歓送迎会 挨拶の例。歓迎会・送別会あいさつと司会進行

歓送迎会 挨拶の例。歓迎会・送別会あいさつと司会進行

歓送迎会での挨拶 社会人の基礎知識

送別会歓迎会、あるいは両方を一度に兼ねて行う歓送迎会には、会社の会議室での軽い集会レベルのものから、居酒屋などでの宴会、休みの日にわざわざ集まってホテルや宴会場を借りて行われるものまで、さまざまなスタイルがあります。

また、異動の歓送迎会、新入社員の歓迎会、中途採用社員の歓迎会、中途退職者の送別会、定年退職者の送別会など、会としての趣旨と、その会の位置づけにより挨拶の内容も変わります。

ここでは最も一般的で参加する機会も多い、仕事が終わってからの平日の夜に、部・課、支店・営業所などの単位で、一緒に仕事をする仲間を迎えたり送り出したりする酒宴を想定した歓送迎会の挨拶の例を司会進行の流れにそって紹介します。


1.開会の挨拶(幹事)

司会進行役による開会の挨拶は短く簡潔に行います。会を始めることを伝えるだけなのでウケを狙う必要もありません。スムーズに上司の挨拶につなげることが大事です。

<開会の司会進行例文>

司会
司会

 ただいまから、営業第2部の「新人歓迎会」(注1)を開催します。(注2)

開会に当たり、山田太郎営業第2部長にご挨拶をお願いいたします。

(注1) 異動の歓送迎は「歓送迎会」、退職者の送別は「送別会」となります。また対象者が1名のときは「鈴木一郎さんの歓迎会」などとなります。
(注2) お互い面識のない参加者が多い場合は、「本日幹事をつとめる佐藤です。宜しくお願いします。」などと名乗ります。

スポンサードリンク

2.上司の挨拶(トップ)

職場の一番エライ人、責任者の立場の人の挨拶です。課の送別会であれば課長。部の送別会であれば部長です。

身内の歓送迎会の場合、上司は要点を得た簡潔な口上を述べ短めに切り上げることが大切です。

<新たに職場へ迎え入れる人に向けての例>

 

上司
上司

Aさん、この度は営業第2部への配属おめでとうございます。(注1)

Aさんは若手営業マンとして着実に頭角を現し、前任の札幌支店では営業課長の右腕として多大な成果を上げたと聞いています。(注2)

営業第2部においても益々ご活躍されることを期待しています。初の本社勤務ということもあり、いろいろと戸惑うこともあるでしょうが、私をはじめ営業第2部の全員がサポートしますのでよろしくお願いします。(注3)

(注1) まず着任のお祝いを述べます。
(注2) 主賓の略歴を“期待を込めて”ごく簡単に紹介します。新人の場合は学業やサークル活動の成績、中途採用者については前職の実績を披露します。
(注3) 新たな仲間を温かく迎え入れる気持ちを表します。

<異動で送り出す人に向けての例>

上司
上司

Bさん、この度は大阪支店営業部へご栄転おめでとうございます。(注1)

Bさんは当部において着実に成果を上げ、次のステップへ踏み出すこととなりました。(注2)大阪支店でも益々ご活躍されることを期待しています。

Bさんとは今後も緊密な関係を保ち会社全体として一段と成果を上げるべく協力していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。(注3)

(注1) まず異動(栄転)のお祝いを述べます。
(注2) 在任中の実績や活躍について高く評価していることを伝えます。
(注3) 新たな職場での活躍に対する期待と支援の気持ちを表します。

<退職者へ向けての例>

上司
上司

Cさん、これまでのご勤務お疲れさまでした。(注1)

Cさんは多数の新規顧客を開拓するなど当部の業績向上に大きく貢献されました。(注2)

残念ながら当社を退職されることとなりましたが、新たな環境でより充実した日々を過ごされることをお祈り申し上げます。(注3)

(注1) まず退職を慰労する気持ちを述べます。
(注2) 在任中の実績や活躍について高く評価していることを伝えます。
(注3) 新たな環境での生活が良いものとなることを祈念する気持ちを表します。転職、進学、結婚、出産、介護、定年など退職理由に応じアレンジすれば、なお良いでしょう。

3.乾杯の音頭(ナンバー2)

乾杯の音頭は、一般的に出席者の中でナンバー2に当たる人が行います。課の送別会であれば係長など。

ただし、課の送別会にゲスト的に部長や次長が出席しているような場合、課の中に定年後に嘱託で働いている御隠居様的な立場の人がいる場合は、その人にお願いする場合もあります(ここで挨拶を頼まない場合は「締めの挨拶」をお願いすることが多いです)

すでに部署のトップの責任者が挨拶を済ませていますので、“ビールの泡が消えないうちに”短い言葉で乾杯しましょう。

なお、よりアットホームな会では、挨拶した上司が続けて乾杯の音頭をとることもあります。

<乾杯のあいさつ例>

 

No.2
No.2

それではAさんの「ご活躍を祈念して」(注1)乾杯します。

乾杯!

