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うつ病で休職から職場復帰・再就職までの3段階の治療時期

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職場復帰・再就職のために、うつ病治療で大切なこと

うつ病で休職、あるいは退職した………。

うつ病って、治る?

職場復帰・復職や再就職は出来る?

いったいどうしたら良いの? と悩んだり焦る気持ちも大きいことかと思います。

治療を早く終わらせて仕事復帰しなければと思っているかもしれません。しかし、焦ったり、悩んだりすることでかえって治療を遅らせてしまうことがよくあります。

早く治すためには、まず、きちんと休むべきときに休み、回復の状態を見て少しづつ働きはじめるというステップを踏んでいくことが大切です。

うつ病での休職から職場復帰・再就職までの治療過程で、大事なポイントを説明します。

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休職から職場復帰までの3段階の治療時期

うつは心の風邪とも呼ばれますがその治療過程を考えると「心の骨折」と考えた方がしっくりきます。

風邪は寝ていれば数日で治りますが、うつ病はそうは行きません。
その治療過程が似ているのは骨折です。

うつ病の治療

骨折したらまず固定して安静にします。ある程度良くなったら今度はリハビリをしますよね。そして徐々に動かす量を上げて行きますよね。

治りかけで急に運動などの激しいことをしたらどうなるでしょう?きっと骨がずれたりします。

うつも同じで休むべきときに休み、リハビリをするときにはリハビリをするという過程をふみます。

そして、職場復帰の時も、出勤していきなり全力で仕事をしたら再発しかねません。「徐々に動いて行く」「少しずつ仕事をする」ということが大切です。


1.要治療期

2.復職準備期

3.復職期

それぞれの過ごし方を解説します。
 

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1.うつ病 要治療期「心と体のエネルギーを充電する時期」

医師からうつ病と診断されて治療に専念する時期です。

休職、または退職して、しっかり休むことが最優先です。薬物療法と併行しながら何もせずに心と体を休めます。

特に病気になったばかりの頃は心も体も疲れはてており、動くことすら大変なこともあります。場合によっては入院することも検討します。要治療期のポイントを3つご紹介します

1-1 「仕事をしなくては」という罪悪感を捨てる

うつになる人の中にはまじめな方が多いので、仕事を休み始めた時期は仕事をせずに家でじっとしていることに罪悪感を強く感じてしまう人がいます。

罪悪感から家で仕事をしたり、メールをしたりする方もいますが罪悪感を捨て、休むことが大事です。

1-2 「◯◯しなくては」という思いを捨て休む

これまで仕事に邁進してきた方が多く、休養するといってもどうして良いかわからず戸惑ってしまう方もいます。

休養のポイントは「◯◯しなくては」という思いを捨て、自分のしたいようにすることです。

睡眠

起きるのがつらければ、1日中ゴロゴロしていても怠惰な生活に後ろめたさを感じる必要はありません。

反対に動きたいと思ったら少し散歩に出ると良いでしょう。この時、「健康的な生活をしなければ!」と思って無理な運動など禁物です。

判断も鈍っているので会社を辞めるなど、大きな決断は避けた方がよいです。

1-3 要治療期後半には身の回りのことなど出来る範囲で行う

後半には、少しずつ身の回りのことが出来るようになってきますので「読書をする」「身の回りの家事を少しずつ行う」「体を少し動かしてみる」など少しずつ動かして行きます。

この時期焦って職場復帰を考えて、復帰してしまうと十分なエネルギーが戻っていないので再発しやすいものです。

焦らず少しずつ休養をしながら動きたくなったら動くというように心がける必要があります。

2.うつ病治療 復職準備期「少しづつリハビリにとりかかる」

症状が落ち着き、心に余裕が出てくる時期です。少しずつ職場復帰に向けた準備を始める時期です。とはいえすぐに職場復帰するのは症状が再発しかねません。

徐々にリハビリをしながら職場復帰へむけて準備を整えて行きます。復職準備期のポイントを3つお知らせします。

2-1 生活リズムを整え、規則正しい生活が出来ることを目標にする

リハビリの第一歩は「生活リズムを整えること」です。

休養を第一としたこれまでの生活では、生活リズムが乱れていることが多いものです。

しかし職場復帰して社会に出れば、出勤のための時間通りに起床したり、食事も決められた時間に取るという生活に戻さなくてはなりません。それを辛く感じないよう少しずつ心身をならして行きます。

