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職務履歴書の書き方 <販売職 アパレル販売・見本>

職務履歴書の書き方 <販売職 アパレル販売・見本>
アパレル・ファッション・服飾雑貨の中でも高級ブランド、専門店スタッフや百貨店ブランドを担当する販売職や、高級感が求められるような商品・サービスでの接客業への正社員としての転職は、バイトの店舗スタッフの求人のようなわけにはいきません。
履歴書はもちろん、しっかりとした職務経歴書を書き上げ、経験やスキルを効果的に自己PRする必要があります。
同じ売り場で同じ商品を売っていても、人によって売り上げがなぜ違うのか不思議なところですが、実際、販売職のスキルは、個人で大きな差があります。
カリスマ店員、売れる販売員さん、接客セールスの達人みたいな人はどこの売り場にもいますよね。
また、ひとことで「販売職」といっても、
●顧客が欲しいものをレジまで持ってきて「これ、下さい。」と言われ、入金手続きと簡単なパッケージングだけの「販売」(どちらかと言えば“作業”?)から、
●顧客のニーズをうまく聞き出し、顧客の満足のいく買物のお手伝いをする、いわゆる「コンサルティングセールス」まで、
職務内容によって求められるスキルレベルはまったく違います。
さて、今回紹介する職種は販売の仕事の中でも後者の「コンサルティングセールス」についてです。
代表的な品目としては、紳士・婦人服・靴などのアパレル、バッグ・アクセサリーなどの服飾雑貨、また海外からのインポートブランド、宝飾品など。
自らのファッション感度が高く、ライフスタイルに合わせ買物の仕方にこだわりを持っている人たちへの販売です。
こうした顧客層では、プライスよりそのこだわりを優先するので、豊かな販売経験とコンサルテーション力のある社員が求められます。
そのため、職務経歴書にもしっかりとした職務経験とスキルの記述が必要です。
職務経歴書の書き方としては、ここでは具体的な文例としては触れませんが、デパートの外商、家電量販店やスポーツ用品の販売店など小売業の販売員、ホテルや外食などの接客業、その他の対面での顧客対応が必要な職種にも応用がきくはずです。
以下に具体的な例文を見ていきましょう。
職務経歴書の書き方<販売職>
コンサルティングセールスが求められる販売の仕事
ここで想定している販売職の仕事であつかう代表的な品目としては、紳士・婦人服・靴などのアパレル、バッグ・アクセサリーなどの服飾雑貨、また海外からのインポートブランド、宝飾品などがあります。
販売の対象となる顧客層は、大学生やヤングキャリア(20代前半)より上の、アダルト(20代後半から30代)、マチュア(40代)、ブランドによってはシニア(50代以上)です。
自らのファッション感度が高く、ライフスタイルに合わせ買物の仕方にこだわりを持っている人たちです。
年齢が高くなるほどその傾向は強く、並べておくだけでは決して売れません。
プライスよりそのこだわりを優先するので、豊かな販売経験とコンサルテーション力のある社員が求められます。
職務経歴書では、まず基本項目として次の項目を外さないようにすることが大切です。具体的な事例で紹介しましょう。
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1.販売職の職務経歴書の書き方<基本項目>記入例
基本的な事項については、書くことが決まっています。次のような順番で正確に記述しましょう。
① 前職会社名
・東京アパレルファッションスタイルグッズ社② 概要・事業内容
全国の有名百貨店への出店と直営専門店を展開。キャリアからアダルト対象の婦人服と雑貨ブランドを扱う。主要ブランドはキャリア向けの婦人服ブランドとして○○、アダルト向けでは○○。ハンドバッグブランドでは○○を展開する。・規模
直営店は、30店舗。年商200億円。従業員数280人。資本金3億円。
③ 勤務期間と配属先
・東京アパレルファッションスタイルグッズ社② 概要・事業内容
全国の有名百貨店への出店と直営専門店を展開。キャリアからアダルト対象の婦人服と雑貨ブランドを扱う。主要ブランドはキャリア向けの婦人服ブランドとして○○、アダルト向けでは○○。ハンドバッグブランドでは○○を展開する。・規模
直営店は、30店舗。年商200億円。従業員数280人。資本金3億円。
③ 勤務期間と配属先
現在の所属:関東本部 大型SC部(以下、配属先と役職名)
・平成○○年〜○○年、東〇百貨店 吉祥寺店
新卒で、新入社員として配属。
・平成○○年〜○○年、ル〇ネ 大宮店(サブチーフ)
配属後、翌年にサブチーフを任される。
その年の社内ショップ間競争で準優勝。
・平成○○年〜○○年、玉〇SC店(ブランドチーフ)
異動と同時にブランドチーフを任され、部下8名もらう(内パート3名)
※玉〇SCから撤退時に、ル〇ネ横浜店勤務を命じられるが通勤上の問題とその他の労働条件が折り合わず退社を決意する。
2.販売職の職務経歴書 実績数字
前職の概略を基本項目で述べた後は、自分の販売員としての実績について書きます。
どのくらいの実力があるのかを採用担当者が判断するための基準のひとつになりますので、具体的な数字で書くようにしましょう。
① 販売力について
勤続期間中の月間平均販売額:3百万円
1日平均接客数:4〜5人(客単価@3万円)
※クリアランス時期やブランドフェアなど、販促のイベント企画があった時は最高4百万円まで達成したことがあります。
※「プラスワン販売」(関連販売)が得意で、顧客1人当たり販売点数は全社で10位内に入っていました。
