有給休暇の理由28|スムーズな有休取得のための事前の届出記入例

会社を休む口実は? 休みたい

会社を休む口実には、風邪を引いた、身内に不幸があった、恋人とデート、人間ドックを受ける、旅行に出掛ける、などさまざまなものがあります。

有給休暇を事前に申請する場合にしろ、当日の朝に急病などで休む連絡をする場合にしろ、すべて本当のことで、それを正々堂々と上司へ申告できれば問題ありませんが、ときには真実を告げたくない(言えない)場合もあります。

「ウソも方便」という諺もありますが、ウソが致命傷になることもあります。

会社を休む口実として、ウソを言ってもいい場合と、絶対に許されないときを明確に識別することが重要です。

どういった理由で有休を申請すれば問題なく休めるのか?

そもそも会社を休む制度ってどうなっているのかをつかんだ上で、しっかりとした理由を事前に申請すれば、スムーズに有給で休める可能性が高まります。

会社を休むうまい口実の具体例、ダメな伝え方の例をあわせて紹介します。


有給休暇(事前申請)の場合

1.有休とはそもそも何?

会社は、雇入れの日から6か月間継続的に勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対し最低10日の年次有給休暇を与えなければなりません(労働基準法第39条第1項)。

また年次有給休暇を取得した労働者に対して、会社が賃金を減額したり精皆勤手当・賞与額の算定に際し年次有給休暇取得日を欠勤とみなしたりするなどの不利益処分を行うことも禁止されています(労働基準法附則第136条)。

つまり有給休暇は労働者に与えられた権利であり、本来は上司に理由を告げることもなく堂々と取得すれば良いのです。

ただし裁判の判例では、有給休暇取得に対する会社の時季変更権(有給休暇の取得を拒否できないが時季の変更は命令できる権利を会社に認めています。

ということは、仕事が忙しいことがわかっている時期、繁忙期に休暇取得を申し出た場合は、会社から拒否される可能性があります。

実際の職場では、円満、円滑に休暇をとって、良好な人間関係も維持していくために、上司に対して、旅行、家事など大まかな休暇目的を伝えるべきでしょう。

とくに海外旅行など休暇中の連絡が困難になる場合は明確に伝えておく方が無難です。

2.休暇取得の口実

有給休暇の取得は労働者の権利ですが、実際に有休をとるのに何の気兼ねもいらない職場は極めて珍しいのが現実です。

年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなどの長期休暇時を除くと、自由には休みにくい…という職場が一般的ではないでしょうか。

職場に休暇を取りにくい空気が漂っている場合は、人間ドック(任意の健康診断)、印鑑証明や住民票の取得などの公的手続き、マンションの設備点検など、誰もが文句を言いにくい理由を挙げるのが無難です。

そして実際には1、2時間で用事が済む場合でも1日ゆっくり休めば良いのです。

後ほど具体例について紹介します。

3.ウソが発覚した場合のリスク

原則として有給休暇は理由の如何に拘わらず取得できます。

したがって法令・就業規則上はウソの理由で休暇を取得しても問題ありません。

ただし、「母親を病院へ連れていく。」といって休んだ人がディズニーランドで楽しく遊んでいたことが発覚すれば、上司や同僚の印象が悪くなります。

こういうことがバレてしまうと、人事考課や職場の人間関係に悪影響を及ぼすことは確実です。

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有休(事前)申請の具体例

◎自分の用事

1.私用のため

本来はこれで法律上は問題ありません。

私用のため」あるいは「私事都合」と届出書に記入します。

でも上司から「もっと詳しく書くように!」と言われたら、以下の無難なもので届け出しましょう。

2.有休消化のため

職場によっては(公務員や大企業など)、無理やり有休をとらされることもあります。

これも「ちゃんとした理由として書け!」と言われる可能性はあります。

3.リフレッシュのため

理由を言いたくない、明確な理由が特にない、複数の用事がある、といった場合はこれで済ましてしまうといいかもしれません。

家でゴロゴロしていてもいいし、用事を片付けてもいいし、ちょっとレジャーに出掛けても、すべて「リフレッシュできました!」で報告すれば大丈夫です。

4.人間ドッグを受ける、入院・通院のため

会社勤めの人は身体が資本!

