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大雪で出勤できない!休む連絡、出社する場合の通勤対策
2020.02.06

大雪で出勤できない!休む連絡、出社する場合の通勤対策
電車が止まった!
でも、大寒波で大雪だからといって、おいそれと仕事を休むわけにはいかない……と考える真面目で責任感の強い人が多いのが日本のサラリーマンやOL。
「雪で出勤できないので休みます!」と、きっぱり言いたいところですが……なかなかそうはいかないというのが実際のところでしょう。
そんな人のために、雪で休む場合の連絡、通勤時の雪対策、雪の日は在宅勤務でなんとかならないの?について調べてみました。
1:雪で仕事を休んだらどうなる?
電車の遅延で、普段は1時間で行けるはずが3時間かかる。あるいは雪かきしないと家から出られない。道路が凍結してる…。
雪の日に通勤するのは、事故の危険も大きく、風邪を引く心配もあります。こんなことならいっそ会社を休んだほうがいいんじゃないか?
そう考える人も多いかもしれませんが、ちょっと待って!
実は雪を理由に仕事を休むと、給料の出ない欠勤扱いになる可能性があるのです。
出勤しなかった時の給与は、以下のように法律で決められています。
a) 会社都合だった場合 ⇒ 会社は休業手当として平均賃金の60%以上を支払わなければなりません。b) 会社都合でなかった場合 ⇒ 会社に支払い義務はありません(もちろん払っても問題ありません)
つまり、出勤による危険を配慮して会社から「雪のため出勤停止、今日は出社しなくていいです」と連絡があれば、手当がちゃんと出るので安心して休めるのですが、
「雪で電車が来ないので休みます」では、給料が支払われない可能性があるのです。
雪の日でも、みんながなかなか来ない電車を、こごえながらじっと待っていたのには、こんな事情があるのです……もちろん日本人特有のマジメさ、仕事に対する責任感のようなものが一番の理由ではないかと思われますが…。
とはいえ、雪などの天候は不可抗力でもあります。
あまりに状況がひどい場合は、その状況をちゃんと説明しましょう。なんといっても天候が理由ですので言い訳にも筋が通っています。場合によっては、会社都合で休業手当が出ることもあるかもしれません。
手当はともかく、「大雪で、なんとか会社にたどりついても、仕事にならなさそうなので今日は休みます。」など、天候の事情自体は上司もわかっていることなので、「明日はその分頑張ります!」とでも言って休むのが懸命ではあります。
あるいは有給休暇を使ってしまうという手もあります。
有休は、本来はこんなことに緊急で使うものではないのですが、会社によっては認めてくれる場合もありますので、できれば事前に上司に確認したり、就業規則をチェックしておきましょう。
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2:雪道の歩き方
雪が降ると、必ずニュースで目にするのが、雪道で転んでいるサラリーマンの映像。
雪国出身の人に言わせると「単に歩き方がなっていない」だけらしいです。
毎日を雪の上を歩く、雪国の人は、みんな雪の上の歩き方をマスターしているというのです。滑らずに雪の上を歩くコツを紹介しましょう。
1)小さな歩幅で歩く
大きい歩幅で歩くと、足を高く上げなければなりません。そうすると、重心移動(体の揺れ)が大きくなり、転倒しやすくなります。
それを避けるには小さな歩幅でチョコチョコ歩くようにしましょう。
2)靴の裏全体を付けて歩く
雪道では重心を前におき、できるだけ足の裏全体を路面につける気持ちで歩きましょう。
表面が氷状の「つるつる路面」では小さな歩幅で、足の裏全体をつけて歩く「すり足」のような歩き方が有効です。
ただし「すり足」といっても、完全に地面を擦りながら歩いているとつまづきの原因にもなるので、軽く足を浮かせて歩きましょう。
3)急がず余裕を持って歩く
いくら歩き方を理解したつもりでも、急いでいる時は忘れがちになります。
雪の日はいつもより時間がかかるのは仕方ないことと考え、余裕をもって急がず、焦らずに歩くことが大事です。
余裕があれば、滑りそうな道を見分けながら歩くことができます。なるべく滑りにくい道を歩くことも、転倒しないためには非常に重要なのです。
また、止まっている状態から歩き出す時や、歩く速度を急に上げるのも、滑る原因になります。注意してください。
