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【過労死の原因】若者は自殺、ベテラン層は脳・心臓疾患に注意!

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過労死の原因 兆候と予防

過労死は誰にでも起こりえます。

自分や夫、家族の『過労死』を未然に防ぐには、まず過労死の兆候と原因を知ること。

とくに若年層は自殺、ベテラン層は脳・心臓疾患による過労死の予防を心がけることが大切です。

特に過労死の兆候の中で自分にあてはまるものがあったら要注意。以下に見ていきましょう。


過労死の類型

過労死の一般的な類型は、脳と心臓疾患死です。

厚生労働省は、労災保険の適用に関する具体的な判定基準を公表しています。

過労死の類型

発症の有力な原因が仕事によるもので、過重負荷により著しく病変が悪化して死亡した場合、過労死と認定される可能性が高いといえます。

詳しくは『脳・心臓疾患の労災認定 -「過労死」と労災保険-』を参照してください。

http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/040325-11.html

それ以外の事故自殺の場合でも、過労死として認定されることもあります。

万が一家族が過労で倒れた場合は、泣き寝入りせずに会社の人事部、労働基準監督署、労働法を専門とする弁護士などに相談しましょう。

1.脳疾患

脳疾患(脳血管疾患)としては、脳内出血くも膜下出血脳梗塞高血圧性脳症が挙げられます。

2.心臓疾患

心臓疾患(虚血性心疾患など)には、心筋梗塞狭心症心停止(心臓性突然死を含む)解離性大動脈瘤があります。

3.事故

自動車の居眠り運転事故失神によるホーム転落事故なども過労死と認定されることがあります。

事故原因が突発的な脳・心臓疾患の発症というケースも考えられます。

過労死-交通事故

4.自殺

自殺の要因もさまざまですが、明らかに過重勤務状態にあり心身の不調が生じていた場合は、過労死と認定されます。

5.その他

呼吸器系などの疾患でも、アスベスト粉塵による肺気腫など労災保険が適用されることはありますが、過労死の原因として認められるケースは少ないと思われます。

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過労死の類型別の特徴

少し古い統計ですが、厚生労働省の平成25年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」には、以下の類型別に過労死統計が記載されています。

過労死の類型別の特徴

1.脳・心臓疾患

平成25年度の過労死による労災補償(支給決定)件数は133件でした。

平成21年度の106件から年度ごとに少しずつ増加しています。

  • 労災補償全体の業種別動向
    1位:道路貨物運送業(94件)、2位:総合建設業(13件)、2位:その他事業サービス業(13件)
  • 職種別
    1位:自動車運転従事者(93件)、2位:営業職業従事者(21件)、3位:商品販売従事者(13件)
  • 年齢別
    1位:50~59歳(219件)、2位:40~49歳(182件)、3位:60歳以上(179件)

全体としては、営業職も含め中高年ドライバーの発症(過労死)が多いことがうかがわれます。

2.自殺

平成25年度の過労死(自殺未遂を含む)による、労災補償(支給決定)件数は63件でした。

平成24年度の93件を除けば、過去5年度と比べ大きな変動はありません。

自殺を含む精神障害の労災補償全体の業種別動向をみると、1位:社会保険・社会福祉・介護事業(32件)、2位:道路貨物運送業(24件)、3位:医療業(22件)でした。