健康であってこそいい仕事ができるというもの。堂々と申請していい理由です。

実際に体調が悪く業務に支障がでているようだったら、上司も許可せざるをえないでしょう。

◎役所などの手続き

5.会社指定の資格の受験のため

これはなかなか文句のつけようのない理由です。

さらに職場によっては業務に必要な資格であれば出勤扱いになるかもしれません。

6.銀行・役所などの手続き

住宅ローンの申請や役所に書類を届け出にいくなど、平日昼間でないとダメな用事に使えます。

最近は土日にローンの相談ができる金融機関もありますが、あまり細かいことは突っ込まれないでしょう。

7.運転免許証の更新

違反の点数によっては講習のビデオを見るために別の日に呼び出されたりすることもあるので、その場合は2回申請できます。あまり嬉しくはないですが…。

紛失などで再発行手続きという口実も可能です。不注意を注意されそうですけど…。

8.パスポートの取得・更新

仕事で海外出張に行く機会の多い人にとっては会社も認めざるをえない理由ですね。

9.クレジットカード再発行の手続き

カードを紛失したりしたら即手続きしないといけません。不注意とはいえ緊急事態です。

ただしたいてい電話ですむと思われるので、会社を休むほどか?というと若干疑問が残ります。

◎家族・人間関係

10.葬儀・告別式

忌引き休暇が適用されない遠い親戚や友人、お世話になった人などの葬式の場合は有休をつかうことになります。

11.法事

四十九日や◯回忌など、法事は結構多いものです。

誰の法事なのかしっかりと伝えないとズル休みを疑われてしまう可能性もあります。

誤解されないように、またギリギリではなく遅くとも1週間くらい前に、もちろん有給届けの期限前にはしっかりと伝えておきましょう。

12.家族・親戚・親友の結婚式

これらはかなり前から予定が立つものなのでしっかり申請しましょう。

結婚式は土日が多いので、平日休みの仕事の人でなければあまり出社を重なる事はないですが、遠くの地方で行われる場合には、平日に前日入りしなくてはいけません。

また、海外の挙式に参加する場合は、平日も含めて数日間の休暇申請が必要です。

13.家族の手術立ち会いや見舞い、介護・障害者がある身内の介助・送迎など

事前に日程が決まっていれば、しっかり申請しておきましょう。

特定の日に休む場合は通常の有給休暇ですが、長期にわたって介護が必要な場合などは、総務部などに相談して介護休暇制度がどうなっているかしっかりと確認してみましょう。

14.妻の出産

最近では、立ち合い出産も一般化してきています。堂々と休暇をとりましょう。

出産前の産院への付き添いなども、休むに値する理由です。少子高齢化対策が叫ばれる時代です。奥さんと子供のためにも休暇を申請してあげてください。

15.子供の運動会・卒業式・参観日など学校行事

“普段あまり家でかまってあげられないから、今回の発表会、卒園式、入学式、卒業式くらいは見に行ってあげたい”

上司や同僚が子を持つ親であれば、そんな親心も理解してもらえるでしょう。

16.PTAの用事

子供が学校へ行っている人はこの用事があります。

普通の会社であれば問題なく通るはず。

17.海外へ出発する家族の見送り、海外在住の家族が帰省する、故郷の両親が上京するなど

親孝行をしようとしている部下や同僚に対して、「仕事とどっちが大切なんだ」と言う人はあまりいないことを祈りたいところです。

恥ずかしさはあまり出さず、この機会にしっかりと親孝行したいという意思を上司や同僚に伝えれば、人間としての評価も上がるかも?

なにか文句を言われるかもしれませんが、大切な家族のために耐えましょう。

自分自身の都合で決めた日程ではないので、ここは通してもらうしかありません。

18.ペットを病院へ連れていく

ペットも家族です!犬や猫を飼ってる上司であればわかってくれるはずです。

しかしペット嫌いの上司だと逆にすごく難しいかもしれません。

◎家の用事

19.家の工事、点検などの立会い

リフォーム、エアコンの取り付け・修理・清掃、家電製品の修理・引取、インターネット回線・ケーブルテレビなどの工事、ガスの法定点検など、立ち合いが必要なものは誰かが家にいる必要があるのでやむを得ないです。

20.引っ越し

平日の方が安いので、普通に土日休みの勤め先の人は、平日に有休をとりたいですよね。

21.マンションの管理組合の会合、町内会の役務など

これも役割が厳しい場合は、会社の方を休むことに。

22.車検

これは別の日でもいいような感じもしますが、いずれにしろどこかで時間は必要です。

◎旅行・レジャー・セミナーなど

23.旅行・海外旅行

もっとも一般的な理由です。

旅行自体は誰でも経験があり、ほとんどの人が一度は二度はそのために会社を休んだことのあるメジャーな休暇の理由です。気後れすることなく休暇を申請しましょう。

あまり頻繁に行くと嫌味を言われるかもしれませんが、しょっちゅう申請して旅行が趣味だと思われるようになればそのうちに諦めてくれるかもしれません。

24.レジャー・祭り・イベントなど

大規模な美術展などは平日の空いてるときにゆっくり回りたいですよね。

また、コンサートや地元神社のお祭りなど、日程がこちらではどうにもできません。

具体的に「○○○(アイドル名)のコンサートのため」、とは書きにくいですよね。無難に「レジャーのため」でいいでしょう。

なかには堂々と「コミケ参加のため」と書く人もいます。こうした趣味は普段からそれとなくにおわせておくことも大切です。

25.セミナー・勉強会など

ある意味、これが最も勇気がいる休暇の申請理由かもしれません。

会社の業務に直接関係ある内容であれば、むしろ行って来い!でしょうが、あまり関連がないような分野のセミナーに出席する…とはちょっと言い出しにくいかもしれません。

せっかく自己啓発に努めているというのに、「会社とは別の仕事をしようとしているんじゃないか?副業か独立か?」と変に勘繰られてもこまりますよね。

あまり詳しい内容は言わずにお茶を濁して「異業種交流会に誘われた」とかを言い訳に使うのが無難かもしれません。

◎その他

26.農作業の手伝い

収穫の繁忙期など、農村地帯であれば理解されやすいです。

27.同窓会

ここで旧交を温めて仕事に結びつけるというようなことができればすごく説得力があります。

実家にも用事がある、とか付け加えてみるのもいいでしょう。

28.選挙の手伝い

いろんなしがらみで声がかかることがあります。これもやるとなったら時期は決まってしまいます。

・・・などなど。

「その日程でないと難しい」「自分の大切な人のため」の用事であると、上司の心情に訴えかけやすいです。

もちろん、そもそもどんな理由で休もうが自由ということが法律で定められていますので、普通に理屈が通る理由であればここに挙げた例以外でも大丈夫です。

しかし、時季変更権を行使されないよう、この日あるいはこの時期でないとダメな理由を考えておきましょう

 

・・・次のページでは、当日に有休を申請する場合有休以外の特別休暇の申請について解説します。

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