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他業種からIT業界へ転職したプログラマー未経験者が新3K、7Kのウワサを検証すると…
2020.03.23

他業種からIT業界へ転職したプログラマー未経験者が新3K、7Kのウワサを検証すると…
IT業界と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?六本木ヒルズのような高層タワー内のオフィスで、オシャレな音楽をかけながら、コーヒーを片手に優雅に仕事をしているような感じがしますか?
そんな綺麗なイメージがある一方、IT業界と言えば、ブラックらしいというウワサを聞いたことのある人も少なくないと思います。
ネット上では、「新3K(きつい、帰れない、給料が安い)」や「7K(新3K + 規律が厳しい、休みが取れない、化粧がのらない、結婚できない)」、「35歳定年説」といったことを、度々目にします。
また、オタクっぽいイメージもあります……。そのようなネガティブな理由から、就職先にIT業界を選ばない学生さんも多いです。
そんな中、私は全く違う業界から、ITの世界に入りました。実際に入ってみると、世間の持つイメージと、実態にかなりギャップがあることが分かりました。
そのギャップについて実体験を踏まえながら、お伝えしていきたいと思います。
1.【新3K】IT業界は仕事がきつい?
まず職場環境が良いです。空調の聞いたオフィスで、流行りの音楽がかかった環境で、リラックスしながら働くことが出来ます。私も以前は、騒音が鳴り響く工場で働いていたので、それに比べると圧倒的に環境は良いです。
次に、能力に合わせた仕事が出来るところです。私が今いるところは、適材適所という考え方を持っており、例えば知識は抜群だがコミュ力に自身のない人には、無理に客先との折衝業務をさせるのではなく、その代わり技術的なところで力を発揮しています。
上司からのプレッシャーもありますが、自分に合った仕事ができる点は、魅力だと思います。
IT業界の実態は? ⇒ 想像していたよりも楽
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2.【新3K】IT業界は帰れない?
私も入社前は、帰るのは毎日終電近くで、ひどい時には徹夜でコードを書いたりしているような、劣悪な労働環境を想像していました。会社には、仮眠用の寝袋があったりするような…。
しかし実際に入社してみると、納期前やトラブル発生時などは対応に追われることもありますが、だいたい19時~20時くらいには帰宅しています。
業界全体として、残業させない方向に動いている印象です。家に帰ってから家族とコミュニケーションも取れますし、自分の趣味に時間を使うことも出来ます。しかも、基本的に土日祝日は休みです。
しかし、中には土日に出てくることを強要する会社もあるようです。ただ、IT業界に限らず、日本中で多残業や休日出勤といったことが問題となっており、IT業界が特別帰れないということはありません。
IT業界の実態は? ⇒ 毎日ではないが、割と早く帰れる
3.【新3K】IT業界は給料が安い?
特に未経験者の場合、どんなに優秀な学歴や職歴を持っていたとしても、大卒の初任給並み、もしくはそれ以下からのスタートになります。
未経験者でプログラムがほとんど書けなければ、仕事にならないわけですから、これは当然といえば当然です。
しかし、ずっと給料が低い訳ではありません。実力が伴ってくれば、それに合わせた報酬が貰えるようになります。仕事が出来るエンジニアに、客先から支払われる単価は非常に高いです。
優秀な人になれば、150万円以上/月も支払われます。また、他の業界に比べて、出世するスピードも速いです。
未経験で30歳を過ぎて入社した人が、5年程度で部長級に就いたりしています。最初に貰える額は少ないですが、やる気と実力さえあれば夢がある世界だと思います。
ある程度仕事ができるようになるまでは、少し生活が苦しくなるかもしれませんので、未経験がIT業界へ転職するのであれば、ある程度の貯金があった方がよさそうです。
IT業界の実態は? ⇒ 新3Kの中で一番当てはまるのが、「給料が安い」
4.【7K】IT業界は規律が厳しい?
規律は、他の業界に比べ緩いと思います。まず、私が勤めている会社は、多少遅刻しても特に問題ありません。
昼休みも大体の目安はありますが、店が混むからとの理由で、12時前からご飯を食べに行く人もいます。仕事が片付けば、定時前に帰ることも出来ます。
服装も、客先に行かないのであれば自由です。要するにやることをやれば、ある程度は自由に時間を使えます。融通が利く業界だと思います。
IT業界の実態は? ⇒ はっきり言って緩い
5.【7K】IT業界は休暇が取れない?
休む理由があれば言い出しやすいのですが、日本人の性格というか、周りの人が仕事しているのに休むのは気が引けるといった空気は、IT業界にもあります。
私の勤めている会社で年休を取得している人は少ないです。しかし、これはIT業界が特別休めないというより、日本人の特徴だと言えると思います。
IT業界の実態は? ⇒ 取れないことはないが、取りにくい
6.【7K】IT業界は化粧がのらない?
私は男なので、正直のところよく分かりません。しかし、私は長時間パソコンを扱っての作業を楽しめる性格のため、IT業界に転職後の方がストレスは減少しました。その結果、顔のニキビが消え、肌つやも良くなった感じがしています。
確かに高負荷な時期は、疲労や睡眠不足で肌があれることもあるでしょうが、プログラミングが楽しめれば、健康な肌を保つことは可能だと思います。
IT業界の実態は? ⇒ たぶん関係ない
7.【7K】IT業界は結婚できない?