同じく職種別では、1位:一般事務従事者(50件)、2位:商品販売従事者(26件)、2位:自動車運転従事者(26件)です。

年齢別では、1位:30~39歳(161件)、2位:40~49歳(106件)、3位:20~29歳(75件)です。

全体として、脳・心臓疾患と比べ若年層の割合が高い傾向がうかがわれます。

福祉・介護・医療業や事務・販売職が多いことからも、若手・中堅層の精神的な負担が増していることが分かります。

過労死の原因

過労死の直接的な原因は過重勤務ですが、それによる睡眠不足や運動不足などが脳・心臓疾患の発症などにつながります。

こうした間接原因がまったく当てはまらない人はほとんどいないかもしれませんが、1つでも該当項目を減らしたり、程度を軽くしたりすることが大切です。

1.睡眠不足

いうまでもありませんが、睡眠不足は疲労回復の妨げとなります。

疲労の蓄積は心拍数の増加や血流の悪化、思考力の低下などにつながります。

過労死の原因-睡眠不足

2.運動不足

運動不足になれば、基礎的な疾病リスクが高まります。

過労により脳や心臓に及ぼすストレスが増加しても、ベースとなる健康状態が良好であれば過労死の可能性を低減できます。

3.過度な運動

疲労が蓄積している状態で無理に運動すると、かえって死亡リスクが高まります。

徹夜明けのジョギングなどは控えるべきです。

4.過食

過食はコレステロール値の上昇原因となり、血流の悪化を招きます。

うつ病などの精神疾患との関連も強いため注意が必要です。

5.小食

過度なダイエットなどにより、極端に食事量が減れば体力が低下して、心臓疾患などのリスクが高まります。

また、拒食は精神疾患が原因なので適切な治療が不可欠です。

6.喫煙

喫煙は、動脈硬化や不整脈のリスクを高めるといわれています。

愛煙家は1日の喫煙本数をコントロールして、疾患リスクを抑えることが重要です。

7.飲酒

飲酒も喫煙と同様に、脳・心臓疾患リスクの増加要因になる可能性があります。

またアルコール中毒は精神疾患なので、浴びるほど飲む人は専門医の診察を受ける方が良いでしょう。

8.精神的ストレス

ストレスは心拍数の増加原因です。

常に強いストレスが加わっていれば、心臓疾患リスクも高まります

また、ストレス解消のために過度な食事・喫煙・飲酒・運動に走る恐れもあります。


過労死の兆候

過労死で亡くなる人には、末期ガン患者のように余命3カ月などの診断が下されている訳ではありません。

このため、何の予兆もなく突然亡くなるケースもありますが、一般的には心身の不調による何らかのサインが出ています。

過労死の兆候 頭痛

1.慢性疲労

睡眠不足などにより、疲労が抜けない状態が続いていれば明らかに問題です。

血圧、心拍数が平常時より上昇しているはずなので早く休息をとる必要があります。

2.倦怠感

肉体的な疲労感はあまり強くないものの、何となくだるいやる気が起きないといった倦怠感がある場合は、うつ病などの精神疾患の兆候かもしれません。

過労死の兆候 倦怠感

3.動悸・息切れ

動悸や息切れが頻繁に起きる場合は、不整脈(心房頻拍、心室細動など)を発症している可能性があります。

4.頭痛

慢性的な片頭痛に悩まされている人を除き、頻繁または長時間の頭痛が生じたときは、脳疾患を疑うべきです。

急な激痛に襲われた場合はすぐに救急車を呼びましょう。

5.そう・うつ傾向

以前よりも気分の高揚や落ち込みのフレが大きくなったときは、うつ病などの初期症状が現れているのかもしれません。


過労死の予防策

過労死を完全に予防できませんが、可能な限り心身の健康を保つことが大切です。

1つでも継続的に取り組める予防策を増やすことが重要です。

1.睡眠時間の確保

一番大事なことは疲労回復です。

家でまとまった睡眠時間を確保することが難しい人は、通勤電車の中や昼休みなどに仮眠をとることが大切です。

建設業など昼食後の仮眠を積極的に奨励する業種もあるので、疲れているときは堂々と昼寝をとりましょう。

2.適度な運動

過労死の予防 軽度の運動

ラジオ体操など軽度の運動も、心身のリフレッシュに役立ちます。

建設現場だけでなくオフィスでも体操音楽を流している企業は少なくありません。

毎日15:00に少し遠くのコンビニまでコーヒーを買いに行くといった方法もおすすめです。

3.バランスのとれた食事

質量ともにバランスのとれた食事も重要です。

高血圧・高コレステロールなどの予防につながるだけでなく、精神的な落ち着きを保つ上でも質の高い食事は有効です。

4.気分転換

自分なりの気分転換方法を見つけることも大切です。

疲れたときには外の空気を吸う顔を洗うなど、仕事を中断して煮詰まった気持ちを解きほぐすことも必要です。

過労死の予防 気分転換

5.仕事を辞められる環境整備

過労死する人はほぼ100%精神的に追い詰められ、目先の仕事以外のことが考えられなくなっています。

心の余裕を保つ上で最も効果的なことは、仕事を辞められる環境の整備です。

当面の生活に困らないだけの貯蓄、転職しやすいスキル・ノウハウの習得などが大切です。

過労死から逃れるために

過労死から逃れる

過労死の根本的な責任は、過重勤務を強いる企業にありますが、そうした負担を個人の工夫や努力で軽減できます。

会社のいいなりになって心身をすり減らし、結果として死んでしまえば元も子もありません。

どのくらいで過労死の可能性が高くなるのかについての記事も参考にしてみてください。

 

目先の仕事にのめり込み過ぎないように働く工夫をすることが、自らの命を守る上で大切です。

あなたが過労死の危険を事前に察知して、適度に楽しく働けますように。

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