② 顧客管理について
顧客名簿数:実稼働数(1年以内にリピートのある顧客) 約100名
総登録数300名
※すべて私が3ショップで獲得した顧客総数で、引き継ぎはありません。また、私がショップを変わった時に、お客様の方から指名で利用店を変わっていただいた方も20名いらっしゃいます。
3.販売職の職務経歴書 具体的スキルの例文
いよいよ具体的な職務要約、セールス、コンサルティングや顧客対応・管理能力について説明します。
もちろん、採用選考の材料にしてもらうことが目的ですが、さらにこれを具体的に書くことで内定の話をもらった時、給与交渉や役職(ブランドチーフ級?一般職?)を決める基準にしてもらうことにもつながります。
特に販売職は、未経験でも比較的採用されやすい一方で、将来のブランドチーフや店長候補として採用する場合もあって給与幅が大きいので、自分の“力量”をしっかりPRしておくことが大切です。
<顧客管理スキル>
・1度来店していただいた顧客を再来店につなげるための「お客様カード」(顧客管理用のカード)ご記入いただく言葉掛けを必ず行っている。
・その際、お客様の購入記録はもちろん、お客様との会話から得た趣味・嗜好なども「顧客カルテ」として記録するようにしている。
・「お客様カード」は手すきの時にクリーニングを実行し、シーズンニーズの提案や新商品紹介などに使っている。
・記憶力に自信があり、来店時に固有名詞でお客様を呼べる。
③ セールストークについて
・接客の基本用語はまったく問題ありません。
・アプローチが得意で、売場でお客様を孤立させず、また執拗にまとわりつかずにタイミングよく最初のお声掛けをすることができる。
・セット販売(服プラス雑貨小物)、コーディネート販売(トップスとボトムスの組み合わせなど)が得意で、単品で終わることなく販売できる。
・お客様のニーズ優先の話法を心得ていて、無理に客単価を上げることはない。また、クロージングでは、お客様名簿にご記入いただくためのトークを絶対欠かさない。
・クレーム対応は、サブチーフ時代から後輩になり替わって対応してきたので自信がある。
④ ファッション知識・情報
・当該シーズンの流行色、流行アイテム、コーディネート方法などは情報誌から得ている。定期購読ファッション誌は、○○と△△。最新のファッショントレンド情報には常にアンテナを張っており自信がある。
・素材の基礎知識、生地・繊維の特徴、ディテールの名称などファッションの基本は専門学校時代に習得済である。
⑤ お直し・加工技術
・売場で対応できる簡単なお直しの知識や技術はあり、加工セクションと意思疎通できる。ウエスト周り、パンツ丈、スカート丈などピン打ち含め一通り実戦で修得済みである。
・お直し、加工関係は顧客本位で行ってきたのでほぼクレームはなし。
⑥立ち居振る舞い・基本動作
・笑顔での対応、表情の作り方から丁寧語、敬語などの使い方を実践できる。
・顧客のお迎え、お見送り、礼の仕方、商品提示の時の手の使い方、フィッティングテクニック、現金の授受等の動作基準は心得ている。
・現金以外の、クレジットカード類の受け渡しのチェックポイントは心得ている。また、それら各項目について、サブチーフ時代に新人研修やパート社員指導など指導経験がある。
⑦会話能力や実務能力
・常に時事関連の情報にもアンテナを張っており、顧客と世間話ができる。
・冠婚葬祭知識や各種しきたりを習得しており、進物ニーズにも対応できる。
・PC操作としては、エクセルは前職で顧客管理ソフト、売上集計ソフトで経験済。簡単な売上集計などのサブ資料の作成も可。ワードは、顧客への礼状や社内通達文書で使用。
・一方、ペン習字を習得しているので、顧客へはこれまで手書きの挨拶状や礼状(サンキューレター)を発信。
<主な研修履歴>
前職時代に、社内外で受講した研修は以下の通りです。
・販売職訓練(入社時の基礎コース)
・コンサルティングセールス訓練(外部講師による社内訓練)
・お得意様作りセミナー(○○社主催社外セミナー)
アパレルなど販売職の職務経歴書の書き方まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
コンサルティングセールスと言っても、販売職の基本は、日々の接客の中で地道に顧客にサービスし、対応することです。
これまで実践してきたことの中に、有効だった施策や売り場独自のノウハウなどもあったはずです。
それらを職務経歴書の中にこと細かく書いても問題ありません。
販売拡大のためにどんな施策を実行してきたか、具体的に書いて自分のスキルをアピールしましょう!
アパレル、ファッション業界で働く人に特有の悩みをコンサルタントに相談!
・・・とはいえ、販売の実績数字などを具体的にいくらかを書くのが難しい。
特にこれといったスキルの自信がない…など、職務経歴書を書くのは面倒で、おっくうになってしまう人は多いです。
そんなときは、1,000人以上を受け持ったアパレル業界専門のキャリアコンサルタントによる転職サポートを受けてみるのはいかがですか?
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基本的な職務経歴書の書き方については、
→「職務経歴書の書き方<事務職>の例文・文例・必須の記入項目」
職務経験の浅い人が自己PRする職務経歴書の書き方は?
→「職務経歴書で自己PRする!書くことがない人のための例文集」
営業職の場合の職務経歴書の書き方は、
→「職務経歴書の書き方<営業職>の例文・見本」
あなたが希望の売り場、ブランドでの販売の仕事ができますように。
2019/07/16