複業時代がやってきた!副業解禁の時流に乗る17のポイント

副業OK」の会社が増えてきています。

本業に対して、あくまでも補助的な位置づけなのが「」ですが、いまでは、どちらも本業のような働き方をする「」という形も見られるようになりました。

いまはまだ「複業」という言葉を聞いてもなかなかピンとこないかもしれませんが、これから「複業」で生きていく人は着実に増えていくと予想されます。

2018年の3月をメドに、国がつくるモデル就業規則の副業禁止規定を改定して、副業・兼業を認める企業を増やしていくという政府の方針が発表されました。

多くの企業では少子高齢化による労働力不足のため、優秀な人材の獲得と流出の防止が急務です。なかには優秀な社員がヘッドハンティングされるのを防ぎ、自社とヘッドハンティング先の企業の両社で働くことを認めるためというケースもあります。

個人にとっては、終身雇用や年功序列による賃金の上昇が見込めない中での収入の確保や、多様な生き方への対応が理由としてあげられます。

まず、「副業」と「複業」の違いについて、そして「複業」に、どのようにして取り組んでいけば良いのかを紹介します。


副業と複業の違いは?

1. 副業とは?

副業とは、本業を行いながらほかの仕事も行うことです。

副業をする場合、あくまでもメインの仕事は本業であり、副業は補助的な形となります。

多くの会社では、本業の妨げになることや会社の機密情報の漏洩防止などを理由として副業禁止としていますが、最近では副業OKを掲げる会社も見られるようになってきました。

2. 副業としての働き方

副業としての働き方の例として一般的なのが、会社員をしつつアルバイトを行うというものです。

その場合、平日の日中は会社員として働き、平日の夜間、または土曜や日曜にアルバイトを行うパターンが一般的です。

また、アルバイトのように別の会社で副業するだけでなく、自宅で副業するケースもあります。

例えば、会社員をしながらデータ入力の在宅ワークで収入を得たり、週末に料理教室を開いて収入を得たりするケースなどです。スキマ時間を活用して副業する人も増えてきました。

3. 複業とは?

複業も、副業と同様、本業以外に仕事をすることを指しますが、複業と副業の違いは、「本業」と「副業」の優劣がなくなり、どちらもメインの仕事となっているような状態です。

従来からある言葉でいうと「兼業」に近いかもしれません。

兼業農家などでは、どちらが主の場合もありえますし、どちらが主とも言い切れない状態がよくあります。

複業としての働き方について、さらに理解を深めるために、典型的なパターンをいくつか見ていくことにしましょう。

4. 複業としての働き方のパターン

① 会社員+副業(Wワーク)

最も一般的なケースは、本業の時間以外でのアルバイトなどを行うタイプの副業です。

いわゆるW(ダブル)ワーク。

正社員として働いてもらえる給与では生活が苦しい…といった場合にWワークをするという人が多いです。

アルバイト部分の収入は正社員の給与には遠く及ばないことがほとんどなので、「複業」というよりはこの場合ではまだ普通に「副業」といった方がしっくりくるかもしれません。

収入面では本業との差が大きくても、正社員の仕事よりも楽しく仲間もいてやりがいがある、といった状態で長く働く人もいます。

② 会社員+フリーランスまたは店舗などで起業

会社員をしながらフリーランス、あるいはお店を開いて複業する方法もあります。

たとえばコンサルタントや心理カウンセラー、週末カフェや雑貨店など。

ブログやFacebookなど手軽な情報発信で集客を行うこともできるため、以前と比べるとこうした形での開業のハードルは下がっています。

③ 会社員+在宅ワーク

利用者が増加の一途をたどっている「クラウドソーシング」を活用し、ライターやデザイナー、プログラマーなどの分野で在宅ワークを行うことも可能です。

専門性の高い仕事を受注してクオリティの高い仕事をこなすなど、取り組み方しだいでは十分な収入を見込むことができます。

④ 本業+投資家

会社員あるいは個人事業主として収入を得ながら、不動産投資や株式投資、FX・仮想通貨などのデイトレーダーとしても稼いでいる人もいます。

投資はレバレッジが効くため、給与や事業収入以上の利益を稼ぎ出す人も少なくありません。

⑤ 複数の会社に所属する

中には複数の会社に所属して複業する人もいます。

複数の会社に所属する例としては、他社からヘッドハンティングされたとき、今までの会社に所属しつつ他社にも所属する、という方法があります。

ヘッドハンティングされる側の会社としては、優秀な社員の引き抜きは阻止したいところですが、ヘッドハンティングする会社としては、どんな条件であっても優秀な社員が欲しくてたまりません。

両方の会社の要望を実現する方法として「複業」があります。働く側としては、両方の会社のいい面を享受できます。副業解禁の会社が増えるに連れて、今後はこのようなケースも増えていくことでしょう。