 

(注1) 送別会の場合は、「新たな門出を祝して」となります。職場を去る理由はさまざまですが、新たな道へ進むことは間違いないためです。

<乾杯の後の司会進行>

司会
司会

ありがとうございました。しばらくの間、ご飲食、ご歓談ください。(注2)

(注2) 参加者が多いときや少し固い雰囲気の場合は乾杯の後に幹事(司会)が、上記のように述べて会を進行させることもあります。


4.余興などをスタートする挨拶(幹事)

送別会ではある程度食事やお酒が進んだ頃合いを見計らって歓談を中断し、主賓と親しい先輩、同僚、後輩の挨拶や余興へつなげます。

なお、歓迎会の場合はお互いまだ十分に打ち解けていないため、こうした挨拶や余興はあまり行いません。

<余興の始まりの司会進行>

司会
司会

それではここで、Aさんと机を並べ日々営業活動に取り組んできた田中二郎さんに送別のご挨拶をお願いいたします。


5.仲間の挨拶(先輩、同僚、後輩)

ここからは親しい仲間の挨拶や、いよいよ主賓の挨拶になります。

主賓の人となりをよく知っている先輩、同僚、後輩が“少し落として大きく持ち上げる”挨拶をします。挨拶は代表者1名でも複数名でも構いません。

<異動で部署を出る人へのあいさつ例>

同僚
同僚

 Aさん、この度は大阪支店営業部へご栄転おめでとうございます。(注1)

「Aさんには一番年齢の近い後輩ということもあり、公私にわたり大変お世話になりました。とくに新規顧客の開拓では見込み客リストの作成からプレゼン方法まで丁寧に教えていただき大変助かりました。

そのお礼に二人でカラオケ店へ通い詰めAさんに人並みの歌唱力が身につくようにトレーニングしたことも懐かしい思い出です。(注2)

今後も営業マンの先輩として引き続きご指導頂きますようお願いいたします。(注3)

(注1) まず異動(栄転)のお祝いを述べます。
(注2) 主賓の在任中の思い出を語ります。ほめる話に多少オチがつけばベストです。
(注3) 今後も良好な関係を維持したい旨を述べます。

<退職する人へのあいさつ例>

同僚
同僚

Cさん、これまでのご勤務お疲れさまでした。(注1)

Cさんには見積書や請求書の作成、見込み顧客リストの整備などさまざまな事務をお手伝いいただきました。1つ仕事を依頼すれば常にその先を見越して作業を進めてくれるため、大変助かりました。

仕事以外でも宴会の幹事をお願いすれば、頼みもしないのに必ず自腹で下見をしてくれる念の入れようでした。(注2)

残念ながら当社を退職されることとなりましたが、新たな環境でより充実した日々を過ごされることをお祈りいたします。(注3)

(注1) まず退職を慰労する気持ちを述べます。
(注2) 主賓の在任中の思い出を語ります。ほめる話に多少オチがつけばベストです。
(注3) 新たな環境での生活が良いものとなることを祈念する気持ちを表します。転職、進学、結婚、出産、介護、定年など退職理由が明らかな場合は、「新たなチャレンジのご成功をお祈り申し上げます。」、「幸せなご家庭をお築きください。」などとアレンジします。

6.主賓の挨拶(新人、中途採用者、転入者、転出者、中途退職者、定年退職者)

歓送迎会の場合は、まず新しく職場に入る人の挨拶が先、異動・退職者が後です。

歓迎会の主賓は前向きな気持ちを込めた挨拶を行います。多少ウケを狙うこともアリです。

一方、送別会では在任中の思い出や感謝の気持ちを述べます。

なお送別会での花束や記念品の贈呈は挨拶の後に行います。

<新入社員の挨拶 例>

 

新入社員
新入社員

 本日はこのような歓迎の場を設けて頂き誠にありがとうございます。

当社のような社会的貢献度の高い素晴らしい企業で仕事にまい進する機会を与えられ、大変感謝しています。(注1)

世間知らずの新人のためいろいろと至らない点もあるかと存じますが、あきれずにご指導いただければ幸いです。(注2)

学生時代はトライアスロン部に所属していましたので、優しく丁寧に仕事を教えた頂いた方にはお礼にさまざまなトレーニング方法を伝授しますので、いつでもお声をお掛けください。(注3)

とにかく1日でも早く仕事を覚え部の戦力となるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。(注4)

