介護職を辞めたい人の転職先6|辞めてよかった!介護士の資格と経験を活かす方法 | はたらくす

介護職を辞めたい人の転職先6|辞めてよかった!介護士の資格と経験を活かす方法

介護の仕事を辞めたいと思ったら… 介護

残念なことに、「介護の仕事を辞めたい」という人はとても多いです。

急速な高齢化が進む中、人材確保の必要性が叫ばれている介護職。

国の方針でも介護職を増やそうとしていますが、

  • 安定してそうな仕事
  • 自分にも出来そうな仕事
  • 人の役に立てる仕事
  • 今後も需要がある仕事
  • 社会的に意義のある仕事
  • 転職活動も他の職種に比べると職場に入りやすい

・・・といったイメージで介護業界に入ったものの、「実際の現場や仕事とのギャップで辞めたい」「仕事として続けられない」といった声が後を立ちません。

介護の仕事を続けられないという人には、どんな辞める理由があるのでしょうか?

安易なイメージだけで仕事選びを失敗しない為、また、現在、介護の仕事で働いている人が冷静の今後の人生を考えるためにも、データとともに解説して行きます。


介護職の離職率は20%弱

介護労働安定センターの「平成25年度 介護労働実態調査」 によると施設系の介護職の離職率は20%弱、年間約2割近い人が退職しています。

これはほかの職種に比べるとかなり高い数字です。

なぜ、介護の仕事をみんな辞めてしまうのでしょうか?

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介護福祉士の退職理由

実際の介護の現場では、どんな問題や悩みが起こるのでしょうか?

(財) 社会福祉振興・試験センター「平成24年度社会福祉士・介護福祉士就労状況調査」によると退職理由で多い理由6つが以下です。

1)法人理念や事業所のあり方に不満がある

初めて介護職員になった方の声で多いのが、


    「職員によって言っていることが違う」
    「先輩の仕事ぶりを見て、アレが介護職員?と疑問を憶えた」

・・・というように、職員によって考えの違いや性格の違いはあるのはやむを得ないにしても、介護の仕方がまったくバラバラであることがあります。

もちろん利用者には「個別計画」というのがあり、利用者への介護の仕方はある程度は決まっているのですが、多くの部分が自己流であることが多いのです。

これは基をたどれば、事業所としての理念や考え方が定まっておらず民間の会社のようにマネジメントが行き届いていない為、個人の考え方や性格に委ねているという為に起きてしまう問題です。

また、サービス残業や労務の問題もしっかり出来ないという状況もあります。

有給を全然使えずにいるという人もいます。

2)職場の人間関係に問題

現場では、長く勤めている職員が上に立つことも少なくありません。

人間関係は、長く勤めている方の人となりや性格に多いに影響されることもあります。

マネジメントの知識や研修などを学ばずに、独自の性格と考え方でマネジメントをしているということころも少なくありません。

また女性が多い職場ということもありからか、中には「単純に虫が好かないと毛嫌いする」「生理的にうけつけない」「派閥を作る」などの女性特有の気質が影響されることもあります。