「生活の記録」などを着けることで、生活のリズムを戻していきます。

2-2 同じ時間に起床し、体を動かす

生活リズムの中でも最も重要なのが睡眠に関わるリズムです。朝7時か8時には起きるというリズムに戻すことが大事です。

その為には日中軽く体を動かすことが大事になります。ウオーキングなどの軽い運動がおすすめですが、最初は散歩程度でかまいません。また日常生活には体を動かすチャンスが結構あります。

散歩

例えば家の掃除をする、ウインドウショッピングをする、エスカレーターを使わずに階段の上り下りをするなどです。注意したいのが、がんばりすぎないことです。少しずつ行うのが良いです。

2-3 電車に乗って移動する

基礎体力が付いてくると電車に乗れるようになってきます。最初は昼間の空いている電車から始め、だんだんとラッシュの電車にのって通勤出来るよう練習してみるというのも良いですね。

2-4 図書館で本を読んでみる

静かな図書館のような、緊張感のある空間に長時間身を置けるか、集中して読書が出来るか練習してみるのも良いです。

2-5 復職プログラム(リワークプログラム)を利用する

復職を目指す人も退職された人も、医療機関や地域職業センターなどの関連施設では「復職プログラム(リワークプログラム)」が実施されています。

これは、職場復帰などのリハビリテーションを行うプログラムです。

パソコンを使った資料作成のトレーニングや運動療法やグループワークなどを行っています。

復職プログラムには心理プログラム(認知行動療法)も含まれていることが多いです。

これは自分の考え方や認知を見直し、病気の再発を予防する療法です。

うつ病などの精神疾患の治療効果の高い心理療法として注目を浴びています。

リワークプログラムは、決まった時間に起床し、通勤し、決まったプログラムを行うのでリハビリには最適です。

また同じ境遇の仲間も出来ますので、一緒になってやっていくことも出来ます。まずは主治医に相談してみるのが良いです。

復職プログラムを行っている団体

●全国の都道府県に設置されている地域障害者職業センターリワーク支援事業

※東京のリワーク支援のプログラム http://www.jeed.or.jp/location/chiiki/tokyo/om5ru80000009ilf-att/om5ru80000009iqq.pdf

●病院やクリニックなどのデイケア
心療内科のある病院やクリニックで復職支援のデイケアを受けることができます。

●リワーク活動している医療機関や施設を検索
うつ病リワーク研究会 http://www.utsu-rework.org

2-6 退職者は「就労以降支援制度」を使い、再就職の準備が出来る

退職した方で再就職を目指す方は「就労移行支援制度」を利用することも出来ます。

就労移行支援とは、障害者総合支援法に定められた障害福祉サービスのひとつで、障害を持っている方が就労に付くことをサポートしてくれる場所(事業所)です。

働くことへの意欲がある障害者に、仕事をする上で必要なスキル等を身につける職業訓練、面接対策などを通して就職活動をサポートしてくれます。

役所やハローワーク、病院等の関連機関と連携しながら、個々の適性に合った就職を目指します。就職後には職場への定着支援もあります。

就労移行支援事業所を利用するには、行政が発行する「受給者証」が必要です。

お住まいの市区町村の窓口(保健福祉部健康福祉課など)で、障害福祉サービスの支給申請の手続きを行います。医師と相談してみてください。

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3.うつ病治療 復職期 「少しづつ仕事を始める」

あせらずじっくり復職復帰に向かう時期です。骨折も治りかけで行きなり全力で動くとまた痛めるのと同じように「徐々に、少しずつペースを上げて行くこと」が必要になります。

3-1 医師、職場、本人の3人の判断が必要

いくら医師が働いても大丈夫と判断しても職場も大丈夫というとは限りません。

医師は詳しい業務内容まで分からないからです。その為にも職場とも良く話し合います。また自分でもどんな働き方なら大丈夫か伝えるとよいでしょう。

3-2 医師、職場、本人の連携が不可欠

職場と話し合い、どのように職場復帰をするか話し合います。

面談で話すことは以下のようなことがあります。

・今の自分に出来ることは何なのか?何から始められるか?

