派遣先に明日から行きたくない!契約期間が残っていても行かないための考え方と手順

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派遣契約が残っているのに、どうしても今すぐ仕事を辞めたい、できれば明日から仕事に行きたくない。

そんな悩みを抱えてはいませんか?

契約期間がまだ残っている場合はどうしたら良いのか、契約満了せずに仕事を辞めた場合、どんなリスクがあるのか……。

派遣の仕組みの裏側が見えないからこそ不安になってしまうことも多いはずです。

私は以前、派遣会社で営業をしていたので「明日から派遣先に行きたくない!」と悩む人の声をたくさん聞いてきました。

そして、その問題に対応をしてきた過去があります。実は「辞めたい」「明日から行きたくない」という相談は案外多いのです。

派遣先の職場に明日から行かないということは、果たしてできるのでしょうか。

また、どんな手順を踏んだら可能なのでしょうか。


1.職場に明日から行かなくていい?

派遣の雇用契約を満了せず、明日から派遣先に行きたくない。

そう思った場合、行かないという選択はありなのでしょうか?

きっと悩まれるところだと思います。

まず、派遣契約の仕組みを知り、どう行動すればいいのか考えていきましょう。

① 派遣契約の仕組み

そもそも派遣契約の仕組みがどうなっているかと言うと、派遣スタッフは派遣会社と期間を区切った雇用契約を結んでいます。

期間を区切った雇用契約の場合、書面で締結をしている期間は雇用契約をまっとうしますということを、派遣スタッフ、派遣会社ともに約束をしていることになります。

そのため、明日から派遣先に行かないことを選択した場合、派遣会社との雇用契約を途中で破棄することになるわけです。

そして、あなたが急に派遣先に行かなくなることで、派遣会社と派遣先企業が締結をしている労働者派遣契約の契約にも傷が付きます。

要は、あなたを派遣することで派遣会社は派遣先企業から依頼された業務内容をまっとうしているので、急に行かなくなることで、その業務に穴を開けてしまうわけです。

事前に相談をしていれば、派遣会社は代替の派遣スタッフを手配するなど、派遣先企業との契約を履行するための別の手段が取れます。

しかし、その猶予もない状況を作ってしまうと、あなたと派遣会社の間の信頼関係が壊れるだけでなく、派遣会社と派遣先企業の信頼関係も壊す原因を作ることになりかねません。

②雇用契約を途中解除するケースは珍しくない

とはいえ、実際は派遣の雇用契約を途中解除するというケースは決して珍しいことではありません。

様々な事情で途中解除をしている事例があります。

  • 旦那さんの転勤が急に決まって就業が継続できなくなった
  • 妊娠してつわりが酷くて仕事を続けることが難しい

……といった、致し方ないような理由。

  • 業務でペアを組んでいる社員の方の対応や言動がどうしても耐えられなくて途中で辞めたい
  • 未経験OKと言われて就業開始したが、実際に業務をしてみたらとても付いていけそうなレベルではなかったので早々に辞めたい

……という理由の場合もあります。

中には

私は電話応対の仕事をしたくない

通勤時間が思った以上に長くて辞めたい

……と、一方的な理由のケースもあります。

明日から行きたくないという急なものは多くの場合、何か心的ストレスを感じ、それが強くなってしまって契約期間が満了する前に辞めたいというものです。

③ 派遣会社に相談しよう

どうしても明日の出社が難しいと思った場合は、まずは派遣会社の営業に相談をするようにしましょう。

あなたと雇用契約を結んでいるのは派遣会社だからです。

派遣先に来てもらって就業中に相談するのもOKですが、込み入った話しで話が長くなりそう、職場だと話がしにくいという場合は、電話をして就業後に派遣会社の事務所に行って直接相談をするという方法もあります。

まずは相談をする時間を確保すること。それだけでも、気持ちが落ち着くこともあるでしょう。

④ 急に行かないというのは最終的な選択肢に

そして、明日から行きたくない!と思っても、その最終決断をする前に一息つくことをオススメします。どうしても明日行けそうにないと思ったのであれば、体調不良と言って休暇を取ってみても良いでしょう。

いきなり派遣先に行かなくなった場合、それっきりで終わるかと言うと、必ず派遣会社から確認の連絡が入ります。連絡が取れない場合は、自宅まで来て状況確認をするのが一般的です。

派遣会社も雇用している方の状況を把握する義務がありますし、派遣先の企業への説明責任もあるからです。

こうなってしまうと、派遣会社との信頼関係にも傷が付き、次の仕事紹介をしてもらうのが極めて難しくなります。

一旦落ち着くことで、冷静に派遣会社と相談をしながら、雇用契約の途中解除の話ができるのであれば、できるだけそのように動くことが懸命です。

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2.明日から派遣先に行かない選択をした場合のリスク

「もう明日から派遣先には行かない」と決断して本当に行かなかった場合、当然ながら大きなリスクがあります。

① 仕事を紹介してもらえなくなる

一つ目は今お世話になっている派遣会社から仕事紹介をされなくなるリスク。

相談をして、双方話し合いの結果の途中解除であれば良いのですが、そうでない場合、何の相談もなくトラブルを起こした派遣スタッフとして認識されます。

この情報は多く場合、その派遣会社全体で共有されるようになりますので、何度求人にエントリーをしても紹介を受けられないということが発生する可能性が高いです。

② 収入が途絶える

相談もなく自己都合で雇用契約を解除していますので、派遣先に行かなくなった日から収入が途絶えます。

もし失業手当ての申請をしたとしても離職してから3カ月は経過しないと支給されませんので、次の仕事が見つかるまでは無給の状態が続くわけです。

十分に貯金があれば別ですがそうでない場合は、生活費をどうするか?考える必要があります。

③ 職務経歴に傷が付く

契約途中で辞めた場合でも、職務経歴としてはカウントされるようになります。

もちろん、その経歴を履歴書に書くかどうかは本人次第ですが、職務経歴に書いた場合には、こんなに短い期間で辞めているのかと質問される原因になります。

仮に職務経歴に書かなかった場合はブランクがあるとその期間何をしていたのか質問されます。

1社ごとの勤務期間が長い人、間を開けずに就業をしている人に比べると、職務経歴が見劣ってしまうというリスクも起こりえます。

3.それでも明日から行かないと決めたら?

