会社を辞める理由10…嘘も方便、ホンネとタテマエ「退職理由」の具体例

会社を辞める理由、どう説明する? 仕事辞めたい

会社を辞める理由は、ズバリ「不満があるから」です。

・人間関係に耐えられない

・仕事がきつい

・給料が安い

・子育てと両立できない

…など色々ありますが、突き詰めれば今の会社で働くことになんらかの不満があるから辞めるわけです。

ただ、それをストレートに退職の理由として会社(上司)に言ったり、周囲の人に漏らしたりすることは控えた方がいいです。

正直に本当のことを言ってしまうのは会社を辞める時にいい方法ではありません。

退職理由として納得してもらえなかったり、あとあと面倒なことになったりします。

ホンネを語らずタテマエで押し通すために、具体的に使える「言い訳」としての理由の例を紹介します。


会社を辞める理由…退職理由を会社・上司にどう告げる?

原則として自主退職の場合は、退職したい旨を会社(上司)に告げる時に、会社を辞めたいホントの理由を正直に打ち明ける必要はありません

明らかに事実と異なること(とくに会社を非難すること)を退職理由にすると問題ですが、そうでなければ「嘘も方便」です。

その嘘(言い訳)を上手く言うためには、退職理由の本音と建前をセットで考えておくことが重要です。

退職する時と転職や再就職の面接を受けた時に述べる理由は同じにしておいた方がいいものと、まったく別にした方がいいものがあります。

後でつじつまがあわないなど面倒なことにならなくていいよう、しっかりと考えておくといいでしょう。

以下に良くあるホンネとタテマエの例を見ていきます。

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1. 人間関係が悪い

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 無責任な上司、パワハラ・セクハラが過ぎる先輩、意地悪な同僚から逃げたい。
  • 気持ち良く働ける会社へ転職したい。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「いまの職場環境や待遇に不満はないが、他の職場や仕事を経験することを通じ、一段と成長したい。」

正直に言うと、部署転換などを勧められてしまうかも…

無責任な上司や意地悪な人は少なくありません。

それが原因で転職するのは問題ありませんが、その本音をペラペラしゃべってしまうと、逆にあなた自身の人間関係の能力に問題があると判断されるリスクがあります。

パワハラ、セクハラなどが理由で退職する人への社会的な理解は高まっていますが、会社も認めるような大きな問題にならない限り、逆にあなた側の落ち度を指摘され責められるかもしれません。

また、会社として、あなたを辞めさせたくない場合は、「次の人事異動の時期には部署の配置転換をするから、なんとか考えなおしてくれないか」と言われることもあります。

このため、スパっと辞めたい場合は、「現状に不満はないが、新しいチャレンジをしたい」と言うことが無難です。

2. 上司や先輩の質が低い

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 出来の悪い上司や意固地な先輩がいて仕事がスムーズに進まない。
  • もっと効率的、効果的な仕事ができる、生産性の高い会社に転職したい。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「いまの職場に不満はないが、異なる視点や特長を持つ上司や先輩の指導を仰ぎたい。」

批判は避けるのが吉!これも正直に言うと異動で解決させられるケースが多い

上司や先輩の能力が低く仕事の段取りが悪いと辛いですね。

取引先や社内関係者との連絡調整がヘタ、無駄な会議を何度も開く、パソコンなどのIT機器やソフトウェアを使いこなせない、といったダメな上司や先輩がいると仕事に対する意欲も低下します。

しかし、こうした本音は上司や先輩の批判になるため、他の人にも鍛えられることにより一段と成長したいと言う方が良いでしょう。


3. 仕事がつまらない・スキルアップできない

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 毎日同じことの繰り返しで面白くない。
  • 自分が興味を持てる仕事に就きたい。
  • 上司や同僚のレベルが低く切磋琢磨する余地がない。
  • 会社に能力開発を支援する方針やプログラムがない。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「いまの仕事に不満はなく求められる成果も上げていると思うが、より大きな責任を果たせるように成長したい。」
「よりレベルの高い人材にもまれながら成長したい。」
「能力開発やキャリアアップのチャンスの多い会社で働きたい。」

