タクシー運転手に転職して失敗するのはどんな人?業界の特徴と失敗ポイント10 | はたらくす

タクシー運転手に転職して失敗するのはどんな人?業界の特徴と失敗ポイント10

販売・配送・その他

「人手不足のご時世だけど、仕事がなかなか見つからないなぁ・・・」

「年齢を問わずに募集している職種って、少ないんだよね・・・」

「タクシー業界なら募集しているから、タクシーの運転手になろうかな?」

働きたくてもなかなか転職先が決まらなかったら、年齢を問わずに採用しているタクシー業界への転職を検討することがあるかもしれません。

40~50代でタクシー運転手になる人も多いです。

いまは昔と違ってドライバーへの教育をしっかり行い、接客、外国語対応など、サービス業としての体制が整っている会社もあります。

道を覚えることもカーナビで負担が軽減されています。

しかし、業界の事情について十分に理解していないと、「転職して失敗した」と感じてしまうこともあるでしょう。

そんなことが起こらないように、あらかじめタクシー業界について知っておく必要がありますね。

タクシー業界にはどんな特徴があるのでしょうか。そして、「失敗した」と感じている人は、どんなことを失敗だと思っているのでしょうか。


タクシー業界に転職して失敗したことは?

1. 固定給だけでは稼げない

タクシー業界は、固定給ではなく、歩合給で稼ぐ業界と言えます。

一般的な会社員の場合、毎月もらえる給料はほぼ同じになりますが、タクシー業界の場合、売り上げを上げれば上げるほど、自分の給料に反映される形となります。

売り上げを確実に稼ぐことができれば、その分給料も上がりますが、逆に、売り上げを稼ぐことができなければ、給料の大部分は固定給となってしまいます。

思うように収入が得られないことがあるのですね。

固定給がメインで、前職よりも収入が下がってしまうのは痛手ですよね。

そのため、タクシー業界では、「いかに稼ぐか」ということが求められるのです。

2. 前の会社の給与と比べると、格段に低いことも

給与が格段に低くなってしまうこともあります。

統計では40代から50代のタクシー運転手の平均年収は370万円前後となっています。

この平均年収ですが、あなたの現在の年収と比較すると多いでしょうか、それとも少ないでしょうか。

タクシーの売り上げを稼ぐことができれば、年収のアップも期待できますが、売り上げが見込めなければ、年収が下がってしまうことも考えられます。

前の会社で、長年勤務していた方や、責任ある立場を任されていた方からすれば、給与が大きく低下することもあり得ます。

タクシー業界に転職するなら、給与が下がる可能性が大きい、ということをあらかじめ考慮しておいた方が無難です。

3. 夜勤をしないと稼げない

タクシーで稼ぐなら、夜勤の時間帯こそ稼ぎ時です。

その理由は、終電がなくなった時間帯にタクシーの需要が発生しやすいこと、そして、夜間の割増料金が設定できることです。

逆の見方をすれば、タクシー業界は夜勤をしないと稼ぎにくいのです。

夜が苦手な方にとっては、苦痛に感じることでしょう。

できるだけ昼間の勤務で稼ぎたい、と考えても、タクシーは、公共交通機関よりも割高であることから、日中は夜間ほど利用されにくく、なかなか売り上げを稼ぎにくいのです。

4. 長時間の連続勤務がつらい

タクシーの勤務でつらく感じやすいのが、18~20時間前後の連続勤務です。

連続勤務のシフトの例としては、午前9時から翌朝の午前5時までの勤務があります。

慣れない頃は、仮に、午前9時の勤務から午後5時までの勤務であったとしても、長く感じるかもしれません。

午前5時までのシフトなら、午後5時からさらに12時間も勤務を続けなければならないのです。

「8時間勤務したのに、まだ12時間もある!」と感じると、なかなか先が見えないですよね。

18時間から20時間の連続勤務の場合は、途中に3回程度の休憩が入りますが、「超」がつくほどの長時間勤務には、なかなか慣れないのではないでしょうか。

スポンサードリンク

タクシー運転手の健康問題も失敗と感じる理由に

5. 睡眠不足になりがち

1ヶ月間のほとんどの勤務が隔日勤務である場合、夜勤をする回数が増えることになります。

20時間程度の連続勤務の場合、昼休みの時間帯や深夜を迎える前の時間帯などに仮眠をとることはあります。

でも、基本的に20時間以上は連続して起きていることになるため、睡眠不足になってしまうことがあるのです。

しかも、タクシーの営業中において、最も稼ぎやすい時間帯は深夜の時間帯です。

一番眠気を感じる深夜ほど、気を張った状態でタクシーの運転を行わなければなりません。

夜勤が多いと、眠る時間が不規則になりやすく、質の高い睡眠がとりにくいこともあります。

タクシーの運転手のように、夜勤をする仕事は眠気との戦いになりがちです。

6. 座り通しで、腰痛、肩こりに

タクシー運転手の職業病と言われるのが、腰痛肩こりです。

腰痛になる理由としては、一日中座ったままであり、同じ姿勢が続くためです。

人間の身体は、適度に動かすことが必要なのですが、座ったままの姿勢を長時間にわたって続けていると、疲れを感じやすくなるだけではなく、腰や肩に痛みを感じやすくなります。