職場での出会いはあまり期待できません……。
女性のエンジニアもいますが、やはり男性が大多数を占めています。取引先関係者も圧倒的に男性が多く、仕事をやっている中で出会うのは、難しい業界だと思います。逆にいうと女性にとってはよりどりみどりかもしれません。
合コンに参加したり、友達から紹介をしてもらったりと、積極的に出会いを求めて自分から動かないと難しいです。
そんな中で、結婚している人も結構います。学生時代からの付き合いや、合コン、友人からの紹介で結婚されている方が多いです。忙しい時期もありますが、基本的に土日は休みですし融通の利くところもあるので、家族には優しい業界だと思います。
IT業界の実態は? ⇒ アグレッシブに出会いを求めないと厳しい
8.プログラマ35歳限界説?
35歳過ぎたら技術についていけなくなる、これも間違っていました。IT業界は、現在高齢化が進んでいます。IT業界を志す人が減っていることが原因と考えられます。
実際35歳だと、まだまだ若いほうです。50歳を過ぎても、バリバリのプログラマもいます。
経験を積む度に引き出しが増えていき、より正確でシンプルなシステムを組むことが出来ます。IT業界で35歳は、まだまだ若いです。
IT業界の実態は? ⇒ 50代でバリバリの人もいる
9.IT業界はうつ病が多い?
「帰る時間が遅い」、「会社にいる間はずっとパソコンと睨めっこをしていて、会話がほとんどない」などの理由から、IT業界はうつ病になる人が多いというイメージがあります。
私の勤めている会社には、うつ病で休職されているような方はいません。「帰る時間が遅い」については先述の通り、意外と早く帰れます。「会話がほとんどない」についても、確かに集中して無言で作業をされている方は多いです。
しかし、IT業界は、そもそも一人で作業することが苦にならない人が多い為、仕事中にお喋りをしなくても特に問題ないです。
また、ゴリゴリの体育会系ではないので、全体的に対応がソフトな方が多いです。分からないことを質問したりしても、ちゃんと教えてくれます。未経験者が一番困るのが、分からないことがあっても周囲に聞けないことだと思うので、非常に助かると思います。
IT業界の実態は? ⇒ IT業界よりも、他業種の方がよっぽどひどい
10.IT業界は華やかな世界?
まず、オフィスの環境は良いと思います。オフィスには空調が完備されていて、非常に過ごしやすいです。
勤務地もほとんどの会社が都心に集中している為、早く終わった日には、帰りに遊びに行ったりする人もいます。しかし、オフィス自体は古いビルの一室を使っているところも多く、六本木ヒルズなどとは程遠いです。
一方、働いている人のファッションについては、チャラチャラした人は少ないです。
業界の特徴として、他社に出向いて仕事をする機会が非常多くお客様に悪印象を与えない為に、頭髪や服装もきちんとしている方が多いです。IT業界に入っても、あまり派手な格好はできないと思います。
IT業界の実態は? ⇒ そんなにオシャレな世界ではない
11.IT業界はオタクが多い?
私も入社前は、家に帰ってもずっとプログラミングをしていたり、ゲームやアイドルなどに精通していたり、オタクっぽい人が多い世界だと思っていました。
確かにオタクっぽい人もいます。しかし、ゴルフやマラソン、キャンプなどアウトドアを楽しんでいる人も多いです。
私はIT業界に入ってみて、自分の時間を大切にしている人が多いという印象を持ちました。仕事人間みたいな人は少なく、皆それぞれ趣味があり、メリハリをつけて働いています。
IT業界の実態は? ⇒ 自分の趣味を持っている人は多い
IT業界への転職は未経験者でも求人が多い?
以上、未経験者がIT業界へ転職して感じたことを紹介しました。
まとめますと、
・IT業界に入ってみて、世間が思っているほど、悪い環境ではなかった
・未経験者の給料は低いが、実力があれば出世も早い
・35歳以上でも、バリバリ働いている人はいる
業界としては若手のエンジニアが不足しており、未経験者にも門戸を開いている企業も多くあります。
もし、IT業界に興味を持たれているのであれば、間違った偏見を持たずに是非挑戦してみてください。
IT業界へ転職するためにプログラミングを学ぼうと思ったら、
→「転職保証(全額返金)でプログラミングを学ぶ!未経験から最短でITのプロになる方法」
未経験者がIT業界に転職するために大切なことは、
→「IT業界へ未経験者が、異業種から転職成功するためにやっておきたい8つのこと」
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あなたがIT業界で活躍できますように!
【筆者プロフィール】
筆者(男):20代後半、大学院修士課程修了後、大手企業に技術職として入社
生産技術者として、生産ラインの管理や仕入れ先との折衝業務などを経験
その後、自分の手で作る仕事がしたいと考えるようになり、4年で退職しIT業界へ転職する
筆者(男):20代後半、大学院修士課程修了後、大手企業に技術職として入社
生産技術者として、生産ラインの管理や仕入れ先との折衝業務などを経験
その後、自分の手で作る仕事がしたいと考えるようになり、4年で退職しIT業界へ転職する
2020/03/23