これも会社・仕事への不満なので隠す方が吉

仕事がつまらない、自身のスキルアップが見込めないことから辞めるというのは大変正直ですが、周囲の印象は極めて悪くなります。

言い方によっては、その仕事をしている他の人の侮辱になりかねませんので、表に出すべきではありません。

現状も悪くないが、より大きなチャレンジをしたいという趣旨を伝えれば、否定的なイメージが弱まります。


4. 仕事がきつい・通勤に時間がかかる

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 精神的、肉体的負担が大きいため、もう少し余裕のある会社へ転職したい(とにかく、もう少し楽をしたい)。
  • 体調を壊した。
  • 通勤時間が長くヘトヘトなので早く転職したい。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「目の前の仕事に追われ近視眼的になりがちな点を反省し、自分を客観視しながら課題を克服し成長したい。」
「通勤時間を短くして肉体的な負担を減らし、仕事に集中したい。」

転職活動のことも考えて、この理由は使わない方がベター

仕事がキツイ・通勤時間が長く辛い、という退職理由は、非常にネガティブに捉えられます。

転職活動中、絶対に言ってはいけません。

また、仕事がきついと告げられた上司にしてみれば、自身の管理能力を問われる可能性を恐れ、あなたを引き止めようとして圧力をかけてくる恐れもあります。

自分を見つめ直し成長したい、仕事に集中したいといった趣旨の理由に変換することが望ましいでしょう。

5. 勤務時間が長い・残業が多い

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • サービス残業はもう嫌だ。
  • 残業時間が短くて完全週休2日制の会社へ転職したい。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「家庭の事情(親の介護、子供の世話、遠隔地への転居など)で勤務時間を短縮せざるを得なくなった。」

自分だけの都合よりも、家族を理由にする

長時間勤務に耐えられないという退職理由は、あまり好意的にみられません。

やる気がないとか根性が足りないとか否定的な印象に繋がりやすいものです。

辞めるときには、仕事のことだけを考えれば今の職場に十分適応できるが、家庭の事情でどうしても勤務時間を制限せざるを得ないと説明すれば良いでしょう。

一方、転職活動の際には、環境を変えて新たなチャレンジをしたいといった前向きな理由を述べることをお勧めします。


6. 給料が低い

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • もっと給料が高い会社へ転職したい。
  • 構造不況業種で会社の業績向上や昇給の見込みがない。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「いまの仕事に不満はないが、自分の能力を高めるために新たなチャレンジ(転職、資格取得、留学など)をしたい。」
「異業種で自分の腕を試してみたい。」

よくある理由ですが、正直に言うのはどうかと…

給料が低い会社で働きたい人や昇給の見込みがないまま仕事を継続したいと思う人はいません。

本音では、至極真っ当な退職理由ですが、これを言っては身も蓋もありません。

周囲の人は、「給料が低いのは事実だが、それを承知で入社したのでは?」と思います。

現状への不満ではなく、より高い満足を得るために会社を辞めるという言い方が無難です。

7. 企業風土が悪い

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 顧客を騙し、社員を酷使してでも儲かれば良いという反社会的な企業風土についていけない。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「家庭の事情(結婚、親の介護、子供の世話、地元に帰るなど)で退職せざるを得なくなった。」

本当に悪い場合は、タテマエで押し通すのが最善の策

企業風土が悪いブラック企業を批判せずに辞めるのも難しいですが、こうした会社は退職後に難癖をつけてきたり、なかなか辞めさせてくれなかったりする恐れがあるため、慎重に対応しましょう。

退職理由は、家庭の事情が一番無難です。

現実的でバレにくい理由を伝えれば、無理な引き止めも断りやすくなります。

転職活動の際には、企業風土に馴染めない程度の話はしても構わないでしょうが、過激な批判は控えるべきです。


8. 出世できない

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 昇格・昇進の道筋が見えないので、人事制度や人材育成体制が整備されている会社へ転職したい。
  • 上の世代が詰まっているため、昇格・昇給のチャンスがない。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「いまの職場環境や待遇に不満はないが、様々な仕事や職場を経験することを通じ、成長したい。」
「若手が多く高い成長を期待できる会社でチャレンジしたい。」

言ってもどうにもならないことは、綺麗な理由を告げよう

5年後、10年後に成長した自分の姿を想像できない環境で働き続けることは、結構辛いものです。

昇格・昇進が望めない会社を辞めることは周囲の人の理解を得やすいですが、退職する会社の否定に繋がるため口外すべきではありません。

こういう会社では人事異動もきちんと検討されていないため、色々な仕事や職場を経験して成長したいと言えば、あまり角を立てずに辞められます。

9. 勤務時間が不規則、休日が少ない

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 平日の日中が勤務時間の職場で働きたい。
  • 休日が少なく遊びに出かける時間がない。
  • 不規則な勤務体系で疲労がたまる。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「仕事の幅を広げ能力の向上を図るため、法人営業(あるいは調達・購買、経理・財務、人事、法務など)を担当したい。」
「自分磨き(自己研鑽)のための時間を確保してキャリアアップを図りたい。」
「家族と生活のリズムを合わせたい。」

