年収1000万円でどのくらいの生活レベルが実現できるか?

年収1000万円 生活レベル

年収1000万円といえば、サラリーマンなら25人に1人しかいない高額所得者です。

さぞかし、いい生活をしているのでは?と思う人は多いでしょう。

しかし、実際の年収1000万円の生活レベルはライフスタイルにより全く異なります。

都会VS地方単身者VSファミリー世帯など、居住地や家族構成により大きな違いが生じているのが現実です。

1000万円の収入がある人は、自らの職業、居住地、家族構成などを踏まえて自分にとって最適な消費水準(生活レベル)を設定することが大切

年収1000万円を得ている人たちの暮らしの状態を見ていきましょう。


1.大都市圏住民の年収1000万円

東京や大阪などの大都市圏での年収1000万円は、「他人より少し多い」という程度です。

決して高額所得ではありません。

都会

大手商社の場合、10年選手で年収1000万円に到達すると言われています。

2016年3月期の三井物産社員の平均給与は1363万円(42.4歳)です。

大手金融グループも以前より給与水準は下がっていますが、それでも30歳代半ばで1000万円プレーヤーになります。

2016年3月期の三菱UFJフィナンシャルホールディングスの平均給与は1132万円(40.9歳)です。

弁護士も大手法律事務所に勤めれば、1年目から1000万円近い収入が保証されています。

もっとも、こうした人たちも順調に出世しなければ年収1000万円~1500万円で頭打ちになります。

定年まで勤める人が多いメーカーと違い、50歳前後で「肩たたき」が始まります。

大手法律事務所の場合はさらに厳しく、早ければ入所から5年程度で辞めざるを得なくなります。

給与水準の高い職場は激務な上、経費で落とせないおカネも使います。

スーツ、腕時計、靴、鞄などの衣料品や装飾品を安物で済ませることはできません。

ゴルフや外食をケチる訳にもいかないでしょう。

また都会で生活すれば住宅費、教育費なども嵩みます。

東京都世田谷区の「駅から徒歩10分、3LDK、70㎡、築10年」のマンションの月額賃料は16~18万円程度ですが、栃木県宇都宮市では同条件の物件を月額12万円で借りられます。

マンションエンジンの最新データによれば、東京23区の新築分譲マンションの平均販売価格は5415万円です。

同じ条件で栃木県は3038万円です。

教育面でも都会は高校以下の段階から私立校へ進学する子供の比率が高いため、高校まで公立校が当たり前の地方よりお金がかかります。

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2.地方在住の年収1000万円

地方では年収1000万円は高額所得者になります。

サラリーマンで1000万円プレーヤーになれる可能性がある人は、テレビ局員、銀行員、公務員くらいです。

それ以外には転勤のために上の役職の人が一時期だけ居住するというケースはあります。

田舎暮らし

一般の地元企業では役員クラスまで出世しない限り、年収1000万円を手にすることは難しいでしょう。

例えば2016年3月期の新潟県上場企業の平均年収は、福田組895万円(45.3歳)、新潟放送884万円(44.0歳)、第四銀行692万円(39.3歳)、亀田製菓539万円(45.1歳)、ダイニチ工業494万円(38.2歳)などです。

地元の名門企業に勤めていても年収1000万円は、簡単に手が届く水準ではありません。

同時期の公務員の場合、新潟県庁の一般行政職の月額給与が33.3万円(43.2歳)です。

手当や賞与を考慮しても年収600万円に満たないでしょう。

国家公務員の行政職給与は、全国平均で手当を含め月額40.8万円(43.5歳)です。

ボーナスが4.2か月分なので年収は660万円になります。

地方では住宅コストを始めとする生活費が大都市圏と比べ大幅に少なくなるため、年収1000万円はかなり魅力的です。

農家の跡取り息子で年収1000万円あれば、住宅費、食費がほとんどかからない上に自動車の購入・維持費も経費算入できる可能性があるため、相当ゆとりのある生活を送れるはずです。