3)収入が少ない

国税庁が出している2014年度「民間給与実態統計調査」によると全産業の平均が414万となっています。

厚生労働省の平成25年賃金構造基本統計調査の介護職員の常勤職員の平均月収が27万円×12ヶ月=324万で平均よりも100万ほど少ない計算になります。

高齢者の介護保険制度にしろ、障害者の障害者総合福祉法にしろ、税金や保険制度を使っている以上、1回あたりのサービスの事業所に入る「単価」はすでに決まっています。

ですからなかなか職場側としても収入が少なく、給料を上げられないというのが現状です。

男性でも「結婚を機に退職する」という方もいますし、女性からも「パートナーが介護職だと結婚するには不安」という声もあります。

もちろん結婚している介護職の方はたくさんいますが、共働きであったり節制を余儀なくされることはまず間違いありません。

4)心身の不調が激しい

介護職は体を酷使する仕事であるともに、とても心も疲れる仕事です。

事故や急に体調を崩してしまう利用者(介護される側の人)もいます。

また認知症や障害を持つ利用者の対話は、専門知識や高いコミュニケーション能力を必要とされます。

介護は「感情労働」と言う人がいるくらい、体だけでなく神経や心も使っています。

それゆえ、仕事で自分自身を酷使しすぎると、うつっぽくなったり仕事に意欲が出せなかったり、胃腸を壊したりという人も多いです。

精神的にもとてもしんどい仕事でもあるのです。

5)労働時間・休日・勤務体勢が合わなかった

介護施設が人件費を出そうとしないことから、サービス残業している介護職の方も少なくありません。

老人ホームの施設であれば、月に4〜5回程度夜勤などもあります。

また特に問題なのが人手不足で、人が減らされ勤務体勢もきついという職場もあります。

「少ない人数で利用者を見る必要がある」「早番から遅番まですべてやる必要がある」ということもあります。

辞めようと思いと上司に退職たい旨を伝えても、人手不足で辞められるのを引き止められたというケースは少なくありません。

また老人ホームなどは日曜日やお盆、正月休みなどもありません。

休みや正月に家族で旅行に行きたいとなっても、現場で人が確保出来ない限りは休むことは難しいです。

6)腰痛の問題

老人ホームなどで寝たきりの利用者を、お風呂や車椅子のへの移動の際「移乗介助」ということを行います。

通常寝たきりの場合二人で行うのですが、夜勤で人手がないときや時間がないときは、1人で移乗介助せざるを得ません。

また一日に何度も移乗介助というのがあります。

自分は力があるからといって力任せに行っていると、すぐに腰を壊してしまいます。

腰痛のケアと腰に負担のかからない動作や持ち方を憶える必要があります。

介護職のストレスと重大な悩み

直接辞める原因にはなっていなくとも、大きなストレスになっている介護職特有の悩みの種もあります。

1)利用者からの暴言や暴力

介護の醍醐味として利用者から直接感謝される仕事ということもありますが、逆も多々あります。

暴言や暴力もたくさん受けます。

もちろん現場にもよりますが、暴言を吐かれた、たたかれた、ひっかかれた、というのは日常茶飯事になります。

2)生死に関わったり重大な事故に繋がるプレッシャー

老人ホームなどでは急に体調が崩すご利用者がいます。

救急車に乗ったり、亡くなる瞬間に立ち会ったりすることもあります。

また、対応を謝れば重大な事故に繋がってしまいます。そのプレッシャーも大きいです。

3)家族からのクレーム

家族からのクレームを受けることもあります。

高齢の家族を思う気持ちがあるからこそ、「もっと◯◯してほしい。」と要望を受けますが、現場では多くの方を見ているため1人に関わることが出来ません。

4)将来のキャリアが不安

「単純作業の連続」「毎日同じことの繰り返し」「先輩や上司を見ていると、自分の未来が見えてしまい、同じことをしろというのは出来ない」など、特に男性などで若い人はこのままこの仕事を続けることに不安があります。

5)いざ転職となっても他に何をしてよいかわからない

介護の施設などは狭い範囲の仕事になりがちです。

そして、介護を辞めていざ他の職業に転職しよう!となってもどうして良いかわかりません。

介護職に付く前に営業を経験していた、一般事務などの仕事で就職をしてから介護に入ったという方は、また別の職種に転職することも比較的簡単ですが、ほぼ介護の仕事しか経験していないという人は、この仕事から抜け出すのが難しいこともあります。


介護の仕事を続けるための方策

介護の仕事自体にやりがいを感じ、可能であれば続けたいと思っているかもしれません。

その場合は、できる範囲で個人的な環境改善と目標管理を行うことが大切です。

1. 自分自身の支援者を増やす

まず自分自身が疲弊してつぶれないことが大事です。

そのためには、自分を助けてくれる支援者を確保することが重要です。

家族や友人などに支えてもらえる(甘えられる)関係を作り心身のゆとりを保つことが大切です。

2. 家族・友人と同居する

人に支えてもらえる関係を維持する上で、家族や友人との同居は欠かせません。

家族や友人と親密で良好な関係を築いていても、別居していれば疲れているときや落ち込んでいるときにサポートしてもらえないこともあります。

また1人当たりの生活費を下げる上でも同居は効果的です。

3. 地方・郊外で働く

介護職に限ったことではありませんが、地方・郊外の職場に移れば家賃をはじめとする生活費を下げたり通勤時間を短縮したりできます。

給料が安いこと以外に大きな不満がなければ、勤務地を変えることにより状況が好転する可能性もあります。

4. 通勤時間を有効に活用する

睡眠や休息、読書・音楽鑑賞等によるリフレッシュ、資格取得のための学習などに通勤時間を有効に活用しましょう。

通勤中も仕事のことを考え続けてはいけません。

心身を休めるか仕事以外のことに取り組んで頭を切り替えることが大切です。

5. 関連資格を取得する

仕事面でのステップアップを目指すことも前向きな気持ちを保つために必要です。

社会福祉士、精神保健福祉士など介護との関連が強い資格を取得したり、通信制大学・大学院へ進学し受験可能資格の幅を広げたりすることも大切です。

6. 小さな目標を立てる

一般的な教職員の場合、児童や生徒が日々成長する姿を目にすることが自らの励みになります。

それに対し介護施設では利用者の成長や向上を実感しにくい面があります。

このため「1人につき1日5回以上は笑顔にする」、「1日10個以上ゴミを拾う」とか小さな目標を立てその達成を励みにすることによりやる気を保つことも考えられます。


介護の仕事を辞めた後の転職先

それでも、どうしても介護の仕事を続けられないと思ったらスパッと辞めることもアリです。

自分にとってもっとやりがいがあり、条件のよい仕事につくにはどうすればいいでしょうか?