・復職プログラムで行ってきたことなど集中力や仕事を遂行する能力がどの程度戻っているか

・薬の服薬状況など もし車を運転するならそれへの影響など

・・・それらを踏まえ復職のプラン等を考えて行きます。

3-3 試し勤務などで徐々に始める

「午前中3時間」だけの短縮勤務から始めるなど、職場と話し合い勤務の条件を確認しましょう。

3-4 意識的に仕事量をセーブする

仕事に戻っても、しばらくは意識的に仕事量をセーブすることが大事です。

出勤

調子が良い!と初めから飛ばすと後々疲れてしまうこともあります。意識的に仕事量を押さえることが大事です。

3-5 1人で溜め込まず相談する

復職後すぐは、不安や焦り、ストレスになることが多いと思います。大事なことは1人で溜め込まないことです。

主治医や家族、また復職プログラムの仲間などと話すのが良いでしょう。

3-6 体力、気力が戻るまでに数ヶ月はかかる

職場復帰した頃には100%は回復していません。焦る気持ちはあるとは思いますが数ヶ月はかかると思いじっくり取り組んでください。

3-7 日頃から出来るストレスケアを心がける

実社会ではストレスを避けることはできません。そこで心身の疲れを取る為にもリラックス方法を持つと良いでしょう。

半身浴なども良いです。散歩などの軽い運動や睡眠をしっかり取ることも引き続き大切です。

5-8 出来たことに目を向けるようにする

遅れを取り戻そうと焦ってしまいそうになりがちですが、まずは、しっかり回復することが大事です。

人と比べたり、結果だけにとらわれず、出来たことに目を向けることが大事です。

3-9 医師と連携し、予兆を感じたらすぐに相談する

うつ病は再発の可能性がある病気です。主治医などのこまめに報告し、再発の兆候などないか報告しておきましょう。

すぐに疲れたり、頭痛やめまいなど体の不調をはじめ、食欲がない、眠れないなど「いつもと何か違う」と思ったらすぐ相談してください。

うつ病は、あせらずじっくり治療することが第一

いかがだったでしょうか?うつ病の回復に一番大切なことは「あせらずじっくり治療すること」です。

うつ病になる方の性格は「まじめで責任感が強い方」が多いと言われています。

その性格は確かにすばらしいことで、周りからも評価されてきたと思いますが、
それゆえ、「職場や家族に迷惑がかかるのでは?」と思いがんばりすぎてしまいます。

それが再発や治療を遅らせることになります。

復職プログラムなどを受けると、ストレスをなるべく溜め込まない心の使い方などを教えてくれます。

「認知行動療法」と言い、これを「柔らか思考方」と呼んでいる方もいます。

メンタル

今まで「完璧に◯◯しなければいけない!」と思っていたのを、「まぁ完璧にこなすことにこしたことはないけど………まぁいいか」と、少し思えるだけで心に柔軟性が出て、ストレスをためにくい心の使い方が出来るようになります。

認知行動療法については、
ストレスを感じない方法…悩み・問題を感じなくする方法とは

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休職・復職の判断は医師と相談しながら

1) 医師の判断を仰ぐ

本人のうつの状態を見ながら「仕事をしても大丈夫」「休みが必要」と判断するのは医師です。

うつ病にも色々症状があります。症状によって対応も違います。
また、その治療段階によっても「今は休む時期」「今は動く時期」などがあります。

決して自分だけの判断ではなく医師の判断を仰ぎながら、様子を見てください。

2) 職場に定期的に報告しながら、給料や仕事の量を調整して行く

職場には休職時の給与補償など色々な制度があります。

うつ病を発症し、仕事が辛いと感じた際、いきなり退職してしまうのではなく、こうした制度を利用できないか検討してみましょう。

休職・復職する場合は、休職期間中の業務等の引き継ぎなどの確認も必要です。

職場復帰する際は、どの程度の仕事量なら耐えられるか、どのような仕事なら大丈夫か、上司や会社と定期的に連絡し、調整することがとても大切です。

仕事に戻っていきなり全力で飛ばすと再発しかねません。徐々に慣らしていく計画を織り込んでおきましょう。

人生長い目でみたら、うつ病の大変な経験がいずれ何かの力になるときが来る

色々な経験をされた方は色々な方向から考えることが出来、考え方に厚みがある方が多いように感じます。人の気持ちを理解したり、人の心の痛みが分かったり、そんな方は人として魅力的です。

また、ともに治療していく一生かけがえのない仲間が出来るかもしれません。

今は苦しいかもしれませんが人生長い目で見たらこの経験が何かに生きるということもあるかもしれません。

ゆっくりあせらず徐々に回復して行きましょう。

うつ病からの仕事復帰を支援しれる制度は、
うつ病からの仕事復帰は? 復職支援プログラムと再就職支援

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適切なうつの治療ができますように。

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