やりたい仕事を理由にするか、家族を理由にするか

24時間営業のサービス業や電力料金の安い深夜に稼働する工場などでは、3交代等のシフト勤務が組まれます。

こうした勤務体制が嫌だという本音を漏らせば、仕事に対する考え方が甘いとか根性がないとか否定的な目で見られがちになります。

一般的に法人相手の仕事や経理等の管理部門では、シフト勤務もなく平日の日中に仕事を行います。

このため、そうした部署で自らの能力を高めたいという前向きな退職理由を掲げると良いでしょう。

これからやりたい仕事を理由にするのも自分の状況的にどうかという人の場合は、家族を理由にするのがいいでしょう。

平日の昼間に働いて、夜や土日は家族と過ごしたい。とても真っ当な理由です。

10. 福利厚生制度が貧弱

・ 会社を辞めるホンネの理由

  • 育児休暇や介護休暇制度など、福利厚生制度が充実した会社へ転職したい。

⇒ 会社を辞める(辞めた)タテマエの理由

「いまの職場に不満はないが、他の仕事や職場を経験することを通じ成長したい。」

転職の面接でもこの理由は言っちゃダメ!

扶養家族のいる人にとって、福利厚生制度は転職を考える際の重要な判断材料となります。

社宅に住めば、民間物件の半額以下の賃料で生活できます。

育児・介護休暇制度が充実していれば、退職を回避できるかもしれません。

ただし、この理由は前の会社の批判になるとともに転職先には福利厚生目当てと思われるため、口外すべきではありません。

本音を隠し、新たなチャレンジを目的とする方が無難です。

会社を辞める正式な理由は「一身上の都合」

退職届などの正式な書面には、「一身上の都合により退職」と記載すれば十分です。

ある有名銀行では、通常の自主退職は「一身上の都合」、銀行の斡旋で再就職する場合は「再就職のため」と書くことが慣例でしたが、こうした扱いは一般的ではありません。

退職は憲法で認められている職業選択の自由に基づく行為であり、その理由を会社が詮索することは人権侵害に当たるという考え方が広まっています。

上手く会社を辞める方法~円満退職してアレコレ言われない3つのコツ
ルールに則って退職することは重要なので、就業規則などを十分に確認した上で手続きを進めるようにしましょう。しかし、それ以上に上手く会社を辞めるために重要なのは、やはり退職届が受理された後の社内メンバーとの関わり方です。ここで、退職することになった説明がまずかったり、業務の引き継ぎがスムーズにいかなかったりしたら、後味の悪い退職になってしまいます。無事に問題なく揉め事なくスムーズに上手く会社を辞めるためのコツを紹介します!

会社を辞める本当の理由は誰にも言っちゃダメ!

会社を辞める理由は、仕事、組織、待遇の3つに対する不満です。

それらが構造的なもので、短期的に改善できないと思えば絶望に変わります。

こうなると会社を辞める方向へ一気に気持ちが傾き、上司に退職の意思を伝える段階に至ります。

その際に様々な不満を言いたくなりますが、ここは立つ鳥跡を濁さずと思い堪えましょう。

ケンカ別れで辞めてしまうと、退職後その会社の人と会いにくくなります。

人間、どこでどのような繋がりがあるか分かりません。

あくまで円満退社することが大事です。

外資系企業などでは、中途採用候補者の評判を前の職場の関係者や取引先に聞くことがあります。

本来は当人がレファレンス先として挙げた人以外に尋ねることはルール違反ですが、実際にはこうしたヒアリングは度々行われています。

壁に耳あり障子に目ありです。

会社を辞める本当の理由は、自分の胸の内にしまっておくことが大切です。

会社を辞める理由を突き詰めて考えよう

会社を辞めようと思ったときには、その理由をトコトン突き詰めて考えましょう。

サラリーマンが抱く不満の大半は、多くの仕事や会社に共通する普遍的なものです。

会社に対する不満を自分の努力で改善することが本当に困難であれば、早めに見切りをつけて転職したり、会社の外でも稼げるように副業をしたり資格取得を目指したりすることが望ましいかもしれません。

この辺りをよく考えて、後悔しない選択をしましょう。

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