3.単身者の年収1000万円

所得の種類や控除金額の多寡により多少の誤差はありますが、年収1000万円の単身者の手取り額は700万円余りです。

単純に月額にすれば約60万円。

月額賃料10万円の部屋に住んだとしても贅沢しなければ毎月30万円、切り詰めれば40万円以上貯められるはずです。

独身寮暮らしで節約するなど、その気になれば年間500万円くらいの貯蓄が可能です。

10年間、地道に生活していれば家1軒を買える程度のお金が貯まります。

一方、これで贅沢しようとしても、それほどのことはできません。

東京都港区で50㎡の1LDKのマンションに住めば月額賃料は30万円以上になります。

60㎡で70万円近い賃料の部屋もあります。

少し便利で広い部屋に住むだけで月収の大半が消える程度の収入だということを認識して、消費と貯蓄のバランスをとることが大切です。


4.DINKS世帯の年収1000万円

夫婦ともにフルタイムで働いている年収1000万円DINKSの手取り総額の計算は、配偶者控除・扶養者控除がないため単身者と同じです。

年収1000万円 DINKS

もっとも1000万円を1人で稼ぐ場合より各々500万円の給料をもらう方がお得です。

給与所得1000万円の人の課税所得(各種控除前)は780万円です。

一方、給与所得500万円であれば346万円になります。

346万円×2=692万円なので、世帯ベースでは課税所得を88万円節約できます。

妻の年収が103万円以内であれば夫は配偶者控除を受けられます。

ただし控除額は一律38万円なので、夫婦の収入が近いフルタイムの共働きの方がお得です。

DINKSも単身者と同様に慎ましく生活すれば毎年400万円近くは貯められるはずです。

生活費は単身者の2倍になる訳ではないため、貯める意思があれば10年後には家を買えるはずです。


5.ファミリー世帯の年収1000万円

夫婦と子供がいるファミリー世帯の場合も手取り額は妻(夫)の働き方により異なります。

DINKSと同じように共働きで稼げれば一番いいでしょうが、現代の日本では専業主婦の妻が家庭を守るケースが一般的です。

ライフワークバランス

そうなると配偶者控除の38万円くらいしかメリットがないため、「1000万円稼いでいる割には生活にゆとりがない」という状態になりかねません。

ここで大切なことは、「年収1000万円は高額所得ではない」という謙虚な気持ちを持つことです。

1000万円プレーヤーなので人よりいい生活ができて当たり前という意識を捨てることです。

周囲の人より手取り額が数百万円多くても少し浪費すれば、手元に残るお金に差はなくなります。

下手をすると浪費癖が身に着いて、年収500万円の人より貯蓄額が少ないということになりかねません。

自分たちは庶民だという意識を持って、住宅費、教育費、自動車維持費、娯楽・レジャー費などの優先順位を明確にして着実に一定金額を貯蓄に回すことが大切です。

年収1000万円レベルでは、いい家に住んで、子供2人を中学校から私立に入れて、ベンツに乗って、毎年1回は家族で海外旅行に出かけるといった生活はできなくて当然だということを理解することが重要です。

年収1000万円の生活レベルを決める要素

1.職業

年収1000万円というのは単年度の結果です。

それを維持・増加できるか否かは、職業特性に大きく左右されます。

大企業社員や公務員で1000万円の年収を得ている人であれば、役職定年などによる給与カットが行われない限り、今後もその収入を維持できる可能性が高いと考えられます。

一方で実績報酬型の営業職や飲食業などで稼いでいる人は、風向きが変われば収入が激減する恐れがあります。

こうした職業特性を考えて、「どこまでお金を使うか」を決めることが重要です。

2.年齢

若くして年収1000万円に到達した人は、貯蓄せず「自分に投資する」という考え方でお金を使うこともアリでしょう。

海外留学とか起業とかにお金を使って一生懸命頑張れば、結果的に失敗しても努力したことが将来の成長の糧になります。

一方、専業主婦の妻と子供を養う40代以上の人であれば、一般的に冒険せず慎ましい生活を送ることが望ましいと考えられます。

3.家族構成

単身者であれば、年収1000万円が10分の1の100万円になっても生き延びる道はあります。

一方で妻子を養う立場の人が1000万円の年収を大幅に減らせば、家庭が崩壊しかねません。

どんな人でも突然失職するリスクはある訳ですから、いつまでも年収1000万円が続くと思わず非常時に備え着実に貯蓄することが大切です。

4.居住地

大都市圏に居住していれば住宅コストはバカになりません。

賃料が高いだけでなく持ち家の取得費用も高額に上るため、住宅ローンの返済負担も重くのしかかります。

一方、地方居住者であれば土地の取得費用が低いため住宅コストは大幅に下がります。

大方の人にとっては住宅費用が最大の支出となるため、それが多いか少ないかは生活設計に大きく影響します。

大都市圏の1000万円プレーヤーが住宅ローンの返済に追われる一方で、地方の年収1000万円プレイヤーは優雅な生活を送れるというのが現実です。

5.資産額

当たり前の話ですが資産(ストック)が多ければ、年収(フロー)を自由に使えるようになります。

資産が多い人は趣味や自己投資に多くのお金をつぎ込めます。

逆に資産が少ない人は地道に貯蓄に励んだり、多少のリスクを取って資産運用を行ったりすることを考える必要があります。


年収1000万円の生活レベルは自分次第

1000万円の年収を稼げる人は世の中全体では少数派です。

しかし、それは相対的な高額所得者であることに過ぎず、絶対的なお金持ちとは異なります。

人より少し多くのお金を稼いでいるに過ぎないという謙虚な気持ちを持って生活設計をしなければ、年収300万円の人より不幸な人生を送ることになりかねないことを肝に銘じることが大事です。
 
また、年収1000万円で留まるのではなく、さらにキャリアップをして上を目標にするという気持ちも大切です。

勤めている会社でそれが難しい、あるいは時間がかかりすぎるという場合は、年収アップを目指して転職エージェントなどに相談してみるのもいいでしょう。

そして、ある程度以上の年収の人を対象にした会員制の転職サービスを利用するのもひとつの方法です。
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あなたが年収1000万円の生活を満喫できますように。