服を着なくなることは考えられないため、衣料関係の仕事は企画・製造・流通ともなくなることはありません。

(2)食料関係

食料も人が生活する上で不可欠なため絶対に廃れない産業です。

  • 農業・漁業
  • 食品加工業
  • 販売店
  • 飲食店

などは、人がいる限りビジネスとして成立します。

(3)住宅関係

少子高齢化などから住宅需要は減少傾向にありますが、完全に無くなることはありません。

世界に目を向ければ人口増加が続いているため、むしろ市場は拡大していると言えます。

(4)医療・健康・福祉関係

医療や健康・福祉関係も世界的な人口増と長寿化が進んでいるため、潜在需要は増加しています。

ガンの特効薬のようなものを安く開発すれば莫大な売上を見込めます。

(5)教育・教養関係

教育や教養に関する事業も永遠に不滅です。

人が生活する上で何らかの知識やスキルは不可欠であり、それらを指導・教育するためのサービスに対する需要は常にあります。

(6)娯楽・趣味関係

人が生活する上で娯楽や趣味も欠かせません。

所得水準が下がると娯楽・趣味関係の市場は縮小しますが、完全になくなる心配は不要です。

(7)金融関係

IT化の進展により金融業者の整理・淘汰は進んでいますが、金融ビジネス自体がなくなることはあり得ません。

いまさら貨幣経済から物々交換の社会へ戻ることはできません。

2.差別化戦略の検討

(1)ITなどの技術活用

アマゾンを始めとするEC(Electronic Commerce)ビジネスは小売業です。

消費者相手にモノを売って届ける点では、伝統的な商店の御用聞きや配達と同じです。

注文の受付と資金決済にインターネットを活用しているだけですが、ここに大きな付加価値があります。

(2)新たな付加価値の提供

ラジカセはラジオとカセットデッキを一体化することにより、ラジオの音源を直接録音できるという新たな付加価値を生み出し多くの需要を開拓しました。

iPhoneのように既存の技術や部品を活用して新たな商品を作り出すことも可能です。

(3)コスト競争力の強化

一般的にはスケールメリットが働く大企業のコスト競争力が高いと考えられますが、伝統的な取引慣行や多数の正社員などに縛られない新規参入者の方が大胆にコストを削減できる場合もあります。

新しい領域の仕事

衰退産業で新しい波を起こす

衰退産業で起業するという逆張り戦略もあります。

市場規模が小さくてもトップになれば生き残れるという発想です。

衰退産業は撤退する人が多いため、低コストで新規参入できるメリットもあります。

1.絶対なくならない産業の見極め

(1)メンテナンス系

家電製品の部品保持期間はエアコンの10年が最長です。

つまり製造中止から10年経つと、メーカーに部品在庫がなくなる可能性があるということです。

しかし、古い家電製品を長期にわたり愛用する人も少なからず存在します。

自動車やオートバイにも旧車趣味の人がいます。

こうした古い機械や設備のメンテナンス事業には、必ず一定の需要があります。

(2)趣味系

  • カメラ
  • オーディオ
  • 鉄道模型
  • ラジコン
  • 釣り

など趣味に関する分野は、ブームが去ったり古い技術を使っていたりしても一定のファンがいるため、底堅い需要があります。

(3)伝統文化系

  • 着物
  • 伝統工芸品
  • 盆栽
  • 日本家屋・庭園
  • 神社仏閣

などの関連ビジネスも絶対になくなりません。

海外の富裕層向けに日本家屋や庭園の建築・造営ビジネスを展開することなども考えられます。

2.差別化戦略の検討

(1)節約志向のアピール

節約志向に適したモノであることをアピールして、古いモノやメンテナンスの価値に対する認知度を高める戦略が考えられます。

足踏みミシンや洗濯板は、エネルギー料金の節約につながります。

衣服のかけはぎ、傘の張替えなどの修理はモノもちをよくします。

(2)健康志向のアピール

化学物質の使用が少ない伝統製品は、健康志向が強い人に向いています。

例えば、合板や化学塗料を使用しない在来工法による木造家屋を好む人たちがいます。

食器や子供のおもちゃなども自然素材にこだわりを持つ人がみられます。

(3)文化的価値のアピール

商品の美術的、芸術的価値をアピールする戦略もあります。

  • 下駄
  • 風呂敷
  • 扇子
  • かんざし
  • 根付

などの小物も大きなマーケットにはなりませんが、全世界に目を向ければ民芸品として売り込む余地があります。

(3)海外市場の開拓

伝統文化以外の分野でも、海外市場の開拓余地はあります。

とくに古い機械や設備が多く利用されている発展途上国には、大きなメンテナンス需要があります。

日本海側の都市では1990年代からロシア向けに中古自動車を輸出するビジネスが拡大しましたが、モノに合わせてメンテナンスサービスを輸出(現地展開する)ことも考えられます。

(4)インバウンド需要の開拓

伝統文化やサブカルチャー以外の分野でも、訪日外国人に受け入れられるモノやサービスはいろいろあるはずです。

例えば靴、傘、カバンの修理や合鍵の複製などを気軽に依頼できるチェーン店は日本にしかありません。

こうした海外にはないサービスや商品は、温水洗浄便座(ウォシュレット)のように外国人から高く評価される潜在力があります。


起業準備に必要なことから仕事を考える

起業を成功させるためには以下の要素が欠かせません。

1つでも不十分な点があれば成功する確率は大幅に下がります。

1.意欲を持てる仕事

起業するなら寝食を忘れて没頭できるくらい好きな仕事を見つけることが重要です。

客観的にみて成功確率が高い仕事でも、好きでなければやめましょう。

2.ノウハウ・スキルを蓄積している仕事

商売として十分に成立する程度のスキルやノウハウを蓄積することも必要です。

3か月程度のアルバイト経験しかない人がラーメン店を開業しても成功しません。

3.商品・サービス提供体制を構築

商品などの特徴を踏まえ効率的、効果的な業務運営体制(プロセス)を構築することも大事です。

例えば飲食店の場合、食券制と伝票制を比較して自分の店に適した代金の受取方法を選択することが大切です。

4.営業・販売先を確保できる

いいモノを提供すれば顧客が集まるという考え方は捨てましょう。

  • コネクションの活用
  • ウェブサイトの立上げ
  • SNSの書き込み
  • ビラ・チラシ配布

などあらゆる手を尽くして営業することが重要です。

5.経費削減に努められる

起業直後はビジネスに取り組んでいること(=お金を使うこと)に酔いがちです。

オフィスや店舗の見栄えをよくしても、売上につながるとは限りません。

売上に貢献しない費用は可能な限り節約しましょう。

そもそも経費・コストが大きい事業で企業するのは難しいことを知っておきましょう。


起業を成功させるために

これから起業するなら

起業家の大半は失敗するというのが現実です。

それでも起業する人は、自分は絶対に成功するという「強い意志」と「楽観的な気持ち」を維持することが不可欠です。

それに加え、人徳(人脈)、知力、体力があれば成功する確率は高まります。

ただし「運」もなければ失敗します。

大事なことは失敗しても運がなかっただけだと思えるほど、一生懸命仕事することです。

そうすれば必ず、起業経験が次のステップの糧になると考えて頑張りましょう。
 

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あなたが起業で成功できますように。