リスクもわかった上で、それでもどうしても明日から派遣先に行きたくない!と思うこともあるでしょう。

その場合の対処法についてもお知らせしておきたいと思います。

① 必ず派遣会社に事前に報告を入れる

必ず事前に派遣会社に報告を入れましょう。

ポイントは「事前に」報告を入れるということです。派遣会社も派遣先企業への説明責任がありますし、場合によっては代理の派遣スタッフを探す必要も出てきます。

その時間の猶予をしっかりと考えてあげるということが大事です。

明日から行きたくないと思った日に電話連絡を入れて、担当営業に事情を話す、場合によっては事務所に行って相談と今後の対応を話し合って決めるというのが理想的です。

② 誠心誠意謝罪をする

どういう事情や背景があるにしても、約束していた雇用契約期間を守れなかったという事実があるので、誠意を持って派遣会社に謝罪しましょう。

私は悪くありませんという態度では、ますます次からの仕事紹介は難しくなるでしょう。

③ 会社から借りているものを全て返却する

急に派遣先に行かなくなった場合でも、貸与物を全て返却する必要があります。

自ら出社して返却するのが難しい場合は、派遣会社の営業に預けるようにすれば、代理で返却してくれますので、くれぐれも返さないまま音信不通になることはないように心がけましょう。

④ 他の派遣会社にも登録をして仕事を探す

あなたの事情を理解して、今の派遣会社が次も仕事紹介をしてくれればいいのですが、場合によってはそれが難しくなってしまう可能性もあります。

その可能性も考慮して、他の派遣会社にも登録し、次の仕事紹介が受けられやすい環境を作るようにしましょう。


4. 明日から行きたくない!と思う人のパターン

今すぐにでも仕事を辞めたい!そう思う人はあなただけではありません。

必ず派遣先で何か嫌な思いを経験しているのです。

多くの場合は次のようなことが理由になっています。

① 説明もなく、即戦力扱いされる

派遣=即戦力とは言え、やっぱり業務の説明がないと十分なパフォーマンスは発揮できません。

それにも関わらず、ほとんど説明もなく「できるでしょ!?」と言わんばかりに派遣スタッフを放置する派遣先も少なからずあります。

質問しても答えてもらえない、教えてもいないのに、業務が滞ると不機嫌になったりするような派遣先では、ストレスに感じてしまいますよね。

② 社内で不本意に自分の噂話をされた

「今回の派遣スタッフは〜」と、自分の噂話を社員の人たちがしているのを聞いてしまった。

その時に「覚えが悪い」、「男性社員に色目を使っている」など根も葉もない噂を聞いてしまったら、もう職場に対する不信感は拭えません。

笑顔の裏でどんな噂話をされているのだろうと想像したら、怖くて派遣先に行けなくなってしまうということもよくある話です。

③ 予想以上のスキルが必要だった

自分が想像していたよりも難易度の高い業務や専門知識が求められる職場だったということもありますね。

顔合わせで業務内容の確認をお互いがしているからこそ、「できない」「ついていけない」と言いにくくなってしまい、それが原因でストレスが溜まってしまうということも明日から仕事に行きたくなるパターンの一つです。

④ 原因不明の体調不良が続く

なぜだかよく分からないけれど、今の派遣先に来てから調子が悪い、具合が悪いなど、体調不良が続くということも。

原因が分からないのが辛いところですが、何かを我慢している、抑制していて、体調不良に陥って派遣先に行きたくなくなってしまうという方も実際にいます。

⑤ 単純に職場の雰囲気が合わない

なんとなく雰囲気が合わない、社員の人と反りが合わないなどの理由で行きたくなくなるパターン。

本人のワガママとも取れる場合があるので、せめて契約満了までは就業されることをオススメします。

ただ、働いてみて次回の契約更新は絶対にしないと一旦決めてしまうと、期間を待たずに一刻も早く辞めたいと気持ちが先走って、辞めたいと相談する派遣スタッフの方もいます。


派遣の仕事を明日から行きたくないと思ったら

頭では契約期間は満了しなきゃいけない、途中で仕事を投げ出すことはやってはいけないと分かっていても、どうしても気持ちが付いて来ないということもあるでしょう。

その時に気持ちを無視して仕事を続けてしまうと、メンタルが更に悪化してしまったり、体にも異変が出てしまったりすることもあります。

大事なことは、無理せずに派遣会社に相談をすること。

それでもどうしてもダメな場合は、お伝えしたポイントを踏まえて、思い切って明日から行かないという選択もありでしょう。

一つの会社で上手くいかなくても、それがすべてではありません。無理をせず、居心地が良く働ける場所を見つけていきましょう。

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あなたが円満に派遣先を辞めて、早く再始動できますように。

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