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⑥ 複数起業する


会社員として複業するのではなく、フリーランス、個人事業主として複数起業して「複業」する方法もあります。

例えば、カフェを経営しながらアプリ開発の仕事をする、農業をしながら学習塾もする。

ネットを駆使して復業するなら、クラウドソーシングをしながらネットショップを運営する、という方法もあるでしょう。

定期的な収入を得ることだけに限らなければ、アフィリエイトを行いながら、仮想通貨トレードを行う、という方法も考えられます。

また、不動産投資で安定した家賃収入を得ながら、普段は営業代行で収入を得る、というような形も複数の起業として考えられます。

※ どちらも「本業」のような状態こそ「複業」

「複業」に関するさまざまな例を見てきました。

複業を始めたばかりのときは単なる「副業」であることが多いですが、経験を積んだりスキルアップしたり、また時流にうまくのって本業並み、あるいはそれ以上に収入が得られ、副業が本業のようになってしまう場合があります。

副業で始めた仕事が本業のようになり、複数の本業を持っているような状態こそ「複業」と言えるでしょう。

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複業のメリットは?

5. トータルの収入が増加する

複業を行い複数の収入源を持つことで、トータルの収入が増加します。

「副業」レベルではあくまでも補助的な収入であることが多いですが(もちろん本業を超える収入がある人もいます)、「複業」を意識していずれの仕事からも十分な収入を確保することで、ダブルインカム状態で稼ぐこともできます。

6. 収入が一度にゼロにはならない

複業の良い点は、一度に収入が全くゼロにはならないことです。

通常は、サラリーマンとして一つの仕事のみを行っていますから、サラリーマンを辞めるとその時点で収入がゼロになってしまいます。

その点、複業を行っていれば、何らかの事情で一つの仕事ができなくなったとしても、ほかの仕事から収入が得られているので、生活を維持しやすくなります。

収入が全くゼロになれば一気に困窮してしまいますが、いくつかの仕事のうちの一つから多少なりとも収入があれば、その後の対策は打ちやすくなります。

7. 刺激を受けながら仕事ができる

一種類だけの仕事を行っていると、作業は毎日ほぼ同じような内容で、しかも同じ顔ぶれの人たちと仕事をすることになるのでマンネリ化しやすくなります。

複業でそれぞれの仕事内容が異なるものであれば、仕事をするたびに頭の中が切り替わり、また職場の顔ぶれも変わるので常に新鮮な感覚が得やすいです。

1つの仕事ではなかなか得られないようなスキルを身に着けたりもしやすいでしょう。

複業のデメリットは?

8. 収入の合計が、正社員より少なくなることも

複業は、複数の仕事を行うことから収入が増えるケースが多いのですが、意に反して収入の合計が少なくなってしまうこともあります。

わかりやすい例として、フリーランスとしての仕事を複数行っている場合があります。

クラフト制作を行いながら、カウンセリングの仕事も行っているというような場合、いずれもスキルが低ければ、十分な収入は見込めません。

会社員として副業をする場合でも、会社勤めだけを懸命にやった方が昇給・昇格して結果的には高い年収を得られるということもありえます。

複業をするなら、どの仕事をすると、どれくらいの収入が得られるか、ということを事前に計算して、収入の減少を防ぎましょう。

9. 仕事が中途半端になりかねない


複数の仕事を掛け持ちしていると、一つの仕事で多忙になってしまい、もう一方の仕事がおろそかになってしまうこともあり得ます。

中途半端な仕事は、信頼を失う原因になります。

複数の仕事を行うなら、仕事の納期を考え、納期に基づいて仕事のスケジュールを立て、計画的に仕事を進めて品質を維持していくことが大切です。

10. 時間が足りない、休めない

一種類の仕事を行っていても「時間が足りない」と感じることは良くあることですから、複数の仕事を行うと、より一層時間が足りないと感じることでしょう。

多忙でイライラしたり焦ったり……休日はまったくなくなってしまうかもしれません。

そうなる前に、無理だと思える作業は引き受けないことも重要となります。可能であればまわりの人たちに仕事を振ると良いでしょう。

ダブルワークはきつい!副業・バイト掛け持ち7つの注意点

自分の能力を十分に考慮した上で、仕事を進めていくことがポイントです。


複業を始めるには?

11. まずは、副業から始める

複業という生き方を始めるなら、まずは「副業」を始めてみましょう。

どちらも「本業」のような状態である「複業」にいきなりしようとするのは大変です。”二兎を追う者は一兎をも得ず”のことわざもあります。まず一兎を得てから二兎目を狙いましょう。

本業である程度しっかり稼げている状態で補助的な収入を得る「副業」を始めるなら、取り組みやすいことでしょう。

手近なところでオークションサイトへの出品や、クラウドソーシングでのWebライティングがあります(当サイトの記事の一部はこうした複業ライターが執筆しています)。

投資する資金があれば、FXや不動産投資を行う方法もあります。

もの作りが好きならハンドメイドで販売につなげてみるのも良いでしょう。

わずかな額であっても副業で収入が得られると自信がつきます。収入が得られたら、「もっと稼ぐにはどうしたら良いか?」ということを考えながら行うことで「複業」へと近づいていくことでしょう。