そのためには、自分が介護職でどんな能力を身につけることができたのかを考えることからはじめてみましょう。

介護職の経験をうまくアピールできれば、条件の良い仕事につくことも可能です。

人当たりの良さ、他者に対する献身的な姿勢、複数のタスクを同時並行的に行う処理能力、長時間勤務に耐えられる精神力・体力などを高く評価してくれる転職先を探してみましょう。

その場合、以下のような転職先が候補として挙げられます。

1. 福祉施設(介護職以外)

元介護職の人に一番なじみやすいのは、福祉系の施設でしょう。

ニチイ、ベネッセ、ユニマットなどの民間企業が運営する、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム、児童養護施設や障害児入所施設など子供を支援するための施設などがあります。

2. 病院

病院にも介護や介助を必要とする患者が入院していますので、その人たちの世話をする仕事につくことも考えられます。

30代前半くらいまでの年齢であれば看護学校などに進学し、看護師や保健師などの資格を取得した上で医療職に就くことも十分可能です。

3.社会福祉協議会

社会福祉協議会は社会福祉法に基づく特別な法人です。全国組織の下、各都道府県、各市町村に1法人が設置されています。

社会福祉に関する幅広い事業を行っており、介護だけでなく児童、身体障害者、精神障害者、生活保護受給者などに対するさまざまな支援事業を行っています。

4. 市役所

公的機関による福祉事業の主な担い手は市町村です。

介護現場での経験を福祉政策の運営に活かすことも考えられます。

一般事務職と比べ専門職は中途採用も多いため、特定の自治体にこだわらなければ転職のチャンスもあります。

5. 学校・教育機関

福祉系の高校・専門学校、養護学校などへ転職する道もあります。

ただし教員免許など介護福祉士以外の資格がないと学校や教育機関への転職は難しいかもしれません。

6.その他(完全な異業種)

間口の広さを考えれば、完全な異業種転職がもっとも簡単でしょう。

「工場勤務」であれば、これといったスキルやキャリアがなくても転職できます。

>>>女性に人気!ものづくり業界のお仕事探し【工場ワークス】

ほかにも、「サービス業」「販売職」「飲食店」などが狙い目です。

介護職から離れたいと考えている人は、多くの求人情報に触れてみましょう。

介護の仕事は本当に安定していて条件が良い?

国の方針でも介護職の方を増やそうとしています。

そしてこれから需要のある仕事だから介護の仕事を選んだ、という方も少なくありません。

未経験でも入りやすく、実際、求人もたくさんあり、また、気に入らない職場であれば、さっさと抜け出して別の施設に移るといったことが簡単な仕事ではあります。

仕事の性質柄、利用者がいれば保険や税金から一定には入ってきますので売り上げの面では他の業種と違い安定している職業ではあります。

給料は売り上げや景気に左右されない分、毎月決まった学の給与が高くないですが安定的に出ます。

営業マンのように、売り上げや数字を上げなくてはいけないというプレッシャーもないです。

しかし、それは介護の仕事を続けられるということが前提です。

体や心を壊して仕事を続けられなくなったら終わりです。

実際にはヘルニアになって辞めた、健康を崩して仕事を続けられないという方が後を立ちません。

また人間関係の問題などストレスが多く、続けられないという人もいます。

そしていざ介護職以外の仕事へ転職しようとしても、なかなか難しいのが現実です。

「安定していそう」「今後需要がある」という条件だけで選ぶと痛い目に合うこともあります。


介護の仕事を続けられる人とは?

介護の仕事というのは専門職です。

当然その分野の専門性や性質が求められる仕事です。

そして、介護は多くの人に必要とされる社会的意義のある仕事です。

保育士だったら子どもが好きという性質が必要とされますし、タクシーの運転手だったら運転が得意という性質が必要とされます。

では介護の仕事に求められる性質はなんでしょうか?

それは、「人が好き」「人に喜んでもらえることが好き」ということではないかと思います。

人間関係や会社のあり方給与など、介護職の実際は、割に合わない…と思う人も多いと思います。

しかし、それも理解した上で、「この仕事が好き」「人に喜ばれることが好き」という思いがある方なら、ぜひ介護職を選び、続けてみてはいかがでしょうか?

自分の取り組み方次第で、きっとあなたはもっと利用者やご家族、同僚職員に愛される介護士になれますよ。

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しかし、過度な負担に耐え切れず介護する側の人がつぶれては元も子もありません。

あなたが介護の仕事を辞めたいと思ったら、まず続けられる方策を考え、それでも無理ならスパッと辞めて次の道を探しましょう。

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あなたがよりよい選択をできますように。