腰に痛みを感じやすくなる理由としては、血流が滞りやすくなること、同じ姿勢を続けているので身体が硬くなりやすいことが考えられます。

さらに、運転中は安全第一で緊張感を持って運転しなければなりません。

同じ姿勢である上に、緊張状態が長く続くと、身体はストレスを感じやすくなります。

そのストレスが、腰や肩の痛みとして現れてしまうことも考えられます。

休憩中に適度に身体を動かすこと、そして、身体だけでなく心もほぐしてリラックスすることが、腰や肩の痛み対策につながります。

タクシードライバーは危険がいっぱい!

7. 交通事故と隣り合わせ

タクシーの運転手は、運転することが仕事であるため、運転に慣れており、運転がうまいドライバーが多いです。

でも、それは見方を変えれば、タクシードライバーは、ほぼ一日中運転していることもあり、交通事故に遭う確率も高いといえます。

また、運転する時間が長時間にわたり、深夜にも及ぶことを考えると、疲れた状態、あるいは強い眠気が襲われた状態であっても、運転しなければならないこともあります。

さらに、交通事故は、気をつけているときは起きにくく、タクシーの運転に慣れてきたと感じたときなど、少し気持ちが緩んでいるときに発生しやすくなります。

常に、気を引き締めた状態で運転を続けることが重要です。

8. 悪天候の時ほど、運転しなければならない

タクシーの運転でつらいのは、悪天候の時ほど運転しなければならない、ということでしょう。

台風の日や大雪が降っている日など悪天候の日には、電車やバスが止まってしまうため、交通手段はタクシーに集中することになります。

しかし、台風の日は、激しい風と雨で前が見えにくいだけではなく、タクシーを運転していてハンドルが取られそうになることがあります。

さらに、大雪の日は、たとえスタッドレスタイヤをはいていたとしても、道路上には雪が多く、慎重な運転が求められます。

悪天候の時は、タクシー運転手にとって稼ぎ時と言えますが、事故が起こりやすい路面状況であるため、できることなら運転は避けたい、と考えているドライバーもいるのではないでしょうか。

9. 運転スキルのみならず、接客のスキルも求められる

タクシー運転手は、運転スキルが求められるのはもちろんですが、接客のスキルも求められます。

「接客の経験が少なく、どのように接すれば良いのか分からない」と考えるドライバーもいるかもしれません。

接客スキルが不足しているせいで「タクシーの運転手が向いていない」と感じることがあるかもしれません。

基本的なあいさつを欠かさないこと、ちょっとした雑談で場の空気を和ませる、ということもタクシー運転手としては大切なことです。

10. クレームにとどまらず、身の危険を感じることも

タクシー運転手をしていると、お客さまから面と向かってクレームを受けることがあります。

特に狭いタクシーの車内で、お客さまとドライバーしかいないのに、苦情を言われると嫌な気持ちになりますよね。

しかし、お客さまの言葉に真摯に耳を傾けることでお客さまの気持ちが収まることもありますので、誠意を持って話を聞くことが大切です。

問題なのは、クレームにとどまらず、暴力を振るわれそうになってしまうことがあること。

まれなケースではありますが、そんな身の危険を感じると、「タクシー運転手に転職したのは失敗だった」と感じるかもしれません。

タクシーの運転手は、あくまでも接客業。顧客の立場を常に考えながら行動して、クレームの芽を摘むことが大切と言えそうです。


タクシー業界への転職で知っておきたいこと

タクシー業界の収入目安は?

異業種に転職するなら、なんといっても収入が気になりますよね。

できることなら、前職の収入よりもなるべく下がらない方がいいと誰しも思うもの。

タクシー業界の年収については、全国ハイヤー・タクシー連合会が発表した「平成28年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」を参考にします。

それによると、タクシー運転者(男性)の年収は約332万円となりました。

40代から50代のタクシー運転手の年収についてみてみると、およそ年収370万円前後であることが分かります。

ただし、50代後半の年収は若干下がり、360万円台となっています。

なお、全産業の平均でみてみると、40代前半は年収600万円を若干下回っているものの、40代後半から50代後半にかけては、年収600万円台後半となっており、タクシー運転手の年収は、全産業と比べると少ないことが分かります。

タクシー業界は、どんなシフトが組まれる?