3:雪の日に家を出る前に気をつけること
雪の日は電車の遅延や間引き運転などで、いつもより時間がかかります。
「明日は積雪注意!」と、天気予報などで見たり聞いたなら、次の日はいつもよりも早起きして、早めに家を出るようにしましょう。
自動車にせよ電車などの公共交通機関にせよ、いつも以上に時間がかかることを意識して、早めに行動を起こすようにしましょう。
もちろん駅についたら電車が動いていなかったということも、十分にありえます。
鉄道会社のホームページやナビアプリで、運行情報は事前にチェックしておきましょう。
電車が来なくてホームに人があふれているような状況で、もし目的地が近ければ歩いた方が早いということもあるかもしれません。
また雪の降り方や量にもよりますが、気温もかなり低いので、いつもより余分に洋服を重ね着したり、吹雪いているようなら防水性のある上着を着ていきましょう。
もちろん服だけでなく、靴も防水性のあるもの、靴底がデコボコのもの、なんとなれば長靴を履いていくべきです。
もし革底の靴しか持っていないならば、雪国では常識である取り付けタイプの滑り止めスパイクがあるので、購入しておきましょう。会社についたら取り外せるので、持っていると重宝します。
また、電車やバスの待ち時間が長くなることが予想されるので、カイロを持つ、温かい飲み物を入れた水筒を用意するといいでしょう。
この他にも飴やチョコなどをバッグに忍ばせておくと、待っている間のイライラを解消できるので、おすすめです。ちょっとしたトレッキングのようですが…。
雪が凍ると、自転車やバイクは、徒歩よりもさらに危険です。
道路が凍結する可能性はかなり高いので、自転車には乗らないほうが正解でしょう。
マイカー通勤の場合も、みんな慎重に運転しているので渋滞が起こりやすくなります。
もちろんスリップ事故の危険もあります。
普段雪の降らない地域の人には非金属製のタイヤチェーンが便利です。自動車に乗る人は、いざという時のために常備しておきましょう。
もちろん会社についてから、社用車に乗る場合も同様です。運転には細心の注意をはらってください。
4:会社に行かずに在宅勤務
業務のIT化や、さまざまなクラウドツールが普及したおかげで、会社に行かず自宅で作業するテレワーク(在宅勤務)も普及してきました。
雪の日に会社まで行く時間を考えれば、在宅勤務をしたほうがはるかに効率的ですよね。
在宅勤務は働く側にも会社側にも、どこでも仕事ができる、連絡が密になるなど、さまざまなメリットがあります。
日本は雪だけでなく台風など、自然災害の多い国です。もしもに備え、会社、上司に在宅勤務のメリットを説明し、導入を提案してみましょう。
台風のときに出勤すべきかどうかは、
→「台風のとき出社すべき?大雨・強風で交通機関が止まったらどうする?」
とはいえ、在宅勤務が難しい職業も確かにあります。
例えば交通機関や電気などのインフラ、実際のモノを扱う物流や、対面でサービスを行わなければいけない店舗、医療などです。
このような職業についている人は、上の注意点をよく読んで、前泊する、なるべく早く家を出るなどの対策をとってください。
これも勤め先に制度がないのであれば提案、改善を目指しましょう。
雪の日は超早く行くか、いっそゆっくり出勤を…
前の大雪の日には通勤もままならず、会社に着くまでいつもの3倍以上も時間がかかり、すっかり凍え疲れ果ててしまった…という人も多かったでしょう。
暖冬という長期予報が出ていても、暖冬=降雪なしというわけではありませんから、いつでも大雪に見舞われる可能性は十分にあります。
しかし、いくら大雪になっても、会社が休ませてくれず、また責任感から仕事を休むわけにはいかないと思ってしまうのが辛いところ……。
いつもより効率が悪くなるのは仕方ない、お客さんにもこんな雪の日ぐらい我慢してもらおう……と若干は自分に都合よく考え、少しでも快適に出勤、仕事ができるように工夫をしましょう。
また、午後から大雪になるといった予報がでている場合は、警報発令になってから急いで帰宅する人が駅に殺到するという現象がおこります。その前に仕事を切り上げることを考えてみましょう。
→「会社を休む電話連絡。ベストな欠勤の伝え方とタイミングは?」
大雪や台風の日はできれば仕事を休んで…、それが無理ならせめて安全に気をつけて、みんなが無事に出社できますように!
2020/02/06