12. 趣味で複業を目指す

好きな趣味や得意な趣味で複業を目指す方法もあります。この場合も、「副業」から取り組んでみると良いでしょう。

ハンドメイド一つとっても、かわいいアクセサリー作りや日曜大工的な手作り本棚の製作までさまざま。

好きで取り組んでいると、時間を忘れて取り組める上に、こだわりながら作っているので、質のアップも期待できます。

ただし、趣味で収入アップを目指すなら、「どんな商品やサービスにニーズがあるか?」ということにも気を配ると良いでしょう。

まわりの人たちが「欲しい!」と思えるものを作ったり、サービスを考えることで、単なる趣味にとどまらず、仕事へとつながります。

13. 週末を利用してやりたい仕事に取り組む

まずは週末など休日を利用して取り組みましょう。

これまで会社勤めだったら、休日はゆっくり休みたい、休むものだと思っているかもしれません。

それはそれで大事なことですが、複業を軌道に乗せるためには休日返上で、まずは初めてみましょう。

どんな仕事を選ぶかはあなたの自由です。あなたが興味のあることなのであれば、「仕事」であっても週末を迎えるのが楽しみ、ということになるかもしれません。

複業の良いところは、自分で好きなことを選んで段取りを考え、自分で作業を進められることです。

場合によっては、週末だけでは時間が足りない、と感じられるようになるかもしれません。

むしろ、そのくらいのレベルになると、作業のスキルもアップしている状態になるので、「副業」から「複業」へと変化していくことでしょう。


複業で注意したいことは?

14. 会社が副業OKか確認しておく

複業するなら「会社が副業OK」かどうか確認しておきましょう。

こっそりやっていると後ろめたい気持ちになり、本業がおろそかになってしまうこともあります。

また、バレないと思って副業を行っていても、アルバイト中に知り合いと会ってしまうことも考えられます。

ネットを使って副業すればバレにくいと思っても、収入が増えて、年末調整のときに普通徴収にしていなくてうっかりバレることがあるほか、会社で何気なく雑談していたら副業の話をしてしまってバレてしまった、ということもあり得ます。

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15. 複業を始めるとき、まわりから反対されることも

複業を始めようとすると、家族や友人から反対されることもあるでしょう。

一つの仕事を行うだけでも大変なのに、二つも仕事ができるわけがない」と言われたり、「今の仕事だけで十分生活できるのに、なぜ、わざわざ二つも仕事するの?」と言われたりすることもあるでしょう。

まわりの反対を説得するためには、なぜ複数の仕事を行わなければならないか、また、複数の仕事を行う場合、どのようにして仕事を進めていくか、また、収入はどのようにして得ていくか、ということを十分に説明しましょう。

複業の計画をまわりの人たちに分かりやすく示すことが大切です。

まずは、自分自身のなかで、複業を行うための計画をしっかりと立ててみましょう。

例えば、「会社からの収入が伸び悩んでいるから、不要なものをオークションで販売して収入を得ようと思っているんだ。売るコツが分かったら、『せどり』もやって、月に10万円の収入を目指すよ」などと説明すると良いでしょう。

複業でしっかりと稼ぐ、という強い気持ちを持って取り組むと、熱意が伝わりやすくなります。

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16. スケジュール管理を万全にできるか

複業を行う上で大切なのが「スケジュール管理」です。二つ、もしくはそれ以上の仕事を掛け持ちしているのですから、スケジュールが重ならないようにスケジュール管理をしっかりと行わなければなりません。

「いっぱい稼ぎたいから」という理由で、たくさん仕事を請け負ってしまうと、スケジュール調整がうまくいかず、せっかく引き受けた仕事で顧客に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

自分の能力も考えながら、スケジュール調整を行うようにしましょう。

17. 複数の仕事の全てに責任を持つ

仕事を行う上で大切なことは、「仕事の全てに責任を持つ」ということです。

それが、たとえ「複業」または、「副業」であったとしても、仕事に責任を持たなければならないことに変わりはありません。

仕事の基本は、「質の高い仕事をする。納期は必ず守る」ということです。

これができなければ信用を失うことになり、次の仕事を請け負うことができなくなってしまいます。

一つの仕事の責任を負うことも大切なことですが、複数の仕事に責任を負うことはさらに大変なことです。

複業をするなら、仕事の責任についても考えることが大切だといえます。

自分の能力を考えた上で、複業に取り組むことが大切

仕事とは、一つの会社に所属して行うもの」と以前では考えられていましたが、もはや一つの会社にしがみついて仕事を行う時代ではなくなってきました。

終身雇用は崩壊し、将来的な計画、収入の安定など自分自身の未来は自分で責任を取らなければいけないようになってきたのです。

それに伴い、自らの働き方、人生設計を見直す人たちが増えています。

その走りが「副業」と言えるでしょう。

さらに今後は、本業と副業の境目がなくなる「複業」という形も増えていくことでしょう。

複業は、いわゆる「二足のわらじ」。そこには中途半端にしか仕事をしないというイメージもまだつきまといます。

そのイメージをなくするためには、自分の能力を考えながら複業を行うことが大切です。

仕事を行うなら、自分の能力の範囲内で仕事を請け負い、複数の仕事に対しても責任を持って業務に当たる、という心構えが大切だといえるでしょう。

 
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