タクシー業界のシフトとしては、日中のみ出勤するシフト、夜間のみ出勤するシフトがありますが、メインのシフトとしては「隔日勤務」となります。

隔日勤務とは、当日の朝から翌日の早朝まで、20時間程度の勤務をすることです。

勤務中は、昼や夕方などに合計3時間の休憩を取るので、実質的な労働時間は16時間から18時間程度となります。

シフトの例としては、朝の9時から仕事を開始し、翌日の早朝5時に仕事を終了する、という流れです。

隔日勤務は、長時間の勤務で大変そうですが、2日間の勤務を1回の勤務でこなすため、早朝に仕事が終了したら、次に出勤するのは翌朝、または翌々日の朝となります。

隔日勤務の場合、1ヶ月に11回から13回となるので、慣れてくれば、ある程度余裕を持って仕事を進めることができます。

気になる!タクシー業界の人間関係

転職するときに気になることと言えば、人間関係ではないでしょうか。

タクシー業界の場合、出社時と運行業務が終了したときは会社にいるものの、それ以外は、一人で乗務となります。

そのため、慣れてくるほど自分のペースで仕事ができることが多く、社内の人間関係については、さほど苦にはなりにくいと言えます。

ただし、会社に勤める身である以上、ある程度は人間関係を構築できる必要があります。

社内の人間関係は苦になりにくいものの、毎回違うお客さまを乗せなければならないことを考えると、接客のスキルを身につけておく必要があります。

「お客さまはどう対応してほしいのか?」と常に考え、お客さんの立場で接することが求められます。

運行管理者とのやりとりについて

タクシーは、基本的に自分のペースで仕事をするイメージがありますが、ドライバーの管理者にあたる役割として、「運行管理者」があります。

ドライバーは、運行管理者の指示を受けなければなりません。

出社すると、運行管理者からの点呼を受け、体調チェックを受けたり、今日の注意事項を聞いたりしてから運行業務に出かけます。

運行業務中は、運行管理者から無線での指示を受けることもあります。

無線で指示を受けたら、指示された場所へと向かいます。

なお、都市部の場合は、流し運転でも十分に顧客を探せることが多いために、運行管理者からの指示が少ないこともあります。

運行管理者と円滑な人間関係を作っておくことが、ドライバーとして大切なことです。


タクシー業界の転職事情

年齢不問のところが多く、40代、50代でも転職しやすい

多くの業種では、40代や50代は募集の対象外となっていることから、なかなか次の仕事を見つけることが難しい状況です。

その点、タクシー業界は年齢不問のところが多く、十分に再就職が可能です。

中には、定年を過ぎた60代の人が入社するケースもあるようです。

また、タクシーを運転するためには、第二種運転免許が必要となります。

ただ、第二種運転免許の取得は、会社の負担で取得できるケースが多く、普通自動車の免許である「第一種運転免許」を持っているだけで入社できる会社もあります。

平均年齢の高年齢化、65歳以上が約27%

また、タクシー業界は平均年齢が高いことも特徴的です。

全国ハイヤー・タクシー連合会が発表した「平成28年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」によると、タクシー運転者の平均年齢は、男性が58.9歳、女性が54.8歳となりました。

全国ハイヤー・タクシー連合会 平成28年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tingin28.pdf

男性の場合でみると、タクシー運転手の平均年齢はおよそ59歳であることから、40代や50代前半であれば、平均年齢を下回ることになります。

また、平均年齢がおよそ59歳であるなら、タクシー業界には60代の運転手が多いことが想像できます。

2017年2月11日付けの毎日新聞は、以下のように報じています。
「法人タクシー運転手に占める65歳以上の割合が、2015年に27.4%と、調査開始以降、過去最高になったことが厚生労働省のまとめで分かった。(引用:毎日新聞)」

なんだか意外なようにも感じられますが、調査結果からは高齢化が進んでいることが分かります。

タクシー業界のメリット、デメリットを理解して、転職を検討しよう

タクシーの運転手になって、「失敗した」と感じるさまざまなことについて取り上げてみました。

失敗したと感じやすいことを大きく分けると、

・給与が思ったより低いこと 
・長時間勤務に耐えられないこと
・接客が難しいと感じて、タクシー業界が自分には合わない

ということではないでしょうか。

こうしてみると、タクシー業界は大変な業界のようにも感じられますが、タクシー業界のメリットは、「自分で段取りを考え、自分のペースで仕事ができる」ということ。

例えば、売り上げの多い時間帯、顧客が拾いやすい場所など、稼ぐためのコツを身につけることで、収益を得やすい仕事とも言えます。

特に40代や50代の男性がいろんな仕事をしてきて、最終的にこれが一番楽だ、とタクシー運転手になる人も多い業界です。

メリットとデメリットを比較した上で、タクシー業界への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
 

未経験でもベテランでも、給与保証の求人などもあるタクシードライバーの転職サイトは、
>>>ドライバーズワーク転職サポート

あなたがタクシードライバーとして活躍できますように。