(注1) 中途採用者や転入者の場合は、「当部のような重要な任務を与えられた部門に配属され、身が引き締まる思いです。」など部門のことを話します。
(注2) 中途採用者や転入者が述べる必要はありません。相応の経験を積んだ人がへりくだりすぎると嫌味になります。
(注3) 中途採用者や転入者の場合は、「仕事でお世話になったお礼は必ず接待麻雀でお返しします。」とか、「ゴルフが上手くならない方法であればいつでもご教示します。」とかサラリーマンらしいネタを入れます。
(注4) 中途採用者や転入者は、「早く職場に慣れ部の業績向上に貢献したいと思いますので、よろしくお願いいたします。」といったことを述べます。

<異動・転勤で送り出される人のあいさつ例>

異動する人
異動する人

本日はこのような送別の場を設けて頂き誠にありがとうございます。

当部では「人間関係」(注1)と仕事に恵まれ、充実した日々を過ごすことができ心から感謝しております。

とくに部長の陣頭指揮の下でB社の大型受注を獲得したことは強く印象に残っています。この案件に携わったことで営業マンとして一回り成長できたと思っています。

来週から大阪支店で勤務しますが、当社の一員として引き続き職務に邁進してまいります。
今後も引き続きよろしくお願いいたします。(注2)

(注1) 「よい上司、先輩」など立場に応じアレンジするとなお良いでしょう。

<退職で送り出される人のあいさつ例>

退職者
退職者

本日はこのような送別の場を設けて頂き誠にありがとうございます。

在職中は、優しい先輩方と仕事に恵まれ、充実した日々を過ごすことができました。心から感謝しています。

とくに何もわからなかった新人時代の私に、親切丁寧に指導くださった◯◯さんには感謝しております。

一身上の都合により今月末で退職しますが、皆様のますますのご発展をお祈り申し上げます。
長い間お世話になりありがとうございました。(注2)

(注2) 退職者の場合は、「一身上の都合(もし差しさわりがなければ結婚、出産などの具体的な理由)により今月末で退職します」の後に、「皆様のますますのご発展をお祈り申し上げます。長い間お世話になりありがとうございました。」など退職により関係が途絶える前提でお礼の言葉を述べます。

7.閉会の挨拶・中締め(ナンバー3)

主賓の挨拶と花束等の贈呈が済んだところでナンバー3相当の出席者が閉会の挨拶を述べ、1本(3本)締めなどを行います。

乾杯の音頭と同様に簡潔に述べます。

<中締めのあいさつ>

まず幹事が、

司会
司会

宴もたけなわですが閉会の時間となりました。最後に◯◯係長からご挨拶をいただきます。

・・・と述べます。これを受け、

No3
No3

 それではAさんの一層のご活躍と「当◯◯部の発展」(注)を祈念して1本(3本)締めを行います。

お手を拝借、ヨー、(パン)

ありがとうございました。

(注) 送別会の場合は「当◯◯部の発展」を省略します。


8.閉会連絡・2次会の案内(幹事)

最後に幹事が散会の連絡をします。2次会を予定しているときは、その案内も行います。

<2次会の案内など>

司会
司会

それでは、これにて本日の歓迎会(送別会)を終了します。
みなさんお疲れさまでした。

なお2次会は21:30から本町のスナック和で行います。是非ご参加ください。
場所が分からない方は幹事と一緒に移動してください。

歓送迎会では感謝の気持ちと礼儀が重要

歓送迎会での挨拶は感謝の気持ちと礼儀が重要です。迎える人、迎えられる人、送る人、送られる人と立場は異なります。

しかし、これから同じ職場で仕事をすること、これまで苦楽をともにしたことに対する感謝の気持ちを表すべき点は共通しています。

こうした気持ちをきちんと礼儀をわきまえた上で正直に伝えることが歓送迎会の挨拶でもっとも重要なことです。

飲み会の席とはいえ、歓送迎会はあくまで職場の行事。無礼講などといって特に送られる人に対して失礼なことのないように振る舞いましましょう

今回は、歓送迎会の挨拶ということで、一般的な会の進行にそってそれぞれの挨拶を紹介しました。

会社や職場によっては、挨拶をする人をどこにもってくるかなど、細かい違いがあるかと思います。初めて段取りをする人は、以前の幹事や先輩などに確認しておくといいでしょう。

なにか一発芸をやれと言われたら、
新入社員の一発芸…簡単ウケる宴会用一発芸9つの傾向と対策

飲み会の幹事の段取りは、
忘年会・新年会・歓送迎会・飲み会 幹事の準備17の注意点

飲み会のマナーで気をつけておきたいことは、
飲み会マナー◎社会人として知っておくべき8つの気遣い

新入社員であれば、くだけた場の挨拶でウケを狙ってみるのもありです。
新入社員の自己紹介。必笑!“ウケる”挨拶7つのヒント

楽しい歓送迎会になりますように!